03/07/03 09:33
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最後の三行について。
ジャンが何も出来なかった?
ジャンとナディアの関係性を考えれば、そういう発想は出てこないと思うんだけどな。
その直前のナディアのセリフ、あれどんな気持ちで言ってたか判ってる?
島編の後半あたりから、ナディアはずっと心中「自分は地球人じゃない」っていう引け目を感じてたわけでしょ。
自殺未遂と誕生日云々で、ナディアがその問題をあっさり忘れちゃうわけがない。
最終回数話の超兵器激突展開とブルーウォーターの真の力を知ったナディアが
かつてほど自己否定的ではないとはいえ、改めて自分の出自がジャンと違うということに
一抹の寂しさを覚えていたとしても、なんらおかしくはない。
そのナディアの気持ちを判ってるからこその「ぼくらのふるさとじゃないか。」だと思うよ。
ジャンの役割はひたすらにナディアを受け止め、肯定してあげること。
実は彼の成し遂げたことこそが、物語中でもっとも難しいことかもしれない。