03/06/03 13:16 AXQDPnyQ
シンちゃん、遅いよ。」
そういって唇を尖らせながら怒る蒼髪で赤い瞳の華奢な少女。
「カヲル君に捕まってものだから。本当にごめん。」
「埋め合わせとして猫喫茶のパフェ奢ってもらうのだから。」
「分かったよ。その前に軽くこの辺り散歩しようか?」
僕はそういうとこの公園で綺麗な桜並木のある池の遊歩道が歩き始めた。
あわてて彼女もついてくる。
「そう言えばシンちゃん、来年大学受験だね。どこ行くか決めたの?」
「イージーだけど 第三進東京大学の形而上生物学科にするよ。」
「そこって おじさまとおばさまの働いている学科でしょ?」
「そうだけど、昔から生物の歴史に興味あったしね。
そういうレイはどこの大学受験するの?」
「シンちゃんがそこの大学受けるなら 私もそこにする。」
僕は内心彼女が遠方の大学を受験するのではと不安に駆られていたからだ。
幼馴染の僕が言うのもなんだけど頭も良いし性格も良いしかわいいし。
第三新東京市で繁華街を歩いているとモデルのスカウトが沢山寄り付いて
来るほどだ。僕にはもったいない恋人だと思うけどね。
「レイ 来年は受験だし 一緒の大学行こう。」僕はそう声を掛けると
レイは綺麗な笑顔を向けてくる。
「でも シンちゃんもう少しお勉強しないとね。」
「まあ そうだけど・・・・・。」
「シンちゃん、だったら 私がお勉強おしえてあげようか。個人教授で」
瞳の潤んだ上目遣いでレイは僕を見つめてくる。
「お願いするよ、レイ。」僕はどきどきしながら彼女に応える。
ちょっと 電波を受信しました。
ラブコメ風にさわりだけ 書いてみました。我ながらかなり香ばしいです。