03/06/01 02:04
>>384
「今日からここがあなたの家よ」
「はぁ、おじゃまします」
「そうじゃないでしょ!今日からここはあなたの家なんだから!」
「た、ただいま」
シンジはミサトの家に入るなり顔をしかめて鼻を押さえる。
「うわっ!!なんの臭いですか!!おえ~」
そういいながらおもむろに懐から携帯を取り出し何処かに電話を掛ける。
「あの~~◎○●で△▲▼なんです。ええ、ええお願いします」
これで一安心だ。額の汗をぬぐいながら言う。
「ボボボボボ」
3分ほどで「IKARI」と書いたヘリがやってきてシンジたちの居る階に横付けしてくる。
ホバリングしているヘリからはフェイスマスクやいろんな物を装備した怪しげな隊員たちが降りてきてシンジの前で一列になりビシッと気を付けの姿勢で並ぶ。
「若!碇家科学処理班10名到着いたしました!」
「ご苦労様。この家をすぐ住める様にして下さい。すぐです」
そうシンジが言うと隊長らしき男が
「了解しました!若!!聞いたか皆!さぁ作業に取り掛かれ!」
そういいながら部下に命令をする。
何が起こったのかとミサトは呆然とその光景を見ていると隊員たちは火炎放射器でゴミを焼き払ったり殺菌剤を撒きまくっている。
「イヤーーーー!!ちょ、ちょっと待ちなさいよ!アンタ達何すんのよ!!」
「は、はぁ。若が異臭のするこの部屋をすぐ住めるようにしろと仰られたので・・・状況を鑑みて我々が誇る最高の技術を持ってこういう処置を取ったのですが・・・あ!処理が終ったようです」
そう言われてミサトが家の中を見てみるとそこにはピカピカで塵一つ落ちてない空間があった。
「し、信じられない・・・」
「どうですか家の処理班は優秀なんですよ?ミサトさんこれで住めますよね?」
そう無邪気な笑顔を見せるシンジにミサトは顔を引き攣らせ額から汗をタラーっと流す。
「何もんなのよ・・・この子」
一応碇家の特殊部隊は全てマリネラのタマネギ部隊みたいなの、しくはみんな綾波だったり・・・