AIKa TRIAL・4 パンツ丸見え~at ANIME
AIKa TRIAL・4 パンツ丸見え~ - 暇つぶし2ch100:風の谷の名無しさん
03/04/11 15:21 KghnIvIr
まだまだAIKaでオナーニしてますyo
ぱんちゅ最高!!白はいいよなぁ~
縦筋も入ってるからなぁハァハァ              


age teokoukashira




101:まったくの初心者
03/04/11 20:47 R8jB5ybe
どうもです
小説楽しませてもらってます
初回版なんですが秋葉で2巻のみ新品でゲットしました

実は私、本放送を生で見ていた人間なんですよ
東と原でしたか・・・番組名があと少しで出てこない w
金銭的に余裕が出てきたから買う事にしたんです
内容はそこそこ覚えているんですが97で教えてくださったヤフオクの件でいまだ未開封です w
通常版もそろえることにしました
では


102:風の谷の名無しさん
03/04/11 21:02 jy0A0cDD
主人公の巣米良気アイカより、デルモの方がスキです、はい。

103:研究所
03/04/11 22:36 EcYKfwb6
いいタイトルですね~「ランジェリーズ」(笑)
もとのゲームは知りませんが、このスタッフなら期待できそう。

104:研究所
03/04/11 23:33 Loo3DduP
102の名無しさん
私も「デルモ」派ですね。好きな順番から言えば、
白デルモ>青デルモ>黒デルモ>藍華>リオン>黄デルモ>桃デルモ
といった感じです。



105:超初心者
03/04/12 12:08 lZ56zk54
94の続きデス^^もう、支離滅裂になって参りました^^;;;
~オルタネート・メタル~

そのころ、張本人であるニナ・エスコが何をしていたかといえば…際限なく長くなりそう
だったナターシャとの電話をうまくきりあげた後、4人の黒デルモたちと共に、ビスチェの
到着をひたすら待ち続けている。確かに今度の事のような重要案件がなければ、まだ彼女と
長電話の最中だったろう、花ゆめ派の契りの深さは知るひとぞ知る。しかし2時間ほど前、
公園を出る時点で電話をよこした部下から、ビスチェ入手の報告を受けているニナ・エスコ。
今や時間的にはもうそろそろか、いや少し遅いくらいである。心配顔の黒デルモが堪らず、
迎えにいってきましょうか、と申し出るが、大丈夫、もう少しすれば必ず戻ってきます、
と落ち着かせるのは上司の努め。それからしばらく経ったであろうか、押し黙った重苦しい
時間は、勢いよく開けられるドアの音で破られる。戸口に背を向けていた黒デルモたちが、
はっと振り向くとそこにいたのは…。
「あッ!」ただ驚きの一言しか発せない黒デルモたちに比し、白デルモの方は黙って、ドアの
前に佇む女を見据えていた。「あなたたち、りおんをどこへやったの、返しなさい!」
相変わらず怒りの炎燃え盛る藍華が、迫力の視線で女たちを睨んでいる。気おされる
デルモたちの中から一人、一歩前へ出て、静かに語りだすニナ・エスコ。「ミス藍華。
あなたが来るかも知れない、と思っていました…」「ということは、心当たりがあるのね、
りおんのこと…」漸く手がかりを掴んだと思う藍華、ドアから一歩二歩、前へ進む。と、
黒デルモたちは一旦前へ出たニナ・エスコの面子など構わず、白デルモを守るように
後ずさる。上司の身を案ずる部下としては当然の対応である。
(続きマス↓)

106:超初心者
03/04/12 12:13 lZ56zk54
「ええ…。あの人は無事ですし、ちゃんとお返しします。ですから、あなたのそのビスチェを
ちょっとの間、貸して欲しいの…」白デルモがそこまで言った時、藍華のボルテージが一段
上がる。「ふざけないで!こんな重大な罪を犯しておいてよくそんなことが言えるわね。
どうしてこんな事をするの…!?」ナターシャのいた2階を押さえてからこの5階に上がって
くるまで、りおんの姿求めてくまなく探し続けてきた。途中3階4階にいた黒デルモたち
5人を気絶させたが、毛頭それで済む話ではない。眼前の白デルモが犯行を認めたとならば、
早々にもりおんを取り戻し、この悪だくらみの全貌を問い質す必要があった。ただこれは
あくまで藍華の視点である。翻って倒された黒デルモたちの立場で見ればとんでもない
濡れ衣の極致。遅くまで真面目に働きクタクタだった彼女たちの前に忽然と姿現した藍華が、
それこそ問答無用に拳を、エルボーを、キックを放つ。こんな深夜のこと、それぞれ大きな
部屋に一人きりで残業していた女たちばかり、それがいきなり飛び込んできた烈火の攻撃を
無防備な身体に受けたのである。「ううッ」…「おおうっ…」…「んぐッ!」…「えうぅッ」
…ひとたまりもなく昏倒気絶していく黒デルモたち。その中には慌てて柱にある警報スイッチ
を押す者もいたが、システムは既に解除されており当然作動などする訳がない。藍華の顔を
覚えているだけ余計パニックに陥っている黒デルモ。そんな哀れな女に力を振るうという
のも、傍目から見れば如何なものかと思うは自然。どちらが犯罪者か知れたものではない。
(続きマス↓)

107:超初心者
03/04/12 12:14 lZ56zk54
そして5人目の女は、瓶底メガネを近づけていた机からふと目を上げた時、藍華が自分の
間近に迫っているのに気付き、絶望の悲鳴をあげている。「いやあ!た、助けてえっ…!」
動転している黒デルモとしては、藍華のことをオフィス強盗と勘違いしたのかも知れない。
それは藍華にとってどうでもいいこと、この場も相手を倒すことだけに専念する彼女である。
が、恐怖に引き攣るメガネ顔に向け、短い一言を添えるくらいは良かろうと考えるのは単なる
気まぐれだけとも言い切れない。「大丈夫、苦しいのは一瞬よ」ドブウッ「うぐうぅッ…!」
椅子から転げ落ち、仰向けに倒れたその場で気絶する黒デルモ。瓶底メガネが外れれば、
そこには、愛くるしくも苦悶に歪む寝顔…力なく投げ出された四肢、股間へ鋭角に食い込む
白のハイレグパンティなども、藍華にとって、もう何度となく見飽きた光景である。それでも
このたびは、その回数が増えるにつれ、胸の奥に引っ掛かる例の染みが着実に大きくなって
いく…どうにもできないジレンマに気付かされる藍華なのであった。
(続きマス^^↓)

108:超初心者
03/04/12 12:16 lZ56zk54
今、5階研究開発本部のメイン研究室内。5人のデルモたちに対峙している藍華は、少しの
間、白デルモの動向に注目している。彼女が鍵を握る者なら、こうした不慮の事態を想定して
何かの罠でも仕掛けている可能性があると思ったからである。警戒怠らない藍華へ向かい、
ニナ・エスコの方も落ち着いた口調ながらきっぱりとした返事。「理由は…言えません…」
「じゃあ…無理にでも教えてもらうしかなさそうね…」意気込みのセリフを口にしながら
如才なく室内を見渡す藍華。メインルームだけあって、かなり広い空間である。広い、という
より奥が深いという表現が正確か、ずらり並んだシステム機器群の威容は壮観。遥か最も奥の
方には、巨大な石らしいものも見える。しかし、一通りの注意を払った限り、近くに罠らしき
気配は感じられない、藍華としてはずんずん前へ歩み出る。つられて何歩か後退したデルモ
たちも、緊張の糸には限界がある。藍華が更に一歩を踏み出した時。「やああっ!」
「はあああッ…!」一斉に飛び掛る4人の黒デルモ。数の上では4対1だが結果はといえば
歴然。あの駐車場で、ハーゲン艦で、ペロロンガホテルで、白銀基地で、犬吠島で…何度も
何度も敗れている黒デルモたち、しかも現在の彼女たちは格闘の現場から半年以上も
遠ざかっているのである。まさに赤子の手をひねる、という言い方がぴったりか、藍華は
先ず飛び込んで来た女の拳を頭を下げてやり過ごすと、下から強烈なアッパーを叩き込む。
次いで二人目、三人目が同時に繰り出す膝蹴りを今度は飛び上がってかわすと、突き出した
開脚を回転させながら二人の腹部へ蹴り入れる。最後の一人が必死に放つハイキックは肘で
がっちり受け止めたあと、がら空きの鳩尾へ正拳の一撃である。ドブッ「あぐううッ!…ん」
先に気絶していった仲間の後を追うように倒れ込んでいく黒デルモ。このビルに入り込んで
初めての抵抗らしい抵抗も、数秒とかからないあっけない幕切れであった。
(続きマス↓)


109:超初心者
03/04/12 12:18 lZ56zk54
「さ、これであなただけよ。先ずりおんはどこ?」最後に倒した黒デルモのコは確か5度目の
気絶ね、と内心しっかり数えながらゆっくりと迫る藍華。都度、距離を保とうとする
白デルモ。後ずさりするその女が平静を装ったところで、顔面に表れる蒼白の相は、やはり
隠しおおせるものではなさそうである。それでも、この質問への返事は比較的素直だった。
「彼女は、このフロアの突き当たりにあるデータルームにいるわ…」それが嘘かどうかは
すぐわかる。今は先に全容解明を進めようと藍華はさっきの質問を繰り返す。「何故こんな
ことをするの…?」「……」口を真一文字にしながら、それだけは何とか守り通そうとして
いるらしい白デルモに対し、藍華も瞬時考える。ここで拷問に持ち込むことは容易だが、
眼前の華奢な女はこちらが期待する答えを返す前に気絶してしまうような気がするのである。
その時ふと思い出す、この白デルモとあの白銀基地で会ったことがある、名前をニナ・エスコ
と言っていた、と。彼女を肘うちで気絶させた記憶も甦ってきた藍華は、少し質問を
変えてみることにする。
「あなたが首謀者なの…?司令や副官の命令なんじゃないの?」すると、それまで押し黙って
いた白デルモが途端に目を大きく開き、堰を切ったような多弁に転ずるのである。
「いいえ!司令や副官は関係ないわっ!これは私一人が決めたことなの。司令や副官にも
秘密のこと。それどころか、私の部下数人以外はこの会社の誰も、このことを知らないわ。
司令やみんなに黙って…でも…でも、私がやらなければいけないのよぉっ…」
(続きマス↓)

110:超初心者
03/04/12 12:20 lZ56zk54
その必死の訴えに見え透いた嘘もなさそうだと感じる藍華。司令や副官を心のどこかで
信じていた彼女としてもご同慶の展開である。しかし同時に背中がヒヤリとするのを覚える。
だとすれば、このビル内で気絶させた多くのデルモたちは無実…!?この甚だしい勘違いの
後始末をどうつけるか、一瞬くらっときたところでいや待って、そもそもの責任はこのコに
あるんでしょ、謝るにしても一緒に回ってもらわなきゃ、と早くも現実的な算段である。
とにかくも事の真相はまだ不十分、もう少し会話を続け糸口を拡げようと藍華は思う。
「もし、あなた一人の計画だというなら…それなりの覚悟は、あるんでしょうね…」
この一言の凄みは、取り繕ってきた白デルモの平静を内側から打ち崩し、全身震え上がらせる
に充分だった。言葉の随所に動揺が混じる。
「え、ええ…覚悟してる。ど、どんな責めでも負うわ…」「あなた、ニナ・エスコって名前
だったわね。あの白銀基地で、あなたも懲りたんじゃなかったの?もう一度私の当て身を
食らいたいの?今度はあんなもんじゃ済まされないわよ…」「わ、私をどうするの…!?」
「そうねえ…もう二度とこんなこと思いつかないように厳しいお仕置きをしてあげる…」
「お、お仕置き…!?」○×△□…ここで藍華が並べる言葉は、とても原語で表現するなど
憚られる、ニナ・エスコの弱みを完膚なきまでに押さえる代物。だから、と藍華は続ける、
そんな風になりたくなかったら、この企みの目的や狙いを話しなさい、と。
(まだ続きマス^^;↓)

111:超初心者
03/04/12 12:21 lZ56zk54
「それは…言えない…どうしても…」女の足元はがくがくと震えているが、これから自分に
降り懸る責めをいよいよの覚悟で待ち受けるつもりか、返事にも頑とした姿勢が貫かれて
いる。ホント余程の秘密をしまい込んでいるのね、と思いながら詰め寄っていく藍華。
先ほどから後退に後退を続けていた白デルモも、ある時ドン、と背中が突き当たる。
いつの間にかあの巨大な隕石を背にしているのである。これ以上後ろがない女に対し、藍華は
もう一歩を進め、ゆっくりと、しかし引導を渡すように重い言葉を投げていく。
「これが最後よ。どうしてこんなことをしたの…?」藍華としては、もしこれでも返答がない
場合、ナターシャやポーラに行ったのと同じ責めを与え、多少の片鱗なりと聞き出すつもり
だった。○×△□…などとは言ったものの、あれは単なる脅し文句。今回も例の一撃から
入ろうと、右手にゆっくりと拳を作っていく。「あ…あぁ…」隕石に張り付くように直立
しながら、藍華の挙動をただ呆然と見守るニナ・エスコ。小刻みな震えは全身にまわり、
色を失った顔は、びっしょり噴出す汗だけでなく既に両の目尻からこぼれる涙の洪水に
のまれていた。「答えないの…ね…」最終確認と共に右腕をきりりと後ろへ引き絞る。
あとは狙い定めた部位へ突き入れるだけ…どうしてこんな馬鹿なことをしたの、と今でも
心の中で念じながら、いよいよの動作に入りゆくところ。時間にして、そう、コンマ5秒後
にはあの特製の責めが開始されるのである。右腕に貯めた力が一気に開放され、拳の先端が
唸りをあげて白デルモの腹部めがけ発射される間際。ついに。これも、ついに堪えきれなく
なったのか。ただ震えるだけで済まされぬ精神の臨界を越えたのか。作為など微塵も無い、
ただ身体が命ずるままに。魂が最後の一滴まで絞り出されるように…まさに秒の流れを超えて
発せられる悲鳴がある。「い、いやあああぁぁぁっ…!!」
(続きマス↓)

112:超初心者
03/04/12 12:23 lZ56zk54
泣き叫ぶくらいなら、こんな大それたこと最初から手を染めるんじゃないわ、と藍華は思って
いる。今までもそうだったように、私はあなたたちを傷つけはしない。でも、いい加減
反省して。これはいわば愛の拳なのよ…刹那の心境にしては気がきいていそうだが、まだ
この時点で自分の過ちと反省に触れられていないのが知らぬが仏というものである。
だが、ひそかにご満悦のこの想念も、標的到達のコンマ1秒前で驚愕の中断を余儀なくされる
とは思わない。驚愕…いや、超自然という方がふさわしいのか。何故なら藍華自身、この瞬間
への対応を、そして次なる瞬間の認識を、平素の意思に依存していない。既に藍華であって
藍華でない…となれば只今の事象は容易に類推できる。かつて何度となく経験したあの
プロセス。そう…あれ、である。但し。あくまで一等最初にこの場を牛耳るのは極めて陳腐な
材料に過ぎないもの。それは、音。この事象が彼女自身によって自覚される前にいち早く
具現化される要素であり…また、唐突な中断の原因となった外部の存在を想起させるものと
して…。ピシイイイイイィィン…高周波で振動する機械音、又は金属音というべきだろうか。
絶え間なく連続する音が広い研究室内の壁を細かく震わせている。これが一体どのような現象
を指し示すのか、常人が俄かに理解するのは難しい。先ず一目、間近に向かい合って立つ
藍華とニナ・エスコは共に微動だにしない直立不動に見える。極限ぎりぎりに追い詰められ
半ば失神状態の白デルモの事情はわかるが、さっきまで拳繰り出そうとしていた藍華までが
何故?一言でいえば、これは人間の裸眼で見ることそのものに無理がある。特殊被写体用
撮影機材でのみ隙間見れるその実像は、いわば分子運動にも匹敵する超高速の律動。未だ人類
の解明し得ていない神秘の営み、接触とも衝突とも交合とも異なるのか、いやそうして安易に
断ずる人智こそを嘲笑うのか…。いたずらな巨神とも違う、ただそこに凛としてあるもの、
それがオルタネート・メタル…
(続きマス↓)

113:超初心者
03/04/12 12:25 lZ56zk54
しかも下衆の視点では、メタルが伸縮自在の金属程度にしか映らない。いま変形した
触手同士、至るところで激突しているというあたりが精々の受け止め方である。いや、敢えて
その視点に特化してみよう。限りないスローモーションで一連の動きを再現すれば、まず
藍華が拳を突き入れようとしていた時、ニナ・エスコがその全てを込めた叫び声をあげた時…
白デルモ背後の隕石から無数の触手が飛び出し、藍華めがけ殺到するのが見えたであろう。
それに呼応するのが藍華のビスチェ、これまた瞬時の変貌で多くの触手を形作り、押し寄せる
側の触手を完璧にガードする形になる。隕石と藍華のちょうど中ほどの空間で両者は数限り
なくぶつかり合い、まるで測ったような均衡を生む。実際恐ろしい程のエネルギーがこの地点
に集中している筈である。ところが凝縮された高密度反応は決して暴発することなく、而して
衰えることもなく延々と火花を散らしている。ミニサイズではあるが色とりどりに光眩い円弧
を描くエネルギーの輪…これに似た光景を実は藍華もニナ・エスコも知っている、それは
ラグ爆発によって宇宙に咲いた華。ただ違うのは、望みのない破滅でなく不易の存続であると
いうこと。普遍の摂理がこの小さな空間にもしっかり息づいていることを感じさせられる
のである。それにしても。ニナ・エスコはここまでの超次元を見越して、藍華を隕石の方へ
誘ったのか。メタル同士の反応を意図していたのか。そうすることによって自分の安全が保障
されると踏んだのか。答えは全てノーである。白デルモはまさに覚悟していた。藍華の拳を
甘んじて受ける覚悟だった。藍華の気の済むまで責めを受け続け、そのあとでビスチェ拝借を
願い出るつもりだった。当初の目論見が外れ、藍華自身がデルモ・コーポレーションに
姿現した時点で最早言い逃れなど出来ない、洗いざらい自分の罪をさらけ出し、相応の償いを
したあとで許しを乞うつもりだった。自分がどうなろうとそんなことは問題でない、この
ひとつ身を犠牲にすることが藍華のめがねに適うのか、ビスチェを借り受ける要件を満たす
のか、それこそが問題だったのだから。
(続きマス^^;↓)

114:超初心者
03/04/12 12:28 lZ56zk54
しかし注目すべき点は他にもある。あくまで後になってこの場の人間に明かされる構図では
あるが。粗雑な解釈ながら先に暴露すれば、隕石の変形したメタルが必ずしもニナ・エスコの
意を受けて反応した訳でないということ。確かにあの瞬間彼女が責めを負うのを庇ったの
だろう。しかしそれは末節に過ぎない。ここで重要なことは、メタルからメタルへの濃密な
メッセージが、居合わせる人間たち全ての心を媒介としてこそ、的確に伝わるということで
ある。今、追い詰められているニナ・エスコの精神を引き続き安定状態に置かなければ効果的
でない、そのために更なる圧迫を加えようとする藍華の攻撃を妨げた、というのがありのままの
真相らしい。これは力の行使に優先するメタル自身の意志。明快な主体の発露でもある。
こうして藍華と白デルモ、共に能動の制御が及ばないところでメタルによる
コミュニケーション・モデルが構築されていく。先ほどの繰り返しだがこれは衝突という
言葉で表現するのが妥当と言い切れない。メタル自身が意義を見出す活動、それは思念の交流
を伴い、またその先にある様々な五感を発展的に追体験するもの。となれば、その過程は以前
ニナ・エスコが享受した体験に近似する。今、藍華の思念にも直接流れ込んでくるもの。
勿論その多くは彼女にとって未知なるもの、意外な情報が満載ではあろう、がメタルを介する
ことにより、決して取り乱さず整然と受け止めることが出来るのもニナ・エスコの時と同様
の展開なのである。藍華が察知する確かな存在。図らずもかつて大きな関わりをもった相手。
彼女の脳裏に浮かぶイメージとて間違えようもない、間近に感じられるのはあの、ハーゲンと
ネーナの二人なのだ…。
(しつこく続きマス^^;↓)

115:超初心者
03/04/12 12:29 lZ56zk54
これも繰り返しになるが、メタルは神の分身ではない。あくまでも地球に由来する普遍と
して存在するもの。しかも、この星の誕生から生命の隆盛に至るまで多くの事象が元素レベル
の記憶として内包されているだろうに、ここに集う人間たちの個性との共鳴が多くを占めると
いうのも面白い。一個人の重みなど悠久の歴史の中で本来僅かなシェアしか主張できない筈と
考えるのもメタルからすれば浅薄な決めつけに過ぎないのであろう。それは或る意味人間以上
に人間的な交流である。藍華はハーゲン兄妹に語りかける。今までいろいろな事があった。
大変だった。多くの危機があった。しかし、その責任を問うのではない。もし二人がここに
いるというなら、人間として何を思い何を見ようとするのか…単純でもあり味わい深くもある
問いである。二度とあのような暴挙を起こさないで、などという野暮な内容は思念ですら
持ち出すまでもないこと。対するハーゲン兄妹の答えも淡々としたものである。決して言い訳
でなく、強弁でなく。綺麗事ではない、人間誰しも持つ光と闇の両面を朴訥と語りゆく。
実際、メタルを通した伝達は人間の持つ様々な側面を余すところなく赤裸々に照らす。
オルタネートの文字通り、どちらがどう、ということもない相互の交流を何らの脚色なく
シンプルに実現する。そこでは敢えて、聞き上手、などと力を込める程の事も無い。嘘偽り
なく、という但し書きなど付言するまでもない。だからであろう、藍華の方も自分が一方的に
裁く立場でないことをより一層痛感する。更に言えば、ハーゲン博士が当初構想した地球浄化
の概念すら、藍華は一旦受け止める。どこまでも人間である彼の考え方を、同じ人間である
彼女がメタルを支点として向き合った時、自分でも驚くほど冷静に見据えることができる。
それは、ハーゲン兄妹にとっても同じ。何故メタルがあれほど藍華と相性が良かったか、
彼女の考え方がメタルを通し如何に魅力的に輝くことか。素直に羨ましいと思う。価値観の
安直な敵対や迎合ではない。ゆったりと、そして泰然と見合う互い同士なのである。
(続きマス↓)

116:超初心者
03/04/12 12:34 lZ56zk54
勿論既に明らかになっているように、今やハーゲン兄妹には地球上の生命を脅かすような野心
はない。メタルによって生命の尊厳を、共生の意味を骨の髄まで教えられた二人。彼らの根底
にあるのが地球への純粋な思いであり、その延長線上にラグの平和利用やデルモたちのエデン
を描いていると知れば、藍華としても反駁する理由はない。美女たちを囲い込むのが高邁な志
とまでは思いたくないが、大災害の回避やラグの活用という点では高く評価もされるべき
だろう。二人のここまでの変貌に際し1年以上にも及ぶメタルとのやりとりがあったこと、
その中で決して薄っぺらな強制によるものでない、自身の根源的な得心に基づき現在の彼らが
存立する、という事実に藍華は過去の確執などと対極にある、敬意のような感覚すら覚えるの
である。そうなると、次に浮上するのがニナ・エスコの位置付け。彼女は白デルモの一人と
して、メタルが放つ予兆のメッセージを夢の中で受けていた上、唯一ハーゲン兄妹の思念に
触れていた人物である。その彼女が何を感じ抱いたか、ここで藍華の前に再現という形で
示されるのも、メタル交流の変幻自在。あの時のこと…幾つかの交誼を経てハーゲン兄妹が
ニナ・エスコに打ち明けた時。以前の計画を素直に放棄した二人を彼女自らの心を持って祝福
同意した一瞬があった。それとほぼ同じ瞬間か、敬愛するハーゲン兄妹をメタルの繭から
出し、人間としての再会を果たしたいという思いが昂じていたのも当然と理解する。
(続きマス↓)

117:超初心者
03/04/12 12:36 lZ56zk54
ところが、そのためには藍華のメタルとの反応が必要だ、と告げられたニナ・エスコ。
今、藍華にもはっきりとその時の情景が浮かぶ、彼女が深い葛藤の隘路に迷い込み、悩み
苦しむさまを。藍華との決着を秘める司令の一途な思いを推し量り、自分ひとりで大きな汚点
を背負おうとしていたことを。確かに臆面も無く、ビスチェを貸してくれ、それでハーゲン
兄妹が復活できるから、などと藍華に向けて直言することは到底出来なかったろう、もし自分
がニナ・エスコの立場であっても同様である。これほど誤解材料の多い申し出もない、人間の
絆は深いと同時に脆くもある、ということである。そう、彼女は悩み、そして決断した。
たったひとり…その悲しい決意が我が事のように思えたとき、続いて藍華に押し寄せる
イメージは、反転して投影される自分自身の行為そのもの。眼前の白デルモを責め、彼女が
非力ながら懸命に封印した理由をこじ開けようとしていた自分。このビルで多くのデルモたち
を気絶させた行ない。それが完全な勘違いであったこと。その責任の一部をニナ・エスコに
転嫁しようと、うすうす思っていたこと…あれこれ思い至れば忸怩たる過程の旋律。それは
決して単調でなく平板でもないままに、来るべきアクセントの瞬間へとつながっていく。
(続きマス↓)

118:超初心者
03/04/12 12:41 lZ56zk54
「ううッ…!」全く突然に見える。腹部に激痛を覚え、思わず身体を折り曲げる藍華。
正面から向かってきたメタルが彼女の急所を直撃した訳ではない。それでもこの痛覚は
まさしく現実、夢でも幻でもない。腹に手を当てながら歪めた顔を持ち上げる藍華も、通常
ならばこの事態の意味を理解するのに困難を伴おう。が、今はメタルを介して全体の状況が
概括できる。何故自分がこのような痛みを感じるのか、何が自分の身に起きているのか、
比較的速やかに受け止めることが出来る。一言でいえば、これは藍華の潜在意識が命じた
もの。何と自分のメタルを通して、無実のデルモたちの苦しみを自らの肉体に追体験させよう
としているのである。心の隅に宿っていた呵責の膨張が遂に一線を超えたのか。仕事などでは
至って要領良い藍華も、この瞬間は自分への安易な妥協を良しとしない。どこからどう見ても
これは過ち。心をごまかすなど、この空間では何の意味もない。ここで出会ったデルモたちは、
みな模範的という程でなくとも、普通に健やかな生活を送っている者たちばかりだった。
それを殆ど問答無用で気絶させていったあの破天荒。藍華は自分を恥じる。自分が許せない。
その思いがそのまま自分の身体を被うメタルの物理的な力となって藍華の腹部を襲うのである。
(続きマス^^;↓)

119:超初心者
03/04/12 12:43 lZ56zk54
「…うぐッ…ああっ…くッ…あう!…ぐふッ…」当て身とも違う、厳密には、腹部を強く
刺激する、という表現が近いのだろう。自分の脳裏にデルモたち夫々の顔が思い浮かぶたび、
苦悶の呻き声を発し続ける藍華。それが累積20回にもなろうとすれば、如何にタフな彼女
でもとうに気絶しているところである。が、メタルの側もそのあたりの事情や背景は充分に
わかると見え、悉く寸前で加減するあたりも心憎い。今更ながらにわかる、ポーラや
ナターシャの激苦。度重なる痛撃にきりきりと身をくねらせ、尚倒れることを許されぬ過酷。
しかも、メタル同士でぶつかり合うエネルギー負担は引き続き極大なまま。まさに八方塞りの体。
悶絶の嵐に苛まれる小舟の如く今、藍華にはたどたどしく抱く思いがある。
それは償い…。自分が課す只今のお仕置きは、あくまで自身の為す最低限のけじめ。今後
彼女たちの許しが得られるまで、どのような責めでも厭わず甘受する、それこそニナ・エスコ
の心境が痛いほどわかる藍華なのであった。
(続きマス↓)

120:超初心者
03/04/12 12:55 lZ56zk54
ここまでハーゲン兄妹、ニナ・エスコ、藍華それぞれの感覚を並べてきた。では4人の交流を
現出するメタル自身はどうなのか、改めて1人称形で表わす余地がありそうである。
ニナ・エスコを含む3人の心情を描き、藍華のメタルとの再会にも充分満足するハーゲン兄妹
のメタル。片や彼らの今日的有様に同様の感慨を抱く藍華のメタル。いや、些末なレベルで
付け足せば、このビル内に入ってから、胸の肌身に接するビスチェとして藍華の行ないを
つぶさに見てきたメタルというべきか。打撃の瞬間、藍華が倒していくデルモたちの心までも
見通しているメタルという言い方がふさわしいのか。何れにしろ、誤解の連鎖が進行している
ことを早くから気付いていたメタル。それだけに、この紆余曲折も大いなる普遍に基づいて
その織糸を紐解き客観に見据えるメタルの立ち位置は、穿った見方を好む者からすれば、結構
オイシイ役どころである。
(次でひとまず区切りマス^^;↓)

121:超初心者
03/04/12 12:57 lZ56zk54
もともと人間との交わりについては藍華のケースが初めての、そして最高の成功例だった
メタル。その藍華の心が漸く長大な地平を見据え、メタルの真意に気付いた時点で、
メタル自身の意志としても機が熟したと判断するのは想像に難くない。暫時のお仕置きも
その一環だが、この場のシメは別にある。一通り藍華の責めが終わった頃合は、今まで
膨れ上がる一方だったあの心の染み、呵責の重荷が、ようやくに縮小に転じる待望の
ターニング・ポイント。更に連なる節目の到来は彼女にとってアニメと同じくらい荒唐無稽
というべきか。その中央を1本の割れ目が走ると、見る見る左右に空洞が拡大していく
巨大隕石。全体が岩石だとばかり思っていたものが実は薄い金属状の皮膜に過ぎず、それが
空洞の肥大化に反比例してどんどん面積を縮小させていく。今までたっぷり思念の奔流を
浴びてきたニナ・エスコや藍華にとって中にいるものは勿論想定の範囲内だが、改めて
直視すればやはり再度、驚異の字句を用いなければならないだろう。あの内巻きカールも
そのまま、以前どおりの容姿で現れた男。寄り添うように佇むロングヘアの美しい女。いや、
服が消滅しているのは仕方がない。それでも、コンパクトに凝縮したメタルはハーゲンの
下肢を、ネーナの胸と股間を覆う気づかいを、さり気なくまた如才なく演じているのである。
(今回ここまでで御座いマス^^;次回は何としても収束させねば…汗汗)

122:102
03/04/12 13:20 SWzLRVm0
>>104
漏れもそんな漢字です、はい。
やっぱ白デルモいいです、はい。
キスするシーンとか。

123:副官
03/04/12 18:10 cWlikjrN
超初心者様
力作を拝読させて頂いております。

ニナ・エスコを倒し、りおんを救出して収束、かと勝手に推測しておりました。
それが「オルタネート・メタルの意思」(?)とでも言うべき展開へと。

「オルタネート」は謎を秘めておきながら、本編はハーゲンの取ってつけたか如き説明で終わりました。
第1話でビスチェを見つめる藍華。ジェット機に乗り込む直前の二人の会話。
藍華の生い立ち~郷造との出会い~サルベージ以前の仕事と郷造の現役引退。
オルタネートは藍華の過去から現在へ繋がる重要な存在、と思わせる伏線ですが、
脚本は細切れに述べるだけで、根本的な説明をしていません。
AIKaで中途半端に感じるところです。
(コミックはそれなりの解釈をしていますが)

超初心者様は「オルタネートの存在」について新たな解釈をしておられる様です。
ハーゲン兄妹の始末と併せ、大いに期待しております。

124:副官
03/04/12 19:06 cWlikjrN
>>101
まったくの初心者様

>初回版なんですが秋葉で2巻のみ新品でゲットしました

おめでとうございます。
と、言いますか、大変驚きました。
第2巻・初回版が「未開封」!?
そんなものが「店頭に存在」するのですか。東京には宝の山がある・・・

未開封であることもさりながら、それが「第2巻」であることに殊更の幸運を感じます。
詳しくは研究所様のHP「私立AIKa研究所」に書かせて頂きましたが、
第2巻・初回版はその封入「ギリギリ・ピンナップ」がレア物です。
ヤフ・オクに出品される「DVD全3巻セット」では、
「3巻とも全部初回版セット」と「第2巻は通常版のセット」では落札価格が異なります。

第2巻・初回版には特に人気と価値があるのです。
コレクションとして実に幸先の良いスタートをされた訳で、正直、羨ましいです。

>内容はそこそこ覚えているんですが97で教えてくださったヤフオクの件でいまだ未開封です
>通常版もそろえることにしました

仰る通り、これはとても開封できないですネ。
改めて通常版を購入せねばなりません。
私は第2巻・初回版を2つ所有しており、そのうち1つのギリギリ・ピンナップは未開封です。
(ピンナップは天地が糊付けしてあり、中を見るには周囲のミシン目を切ります)


125:超初心者
03/04/12 21:39 lZ56zk54
>124「オルタネートの存在」について新たな解釈
  いえ、そんな大層なものでは(汗)
  私はDVDしか持ってませんので、あくまでパッと見の感想に基づく
  デッチアゲですw
  今回は前よりもっとタチの悪い長文駄文になっており、他人の迷惑
  顧みずサーバーへの負荷をかけておりますが、次回は
  強制的にでも終焉を迎えさせますので、チトご猶予を^^;
  ところで副官様、ここまでで何文字くらいになりますでしょうか?^^;;

126:副官
03/04/12 22:27 cWlikjrN
>>125

>今回は前よりもっとタチの悪い長文駄文になっており、他人の迷惑
>顧みずサーバーへの負荷をかけておりますが

「長文駄文」などと、とんでもございません。
私は、読ませて頂くことに幸せを感じております。
ですから長い文章は大歓迎であります。

>強制的にでも終焉を迎えさせますので、チトご猶予を

従いまして、そんなことを仰らずに、まだまだ続けて頂きたいものですが・・・

>ところで副官様、ここまでで何文字くらいになりますでしょうか?

と言われまして左下を見ますと「レス125で既に108KB」
アニメ板で適当に他のスレを挙げますと、これなどレスは1000近いですが、
200KB以下です。
スレリンク(anime板)l50

超初心者様の執筆量が如何に凄いものであるか、改めて感じ入ります。
有難うございます。そしてご苦労様です。


127:研究所
03/04/13 00:33 pyYKJNM4
超初心者様。
ビン底眼鏡ちゃんも出していただき、ありがとうございました(笑)
「オルタネートメタル」は次第に神の領域に到達してきたかのようで、
驚いております。完全オリジナルの後日談ですが、藍華さんの行動が
リオン救出だけであるところは本編に非常に忠実ですね。
これからもクライマックスに向けて頑張ってください。

128:ぱんちーと
03/04/13 00:43 tj2Rml2N
超初心者さん
大作をありがとうございます。
確かに長文で、読後にフーっとため息が出ますが、一度読み始めたら止まらないですね。
だから私は飲み物を用意してから読み始めます。

ところでオルタネートメタルですが、その元ネタは「アストロガンガー」と同じ“生きている金属”であると思います。
「パーフェクトファイルB」のP49によれば初期設定では、オルタネートメタルの原型は、
藍華の体内にいる「粘液状の新生物」とのことです。
また、TRIAL 2 の絵コンテでは、オルタネートメタルを“クロタロス・セラステス”と呼んでいます。
なんとなくリンネ式二名法風でこの時点でも生物という設定を引きずっているようですね。
藍華さんが口からこの粘液状の新生物を吐き出している絵を見て、私はこの元ネタは桑田次郎の「キングロボ」であると思っています。
「キングロボ」はガス状の宇宙生物が巨大ロボットの中に入り込みこれを操るというSFヒーローものです。
このガス状の宇宙生物は普段は人間の男性だかアンドロイドだかの中にいてまさかのときにキングロボの中に入って闘うのですが、
その男性(アンドロイド)の口から吐き出されるところが、「パーフェクトファイルB」のP49の
口から粘液状の新生物を吐き出す藍華さんを彷彿させます。
苦悶の表情なども似ていて「AIKa」のスタッフはこれにインスパイアされているのではないかと思われます。


129:副官
03/04/13 01:32 rTftFUnY
>>128

>だから私は飲み物を用意してから読み始めます。

ぱんちーと様は「ビールをキューと」でしょうか?
私はアルコールを嗜みませんので、コーヒーをPCの前に置き、です。

>藍華さんが口からこの粘液状の新生物を吐き出している絵を見て、
>私はこの元ネタは桑田次郎の「キングロボ」であると思っています。

ぱんちーと様のこの文を拝見し、私も一つ思い当たりました。
それは同じく桑田次郎の「デス・ハンター」です。
(週刊「ぼくらマガジン」昭和44~45年掲載。原作・平井和正「精霊狩り」)

「デス」とは宇宙から飛来した粘液上生命体で、デスに寄生された者は外見は普通ですが、
不死身・超強力(素手でコンクリートを破壊し、鋼鉄を切り裂く)、そして「殺人狂」となります。
「デス・ハンター」とは、デスに寄生された人物を摘発し処分する国際組織です。
両者、当然壮絶凄惨な戦いを繰り広げます。

この「寄生された者が凶暴な超人になる」ところが、情け容赦の無いシビィエ藍華を髣髴させます。


130:ぱんちーと
03/04/14 22:15 /EDPQ0u7
>>129
>ぱんちーと様は「ビールをキューと」でしょうか?
まあ、そんなところです。でも、黒デルモが中心の話ならビールですが、
今回は白デルモが中心の話でしたから紅茶を用意しました。

>ぱんちーと様のこの文を拝見し、私も一つ思い当たりました。
>それは同じく桑田次郎の「デス・ハンター」です。

>この「寄生された者が凶暴な超人になる」ところが、
>情け容赦の無いシビィエ藍華を髣髴させます。
おおっ!なるほど!!それはいえますね。
ところで私は「バトルロワイヤル」の元ネタって「デス・ハンター」の
冒頭の死のサバイバル訓練の場面と「アウターリミッツ」の『宇宙の決闘』を
足したものではないかと思っています。


131:ぱんちーと
03/04/14 22:17 /EDPQ0u7
割り込みSS「少女趣味の道」

白デルモN「貴様、何度いったら分るんだ!私はメンフラハップを買って来いといったんだぞ!!」
ブラックリーダー「すみません。ミス・ナターシャ。メンフラハップはなかったのでサロンパスを買ってきたんです。」
白デルモN「ばかもの!これはサロンパスじゃなくてぱちもんのコリパスだろうが!!」
白デルモS「まあまあ、わたくしがとっておきのあんま膏をわけてさしあげますから…。ブラックリーダー、あなたは下がりなさい。」
ブラックリーダー「はい」
白デルモN「あんま膏って、ちゃんとはかりじるしのやつだろうな。」
白デルモS「えっええ、まあ…。それにしてもミス・ナターシャ、なんでそんなにブラックリーダーにつらく当たるのですか?」
白デルモN「わたしゃ、あいつの少女漫画のいじわる役みたいなトゲニシア面が気に入らないんだよ」
白デルモS「それは…、人のことは言えないのでは…」
白デルモN「なんかいったか(ギラッ)」
白デルモS「ああっ、そっそうでした。これどうもありがとうございました」
白デルモN「おお、『花とゆめ』読み終わったみたいだな。もう少コミなんぞによろめくんじゃないぞ」


132:ぱんちーと
03/04/14 22:18 /EDPQ0u7
(続き)
白デルモS「ええ、そりゃもう。やはり少女漫画の真髄は“純愛物”ですね」
白デルモN「なにい、少女漫画の真髄が“純愛物”だと(ギラッ)」
白デルモS「ええ、あの、その…」
白デルモN「この快楽主義者め!少女漫画の真髄は“母物”だ!!」
白デルモS「ひえぇぇぇ~、はっ“ははもの”って…」
司令「三益愛子ですか、ハンカチ三枚は泣けますね」
白デルモN「あっ、司令。黒デルモなんかつれてどちらへ?」
黒デルモ“あい”「司令さまはわたくしのコレクションをごらんになりたいと…」
司令「この子は松島トモ子ちゃんの写真集と近藤圭子ちゃんのレコードを持ってるそうです」
白デルモS「“AIKa”って時代設定が2036年かと思ったら、実は昭和36年が舞台だったのね」
黒デルモ“あい”「それから高畠華宵先生の画集もあるんですのよ。司令さまってば中将姫にそっくり」
白デルモN「へっ、ちゅーじょーひめ?」
司令「あら?ミス・ナターシャ、あなたは中将湯の中将姫はご存じない?」
白デルモN「はいっ!ラムールQなら知ってまーす」
白デルモS「どうやら昭和36年を通り越して1936年にいってしまったみたいね」

てなわけで、この古ネタSSを完全に理解できるのってマンダムの前身がチックの丹頂って知ってる副官殿だけだろうな…。


133:超初心者
03/04/15 00:13 ITuKpmEe
>この古ネタSS
  ひえええぇ、じゃなくて、ガチョオオオォォ~~ン(By谷啓)
  さ、最高っス^^

 あまりに腹を抱えて笑い転げたその後で何デスが。どなたか教えていただけません
 でしょーか、下記↓

 TakeOffPositionでの司令と副官。「ウィアー」「ローテーション」って
 言ってるように聞こえるんですがこれで合ってます?どんな意味なんでしょうか^^;

134:副官
03/04/15 00:19 475HUwHL
ぱんちーと様、お久し振りです。
お仕事一段落されたご様子。

>>131 132
「今回は、また変ったSSであるなぁ」「時代はどこまで遡る」
「さて、どんなオチかしら?」と思いつつ拝見していたら、
最後は私に振られました。(タハハ)

>この古ネタSSを完全に理解できるのって
胸張って「勿論、全部」と言っても、寧ろ恥晒しになりますか・・・
残念「コリパス」「あんま膏」「ラムールQ」が判りません。

>高畠華宵先生の画集
ぱんちーと様の蔵書として、これは如何にも相応しい。
時々、新聞の出版広告でこの画家の挿絵を目にします。
(「戦前復刻書」「懐かしの少年倶楽部」といった類)
モデルは切れ長眼の美少年達で、絣の着物・ニッカボッカズボン姿。
題名は、嗚呼玉杯に花うけて・神州天馬峡・ジャガーの眼・・・
美少年ではあるが、何故か彼らの視線はいつも上目遣い。チョッと気味が悪い。
精神的に逝った感じがする、のは私だけでしょうか?
(ここまで書いたところで「他の画家と記憶違いをしていないか」と
不安になり検索をしました。どうやら合っている様です)
“あい”は中原淳一も愛読書だったりして。


135:副官
03/04/15 00:32 475HUwHL
>>133

>ガチョオオオォォ~~ン(By谷啓)

これだって、大いに古ネタです。
「(By谷啓)」の説明付でも、そのアクションが判らない方も多いのでは?
ところでクレイジーは何人生き残っているのでしょう。
植木等、谷啓、犬塚弘の三人?(桜井センリは亡くなられた?)

>TakeOffPositionでの司令と副官。「ウィアー」「ローテーション」って
>言ってるように聞こえるんですがこれで合ってます?どんな意味なんでしょうか^^;

米国暮しをされていらしたぱんちーと様、如何でしょうか・・・


136:研究所
03/04/15 01:13 qIi7FYAX

すいません...「松島トモ子」と「サロンパス」以外のネタは全く分かりませんでした。
>ガチョオオオォォ~~ン(By谷啓)は知ってますが(笑)
さすがに「ぱんちーと様」の知識の幅は広いですね....


137:副官
03/04/15 01:40 475HUwHL
ぱんちーと様、私の>>134の文章はやや穏当を欠きました。

「ぱんちーと様の蔵書として、これは如何にも相応しい」
と書き起こし、
「チョッと気味が悪い。精神的に逝った感じがする」
で締め括ったのでは、まるでぱんちーと様にそのケがあるみたいです。

決してそんな意図はございません。
ぱんちーと様は広範囲且つ膨大なる蔵書をお持ち、とお伺いしております。
その中で「レトロの範疇を成す書物」として高畠華宵はうってつけ、と申したかったのです。


138:灰色デルモ
03/04/15 20:51 V//OW57X
わっ、久しぶりに来たらまたディープな会話が・・・
ワタシは松島トモ子と高畠華宵しか存じませぬ。
少女趣味に竹久夢二ではなくて高畠華宵をもってくるあたりさすがぱんちーと様。
(個人的にはイトウセーウが好みだったり・・・異端デスネ)
少女漫画を読み始めたSちゃんには池田理代子先生の「おにいさまへ」を
おすすめしたいです。

アイカさんは少女漫画も女性誌も読まなさそうですが「レタスクラブ」くらい
読んでるかな?Nちゃん他の購読誌を想像するのも楽しいですね。

139:ぱんちーと
03/04/16 00:23 0YToCjra
おっと、私の古ネタSSにたくさんお返事をもらいました。

>>133
超初心者さん
>TakeOffPositionでの司令と副官。「ウィアー」「ローテーション」って
>言ってるように聞こえるんですがこれで合ってます?どんな意味なんでしょうか^^;
私はいわゆる帰国子女ですが、英語はじぇんじぇんわかりましぇ~ん。

>>134
副官殿
>残念「コリパス」「あんま膏」「ラムールQ」が判りません。
「コリパス」は私も一度だけしか見たことがありません。
私がパチモンというものを知った事始めです。
“はかりじるし”の「あんま膏」は小津安二郎の「秋日和」に出てきます。
実在しているかはわかりません。
「ラムールQ」は中将湯を錠剤にしたものでまだ売っているかもしれません・

>モデルは切れ長眼の美少年達で、絣の着物・ニッカボッカズボン姿。
竹久夢二とならぶ美少女画で知られる高畠華宵に美少年で攻めてくるとは
さすがは副官殿!
この人は美少年画もよくする人でした。


140:ぱんちーと
03/04/16 00:26 0YToCjra
>>134
副官殿
>題名は、嗚呼玉杯に花うけて・神州天馬峡・ジャガーの眼・・・
ウ~ン、畏れながらこの三作のうち挿絵が高畠華宵の手になるものはありません。
「嗚呼玉杯に花うけて」は斉藤五百枝(いおえ)、「神州天馬侠」は山口将吉郎、
「豹(ジャガー)の眼」は伊藤彦造です。
「豹(ジャガー)の眼」を書いていた高垣眸(たかがきひとみ)の最後の作品は
「宇宙戦艦ヤマト」のノベライズだったとか…。

>“あい”は中原淳一も愛読書だったりして。
やはり、中原淳一ははずせませんね。
「それいゆ」のバックナンバーが揃っていたりして…。

>>136
研究所さん
>すいません...「松島トモ子」と「サロンパス」以外のネタは全く分かりませんでした。
この二つは現役ですからね。

>さすがに「ぱんちーと様」の知識の幅は広いですね....


141:ぱんちーと
03/04/16 00:27 0YToCjra
あっ、尻切れトンボになっちゃった。
>さすがに「ぱんちーと様」の知識の幅は広いですね....
広いというのか無駄に生きているというのか…。

>>137
副官殿
>ぱんちーと様、私の>>134の文章はやや穏当を欠きました。
いえいえ、滅相もない。

>「チョッと気味が悪い。精神的に逝った感じがする」
>で締め括ったのでは、まるでぱんちーと様にそのケがあるみたいです。
実はそうなんです(w。

>美少年ではあるが、何故か彼らの視線はいつも上目遣い。チョッと気味が悪い。
>精神的に逝った感じがする、のは私だけでしょうか?
伊藤彦造の美少年なんかは本当にそんな感じですね。
伊藤彦造の描く鞍馬天狗の素顔はわれらがハーゲン様そっくりです。


142:ぱんちーと
03/04/16 00:28 0YToCjra
>>138
灰色デルモさん
>ワタシは松島トモ子と高畠華宵しか存じませぬ。
高畠華宵をご存知とはさすがです。あまつさえ
>(個人的にはイトウセーウが好みだったり・・・異端デスネ)
いっ、伊藤晴雨ですと!ディープ過ぎます
この人は“縛り絵”の大家ですね。私は団鬼六が書いた伊藤晴雨の伝記を読みました。
“雪の中の縛り”を描きたいからといって、雪の降った日に自分の奥さんを縛って写真を撮った
という話が残っていますが、この雪が降った日というのが例の2.26事件の日だったとか…。


143:副官
03/04/16 01:33 p9sNsfvU
>>題名は、嗚呼玉杯に花うけて・神州天馬峡・ジャガーの眼・・・
>ウ~ン、畏れながらこの三作のうち挿絵が高畠華宵の手になるものはありません

アチャー、全部はずしました。
ぼんやりした記憶でイイカゲンなことを書くものではありません。
検索しても題名が見当たらず「ちがうかナ?」とは思ったのですが、
「まぁいいや、数撃ちゃどれか当る」とそのまま投稿しました。
天罰テキメン。知ったかぶりの化けの皮がたちどころに剥げました。

>竹久夢二とならぶ美少女画で知られる高畠華宵

彼の本領は「婦人科」でしたか。
新聞広告はいつも少年物なので「この画家、ホモか」と勝手に決めておりました。


144:副官
03/04/16 02:22 p9sNsfvU
>>138
灰色デルモ様、お久し振りです。

>少女漫画を読み始めたSちゃんには池田理代子先生の「おにいさまへ」を
>おすすめしたいです。

これも懐かしい。週刊「マーガレット」1974年の作品。
「ベルサイユの薔薇」が完結して次の連載。
ベルサイユに引き続き「おにいさまへ」も初回~最終回まで読みましたが、
結末がどうであったかを忘れてしまいました。
最近、古書店で「おにいさまへ」1巻本を100円也で購入し、
30年振りに見直しました。

あらためて驚きました。
主人公が深く拘わった女性二人。その二人が共に死んでしまう。
ハッピー・エンドではなかった、とは記憶していましたが、
こんな結末であったとは・・・


145:ぱんちーと
03/04/17 00:33 O0RAS7su
>>144
おおっ!さすがに副官殿はお詳しい。
私は、少女漫画はあまり詳しくありません。
でも、私が始めて読み通したストーリーまんがは里中満智子の「ララハート」でした。


146:副官
03/04/17 02:02 kAQR5bke
話のついでに(と言うのはウソ。本音は書きたくてしかたがない)
池田理代子さんのことをもう少し。

池田さんにサインを頂戴したことがあります。
30年以上も昔「ベルばら」の連載前、大阪のデパートでサイン会があり、
池田さんが来阪。(里中満智子さんも一緒)
私は、彼女の作品=マーガレット・コミックス「桜京」「ふたりぼっち」の
2冊を手に列に並びました。(男は私一人だったなァ)

女子中高生の間から男が少女コミックをヌッと出す(それも2冊)。
今でも覚えています。池田さんは一瞬「ギョッ」とした表情をしました。
それでも彼女は嫌がらずに、赤緑2色のサインペンを使い分け、
「薔薇の花」とサインをして下さいました(勿論2冊とも)。

彼女が「ベルばら」でブレイクするのはその後のこと。
当時池田さんの単行本は、上記の2冊だけだった?
その2冊を購入したのだから「気味は悪いがそれでも大切なファン」と思って
親切にして下さったのかも。(スミマセン、白状します。その2冊は古本購入でした)
更に私は「大学では何を専攻しておられますか?」と問いかけ、
池田さんから「専攻は○○です」と返事を頂戴しました。

あのマーガレット・コミックスはどうしたのかしら?
捨ててはいないから、今でもどこかに・・・


147:副官
03/04/17 02:07 kAQR5bke
>>145
>私は、少女漫画はあまり詳しくありません。

今の知識に加え、少女漫画にまで詳しかったら、それはもう化け物ですヨ(w

148:副官
03/04/17 02:24 kAQR5bke
>>142
>伊藤晴雨ですと!ディープ過ぎます
>この人は“縛り絵”の大家ですね。私は団鬼六が書いた伊藤晴雨の伝記を読みました。

縛り絵がテーマなら、団鬼六の得意とするところですネ。
彼は「奇譚クラブ」に「花と竜」を長く連載していましたから。
尤も今はSMではなく、まともな小説を書いています。
将棋にお詳しい灰色デルモ様ならご存知かと思いますが「真剣師 小池重明」では
自身が直接拘わった無頼のアマチュア棋士、故・小池重明を描いています。


149:研究所
03/04/17 02:36 lLEJIVI/
みなさん、「少女漫画」凄くお詳しいのですね。私も姉や妹にはさまれて
育ったので普通の人よりは詳しいつもりですが...
もしかするとちょっと世代が違うかもしれません。でも基本的に好きなのは
リアルタイムで読んだものより、いわゆる名作系が好みですので
「ガラスの仮面」とかあと「わたなべまさこ」の漫画なんかも大好きですね。
最近も古本屋でわたなべ..の「聖ロザリン」という謎の漫画を発見し衝動買い
したのですが、凄いですよこれ...
これはいわゆるレクター博士みたいな女の子がひたすら人を殺してゆく
猟奇殺人少女漫画(笑)なのですが、主人公の少女には何も罪の意識はない
し、ラストでは本当に唖然とさせられました。こんなとんでもない漫画が
いったいどこで連載されていたんでしょうか?「サスペリア」とかの
ホラー系少女誌だったら分からなくも無いですけどね...

副官さんのカキコにあった「おにいさまへ」はタイトルだけは聞いた事が
あります、今度古本屋で探してみます。(100円で買えれば良いのですが)

150:副官
03/04/17 02:49 kAQR5bke
>>149
>「聖ロザリンド」

連載当時リアルで見ていた、と記憶しています。
多分「週刊・少女フレンド」であったかと。
わたなべまさこは、一本一本の描線は美しいが全体としてはゾクッとする絵を描きます。
骸骨なんかも。
結末は・・・もう忘れましたが「因果応報」でしたか?


151:研究所
03/04/17 23:05 3P4fmm0I
いえいえ、そんな穏当な終わり方ではなくいわゆる「逃げきり」型です。
殺人鬼の少女(主人公)は「因果応報」超越して、死んだ母親と一緒に
天国へ旅立つみたいなシーンで終わりです。
ラストだけ見るとまるで「フランダースの犬」みたいです。


152:副官
03/04/17 23:45 kAQR5bke
>>151
>ラストだけ見るとまるで「フランダースの犬」みたいです。

えー、そんな結末ですか。
と言うことは、私は連載途中で離れてしまい、最終回を見ていません。
何てイイカゲンな記憶。題名も自信がなくなって来ました。
少女の名は、ロザリン「ド」で合っているでしょうか?


153:超初心者
03/04/18 00:27 eBIyRe+1
121の続きデス^^
~救いそれぞれに~

ついさっきまでの轟音が嘘のように静まり返った部屋。あれほど激突を続けていたメタル
の触手が、ひとたび依拠する人間へ戻るその引き際も見事なものである。糸を引くように、
という表現でも不十分、それこそ瞬時のうちに二人の下着へ、藍華のビスチェへと変じる
さまは、何度となく変身を経験している藍華ですら舌を巻く。とはいえ、彼女に関していえば
自ら課した責めのダメージをそれなりに引き摺っており、還元するメタルの動きを感心して
見やるだけの余裕などないのが実情か。現れたハーゲン兄妹の前に晒す藍華の表情は再びの
血色を取り戻しつつあったが、まだ苦痛による涙や涎の痕も生々しい。それでもこれは、
恥ではないと思う。先ほどのメタル交流によって、何故藍華が自身に痛みを強いたか、
ハーゲン兄妹やニナ・エスコにも重々周知のことだからである。少し足はふらつくが大丈夫、
ちゃんと相対することは出来る。それはニナ・エスコも同じようなもの。彼女も、藍華の
プレッシャーには相当参っていた。メタルの仲裁を受けて事なきを得たに等しい現状も、まだ
その有難味を自分の心に整理し収めるところまでは至っていない。立っていることは出来るが、
すぐにもあの利発を再開せよというのも酷なのであろう、やや目もまどろんでいる。
となると悠然と構える余力があるのはハーゲン兄妹だけということになるが、これも一連の
交流によって身の処し方はわきまえているのか、居丈高に言葉を急ぐ様子もなさそうである。
間近に揃う4人。ここまで主役の働きを生してきたメタルも、今は借りてきた猫のように
大人しい。お膳立てはした、ここから先は生身の人間同士、交流の効率はさぞかし
悪いだろうがそれとて一興と踏んでいるのかも知れない。
(続きマス↓)

154:超初心者
03/04/18 00:28 eBIyRe+1
「ハーゲン様、ネーナ様…」少し弱弱しくはあるが、はっきり声に出すことは出来る。
白デルモの目から止め処ない涙が溢れ出すのを暖かな視線で包み返す二人。大役果たした
ニナ・エスコへ向け小さく頷き微かな笑みを浮かべるハーゲンを、藍華も以前の彼と同一視
したりなどはしない。勿論、変わらないところもいくつかある。先ずは藍華へのセリフ。
「また会えると…思っていましたよ…」あの、もってまわった言い回しは健在ということ。
ようやく息が落ち着いてきた藍華も、あっさりした受け答えが戻る。
「ホント、久しぶりね…」彼女にとって無条件に懐かしいとは思わないが、これもメタルの
お蔭というべきか、因縁の相手であっても抵抗なく受け入れるのがこの場の自然。その自然
ついでに衣裳までもが開けっぴろげなのはご愛嬌の部類であろう、変身が解けた藍華は例に
よってビスチェ以外全くの全裸姿に転じている。以前であればさすがに下半身を露出するに
ためらい、思わずしゃがみ込んだものだが、今は平然としたもの。加えていえば、かつて
自分を棚に上げて、彼女のことを恥知らずな格好と罵倒したネーナも別人のようである。
「きれいネ。私と同じくらい…」言葉に少し棘があるのは相変わらずだが底流には優しさが
感じられる。兄との絆が成就したことによる変化もあろう、がネーナ自身がメタルによって
自己の在りようを、愛の行方を俯瞰出来たことが大きい。それは藍華の側から見ても
素直に喜べる状況である。それどころか自分の参考にすらなるかも知れないと思う、まだ
独身の身としては。そう、りおんや自分は勿論のこと、今まで多くのデルモたちが登場したが
実にその全員が処女というのも、メタル交流を通して明らかになった事実。りおんによって
ハーレム創設者の烙印を押されたハーゲン博士が実際にはデルモたち個々の人格や生き様を
尊重し、結局手をつけずじまいだったという情報も同時に伝わってきたからである。
(続きマス↓)

155:超初心者
03/04/18 00:30 eBIyRe+1
勿論ハーゲンとネーナの愛が全てではない。同性の愛、異性の愛、人間の愛、生命の愛…
夫々に育む情愛の煌きを遥かな桃源の彼方に見据える時、福与かな香りとしてこの胸に
流れ込むものがある。ゆっくりと…深呼吸する藍華。覆うもの無いこの身体を誇りに
こそ思えるひと時である。とはいえ、このままずっと裸身を通す訳にはいかない、それは
ハーゲン兄妹も同じ筈。今このビルで動ける唯一のデルモとしてニナ・エスコが二人の衣服を
調達すべく奔走するが、いつも薄い上っ張り1枚に下着姿で通すネーナはともかく、ハーゲン
に合う男物のスーツがない。またも泣き顔のニナ・エスコだが、ハーゲンの気障なセリフが
こういう時には奏効するまぐれもあるということか。
「スーツは後でいい。今はキミの愛さえあれば…」シャワールームから持ってこさせた
バスローブに身を包み、常にポーズだけでデルモたちを口説くというのも、変わり映えしない
スタイルだが、それを至高の愛と受け止め、目を潤ませて一層の忠誠と従属を誓う
ニナ・エスコもニナ・エスコ。やれやれ、と思う藍華もメタルによって取り去られた真紅の
スーツ着用を完了し、とにかくりおんを連れてくるわ、と告げる。すると、ハーゲンは、
その後でいいが、と前置きした上で、良かったら多少のこぼれ話に付き合ってくれないか、
と、ソファのあるニナ・エスコの部屋へ誘うのである。藍華は了承した。この上何を警戒する
こともない、フロア奥のデータルームでまだ気絶から覚めずに眠りこけていたりおんを
抱きかかえると、そのまま白デルモの部屋へと入る。
(続きマス↓)

156:超初心者
03/04/18 00:31 eBIyRe+1
こうしてゆっくり話すことになるというのも不思議な巡り合わせである。互いにこれまでの
経緯を軽い口調でなぞらえば、つい笑みもこぼれてくるのが不思議なもの。眼前のハーゲンを
見据えながら藍華はふと、あの寝室での事を思い出す。果たしてこの男が自分の身体を
どこまで求めていたのだろうか、と。あの時は処女喪失の危機かと覚悟していた藍華だが、
ただ大勢集めたデルモたちに囲まれただけで満足している実態が明らかになった今、あれも
ポーズに過ぎなかったのではと考えることがある。確かに性の衝動自体に無縁ということは
ないだろう。しかし彼は、ハーゲンは、一体どこに愛の帰結を望んでいたのか。ネーナや
自分が試験管ベビーであるという生い立ちが、愛情の礎となるアイデンティティ確立のうえで
辛いハンディを背負わせたことは想像できる。遺伝子という語句にまぶして専ら模索の日々を
送っていたのかも知れない、と思う。その中で憩いとしたものがあのデルモたちということ
なのだろうか。ただあの美しい姿態を眺め、答えの出ない苦渋の日々への癒しと
していたのか…。いや、詮索はこれくらいにしよう。今はネーナへの慈愛が彼そのものと
言えるほど、豊かに満たされているのだから。そこまで考えをまとめた時点で、傍らの
りおんが薄っすらと目を開ける。「…う…ん…あ?…え、えぇーッ!?」あまりの光景に
お決まりの騒ぎが勃発するのは止むを得ない、が今の藍華はなだめ役。激高して立ち上がった
数分後には曲がりなりにも席に戻るりおんである。この場にハーゲン兄妹がいることなど
普通、口頭で説明を受けても中々信じられないところだが、アニメ好きの彼女にとっては
限度を越えた飛躍になると逆に理解が早い。
「そうっか、メタルってカッコいー、アニメみたい~♪」この一言で先ずりおんへの手続き
第1段階はめでたくクリアとなる。
(続きマス^^↓)

157:超初心者
03/04/18 00:36 eBIyRe+1
多少の四方山話がひと区切りついた後、これからの計画を藍華たちに話して聞かせる
ハーゲン博士。ラグの平和利用によって地球の災害要因を取り除き、併せて月を開発すると
いう、かねてよりの構想を熱く語る彼はどこか少年のようにも見える。これがラグやメタルの
軍事利用を画策する某国などには決して明かすことない超極秘であるにも拘わらず、他ならぬ
この二人にならいいだろうと、全幅の信頼を置く博士。この雄弁も以前は単なる自己顕示欲
から来ていたが今は違う。メタル同士の厚い信任があればこそ、ここまで思い切った発言が
出来るということを彼自身も認識しているのである。聞き手の方も、これが俗人であれば
まさに狂気乱舞の垂涎情報、やれ特許だの利権だので欲深い頭の中は旧式の電卓が大爆発して
いることだろう。ところがそんなことにはまるで無縁の藍華、まあ無理をしないでね、と実に
あっさりしたものである。メタル交流で既に大枠を知り得ていたこともあり、そんな口角泡を
飛ばさなくっても、と苦笑い。
(続きマス↓)

158:超初心者
03/04/18 00:37 eBIyRe+1
では、初めてこの話に接するりおんの場合はどうか。壮大なテーマに最初びっくりするのは
当然といえる。が、こちらも地球再生計画の時ですら果敢に反発の意を唱えた彼女である、
どんな話を持ち込まれても驚きは一瞬のこと。少しの間訝しがるような顔をしていたが…次の
瞬間ぱっと明るくなる。「うん!この話いいと思う!」いいも悪いも、りおんが決める話では
ないのだが、彼女にも直感的に閃くものがある。少なくとも計画推進者であるハーゲンへの
見方はぐっと変わった。相変わらずの内巻きカール、昔のグループサウンズばりの長髪に…
あれ?サージェント・ペッパーみたいな上着はどこかしら、バスローブなんて着て何勘違い
してるのよー、とあれこれ勝手な品評を胸の内でしているが、以前のような嫌悪感はない。
しかしそれで充分だった。藍華のみならずもう一人の理解者が得られたことをハーゲン兄妹は
素直に喜ぶ。兄妹といえばネーナの方も変わったもの。今更ながらにりおんへの詫びを
入れると、今度はりおんの方からじゃれつくのである。笑いのこぼれる女たちを見ながら、
これが藍華のメタルが伝えてきたささやかな幸せなのか…と改めて感じ入るハーゲン。
人間として帰還出来たことに加え、早速藍華たちとの交流に花が咲くさまを嬉しく見つめる
彼は、じっと只今の至福を噛みしめる。
(まだ続きマス^^;↓)

159:超初心者
03/04/18 00:39 eBIyRe+1
命ながらえて今日に至ったこと、人間としてあの繭から出られたこと…勿論、自身のメタルが
為し得た成果であり、藍華のメタルが許容したお蔭の賜物である。その意味でメタル自身の
意思、あくまでも普通を貫くその存在に親しみにも似た思いを馳せるのは当然だろう。が、
それ以上に彼の身に沁みるもの。メタルの意思の更にその先へと広がるもの。つくづく胸を
うつのが藍華の寛容、そしてネーナの愛と暖かさなのである。あの繭が形成された当初は
暴走するネーナの激情そのままに、ハーゲンを取り込もうとしていたメタル。
あのままでいけば、彼の肉体は朽ち、空しく残った思念だけが、それも頑強に固定化した
ネーナの思念とべったり心中する形で永遠の迷宮を彷徨うことになったろう。当のネーナに
したところでその肉体は大半がメタルと同化し、もはや人間の原型を留めない怪物と化して
いたに違いない。しかし1年余にわたる過程で彼女は実に無償の愛、与える愛、へと転じて
いき、自らも救いの愛に包まれていく。それを主導したのがメタルではないか、という言い方
にはメタル自身がNGを出すだろう、あくまで相互の交流に基づくものだ、とする基本に
忠実だからである。逆に彼女の意志に呼応する形をとったのだ、といえば満足なのか、自在に
変質するメタルは、ネーナから一部が離脱しハーゲン博士の肉体に取りつくと二人の肉体を
個別に守るという結果を残した。と言っても、もとはネーナに付与されていたメタルである、
実はもうひとつ、交流に隠された秘密がある。こうして人間の形で地に降り立った二人には
独立してメタルが付随しているように見えるし、生活の大半はそれで何らの支障ない。
着脱も自由である。ところが二人が睦みあうアノ時それは、メタル同士融合し二人の情交に
絶妙のシンクロを見せる。この人類最高の快感をして、ポテトチップス以上にやめられない
とまらない関係になったという裏事情は如何な藍華に対してですらあくまで内緒ということ
なのである。
(続きマス↓)


160:超初心者
03/04/18 00:43 eBIyRe+1
闊達な会話が弾む最中、水を差すようで悪いけど、と一言を加える藍華。自分には残された
課題がある。誤解とはいえ、よく確かめもせずに力を振るい気絶させた多くのデルモたちに、
償いをしたいというのである。その意が極めて固いのはこの場の全員にひしひしと伝わる
もの、純然たる被害者であるりおんさえ、ぐっと言葉を飲み込んでいる。少しして、いえ、
責任は私にあります、私から説明してみんなの許しを求めますというニナ・エスコ、
いやいや、私の姿を見れば一挙に解決しようとハーゲン、何いってるの、一言因果を含めて
それでも分からないようならお仕置きをすればいいのよ、とネーナ。しばしの侃侃諤諤が
盛上るが、いいえ、気持ちは有難いけど、いたずらな弁解より先ず謝罪がしたい、という藍華
に再び沈黙してしまう。とにかく気を失っているデルモたち一人一人にメッセージの紙を
残すことになり、藍華とニナ・エスコ二人でそれを倒れている女たちの胸元に置いていく。
置いていくのだが、それにしても…気絶しているデルモたちの姿態はどれも壮観の一語。
皆倒れた拍子にスカートがめくれお尻に食い込む純白パンティが丸見えである。中には大きく
はだけたコスチュームの下から柔肌のお腹全体が露出し、可愛いお臍が覗いている者数名。
パンティがずれ、もともときわどかった部位が危うく晒される寸前の者もいる。
(続きマス↓)

161:超初心者
03/04/18 00:44 eBIyRe+1
更衣室やシャワールームのデルモたちについては言うに及ばず。形よく盛上るブラや乳房は
当然のこと、シャワールームの3人に藍華が添えたバスタオルも、その内ピンクデルモの
それはぞんざいに置いたせいかあどけない局所の表情までが覗かれてしまう。それでも慌てて
廻る藍華たちには好奇の対象でもなんでもなく、アフターケアも疎かなまま放置されるのみ。
それよりも情報の伝達こそが第一と配布した書面には、今度の一件に関して重要な説明が
あるので至急5階の研究開発本部長室に集まって欲しい旨の内容と、ニナ・エスコのサインが
とりあえずとばかりコピーされていた。これも幸いに、というべきであろう、デルモたちが
気絶から目覚めた時分は午前7時ころ。通常始業時刻が午前9時で、まだ社員は出勤して
きていない。当て落された当人には無論の重大事、血相変えて集まってくるが社内全体の
騒ぎにならないのが一安心というところである。部屋に入るなり「えっ!!」一声叫んだあと
一様に絶句するのも当然、目に映りこむハーゲン兄妹の姿など余りにも想像を絶する光景
だからである。
(続きマス^^↓)

162:超初心者
03/04/18 00:45 eBIyRe+1
ハーゲン兄妹、ニナ・エスコそして藍華、りおんが平然と並び立つ有様に驚き目を見開く
デルモたち。やがて気絶していた29人の女たち全員が部屋に集まると、そこそこ広い筈の
ニナ・エスコの部屋も人いきれでムンムン。いや、それにも増してどよめきで騒然として
いる。それでも最初にハーゲンが口を開けば一斉に静寂が戻るのはさすがデルモ組織の
カリスマというところか。冒頭、彼が復活の経緯を話し、ネーナが補足し、ニナ・エスコが
この1日の顛末を説明する。そして藍華である。さらわれたりおんを助け出す為とはいえ、
多くのデルモたちに手を上げたことを深く反省している。この上は、あなたたちの気の
済むまで自分を責めて欲しい、と、うな垂れながら申し出るのである。きょろきょろ顔を
見合わせるデルモたちだが、その視線は、どうしてもポーラとナターシャの方へ向いて
しまう。白デルモの受けた屈辱を考えれば、何をするにも自分たちの順番は後回し、という
ことなのだろう。確かにポーラとナターシャの顔は真っ赤だった。雰囲気を察した藍華は先ず
白デルモ二人の前に立つ。もうどうなってもいい覚悟だった。実際今、二人の鉄拳が夫々の
腕に作られ、勢いよく飛び込んでくるところ。手をだらんとおろし棒立ちの藍華は目を
つぶり、全てを受け入れようとしていた。が。ピタリ。意外や意外の寸止めである。
「…?…」か細く目を開ける藍華に対し、交互に口を開く白デルモたち。
「今更お前を責めるなど生ぬるい、何かメリットがなくては」
「お前も花ゆめ派になるなら許してやる」ポーラやナターシャ夫々の言に、そうだ、一言を
忘れていた、とフォローのアイデアを紡ぎはじめるハーゲン。
(続きマス↓)

163:超初心者
03/04/18 00:46 eBIyRe+1
白デルモの返答でデルモたち全員のスタンスは定まった。誰も藍華に手を出す者はいないと
いうことである。しかも、この時点で口挟んだハーゲンの言葉がなんとも魅力的。曰く、
今回の件で倒された黒デルモたちは全員青デルモへ昇格。青、ピンクの4人には特別ボーナス
を支給。そして白デルモの二人には…ボーナスに加えて1ヶ月のバカンス休暇を与える、
というものである。正式には社長である司令から通達させるとしているが、今や実質的な
オーナーである彼のコメントに皆すっかり機嫌が直るちゃっかりぶり。ニナ・エスコ配下の
黒デルモたちだけは実行犯としてまだばつが悪そうだったが、ここでもネーナがくだけた
合いの手を入れるあたり、変われば変わったものである。
「いいじゃないの、こんなときは甘えとくもんだよ」
お仕置き専科だった彼女からこんな猫なで声で言われると却って背筋がゾクッとするが、額面
どおり受け止めることにする黒デルモたち。白デルモの方も条件に不足はない。ポーラは
レジ―ナと一緒にプロヴァンスのプチ・ホテルでグルメとワイン三昧のゆったりライフを
夢見ているし、ナターシャはニナ・エスコとデンマークへ赴き、のんびり童話の里巡りと
決めている。あの苦しみも過ぎてしまえば一瞬のこと、怪我をした訳でもないし、
まあいっか、という割り切りである。
(続きマス↓)

164:超初心者
03/04/18 00:47 eBIyRe+1
夫々に満足したデルモたちを、今日はもう休みにせよ、と帰宅させるハーゲン。確かに当て身
を受けた身体を癒す一日は必要である。その入れ替わり、1時間程もすれば、ぽつぽつと出勤
のデルモ社員たちが現れるだろう。その前に、と彼はニナ・エスコに案内させ、
藍華とりおん、そしてネーナを最上階の社長室へ連れていく。これから社員全員へ周知徹底
するには先ず社長から、という典型的なトップダウン方式の採用である。ところが、いつもは
早く出勤してくる司令が今日は始業時刻を過ぎても到着しない。もう10時近くになろうか
という頃合になって漸く、副官と共に顔を見せる司令。受付ホールを通り過ぎる表情は上辺の
元気を装いながらもどこか疲れた面持ち、エレベーターを降り自分の部屋のスライドドアの前
へやってくるまで終始副官がぴったりと寄り添っている。ドアを開ける前、立ち止まって
間近に副官の顔を見つめる司令。廊下に人がいないのを幸い、手をつなぎ熱い口づけを交わす
二人である。これとてもう何度目だろう、マンションの部屋でたっぷり濃厚な交わりを持った
というのに。
(続きマス↓)

165:超初心者
03/04/18 00:49 eBIyRe+1
昨夜、藍華との決着の末、深い気絶の眠りに落ちた司令。その彼女にも早朝に目覚めの時は
訪れた。副官が運び込んでくれたベッドの上で気がつけば、自分も、そして傍らに添い寝して
いる副官も一糸纏わぬ姿となっている。映り込む天井をぼんやり眺めながら、司令はあの闘い
を振り返る。藍華…勝ちも負けもないって言ってたわね。欲のない女だこと…ふふ、と口に
出して笑おうとしたところで「…うッ…」意図せず洩れる呻き声。それはそうだろう、
あれだけ激しい闘いを繰り広げたのである、全身の痛み、特に腹部を支配する鈍痛はすぐに
引くものでなく司令の伸びやかな動きを妨げる。その時、司令の声に目を開ける副官。
「司令、そのまま楽になさっていて…。私が自分の全てを捧げ司令をお助けいたします…」
横たわったままの耳元で優しく囁いてくれる彼女の労わりはこんな時何より嬉しいものに
違いない。近づける唇をそのまま重ね合わせ、小首を少し傾けるようにしたまま副官はじっと
動かない。それからしばらくして…そっと、しずしずと、両の手のひらを司令の全身に
這わす。彼女の込める精一杯の気を掌に集め、司令の身体を癒そうとしているのか。それとも
絡ませる下肢と共に内側からとろける愛の奇跡を起こそうというのか。互いに知り尽くした
情を交わしながら程なく二人は果てていく。そしてこれがまた次の高まりへの入口という
もの、この先続く数限りない頂きが司令の苦しみを和らげ、副官の献身に優美な花を
添えていく。時を忘れる二人が藍華の手紙に気づき目を通すのはそれからしばらくたっての
こと。満たされた心身のままに文面を見やる司令は、つくづくあの女らしいわね…と
微笑むのである。
(まーだ続きマス^^;↓)

166:超初心者
03/04/18 00:50 eBIyRe+1
そういう訳で、目覚めてからマンションを出るまでの時間はずるずると拡大し、出勤時刻も
べた遅れ。とはいえ同じ夜気絶の憂き目にあった他のデルモたちが本日休みとしているのに
比べれば、遅刻ながらも出社するのはさすが責任ある代表幹部というところである。それが、
戸口でしばしの抱擁を終え、さあ、これから一日頑張るわよ、と気合の二人がスライドドアを
開けたときの驚きといったら!「え!?えぇーっ!!…」まさに驚天動地、藍華とりおんが
いるというのも驚きだが、それより何よりの別格はハーゲン兄妹の悠然たる立ち姿。
「あ…ああ…ハ、ハーゲンさま…ネーナさま…」僅かに引き摺っていた苦しみなど掻き消す
ようになくなり、司令のつぶらな瞳から大粒の涙がこぼれだす。それは副官も同じだった。
小さく打ち震える身体には、どんな言葉でも言い表すことの出来ない感動が込められている。
引きこまれるように駆け寄り、思わず二人の足元に跪く白デルモたち。即座てきめんに
表される忠誠のしるしにハーゲン兄妹も頬ゆるむ様子が見て取れる。あれから1年以上にも
なる空白を全く感じさせない、健気にして一途なる従順。兄妹にとっても、もっと感激の
様相を露にしたいところだが、藍華たちの手前あまり相好を崩す訳にもいかない、少し肯く
くらいがカリスマの地位にふさわしい、ということなのだろう。もっとも、厳密にいえば
ハーゲン博士の方は更に微妙である。自分の足元にひれ伏す女たちを見下ろす格好となる
彼は、そのつややかな髪や、可憐なうなじ、背中から腰にかけて流れるラインを見ることは
出来る。が、惜しむらくは魅惑のパンティが、そこからカモシカのように伸びる美脚と
パンプスの輝きが今ひとつはっきり見据えることが出来ない、ということ。決して明かすこと
ではないが、彼の嗜好とは即ち、デルモたちの眩しい肢体をローアングルからしげしげと、
そして露骨に眺めることに尽きるのだから。
(続きマス↓)

167:超初心者
03/04/18 00:51 eBIyRe+1
それでも再会の時は、ただ純粋に美しい。情報としては少し出遅れた司令と副官も、ハーゲン
兄妹やニナ・エスコからの話を速やかに理解する叡智は充分、ここまでの数奇な転変も
ようやく報われる、と満ち足りた思いに浸るのである。次いで視線向ける先は藍華。あの
決着の闘いを話題にする前に先ず最初、りおんのことを詫びる司令の度量はハーゲン兄妹が
復活したことによる心の余裕がなせるわざか。そのあとは転がりだした笑顔のままに、明るく
屈託ない会話が続く女たち。一見事務的で素っ気ないけど、よーく読めばわかるわね、と
軽口まじりで手紙のことを触れる司令と副官に対し、あら、見ればわかるでしょう~などと
副官の常套句で切り返す藍華である。だがその白デルモたちも最後には感謝の言葉を
忘れない。「でも、ありがとう。私もあのことは…」「もういいっこなし!」藍華の
あっさりとした一言は司令の言葉を厭味っけなく遮るにはまさに最適。確かにこれ以上
あれこれの腐心は無用、ハーゲン兄妹が復活し新たな発展を遂げることを今や藍華としても
是認しているからである。りおんも今更ながらに司令と藍華の華麗なる闘いの存在を知り、
またそれがここに至って望ましい結末を迎えていることに、何かうるうるとしてしまう。
私に黙ってたなんて水くさいです藍華さん、とか、私だって4人も倒したんです藍華さん、と
元気がいいのは相変わらずだが、それはこの場の照れ隠し。内心はデルモたちと胸襟を開ける
間柄になったのが理屈抜きで嬉しいのである。
(続きマス↓)

168:超初心者
03/04/18 00:54 eBIyRe+1
ここでビジネスベースの話題にも触れられるのが一応社長室の雰囲気というもの。ひと通りの
交歓が一段落して全員ソファに腰掛けると、ハーゲン博士の構想を実践する白デルモたち
によって忽ちに基本計画が策定されていく。今回、ラグを軸とした地球と月の連携
プロジェクトはそのままデルモ・コーポレーションの事業拡大につながるもの。先ずもって
司令は社長職をハーゲンに、と申し出るが彼の返事はノー。自分は月に本拠を置く、月本部長
でいたい、と言う。デルモ・コーポレーションの本社機能は地球に置き、君は引き続きその
代表者たれ、と命ずるのである。このやりとりを傍目で見ている藍華が、まあ何て遠慮深いと
思ったか、地球に本社拠点を残すということは、これで本当に以前の悪だくらみから足を
洗ったのねと思ったかは定かでない。ただ、その真相を知っているのはネーナだけ。藍華の
想像も全くのハズレではないが、ネーナに言わせれば別の答えが飛び出すだろう、お兄様は
誰にも邪魔されないデルモたちとの空間に浸りたいのよ、と。勿論、事がアレ、となれば
既に明らかになっているようにハーゲンとネーナだけが唯一の情交を持つ。単に鑑賞の対象
として多くのデルモたちを囲う、お決まりのパターンではあるのだが。
(続きマス↓)

169:超初心者
03/04/18 00:55 eBIyRe+1
それは置き、では不肖私からいくつかお話致します、と司令。先ほどハーゲンが示した、
受難のデルモたちへの恩賞を通達するのがひとつ。全社内にハーゲンさまネーナさまのご帰還
と新事業の発足を伝えることがひとつ。月本部設立の責任者にラグのエキスパートである
ニナ・エスコをあてることがひとつ。そして、土台となる地球で展開される月への
ラグ転送計画を当面最大のテーマとする、ということがひとつ…。そこで、と司令は言葉を
継ぐ。是非、KKコーポレーションの皆さんにこの事業へ参画していただきたい、と。今度は
信じて下さい、眉唾のマトリョーシカなどでは決してありません、と申し出るのである。
大災害対策に躍起となっている国や都市が世界中到る所にあり、且つ、そのどこに於いても
少なからず防災予算を計上している今日。司令が口にする受注額も腰を抜かすほどに莫大な
もの、当然KKコーポレーションへの発注額も連動して巨大になる。「すご…い…」計算の速い
りおんも口をあんぐり。これだけあれば、もう一生遊んで暮らせるどころか、ちょっとした
国なら一国まるごと買い取れる程の天文学的数字である、が、ここでにっこり返す藍華の
セリフがまたあっけらかん。「いいわ。お引き受けします。社長の借金が返せる額でネ♪」
(続きマス^^↓)

170:超初心者
03/04/18 00:56 eBIyRe+1
ムーンベース構築に向けた第1陣が、それから数ヶ月後には出発していったのだから、やはり
ハーゲンの才能は並大抵でない。自分たちの夢実現の第一歩とばかり勇躍するハーゲン兄妹に
付き従うはニナ・エスコ以下数十名のデルモたち。そのニナ・エスコも先遣隊の現場リーダー
として、崇拝するハーゲン兄妹と行動を共にする光栄に浴し感激の思いで一杯。ここぞという
ところで自分の能力を高く評価してくれたハーゲン博士に報いるため、また、ここまでの
ドタバタの失点を挽回するため、華奢な身体ながら頑張るぞー、と気力十分である。実際
彼女の優秀な頭脳は月面に於いて如何なく発揮され、短期間のうちに
デルモ・コーポレーション月本部が創設されるに至った。彼女の生きがいは研究と仕事。
事業拡大の先鋒を担う喜びも人一倍だが、陣頭に立つハーゲン兄妹から理解のある助言や援助
をふんだんにもらえる彼女はこの上なく幸せである。次々と新技術を導入し、ムーンベースの
機能を飛躍的に拡充していくニナ・エスコ。何年かたって後、デルモ・コーポレーションの
田中さんとしてプロジェクトXの取材を受けることになるのも容易に肯けるというもの
である。
(続きマス↓)

171:超初心者
03/04/18 00:58 eBIyRe+1
日々是好日。この日が大安かどうかは別として、本日は司令と副官が
デルモ・コーポレーション月本部へ初の出張に赴く記念すべき日である。常々気付かされる
ことだが彼らの技術力、実行力は相当なもの、ハーゲン兄妹やニナ・エスコたちが月へ発って
左程の間も開いていないというのに、早くも立派な宇宙船を新造している。今、滑走路に
スタンバイした流麗なフォルム。ラグ・エンジンを搭載し最新鋭のスペックを誇るその機の
名は「ホーリー・エクスタシー号」という。乗り込んでいく多くのデルモたちを背景に
滑走路上佇むのが司令と副官、そして…藍華たち。りおん、郷造、道草、更にはガストや
バンドラ、メイピアまで打ち揃うオールスターキャストである。巨大なラグエンジンの
巻き起こす気流で、機体の周辺は若干の強い風。藍華、りおんやデルモたちのミニスカートが
はだけるさまも、今爽やかな空気を印象づける。藍華たちがここへ来たのは、
何も仕事を回してくれたからというお義理ではない、ハーゲン兄妹、司令や副官以下
デルモたちへの憎からぬ思いがその根底にはある。雨降って地固まるの例えどおり、いろいろ
あったが今では却って親しみを感じる仲。お互い、日常と非日常の境目もわからない程
とんでもない応酬を経験してきたが、そのお蔭でデルモたちのこの旅立ちを日常の一環として
すんなり捉える土壌もできた。大勢で見送りに来てくれたことを感謝する司令は、
図らずもハーゲン兄妹復活に力を貸してくれた藍華に対し、もう一度手を差し伸べる。
「ありがとう。月に着いたら連絡しますね」気をつけていってらっしゃい、と笑みを返す
藍華は、今回のもうひとつの主役であるビスチェを身に着けている。ハーゲン兄妹や
デルモたちの門出にはこれ以上ふさわしい演出もないだろう、と敢えて着用してきたもので
あった。
(続きマス↓)

172:超初心者
03/04/18 00:59 eBIyRe+1
固い握手に次いで更に一言を付け加える司令。「あの…その時に、カラオケをしません?」
「カラオケ…?」およそ司令のイメージに似つかわしくない唐突な提案に少し面食らう藍華。
司令の方はきょとんとする相手の表情に構わずノリノリである。「私たちは、伝送補正
シンクロ装置を既に開発しています。これを使えば月と地球同時リアルタイムに通信や
画像処理が出来るのです。カラオケなんかは、もうお手の物…」とはいえ何故いきなり
カラオケの話題になったのか。何故司令が急に望んだか。実は当の彼女にもよくわからない、
ただ何となく言ってみたくなった…それだけである。いや、司令自身見落としている微かな
きっかけがあるのか…いつかそんな事があったような、どことなく懐かしさを覚える幻想の
ようなもの。それをデジャブ、と人は言うのかも知れない。それが平行する世界、直訳した
ところで面白くも何ともないパラレルワールドから届けられたことも、司令自身は意識する
術がない。但し今浮かぶイメージはあの演歌ではなく。それは女性デュオによる軽快な
ダンス・ミュージック。司令は月で、藍華は水没した東京を思いながらも止む無く埼玉の
カラオケボックスで。立地も環境も設備も違うが、デュエットの世界には大した問題でない、
二人の相性これまた抜群であることが程なく立証されることになるのだろう。
(そろそろ、デス↓^^;)

173:超初心者
03/04/18 01:01 eBIyRe+1
いよいよ発進の時。コックピットに並んで座る司令と副官が、一つのメインレバーに互いの
手を置いている。期待に胸ふくらませる二人、互いに見交わす視線は吸い込まれるほどに
魅力的である。「ユアコントロール」「マイコントロール」息ぴったりの確認動作が進み、
程なく機は離陸段階へ。「ウイアー」と副官が告げれば「ローテーション」と続く司令の
声も弾んでいる。地を離れてから一気の上昇加速まではそれこそあっという間の最新鋭
ロケット。万感の思いで遠ざかる機影をじっと見上げる藍華。高く澄みきった天空の下、
降り注ぐ陽光に胸元のビスチェはキラキラと輝いている。思念の世界では饒舌なくせに、
この節目には終始寡黙なメタル。今、デルモたちの将来を思い、司令とのカラオケを
想像してみる藍華の心を邪魔せぬようとの配慮なのか。メタル自身が藍華にも気付かれぬ程に
そっと抱くもの、そこには…。実に面白い女たちだ…ここまでの展開を見届け、まんざらでも
ないという思いと、藍華少し太ったんじゃないか、という思いが混じる。これも普遍という
ものであろう、周囲見渡せば何事もなかったかのようないつもの春。ささやかな祝福は
甘酸っぱい香りと共に。ありふれた光景が遊ぶ、うららかな春の一日が今日もゆったりと
過ぎようとしているのである…。
(あ~、やーっと完結で御座いマス~^^;;;)

174:超初心者
03/04/18 01:02 eBIyRe+1
いやー、ここまでだらだらした拙文が並ぶと、我ながら呆れ果ててしまいマス(汗)
先ずは、黒デルモたち同様冷たいビールをきゅーっと、という気分。もうこんな
長文駄文はさすがに打ち止めと致しますデス^^;

とにもかくにもハーゲン兄妹は無事復活致しました^^ここから先は皆様の
ご随意にお引き回しの程、宜しくお願いしマスm(__)m
なお、ここまでで280Kb(76000字)、前作が160Kbでしたので、全くいい加減にしろと
お叱りを受けそうなサーバー負荷ですね(滝汗)前回同様、若干の推敲を加えた後
先方管理者様のお許し頂ければ、したらば板の方へサルベージ致したいと考えて
おりますが、なにせ120レスありますので1レス2分(←おっそ~い)として
4時間かかります^^;;;そこでどうですか、研究所様、それはそれとして
この際一括お引取りで画廊のネタとされましては?な~んちて^^;;


175:副官
03/04/18 01:06 vU0ef5IN
超初心者様、ご苦労様でした!!
先ほどより固唾を飲み、リアルで拝読しておりました。
壮大なる大団円、今ため息をついております。
有難うございました。


176:研究所
03/04/18 21:09 sLDfAsGq
超初心者様、どうもおつかれさまでした(合掌)

76000文字ということは400字詰め原稿用紙だったら190枚ですからもう
普通の短編小説より長い訳ですよ。
(通常は50~150ぐらいのはず)
私は子供の頃より読書感想文などを作成するにあたって、いつも10枚書くのも
苦痛な人間でしたから、とても信じられないものを見た思いです。

作品は見事に大団円を迎え、まさにこれ以上はないといったハッピー
エンディングでしたね。作者のお人柄が伺えるようでほのぼのしました。

ちなみに、私はこの作品を拝読する際には、すべてテキスト書類として
保存してからにしておりますので、もういつでも参考にさせていただける
ようになっておりますです。

177:山崎渉
03/04/20 00:01 yK3qe7zo
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

178:山崎渉
03/04/20 00:55 zhNqDXP6
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

179:風の谷の名無しさん
03/04/20 15:04 EP9mgP4v
ストラトス4入手しました。
これはデルモ養成学校物語ですか?

180:副官
03/04/20 18:21 HSYSZ3Gh
>>179
>これはデルモ養成学校物語ですか?

如月教官の特別講座「パンツの”自然な”見せ方」


181:暇人
03/04/20 22:39 Cj6OMuNW
神経衰弱です。

URLリンク(animeomiyage.net)
以外とはまる(w


182:超初心者
03/04/20 22:53 fovzPIXd
愚生の拙作でありますが、先ほど、したらば板の方へサルベージ完了しました。
まったり、ほのぼの系でやってますので、ご興味の方はお立ち寄り下さいマセ^^

183:副官
03/04/21 00:02 /a5Fi7ak
>>182
>したらば板の方へサルベージ完了しました。

ご苦労様でした。
1つに纏まった形で拝見し、その大量なる文章に改めて圧倒されています。
(まだ読み終えておりません)


184:ぱんちーと
03/04/21 23:08 D+CNcNn0
>>181
暇人さん、確かにはまりました。面白かったです。
こういう風にしてみると、「AIKa」のパンチラってすっげーエッチだったんだなぁ~。

185:ぱんちーと
03/04/21 23:09 D+CNcNn0
>>182
超初心者さん、お疲れさまでした。
ところで>>80のチェスに興じるデルモのくだりを読んで
私は「ジャイアントロボ」のBF団を思い出してしましました。
「敵は怪獣イケゲラス」の巻にチェスに夢中になっていて倒されてしまう
マヌケなBF団員が出てきます。
いやあ~、やっぱデルモって女の子のBF団ですなあ。
ずるいくせにバカで、弱いくせに空威張りで、ほんとそっくり。
でもどんなに敗れても恐れを知らずに襲ってくる「キャプテンウルトラ」の
バンデル星人の方がデルモに近いかもしれません。姿かたちは全然似てないけど…。

今日、秋葉原で「ジャイアントロボ」のDVDを買ってきました。
BF団の幹部、丹羽又三郎扮するスパイダーのコスチュームはかっこいいですけど、
ナチス風というより、三島由紀夫の“盾の会”のユニフォームを彷彿とさせますね。
あのユニフォームは胴長短足の日本人体型がきれいに見えるように、
イタリア人デザイナーにデザインさせたそうです。
ハーゲン様はデルモ服を誰にデザインさせたのでしょうか?

186:nao
03/04/22 00:25 4tbhqP4B
副官様
3月の江古勉ライヴでのAikaの初演奏曲、曲名は不明ですが、4巻で変わりはてた
ネーナがハーゲンを融合するシーン+5巻オープニング前のシーンで流れてるBGMでした。


187:nao
03/04/22 00:42 4tbhqP4B
そーいえば5巻で戦いが終わり、帰りの船内シーンでのBGMも、以前の江古勉ライヴで
流れてました

188:副官
03/04/22 01:00 2P49doHi
nao様

>>186
>3月の江古勉ライヴでのAikaの初演奏曲
態々のご報告、有難うございます。
とても嬉しいです。

>ネーナがハーゲンを融合するシーン
ということは、サントラvol2収録曲ですね。
私、vol2はあまり聞き込んでいないので、すぐには曲名が出てきません。
折角お教え頂いたのに、すみません。
ちゃんと聞きなおしますので。

>>187
>以前の江古勉ライヴで流れてました。
これは、ライブに参加された方のみが体験出来る思い出ですね。
全くもって羨ましいことです。


189:風の谷の名無しさん
03/04/22 11:54 rBRUcgJI
ハーゲン様ハケーン
 ↓
URLリンク(www.geocities.co.jp)

190:超初心者
03/04/22 22:20 PMbEOQS6
>副官様、研究所様、ぱんちーと様
  改めまして、コメント御礼で御座いマス^^
>大団円、ハッピーエンディング
  何か、安直ホームドラマっぽくなってしまいますが、こだわりだけは
  橋田寿賀子以上だったりしてw(渡る世間はデルモばかり…)
>ずるいくせにバカで、弱いくせに空威張り
  だからこそ可愛いデスよね^^人間って大なり小なり本質はそういう
  ところを抱えもってますからね。それを巧みな脚本と演出で厭味なくごく自然に魅了
  してくれるAikaという作品、中々隅に置けません。
>nao様初めまして
  このHP冒頭に江古田研究会のサイトが載っていますが、あのDVDの楽曲群には
  こんなに層の厚いバックグラウンドがあるんですね。ビックリです。
  たまにDVD見ますと、音楽の出来の良さにも感心する超初心者で御座いマス^^;
  そうして、これ又つくづく思うのはこの作品の奥深さ…!

191:超初心者
03/04/24 00:40 02fcw3yy
早期規制解除祈願デス^^;

192:副官
03/04/24 02:04 3J5CXi3b
超初心者様も2ちゃんねる専用ブラウザを導入されましたか。

>早期規制解除祈願デス^^;
私も同じく祈願をしてageます。

193:ぱんちーと
03/04/25 19:20 l7OPfv6w
ギコナビで見ています。
早く規制解除されないかなぁ~。

194:ぱんちーと
03/04/25 21:13 ghROhTF+
>>152
副官殿
亀レスですが…、
>少女の名は、ロザリン「ド」で合っているでしょうか?
私も姉が購読していた「少女フレンド」をこっそり読んでいまして、この漫画は連載当時読んでいました。
題名は「聖ロザリンド」で間違いないと記憶しています。
わたなべまさこについては怪奇もの、恐怖ものを能くする人だと記憶しています。
麻酔が発明される以前の外科医の話を単発もので読みましたが、これが一番怖かったですね。
謂わば医学史もので、怪奇ものでもなんでもなかったのですが…。
ラストは恋人を新発明の麻酔薬“エーテル”で手術して成功はするのですが、
白衣についた血痕(当時の医者はそれを誇示していた)についていた黴菌によって死ぬというオチでした。
イグナッツ・ゼンメルワイスが院内感染を防ぐため消毒を励行するように提唱する前の時代の話でした。

195:副官
03/04/26 03:09 GIhmj4I2
>>193
ぱんちーと様も導入されましたか。

しかし、我ら三人、執念ですナー。
そこまでしても、とことんAIKaにお付き合い。

196:副官
03/04/26 03:45 GIhmj4I2
>>194
>イグナッツ・ゼンメルワイスが院内感染を防ぐため消毒を励行するように提唱する前の時代の話でした。

これはまた珍しい話題。
知ったかぶりの副官としては、以前どこかで立ち読みした本の記事を必死で思い出し、一言レスを。

細菌の存在が知られていなかった時代、感染症で多くが死んでいた。
ある大きな病院。ここでも産褥で死亡する産婦が後を絶たなかった。

その医師(イグナッツ?)は「病棟により死亡者数に差」があり、更に「特に死亡者の多い2つの病棟は
医師・看護婦が共通している」ことにも気付く。
彼は「職員が何か"悪い物"を運んでいる」のではないか?と疑う(スルドイ!!)
その正体が何であるのか全く判らなかったが「取り敢えず手を洗う」様、自分を含め職員に指示した。
その結果、死亡者は大幅に減少した。
これは「細菌学・疫学の夜明け」を告げるエピソードであるが、本の記述はその医師を
①物事の本質を見抜く、科学者としてのスルドイ感性。
②取り敢えず実践をする、柔軟な発想と行動力。
として非常に高く評価していた。

ぱんちーと様、これで合っているでしょうか?


197:研究所
03/04/27 13:33 teQIHf1Y
何か凄く書きにくいですね、これ。
でも、見れるようになったんで安心しました。



198:副官
03/04/27 18:43 YlEWi1yk
>>197
>何か凄く書きにくいですね、これ。

携帯電話用ですので、「枠」が小ぶりになっています。
まぁ、ここはご辛抱ということで。

199:ぱんちーと
03/04/28 23:50 jvQzbA5E
>>195
副官殿
>しかし、我ら三人、執念ですナー。
>そこまでしても、とことんAIKaにお付き合い。
いやはやまったく。
ここのところ「研究所」も「したらば」もこの「AIKaスレ」も個性的なコテハンの方々が
集まってきて目が離せないですからね。

>>196
イグナッツ・ゼンメルワイスの院内感染の話。
私も実はそんなに詳しいわけではありませんが、副官殿が解説されたとおりかと思います。
こんなカキコにもレスを付けてこられる副官殿って本当に幅広い知識をお持ちですね。
仰るとおりこれは「細菌学・疫学の夜明け」を告げるエピソードで、その後細菌学は急速に進歩しました。
しかし、あらゆる病気は最近によってもたらされるという思い込みが医学会を支配し、
例えば脚気などのように栄養のバランスが崩れて発症する病気なども
細菌が原因なのではないかとされて治療が遅れたという話もありました。
臨床医学の方面では経験的に治療法を発見していたのに、
細菌が原因であると思い込んでいた病理学者たちがそれを認めなかったという話です。
こんなところにもおみても「物事の本質を見抜く、科学者としてのスルドイ感性」が、
どれほど大事であるかが分りますね。

そういえばわれらがハーゲン様もラグビームがオルタネートメタルに対して有効である
ことを早くに見抜きましたが、やっぱし天才って凄いんですね。


200:ぱんちーと
03/04/28 23:51 jvQzbA5E
>>190
超初心者さん
>>ずるいくせにバカで、弱いくせに空威張り
 >だからこそ可愛いデスよね^^人間って大なり小なり本質はそういう
 >ところを抱えもってますからね。
だから私にとってもデルモちゃんたちもかわいいですが、BF団もかわいいですね。
「ジャイアントロボ」のいいところは典型的な電気紙芝居に徹していて、
この手の作品にありがちな深刻なものがまったくないところがいいです。
脚本も突っ込みどころ満載ですが、ライターの伊上勝はそんなこと百も承知って感じです。
大事件が30分以内に解決するのは、敵も味方もマヌケぞろいでも
ジャイアントロボの圧倒的なパワーがあればちからまかせに解決するからですね。
デルモちゃんたちに負けず劣らずマヌケな藍華さんも、シヴィエ藍華になってしまえば、
ちからまかせに危機を乗り越えられるというわけですな。


201:超初心者
03/04/29 22:27 tgG705Vn
>ちからまかせに危機を乗り越えられる
 ホント仰る通りですね^^思うに危機の打開は楽勝、但し根源的な解決や昇華へ向けたフックは視聴者それぞれに委ねているのかも知れません。よくよく考えられたストーリーラインだと感心しますデス^^

202:ぱんちーと
03/04/30 23:31 StDvA57J
>>201
超初心者さん
>思うに危機の打開は楽勝、但し根源的な解決や昇華へ向けたフックは視聴者それぞれに委ねているのかも知れません。
>よくよく考えられたストーリーラインだと感心しますデス^^
なるほど、藍華さんはTRIAL 7 以外は敵の手から脱出することが主な目的で自分から進んで事件を解決するという態度は見せません。
「AIKa」は正義の味方の活躍するストーリーではないと言うことですね。
もし藍華さんが正義の味方ならデルモ軍団は、あっという間に全滅ですな。


203:超初心者
03/05/03 23:52 dsCCLO06
ぱんちーと様
 >「AIKa」は正義の味方の活躍するストーリーではない
 私は、ぱんちーと様や皆様古参の方々のような深い見識を持ち合わせてはおりませんが、
 シロートなりに考えることがあります。「Aika」をどう見るか、どう楽しむか?結構、
 人によって見方が変わる、それだけフトコロの広さが感じられる作品です。それが、はなから
 制作者側が意図していたことかどうかはわかりません。ただ、全編パンチラとギャグで
 まぶしたその先にあるもの…単純な勧善懲悪を排し、よく練られた脚本と相俟って多くの
 ファン心理をつかんだもの。敢えて斬新な設定を行いながら、同時に敵味方関係なく深い
 感情移入を企図したもの…。そこでふと思うのデス、タイトルのAikaはメタルの略称同等
 ですよね?しかし、この作品の主軸は私には全ての登場人物が平等に織り成す人間ドラマの
 ように思えます。逆に、Aikaはそれら人間たちの躍動を静かに見守る象徴のようなもの、
 それを際立たせる狂言まわしにメタルが徹しているのではないか、と思える訳デス^^;
 つまりAika、というタイトルは藍華だけを指し示すのではなく、ハーゲン兄妹や
 デルモたちも含めた人間の営みそのものを世に問うものだったのかも知れませんネ^^

204:下
03/05/04 14:00 Dk1e13DT
前スレで山内康則氏の同人誌情報の続報を希望されたのですが見つからず
最近になって、ようやく見つかりましたので報告します。

サークル名UROBOROS 誌名PARASELENE

これの91ページから6ページのですがマンガが掲載されています、
ネタはセーラームーンRです。

205:副官
03/05/04 16:13 9JFRkHX2
>>204
下様お久し振り!!

情報有難うございます。
引き続き宜しくお願いいたします。

最近はこの「2ちゃんねるAIKaスレ」だけでなく、
したらば板も賑やかになっておりますので、
そちらにも是非お越し下さい。

206:副官
03/05/05 22:40 kK0y0FHe
>>204
>UROBOROS

遅蒔きながら、去年夏コミのカタログで捜しました。
サークル紹介カットは「横顔」だけでした。
これではヒント無しではとても判らない・・・



207:風の谷の名無しさん
03/05/05 22:48 HKOaetzg
スレ違いすいませんが質問させていただきます。
ストラスフォーに出てくる緑色のツインテールの女の子(そっくりさん)って
何話に出てきましたっけ?


208:副官
03/05/05 22:54 kK0y0FHe
>>207
第4話です。

女の子「4人登場」が第「4」話で、チョッとシャレみたいです。



209:副官
03/05/05 22:56 kK0y0FHe
当然のこととして言い忘れましたが、
第4話とは勿論「ナジカ電撃作戦」のことです。

210:風の谷の名無しさん
03/05/05 23:27 RPVKp2pw
>>206
ごめんなさい副官さん、書き忘れていましたが、そのサークルは
山内さんのサークルではありません、そのサークルには
ゲストで寄稿しているのです、つい書き忘れてしまいました、すみません。


211:副官
03/05/05 23:42 kK0y0FHe
>>210
重ね重ねの情報、有難うございます。

謝って頂いたのでは、私の方が恐縮いたします。
引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。


212:風の谷の名無しさん
03/05/09 16:36 Dw2YTUnw
 

213:研究所
03/05/09 20:20 Q5RmwDXa
前、萌えJPが寿命に達したみたいなので新たに
Aika萌え絵コーナーを作りました。
URLリンク(moe.homelinux.net)
「Aikaの画像ありませんか(2)」です。
皆様、続けての投稿よろしくお願いいたします。


214:風の谷の名無しさん  
03/05/09 21:07 EiNbwh7x
ちょっと立ち寄っただけだけど、204の話題が目にとまったので情報付けたしましょ。

>サークル名UROBOROS 誌名PARASELENE
えーとPARASELENEはサブタイで正式名は「幻月」
UROBOROSは超有名サークルで、会場売りしかしないため本はかなりのプレミアがついてます。
でも、確か幻月は安めだったと思う?
で中身ですが、確かに91ページから漫画ありますがペンネームは「K-2」となってます。
絵柄的にアイカと通じるようなものも感じますから、多分同一人物でしょ。
ただし、背景無し、トーン無しの超手抜き漫画ですから、あまり見る価値はないと思います。


215:副官
03/05/10 00:57 ZRC7gf4D
>>214
情報有難うございます。

216:風の谷の名無しさん
03/05/10 17:35 eaSLvi2N
 NTの最新号にえり子(キャラデザ:山内則康)のDVD-BOXの広告が
載ってたんだけどこれがねー・・・・・・
 今描いたえり子の全身の後にLD-BOXのために描いたとおぼしきえり子の
姿がでてるんだけど、キャラの目の表現が退行してるじゃないかっていうねー・・・・
 ナジカから山内キャラの目の表現が変わったのはTVシリーズのスケジュールに
対応するためでキャラデザイナー本人が描きたい絵は違うんじゃないかと思ってたんだけど
ホントに絵が変わっちゃったのかと・・・・




217:風の谷の名無しさん
03/05/10 21:34 pa9rBsI5
地元(田舎)の兄メイトで、奇跡的にAIKaのドラマCD
AIKa Special Mission3:メアリー・ジーンを見つけて買いました。

98年版だと・・・。



218:副官
03/05/10 21:40 ZRC7gf4D
>>216

>「アイドル伝説えり子」
私は「えり子」は再放送を1回見ただけです。
キャラは山内作監の絵柄とだいぶ違っていました。
パンツも無かった。

>LD-BOXのために描いたとおぼしきえり子の姿
以前「えり子」のLDやテレカがヤフオクに出品されました。
その絵はアニメと違い「表情」「肉体」「スカート」「パンツ」
いずれも正に山内作監のキャラでした。

>えり子(キャラデザ:山内則康)のDVD-BOXの広告
DVD作製をファンは待望していたとか。
2ちゃんねる「懐かしアニメ」板やえり子のHPで喜びの声が。

>NTの最新号
立ち読み出来なかった・・・書店を2軒回ったがいずれも紐が掛けてあった。


しかし、このAIKaスレは本当に何でもアリですネ。


219:副官
03/05/10 21:48 ZRC7gf4D
>>217
>AIKa Special Mission3:メアリー・ジーンを見つけて買いました。

おめでとうございます。
AIKaのCD6種全てが廃盤の今では、正に奇跡ですネ。
そういえば、私も去年メイトで買いました。
メイトは案外穴場かも。


220:風の谷の名無しさん
03/05/11 03:48 SQLvJ1wK
>>216
おっしゃる意味、よくわかります。
ナジカ、ストラトス~と絵の簡略化とロリシフトが進み、魅力が大分損
われてしまったように感じられて残念です。
女神、アイカ、らびりんす(特にアイカ)の頃の絵は気品とかわいらし
さと色っぽさ、スラッと感とムッチリ感がそれぞれ絶妙のバランスで保
たれた、絶品の顔立ちとボディラインだったように思います。

えり子は全キャラ山内キャラデザでしたっけ?ライバルキャラの麗だけ
かと思っていたのですが。総じて作画レベルは低いですがたまにいい時
の朝霧麗(だったか?)には確かにデルモと同じ血が流れているのを感じ
ます。タイトで超ミニのコスチュームといい(^^;

>>218
つまり、テレビ・・作画イマイチ
LD-BOX描き下ろし・・・アイカの頃の絵、イイ!
DVD-BOX用絵・・・最近の絵  ビミョ~ゥ   てことでは?

あと遅レスですが、下様、情報どうも有り難う御座いました。


221:風の谷の名無しさん
03/05/11 13:14 GJqsoz0Q
ナジカの方が好みだが>>220の理由とパンチラが少ないのが残念。

222:風の谷の名無しさん
03/05/15 05:41 tDyt73tD
ho

223:副官
03/05/16 00:56 VasjAzlC
ageます。

224:風の谷の名無しさん
03/05/16 03:03 r35iel9S
(;´Д`)ハァハァ小倉優子のお宝画像が下記スレで発見された模様!!
スレリンク(girls板:313番)


225:風の谷の名無しさん
03/05/16 21:19 eUmdirLF
りおんとかが殴られて失禁してくれたら良かったのに、
と今でも思う時がある。

226:副官
03/05/17 15:29 qn7BKuCV
>>225
不思議に、りおんを正面から論じた投稿がありません。
りおんネタもあまり見掛けません。

彼女は出番もセリフも多く、パンツも裸も見せてくれて、更に藍華さんを慕う
「ソフト・レズ」的な要素もあるのですが、あまり印象に残らない。
確かに私も、りおんについては、邪魔とは言いませんが、
それほど関心のあるキャラではありませんネ・・・


227:風の谷の名無しさん
03/05/17 17:30 8pr7wpof
>226
山内氏の同人の事ですが、『モルタル計画』ってサークルをコミケのカタログで
探してみて下さいな、最近はどうかは知りませんが以前は、落書き本とか
出してましたから

228:研究所
03/05/19 01:12 Q3ePE1aC
>副官様
そうなんですか?!
私はリオンは、大大大好きですけどね...もちろんどちらかといえばデルモ
の方がすきですが、しかし「リオン」のいない「Aika」はピクルスのない
ハンバーグというか...ニンニク抜きの餃子というか。とにかく私的には
絶対に欠く事ができないトッピングという感じなんですがね。

「ミニスカ+眼鏡でどうだ!?」という制作者の意図にジャストフィット
した人々は意外と少ないのでしょうかね?


229:副官
03/05/19 20:03 5j28Ep/s
>>228
すみません。
ちょっと邪険に言い過ぎました。
私はホワイト副官に特に入れ込んでおり、他のキャラを見る目が醒めているのかもしれません。

>「ミニスカ+眼鏡でどうだ!?」という制作者の意図
パーフェクト・ファイルを見ると、りおんは「メガネ無し」の設定だった様です。
スタッフはギリギリまでりおんというキャラの検討を続けた訳です。
りおんの位置づけが重要であることは間違いありませんネ。


230:風の谷の名無しさん
03/05/19 20:08 RPOQEXmG
ネット上で自分の分身キャラ「アバター」を作って楽しくコミュニケーション
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