03/09/28 22:44 mIbbtqBD
【タイトル】わかりません
【作者名】わかりません
【掲載年】90年代半ばぐらいだったと思う
【掲載雑誌】青年誌
【その他覚えている事】
昔の中国っぽいところが舞台のシリーズもの。
なんとなく童話風の絵柄。
覚えているのは、シーソーみたいな遊具に乗って飛び跳ねると未来が見える少女の話。
自分の結婚する日を予知したところ、その結婚相手は少女の婚約者とは似ても似つかない
蛮族のような男だった。
それからまもなく婚約者が死に、しきたりで女は一度決まった婚約者以外のところへは
嫁げないことになっているので、少女は一生独身と決まる。
その後、少女の家が盗賊に襲われる。盗賊団の頭目は予知した結婚相手とそっくりだった。
少女はみずから頭目の元に身を投げだし、自分をさらって行くように言う。
もうひとつ覚えているのが、若い男のもとに美しい女の精霊が毎夜現れる話。
心配した主人公の母親が家中の汚物を集めて精霊を追い払うが、去り際に精霊は
「絶対にあなたを連れて行く」みたいなことを言う。
数十年後、役人として出世しすっかり俗物になってしまったその男は、
ある日山の中であの女を見かける。
女と一緒に楽しそうに笑っている男は、若い頃の自分の姿をしていた。
長くてすみません。宜しくお願いします。