02/12/02 18:10
「…碇、この出席日数のままじゃ、進級は難しい…」
珍しく早退のなかったシンジに、放課後、相談室にくるように告げた。
…校舎の端、人気のない、鍵のかかる部屋であることを彼は気付いているだろうか。
「でも、僕だって好きで休んでるわけじゃありません。」
「まあ、事情はわかってるがな…。成績も悪くないし。ただやっぱり日数が…」
「いいんです、別にどうでも。留年したって…」
いつものように、無感動な表情で、夕闇の迫る教室の外に目をそらした。
同じ年頃の少年なら嫌というほど見慣れている筈の俺だが、彼の白い頤に、
ほっそりとした肩に、華奢な手首に、そして二人きりでいて初めてわかる
かすかに甘い匂いに俺はゾクゾクする。
「…まあ、そういうなよ」
「…」
「テがないわけじゃないんだぜ…」
俺はシンジの後ろに回り込んで肩を抱き寄せた。
「碇…」
「いいんです!ほっといてください!」
払いのけようとしたシンジの手が俺の頬を掠る。
「…あっ」
「ツッ」
「ご、ごめんなさいっ」
「なあ、悪いようにはしない。だから…」
俺は有無をいわさずに、その柔らかい唇を奪い、机に身体を押し付け
制服の下の肌をまさぐり始めた…
ってな状況かのう…。