【寒い夜】しっぽりと…俺とシンジ第五夜【LOS】at EVA
【寒い夜】しっぽりと…俺とシンジ第五夜【LOS】 - 暇つぶし2ch861:名無しが氏んでも代わりはいるもの
03/10/30 22:50
>859
846じゃないがこれなんてどうよ?
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目の前を流れていくビルの群れを、シンジはただぼんやりと眺めていた。
揺れる電車内は込み合っていて、朝の喧騒とした雰囲気をひしひしと感じられる。息苦しい。
シンジは鞄を抱えるように持つと、よろけないようにつり革に体重をかけた。
あまり身長の高く無いシンジには、通路の内側にある高めのつり革は掴まりにくかったが、混雑した車内では文句も言えないだろう。
それに、もう後二駅程我慢すれば目的地だ。
「…?」
ふいに、シンジは自分の身体に違和感を覚えた。
せり上がってくるような、寒気にも似た微熱。痺れ。意識した途端に鋭くなる皮膚の触覚。
明確な意思を持った、自分以外の誰かの体温…。
------ 誰かが自分に触れてきている。
混雑した電車の中なのだから、多少の接触は不可抗力だ。其れは解っている。
しかし、今自分に触れている何者かは、明らかに意図的に触れてきている。長い間陵辱に慣らされたシンジだから、そういった『意図』には敏感だったのかもしれない。
シンジは何とか逃れようと可能な範囲で移動してみるが、何者かは執拗に後を追ってくる。そして追い付く度に接触の度合いを強めてきた。
始めはやんわりと、柔らかく臀部を撫で回す程度だったその手が、今はシンジを抱え込むように腰に回され、無遠慮にシンジの下腹部を撫で回している---- いや、既に揉みしだいていると言った方が適切かもしれなかった。
「…っ!…ぁっ…ふっ…!」
シンジに触れている何者かは、シンジが逃げ切れないと見たのか、増々接触を激しくしてきた。
太ももの内側から撫で上げるようにシンジの股間を探り、熱を帯び始めた性器を布の上から刺激し始める。
途端、電撃のような痺れを感じて、シンジは漏れそうになる声を必至で噛み殺した。
力任せに暴れれば、逃げる事は出来たのかも知れない。
だが、両腕とも塞がった状態で、しかも快感に酔って力の抜けた状態の自分が、人間一人を振り切れるか自信が無い。
何よりも----- 男の自分が『痴漢』にあって、しかもこんなに身体が『悦んで』いるのを人に見られるのは嫌だった。


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