03/05/21 20:26
>>64
いやね、それは読んだことあるのよ。
でもさ、戦争ってそんなものよ。前線で戦う当事者たち同士は憎しみなんてない。
ただ「護る」ために、同じく「護りたい」って思っている相手と未来を奪い合う。
殺さなければ、殺される、その理由だけでね。
だから尚の事救われない。いっそ憎しみだけで殺し合えたら、その方がまだ幸せだ
と思えるほどに。
「復讐」のシンジの壊れ方というのは凄くリアルであると思う。
超人でない限り、人は必ずああいう壊れ方をしていくと思う。
でも「戦争責任は一方だけにあり、それはすなわち敗者である」というのを認めたく
ない自分がいて、その理由で受け入れられないという感情もある。
>>60で書いたようなのはその辺の気持ちからかな。
あの虐殺を許容するつもりはかけらもないけど、むしろ、だからこそ、システムの
中の部品としての存在と一個の人間としての存在を際立たせることが、かえって
救いのなさを強調できるように思えて。
それをテーマにした文学作品も少なくないし、必ずしもここでやることはないのか
もしれないけどね。