静・ジョースターの学園ラブコメat CSALOON
静・ジョースターの学園ラブコメ - 暇つぶし2ch846:マロン名無しさん
03/09/12 06:36
一方その頃、ぶどうヶ丘高校2年C組の教室
「遅いわね~由美子ちゃん、先生に呼び出されたってそんなに長く掛かるものかしら?」
静は携帯ゲーム機で何やらカチャカチャやっている
「そうねぇ、聶歌君もトイレに行ったまま帰ってこないし…そうだ、ちょうどいいわ静」
由紀子が静に顔を近づける
「あっあ~ちょっと待って!セーブするからっ!『ピンクダークの少年』てセーブポイントがめちゃくちゃ少ないのよ
 今中断したらこの一時間が無駄になるっ!!」
ダメだ、せっかくこの機会に聶歌との仲のことを聞こうとしたのに友人の話など聞く気もない
黒尾先輩に頼んで二人の仲を進展させようとしたのはいいけど、結局どうなったのだろう?
先輩は成功したといっていたが正直今の二人を見ていると疑わしい…と言うより失敗したのではないかと思う
こうなったらいっそ…と思った時だ
「由美子?」
『トゥー・マッチ・ラブ・ウィル・キル・ユー』が反応した
「ん?どうしたの、由紀子?由美子ちゃん来たの?」
その声を無視して席を立つ由紀子
「由美子?何があったの?」

847:静・ジョースターの困惑編 1
03/09/12 22:31

「調理実習」ッ! それは恋する高校生達の愛と青春の祭典ッ!
お持ち帰り可のお菓子類などを作った日には・・・まさに青春ドラマッ!
クッキーといっしょにラブレターを渡せば、もうどんな人もいちころ・・・

静  「ということで、今日の調理実習は由紀子ヨロシク」
由紀子「・・・どうしてそういう話になるの?」
静  「え? 分からない? しょうがないわねぇ、イチから説明しますとね、
     1:ラブレターを用意する。(昨日の晩に作成済み)
     2:クッキーを用意する。
     3:二つ揃えて露伴オジサマに渡すッッ!!
    というわけよッ!」
由紀子「ええ、そこまではわかるけど・・・そこでなんで私にヨロシクなの?」
静  「ううッ・・・そ、それは・・・そのう・・・」
聶歌 「・・・『料理オンチ』?」
静  「ギク! い、いや、そういうわけじゃなくてね、あの、その・・・」
由紀子「・・・あのね、こういうのは気持ちなの。技術は後からついてくるものなのよ」
静  「で、でも・・・オジサマが病気になっちゃ困るし・・・」
聶歌 (・・・病気? クッキーで?)
由紀子(どこまですごい料理作る気なのかしら)
静  「そりゃ、自分で作りたいのはやまやまだけど・・・でも私にはムリ!
    だって私は砂糖と塩の区別さえつかないような女だもの!」


848:静・ジョースターの困惑編 2
03/09/12 22:35

聶歌 「おいおい、それはなんでも言い過ぎ・・・」
 言いかけた聶歌を、由紀子がひじでつついて制した。
 ・・・事実なのだ。信じがたいが。
静  「ううう・・・」
由紀子「じゃあこうしましょ。静のがうまくいったら、それをあげる。
    うまくいかなかったら、私の分を静の分にする」
静  「え、いいの?」
由紀子「ま、多分そんな必要ないと思うけど。大丈夫、うまくできるわよ」
 再び由紀子がひじで合図を送る。察した聶歌も返事をあわせた。
聶歌 「うん、僕も大丈夫だと思うな」
静  「そ、そうかな? よーし、燃えてきたーッ! やるわよー、
    静・ジョースター、一世一代の大勝負!
    そうと決まったらゆっくり歩いてられないわ、先行くね!」
 友人2人のあきれた視線を気にも止めず(気づいているかも疑問だが)力強く走り去る静。
由紀子「・・・ここまで単純な性格だったとは思わなかったわね・・・。
    ところで汐華君」
聶歌 「分かってるよ。『D・J・T』で僕の『料理の才能』を貸せばいいんだろう?
    僕も料理は得意じゃないけど、少しはマシになると思うよ」


849:静・ジョースターの困惑編 3
03/09/12 22:36

 まだ始業には早い時間だけあり、昇降口には人影もまばらであった。
静  「ありゃ、早く来すぎちゃったかな・・・
    それによく考えたら、早く来てもやることないし。
    あ、そうだ。かばんに入れとくと忘れちゃうから、この『ラブレター』、
    下駄箱の中に入れておこうっと」
 と、靴を履き替えて一度閉めた下駄箱をもう一度開け、ラブレターを仕舞うと、
小型の南京錠(100円程度で売っている、おもちゃのようなやつだ)をかけた。
静  「よし、と。しかし日本の学校はなんでこう無用心かしらねー。
    鍵が外付けなんて、信じられない・・・ぶつぶつ・・・」
由紀子「あら、まだここにいたの?」
聶歌 「なにか準備でもあったんじゃなかったのかい?」
静  「(ムッ)べ、別にそういうわけじゃないわよ」
(きーんこーんかーんこーん・・・)
静  「あ、ヤバい」

 どたどたと廊下を走っていく3人。
 そんな彼らを、影が・・・いや、テレビカメラに手が生えたような形状をしたスタンドが
様子をうかがっていた。いや、カメラというより、8ミリフィルム映写機のような形状である。
がちゃがちゃとフィルムが巻き取られ、手がせわしなく動いてフィルムを編集していく。
 作業が一段落すると、スタンドはどこへともなく消え去った。



850:マロン名無しさん
03/09/12 22:45
ここはいいスレですね。
上の3つを書かせていただきました。一応続きます。
つきまして、「テレビカメラに手が生えたような」スタンドの名前をみなさんで
考えてくれませんか? 洋楽に疎くて、どうもいい名前が思いつきません。

本体)四田海(よつだ・かい) ぶどうが丘高校新聞部
形状)上記のとおり
能力)映画やドラマの登場人物が死ぬとき、役者は実際には死なない。
   映像に写っていることと、実際の出来事との間には「差」がある、ということだ。
   このスタンドは、撮影した内容を「編集」し、事実を作り変えてしまう能力を持つ。
   事実が捻じ曲げられたことで矛盾は無数に生じるが、非スタンド使いはそれに気づかない。

こんな感じです。


851:ジェスタ
03/09/12 23:24
>>850
『one vision』とか?

それとタイトル訂正
『Deliberately Limited Preliminary Prelude Period In Z』

852:810
03/09/13 06:49
使えてもらえて嬉しいのでまた書いてみまつ。

ジェネシス

殴った物に強力な暗示を掛けるスタンド。

例1:エアガンに「これは本物並みの威力を持つ改造銃」という暗示を掛けるとその通りになる。
例2:歩いている人間に「海の底を歩いている」という暗示を掛けると突然溺れ出す。

暗示は解除条件を満たすか本人が解かない限り永久に残る。
解除条件は「元の認識を強く受ける」こと。
例1の場合なら「これはただのエアガン」という強い認識を受けると解け、
例2の場合なら「地面を歩いている」という意識を持てば解ける。

ただ、暗示で起きた出来事は実際に起きた物事には違いなく、
溺れる暗示を掛けられると服が濡れていたりもする。

ラブコメ向きとしては「恋が実る幸運のペンダント」の暗示を使わせるとかw

どうでもいいけど、道端で溺れるパントマイムする人って、笑えると思いません?ジェスタ先生

破壊力:C スピード:B 持続力:A 射程距離:D(暗示は∞) 精密動作性:A 成長性:キャラにあわせてw



853:マロン名無しさん
03/09/13 06:51
アークティカ

物体の向きを変えるスタンド。
物体全体が射程内であれば大きさや固定の有無は関係なく向きを変えられる。
ただし、東西南北前後左右限定がいいかも。上下使えたら屋外だと無敵だし。
高速とかで使ったら凄いことになりそうだ。

破壊力:B スピード:B 持続力:A 射程距離:C 精密動作性:B 成長性:キャラにあわせてw

エイスワンダー

物体を「消す」スタンド。
クリームのように亜空間に送ったり、ハンドのように空間を削るのではなく文字通り「消滅」させる。
このスタンドに消されると物理的にだけではなく、認識も消去される。

例:転がっていたゴミを消すとそこにゴミが転がっていたと言う事実もなくなる。

関係の深いもの(家族とか)を消すと、曖昧な偽の記憶にすり替わる。

例:ジョータローを消すとジョリーンの記憶には「試験管ベビー」だったとか、「捨て子」だったという偽の記憶が生まれる

破壊力:A スピード:C 持続力:E 射程距離:D 精密動作性:C 成長性:キャラにあわせてw

何か複雑になってしまいましたが・・・。
まあ、使えてもらえたらいいな~ってな程度なので、、


854:マロン名無しさん
03/09/13 06:59
訂正しまつ

アークティカ

物体の向きを変えるスタンド。
物体全体が射程内であれば大きさや固定の有無は関係なく向きを変えられる。
あくまで物体の向きを変えるだけであり、重力その他を操るわけではない。
でも高速とかで使ったら凄いことになりそうだ。

破壊力:B スピード:B 持続力:A 射程距離:C 精密動作性:B 成長性:キャラにあわせてw

関係ないけどジェネシスってGEに似てると思った。。

855:マロン名無しさん
03/09/13 12:52
オーシャン・カラー・シーン

感情をある程度コントロールできるスタンド。
本体が喜び・怒り・悲しみなどの感情を強く感じるとそれがエネルギーとなり
スタンドにチャージされる。チャージできる感情エネルギーは三つまで。
感情エネルギーは本体の任意でスタンドから発射され、それをぶつけられた者は
その感情に満たされる。(例:泣いている人間に「喜び」をぶつけて笑わせる)
エネルギーをぶつける事自体に破壊力はない。また、感情は変わっても記憶は変化しない。

破壊力:D スピード:B 持続力:A 射程距離:D 精密動作性:A 成長性:おまかせ


856:静・ジョースターの困惑編 4
03/09/13 20:44
 調理実習は、その日最後の授業に行われた。
 3人組は全員ばらばらの班に分かれていたので、2人には静の様子がわからず、
始終心配でそわそわしっぱなしであった。
(特に、料理の才能に加えて集中力までついでに貸してしまった聶歌は、中身の入ったボールを落とすわ、
 材料の分量を間違えるわ、オーブンの時間設定を間違えるわで散々な結果に終わった。)
 ま、なにはともあれ、放課後。
 2人は静のクッキーを試食(毒見)してみることにした。

静  「じゃ、1枚ずつね」
由紀子「どれどれ・・・あら、すごいじゃない、静。お店に並べてもいいぐらいの出来よ、これ」
静  「そ、そう? ホントにそう思う?」
聶歌 「うん、形もきれいだし、焼き具合もちょうどいいし。これなら露伴先生も喜ぶだろうね」
静  「そ、そうかな? 大丈夫かな?」
平良 「うん。うまい。ホントうまいよコレ」
静  「本当、嬉しい・・・って平良ァァーーッッ! 
    なんでアンタが食べてんのよ! オジサマの分がなくなっちゃうじゃない!」
平良 「え、俺の分じゃなかったの?」
静  「誰がアンタの分って言ったのよ!」
由紀子(本当に典型的ねー、この2人は・・・)
 由紀子は半ばあきれながら、聶歌のほうに視線を移した。
 憮然とした表情で2人を見つめていた聶歌。顔をそむけ、さも興味なさそうに静に声をかける。
聶歌 「そんなことより、早くしないと日が暮れるぞ」
静  「あ、そうだ、いっけない! 早くオジサマの家に届けに行かなくちゃ!」

 史上最速で昇降口を目指し走り出す静。(すでに友人数名のことは彼女の頭にはない。)
 教室を飛び出し、曲がり角を華麗にターン。余裕で日没前にたどり着ける、完璧な走行だった。
 ただひとつ、週番の仕事をしなかったので、昇降口で先生に捕まったことを除けば。

857:静・ジョースターの困惑編 5
03/09/13 20:44

静  「ううー、まさか週番ってこんなたくさん仕事があったなんて・・・。
    このままじゃオジサマの家に着くころには真っ暗になっちゃうじゃない!」
 憤然としている静。今日は木曜日だから本来ならすでに3日仕事を経験しているはずだという
 ツッコミは、もちろん彼女には通用しない。
由紀子「そうねぇ、最近は日も短くなってきたし。明日にすれば?」
静  「駄目よ、こういうのは作った日にすぐ渡すからいいんじゃない」
 取り付くしまもなく言い切る静。こういう一途さを、もっとほかに使えばいいのに。
 思っていても口にしないのが、友情を長続きさせる秘訣である。

聶歌 「? なんだ、あの人だかりは」
静  「あ、ひょっとして『ぶどうの杜』今月号出たのかな? ちょっと持ってて」
 と、荷物を聶歌に押し付けて、人ごみの中心へ入っていく静。
聶歌 「お、おい、露伴先生の家に急ぐんじゃ・・・」
由紀子「ダメよ、ああなったら聞かないんだから」
 一途なのはいいが、わき道にそれるのが、静の悪い癖だ。



858:静・ジョースターの困惑編 6
03/09/13 20:45

静  「とってきた」
聶歌 「そうか、じゃあ早く行こう」
静  「待ってよ、こういうのはとってすぐ読むからいいんじゃない」
 なんだか聞き覚えがあるような言葉だが、さっきと矛盾しているのは気のせいだろうか。
静  「なになに・・・『野球部エース平良清に熱愛発覚!?』
    また、つまんないゴシップ載せるわね、ぶどうの杜もレベル落ちたんじゃない?」
由紀子「まあ、趣味のいい話題じゃないわね」
聶歌 「で、相手は誰なんだい?」
静  「なによ、なんだかんだ言って気になってんじゃない。
    えーと、相手は書いてないわね」
由紀子「待って、ここに『ラブレターを下駄箱に入れている女子生徒』って写真・・が・・・」
 途中までしゃべって、突如固まる由紀子。写真を指差したまま、口をパクパクさせる。
静  「? どうしたの、由紀子?」
聶歌 「なんだい、その写真がどうかし・・・」
 と、聶歌までもが固まった。さっき静に押し付けられたかばんが、ドサリと下に落ちた。
静  「ちょっとォ、なんなのよ2人とも。その写真がなんだって・・・
    えええええええェェェェェーーーーーーーッッッ!!」
 校舎中に響き渡る静の大絶叫。
 『ラブレターを下駄箱に入れている女子生徒』・・・そこには、静が写っていたのだ。



859:ジェスタ
03/09/13 21:37
>>ドミノ工場
毎度毎度ありがとう、で、追加。乱発されたのはSSで使ってからってことで(あと、瀬戸と由美子も)
 広瀬 由美子:サウンド・オブ・サイレンス
        康一・由花子夫妻の実子、聶歌に一目ぼれ
 元宮 絵美 :パープル・ピープル・イータ
        ぶどうヶ丘高学美術室に住む自縛霊、生前はこよなく芸術を愛する少女だった
 四田 海  :ワン・ヴィジョン(?)
        ぶどうヶ丘高校新聞部部員
 キューピッド・アンド・サイケ・パーフェクト・ウェイ
    能力:キューピッド・アンド・サイケの発展形、三次元から更に高次の四次元の(或いは更に高次の)存在となる
       三次元のモノは四つ目の次元からの攻撃には一切抵抗できない
 パープル・ピープル・イータ
    本体:元宮 絵美
    能力:意識や記憶を『食べる』ことで自分の意識や記憶を保持する
 ワン・ヴィジョン(?)
    本体:四田 海
    能力:撮影した内容を『編集』し、事実を作り変えてしまう
       事実が捻じ曲げられたことで矛盾は無数に生じるが、非スタンド使いはそれに気づかない
 ハロウィン
    本体:ぶどうヶ丘高校『開かずの地下室』
    能力:自立型
       このスタンドに近寄ると時間と共に意識が薄れていき、最後は何も考えられなくなる
       口の中に手を突っ込むと開放されるが、近寄るごとに意識の消える早さが加速する
       因みに本体が変わると24時間以内ならその場所で意識を飛ばされた生き物は意識を取り戻す
       ヴィジョンは帽子を被ったハロウィンの被り物
       破壊力:なし、スピード:E、持続力:A、射程距離:本体の内部 精密動作性:E、成長性:E
 ????
    本体:???
    能力:他の物体に触れていなければ、重力や慣性力の影響が遮断される、       服一枚着てれば防げる

860:ジェスタ
03/09/13 21:47
>>850
 これはいいSSですね
 ちゃんとラブコメになりそう
>>810
 作り杉
 1~2レス位使ってプロローグだけでも…

861:マロン名無しさん
03/09/13 22:06
使った本人のジェスタ氏(だよね?>>844 は名無しだけど)が
本体は『地下室』だと書いているってことは、『ハロウィン』は
vsプロシュート・ペッシが終わった時のピストルズみたいに
自分の本体を『主人』と呼んでるわけじゃないってことだね
ということは荒海は、他の自立型スタンドを従える能力?
奥深くなりそう、楽しみ


862:ジェスタ
03/09/13 22:09
大柳と聶歌は件の地下室まで来た
「先生、いますね…」
「あぁ…」
答えながら大柳はノブに手をかける、が、開かない
とりあえずドアを叩き問う
「誰か、中にいますか?」
ドアを叩く力を少しずつ大きくする、と
開錠する音が聞こえ、ノブが回る
「あぁ、大柳先生ッ!!ちょうどよかった」
中から現れたのは確か…中等部の教師、瀬戸とかいったか…
「ここを開けている生徒がいましてね、なんで鍵を持っているんだろうと聞こうと中に入ると突然倒れてしまったんですよ
 とりあえず外に出すのを手伝ってくれませんか?」
中に入りつつ聞く
「ですが、どうして鍵をかけたんです?」
「いや、私にも分からないんですがね、この部屋おかしいんですよ
 おかしな声が聞こえるような気がするし…鍵もいつの間にか掛かっていたんです」
聶歌が二人の会話している間から顔を覗かせると
「由美子ちゃんッ!!」

863:ジェスタ
03/09/13 22:11
「知り合いか?汐華」
聶歌が由美子の傍らにしゃがみ様子を見ていると、大柳もやってきた
「えぇ、広瀬さんの妹です」
瀬戸の声が後ろから届いた
「とりあえず保健室へ運ぼう…ところで、ここの鍵は彼女が持っているかい?それともその辺りに落ちている?」
大柳がその声に反応し、床を見渡したときだった…
「先生ッ!!後ろにスタンドが…」
聶歌の声が聞こえたとき、大柳は、まどろみの中にいた
「うぅ…『ボーイ・Ⅱ…」
『あぁぁ~、あと一人だぁ~
 うぅ~スミマセンスミマセン、ご主人様の命令なんですぅ~眠って下さい~』
大柳を眠らせたスタンドはなんだか必死に謝りながら聶歌へ向かってくる
どうする?このスタンドを叩くか、本体(おそらく瀬戸と呼ばれていた教師)を直接叩くか?
もしもこの教師が本体でなかったら…そう考えスタンドに向き合う
『ひッ、ひぃ~、止めて下さい~、攻撃しないでぇ~』
聶歌は一瞬躊躇してしまった…それが失敗だった
「『ハンドフル・オブ・ペイン』ッ!!」
突然後頭部に衝撃が走った
後ろを振り返る聶歌
「そんな、バカな…スタンドが…二体?」

864:ジェスタ
03/09/13 22:18
>>861
おぉ、ばれた…
>844は学校から書いたんで名前とsage入れ忘れた
んで、ぶどうヶ丘高等学校・図書室呼んでて気付いたけど
七不思議が八つある…鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱

ところで、もしハロウィンが萌声だったら…

865:静・ジョースターの困惑編 7
03/09/14 22:09

静  「どッどッどッ、どういうことよコレェェーーッッ!?」
 と、なぜか関係ない通行人に詰め寄る静。完全に錯乱状態だ。
聶歌 「広瀬さん、とりあえず、静からちゃんと話聞いといてくれます?」
由紀子「え? ど、どういう意味?」
聶歌 「こういう意味です。
    『D・J・T』! 僕の平常心を静に与えろッッ!」
 ドンッと鈍い衝撃音がして、『D・J・T』の能力が静に命中(?)する。
 と同時に、聶歌は一目散に昇降口から外へ駆けていった。おそらくパニックになって
何をするかわからないので、できるだけ目立たず、人もいない物影に行ったのだろう。
静  「ふぅーー、そうよね、わたしが落ち着かなきゃね・・・」
由紀子「まったく、本当よ。あなた、なにかこういう誤解されることでもしたの?」
 由紀子の認識では、すでにコレは嘘の記事として確定しているらしい。
 少し頭をひねる静。ふと、ある事実に思い当たる。
静  「あ、たしか朝、かばんに入れたままで忘れたりしないようにって、
    ゲタ箱にオジサマへの手紙を仕舞ったわッ」
由紀子「ふーん? それで?」
静  「それでって? それだけよ。ゲタ箱に行けばはっきりするわ」
 ゲタ箱の前につくと、静はいつものように南京錠を開けた。鍵には何も異常はない。
静  「ほら、ここにその証拠のラブレターが・・・ えッ!?」
 そこには手紙など影も形もなく、ただ静の革靴があるだけであった。


866:静・ジョースターの困惑編 8
03/09/14 22:10

由紀子「ちゃんとこの中に仕舞ったのは間違いないのね?」
 と念を押すと、静は無言でうなずいた。ショックで半ば放心状態だ。
 そこに、あの男がやってきた。
平良 「お、まだいたのか? 露伴先生のうちに行くんじゃなかったのか?」
由紀子「いえ、ちょっとね・・・。
    ところで平良君、今日の『ぶどうの杜』読んだ?」
平良 「いや、俺いつも読んでないから。なんで?」
由紀子「そう、ならいいの。練習がんばってね」
 なんだかのけ者にされているような気がするが(事実そうなのだが)、
練習に遅れそうなので、平良はとりあえずおとなしく退散することにした。
上履きを脱ぎ、ゲタ箱を開けた。
 そのとき。
平良 「ん? なんだこりゃ? 手紙か?」
静  「!」
平良 「『露伴先生へ』? おい、これ静の字だろ? なんで・・」
静  「なんでアンタのゲタ箱に入ってるのよォォォ!」
 静のものすごい剣幕にひるむ平良。それは俺も聞きたいんだよ、の一言がいえない。
平良 「おい廣瀬ェ、こりゃいったいどういうことなんだ?」
由紀子「・・・『スタンド攻撃』」
一同 「!」
 ぽつりとつぶやくように言った由紀子の一言に、一同の緊張感が一気に高まる。
由紀子「汐華君も落ち着いてきたようだし・・・いっしょに調べてみる価値はありそうね」
 真剣な表情となり、無言でうなずく、静と平良。
 クッキーや練習のことなど、すでに彼らの頭にはない。


867:ジェスタ
03/09/15 13:57
スタンドの一体はジャックランタンの様な姿をしている
そいつに触れられた大柳先生は急に眠ってしまった
もう一体は腰から上しか存在しない不気味なスタンド
『ハンドフル・オブ・ペイン』、そう呼ばれていた
能力はまだ使っていないようだ
見知らぬ男が聶歌と大柳を引きずって部屋の隅へ運んでいる
部屋の扉には小さな…小指ほどもない穴が開いている
その穴から唐突に光が差し込んだ
「見えた?」
顔をあげて静が聞いた
「えぇ、見えたわ、あれは中等部の時の体育の瀬戸先生…まさかスタンド使いだったなんて」
ドアを開けるのはさっき試してみたが施錠されている
「私にも母さんみたいにスタンドを使えたら…」
ならば、鍵を開けることも出来ただろう
「由紀子…ちょっと思いついたことがあるの」

868:ジェスタ
03/09/15 14:02
瀬戸荒海は口の中に手を突っ込みながら考える
フフフ…『ハロウィン』そして『ハンドフル・オブ・ペイン』、こいつらがいれば一生の間、俺の欲望は満たされる
この為に中学校教師になったんだからな…
しかし、もっと早く『ハロウィン』を見つけるべきだった、仕方のないことだが…
そうすれば結婚なんて面倒くさいことしなくてすんだのにな
ま、16年前手に入れた『ハンドフル・オブ・ペイン』でやつらの恐怖は『固定』されているからな
俺に逆らおうなんて微塵も思わない
素晴らしい能力だ、裁判も慰謝料もいらなかった
フフフ

「『ハロウィン』ッ!!能力を緩めろ、いつも通り完全には起こすなよ」
聶歌に蹴りを入れながら命令した
『う、うぅ~ご主人様ぁ~ホントにやるんですか~?
 もう止めましょうよぉ~まだこんなにちっちゃいのにぃ~』
由美子が聞いたら怒るかもしれない
瀬戸が『ハンドフル・オブ・ペイン』で『ハロウィン』を小突きながら言う
「止めましょオォ~?何言ってんだてめぇ~はぁ!!お前に頼まれたから俺は仕方なく獲物を持ってきてやってんだろぉ~
 人間喰わなきゃ生きていけないようなゲスなスタンドがよぉ~
 てめぇに感謝される覚えはあってもよぉ~~意見される覚えなんてねぇぜぇ~~!!
 分かったらさっさとしろッ!!」
その時ッ!!部屋の中に光が差し込んだッ!!

869:静・ジョースターの困惑編 9
03/09/16 21:11 B+bqr1j8

 ぶどうが丘高校新聞部。ぶどうの杜という学校新聞を発行している。
というと聞こえがいいが、正直言って、それほどスゴイ新聞というわけではない。
「生徒の声」という、一般生徒からの投稿欄は、いつのまにか消滅した。
「ぶどうが丘名所めぐり」という企画は、第3回でネタ切れで廃止となった。
苦肉の策として、無理やり話をでっち上げて書いた記事もいくつかあった。
新入生歓迎会でハメを外しすぎて部長が更迭されたこともある。
はっきり言って、生徒からも教師からも、あまりいい目で見られてはいない。
 そんな新聞部に今年唯一入った新入部員こそ、四田海その人だ。
彼はジャーナリストを志望する真面目な少年である。
純真な少年は、「ジャーナリズムとはなんたるか」の答えを求めてやってきた。
そして、堕落した先輩達の堕落した活動を目の当たりにし、失望した。
 誰も読んでいない新聞に価値はあるのか?
 もちろん、ない(と、彼は思っている)。
新聞再建を目指し活動を開始することを決意した少年。幸い、彼は、子供のころから
ある不思議な能力を持っている。「ワン・ヴィジョン」と名づけた能力。
これを使えば、いくらでもスクープを量産できる。
事実を報道するのが新聞。新聞に書くべきは事実のみ。
オーケー、『事実』を書いてやる。
『真実』とはちょっと異なる『事実』だろうけど。


870:静・ジョースターの困惑編 10
03/09/16 21:12

 四田少年は、新聞再建計画と題した1ヵ年計画を実行に移した。
 まず、学園七不思議の記事を新聞に載せ、それを「ワン・ヴィジョン」で実現させた。
ホラー映画の映像と、うちの学校を編集してつなぎ合わせればいいだけだ。
あまりにたくさん編集させるのはきついので、美術室一点に絞ってやってみた。
手ごたえはあったが、あまり反響はなかった。うーん、残念、失敗。
(まったくもって残念なことに、彼のでっちあげた美術室の幽霊は出現できなかった。
 なにせ本物が、しかも強力なスタンドを持ったやつがいたんだから!)
 でもまだ大丈夫。次に、ばっちり当たる占いのコーナーを設置。
誰かひとり、適当な女生徒の行動を編集し、占いをばっちり的中させてやればいい。
あとはその女生徒が、これは当たると騒いでくれる。完璧だ。
これは一時期話題になったものの、しばらくすると「当たらない」と飽きられた。
そりゃそうだ。全校生徒全員の行動を編集して無理やり的中させるなんてムリ。残念、失敗。
 うーん今度こそ! ということで、乾坤一擲、仕掛けた記事が今回のゴシップ記事。
四田は社会系希望であり、こんな女性週刊誌もどきなことはしたくなかったが、
新聞に対する世間の注目を取り戻すためだ、しかたない。
 突如転校してきて、瞬く間にエースの座を奪っていった謎のヒーロー、平良清。
その彼にまつわることを書けば、話題沸騰、問い合わせ殺到、ってなるハズだ。


871:静・ジョースターの困惑編
03/09/16 21:15
しまった・・・ageちまった・・・鬱。
なんか、四田に入れ込んで書いてたら長くなったうえラブコメ要素が・・・。
非常に申し訳ないです。
ところで、書き込み猛烈に少ないけど、みなさんいるのかな?

872:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/16 21:22
廊下をスキップする、ルンルン気分の静。
窓から吹き込む爽やかな風が心地良い。
「ご機嫌じゃないか。なにか良いことあったのかい?」
静と一緒に歩いていた聶歌が尋ねる。
「よくぞ聞いてくれましたァ!」
静は立ち止まり、聶歌の肩をバンバン叩いた。
「今日はねぇ、ピンクダークの少年の発売日なの! 単行本の!」
「・・・なんだ、そんなことか」
「そんなことか、とはなによ!? 今回は巻末に露伴オジサマのコメントがついてるのよ!」
静はうっとりとする。
どんなことが書いてあるのだろう。
今後の展開? 執筆中の裏話? 近況報告?
あ~、読むのが楽しみ!
「バカバカしい」
その冷めた一言で、静は現実に引き戻された。
「ナンデスッテ!?」
「バカバカしいよ。そんなモノ見なくても、君のすぐ近くに本人が住んでるじゃないか!
 買うだけ無駄だと思うけどね。無駄は嫌いだ・・・・・・」
「う、うるさいわよッ! もしかしたら、私に言ってくれないようなことが載ってるかも、じゃない!」
「君に言えないようなことが、単行本に載る訳ないだろう。バカジャナイノ?」
「う、うううう~~~、聶歌のバカッ、アホッ、幼児愛好者ァーーーーー!」
静はわめき散らしながら、ダダッと走り出した。
廊下にいた生徒の視線が、聶歌に集中する。
「なっ! 誤解されるだろう! 僕はロリじゃないッ! 年上の方が好きだ!!」
聶歌は慌てて、静の後を追った。
『DJT』で、以前のように周りの人の記憶を消しておくのも忘れない

873:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/16 21:25
疾走する静が階段に差しかかった、その時!!
『ズルッ』
そこにはなぜか、バナナの皮が!
「なにこれ、どうしてバナナァ~?」
静はバランスを崩し、階段
「くそッ!!」
とっさに飛びだし、静を抱きかかえる聶歌。
二人はもつれ合い、絡み合いながら、階段を転がっていく・・・・・・。

「いてて・・・大丈夫、聶歌? ・・・・・・あれ?」
「ああ、なんとか・・・・・・ん?」
「私!?」「僕!?」
「いや、よく見れば、僕の身体は静の・・・・・・?」
「あんた、何でそんなに冷静なのよォッ! 人格が入れ替わったってヤツじゃないの、これ!?
 いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」


お約束ですな。続きません
無責任ですが、誰か続きよろしくお願いします

>>875
ROMってます
時々ですが、レスしますので

874:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/16 21:29
>>875じゃない!?
ログが壊れてるのか?
>>871・・・ですよね?

875:静・ジョースターの困惑編 0
03/09/16 21:50
 ワン・ヴィジョン。
 8ミリ映写機に手が生えたような形をしたスタンド。
 後頭部や胴体を形作るように、たくさんのリールが連なっている。
 このリールには、「ワン・ヴィジョン」の目が捕らえた映像が記録されている。
 今、右手に握られているフィルムは、本体の四田海が足を骨折したときのものだ。
 そして、現在「ワン・ヴィジョン」は、サッカー部の練習風景をこっそりと見ている。
「『カット』」
 四田がぽつりとつぶやいた。映画監督がいう、あのセリフだ。編集ポイントを表す言葉。
 がちゃり、と、「ワン・ヴィジョン」が頭のフィルム(現在の映像)と、
右手に握っているフィルムとをつなぎあわせる。
「うわぁぁぁっっ」
 どしゃっ。さっきまで快調に走っていたサッカー部の選手が、とつぜん倒れた。
 痛そうに足を抑える。そこにはぐにゃりとあらぬ方向へ曲がった足首があった。
「・・・」
 心配そうに集まる選手達。監督が救急車を呼ぶようマネージャーに指示した。
「・・・『カット』」
 四田が再びつぶやく。
 すると、さきほどの選手は、何事もなかったかのように立ち上がった。
周りの選手達も、軽く冷やかすように肩をたたいて、そのまま散っていった。
まるで、ちょっと足をとられて転んだだけのような、そんな風景だった。
 「ワン・ヴィジョン」の右手には、骨折したときのフィルムが握られていた。
 まるで慌てて引き抜いたように、ところどころが破れかけていた。



876:ジェスタ
03/09/16 21:53
>>874
きっとワン・ヴィジョンで攻撃されたんだよ

『Deliberately~』1~2時間後くらいあとに

877:静・ジョースターの困惑編
03/09/16 21:55
連書き申し訳ないです。
能力描写もなしでいきなり四田の話してもわかんねーな、と思い、「0」を作りました。

>>872
「お約束」・・・
このネタにはいくつもの「お約束」が組み込まれている・・・
強力な「ラブコメ」だッ! 僕では太刀打ちできないッ! 
誰か・・・強力な「職人」を呼ばないとッ!

878:どーせオイラは声ヲタさ
03/09/16 22:03
無視キボン

>>864
  静…川澄綾子
由紀子…渡邉由紀
 聶歌…森久保祥太郎
 川尻…三木眞一郎
 大柳…草尾毅
 平良…鈴村健一
 吉則…鳥海浩輔
 黒尾…水野愛日
 老人…郷里大輔
由美子…釘宮理恵

ハロウィン…川田妙子


879:ジェスタ
03/09/17 00:07
振り返る瀬戸
「これは一体?瀬戸先生何があったんですか?」
そこにいる生徒は…何年か前に授業を担当した…広瀬由紀子といったか?
そうだ、あのきれいな髪を覚えている
最も俺は美女よりも美少女のほうが好みだったが…
「先生ッ!!今、人を呼んできますから」
そういって、廊下に向かって走っていく由紀子
まずいぞ…『ハロウィン』が一度に眠らせることができるのは四人までだ
何人も人が集まるのはまずい
それにしてもどうやってこの扉を開けたのだ?
そう思いながら由紀子を追いかけようとすると
ドグシャァァァァァァァァァァァァァッ!!
見えない壁に激突した
「バカなッ!!何だこれはッ!!!」
つぶれた鼻を押さえながら言った
手を伸ばしてみる…ある
見ることは出来ないが確かに扉はある
何故見えないのか?
そこまで考えたところで思い出した
そうだ、広瀬由紀子…
鍵を開け、ノブを廻し、扉を開ける、本日二度目の衝撃…
グボォォォォォォォォォォォォォォッッ!!
「ッ!!」
殴られた?まさか、あいつも能力を持っているのか?ものを透明にする能力?

880:ジェスタ
03/09/17 00:09
「由美子?大丈夫?眼を覚まして」
瀬戸がその声に気付いて振り返ると由紀子が由美子を起こそうとしていた
「広瀬…お前もそうなのか?」
その問いに由紀子は答えない
「お前も能力を持っているんだな?『ハロウィン』ッ!!眠らせ…」
視界の端で何かが動いた
そちらを向く瀬戸
「Hey!!体育教師ッ!!僕はお前みたいなゲス野郎には負けないぜッ!!」
『ハロウィン』が眠らせたはずの聶歌が奇妙なポーズで立ってこちらを指差していた

(アレが静の思うかっこいい男なのかしら?)
うろたえる瀬戸を尻目に由紀子は思う

「何故だッ『ハロウィン』?どうしてアイツが眼を覚ましたんだ?」
『わ、分かりません~~ちゃんと眠らせましたよぉ~~』

(私が透明になって聶歌を操ってあいつを倒す)
先程静が耳打ちしてきたことだ

「お前は僕には絶対勝てないッ!!なぜなら…」
(静かに操られた)聶歌が大振りのパンチを放つ
『ハンドフル・オブ・ペイン』で防御しながら瀬戸が言う
「『ハロウィン』ッ!さっさと眠らせろ」

(まあちょっと不自然かもしれないけど寝起きの由美子ちゃんなら分からないと思うの)
「うぅ…」
由美子が…眼を覚ました、スタンド能力が弱まっている?

881:ジェスタ
03/09/17 00:12
「…なぜならッ、私の国でも体育教師は頭が悪いからだッ
 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!」
『アクトン・ベイビィ』のラッシュが瀬戸を叩きのめす
「見てた?由美子ちゃん」
静が由紀子の方を見る
由美子は目を覚ましていた
由美子だけではない、大柳も聶歌も眼を覚ましている
「静さん」
由美子がつぶやいた
「え、私?」
「静…透明化が解除されているわ」
静の疑問に由紀子が答えた…と、同時に由美子が静に飛びついた
「静お姉さまッ!助けてくれたのねッありがとう」
「ちょ、ちょっと待ってどういうこと?」
静は床の一部を透明にしてみる…透明になっている
「お姉さま、男なんてだめね、結局助けてくれなかったもの
 静お姉さまに一生付いていくわ」
「一体どうなってるのよぉ~~私にそんな趣味は無ェェェェェェェェェッ!!」

882:ジェスタ
03/09/17 00:21
とりあえず終わらせたが…最後の方が全然書けてない
誰か補完頼む
>>881のやり取りが最も重要だというのに…鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱

『サウンド・オブ・サイレンス』
射程距離内のスタンド能力を弱める(無効化する)

訂正
>>836二行目
二回の離婚と三回の離婚→三回の離婚と二回の結婚
>>879五行目
最も→尤も

883:マロン名無しさん
03/09/17 20:12
静「落ち着け。とりあえず教室へ行って、状況を整理しよう」
聶歌「う~~、何なのよ一体~」

二人が教室にはいると、吉良吉則が慌てて話しかけてきた
吉良「おお、静、汐華!俺、大変な事になっちまったよ~!」
聶歌「な、吉良!何のつもりよ!」
吉良「違う違う、俺だよ俺。平良清だよ。
   さっき突然意識が遠くなったと思ったら、奴と人格が入れ替わっちまったんだ」
ふと気が付くと平良が、忌々しいが仕方無いとでも言いたそうな目でこちらを睨んでいる。
聶歌達があぜんとしていると、繭美が静の袖をつかんで囁やきかける
繭美「あの二人、さっきから何だか急に変になっちゃってるのよ」
静「!首藤さん?君は首藤さんなのか!?」
繭美「そ、そうよ(ドキッ)静まで、どうしちゃったの?」
静「この現象、無差別に起こっているのではないという事か…?」
平良「さっき確かめたが、少なくともこの教室にいた中でこの異変が起きたのは
   僕達だけのようだ。つまりスタンド使いだけだな」
静「な…そういう事はもっと早く言ってくれ!僕は無駄が嫌いなんだ!」
繭美「プッ!何言ってるの静。似合わないわよw」
吉良「うむ、確かに」
聶歌「ちょっとそれどーゆー意味よ!」
静「…すまない、首藤さん、ちょっと向こうへ行っててもらえないかな…」
繭美「本当にどうしちゃったの、あなたたち。変よ?」


884:マロン名無しさん
03/09/17 20:14
平良「…へえ、そうかい。『無駄が嫌い』ねぇ…。そんなら僕は、目立つのが嫌いなんだ。
   とりあえずそいつに、僕の体で騒ぐのをやめさせてくれないかな」
吉良「何だと、野郎ゥッ!」
聶歌「よしなさいって…とすると、私達のも別にバナナが原因じゃないってことね。
   …ハッ!そういえば由紀子は!?まさかっ!」
由美子「そのまさかじゃあ無いとは思うけど」
教室のドアが開き、姉妹が姿をあらわす。由紀子が静のもとへ駆け寄る
由紀子「どうしよう、静お姉さま!お姉ちゃんと入れ替わってしまったわ!」
静「…まあ君達は姉妹だから、さほど問題は無いかもしれないけどな…」
由紀子「え?汐華さん!?」

一方、丁度その頃
ハロウィン「そんな馬鹿な~!?ワタシが『本体』の部屋の中以外に存在するなんて、
      絶対ありえないのにぃ~?ここはどこです~~?
      ワタシによく似た(自惚れ)人形がいっぱいありますが~?」
絵美「ここは…?まだあたしが行動できる時間じゃないはずなのに、
   暗い……『地下室』!?」


885:マロン名無しさん
03/09/17 20:15
おかしいな、「スタンド関連以外の不思議現象は起こって欲しくない」と思ったから
スタンド攻撃されたっぽく展開させただけなのに、
なぜこんなにラブコメから離れていってしまうのだろう!?SS力無いせい?
ともかく、このリレーのバトンを受け取ってくれる人はいるかな。
……あれぇっ、私からじゃなく>>873 から直接受け取っちゃうの!?

などといった冗談はおいといて、
私もコテハン名乗った方が良いですかね?
現コテハン各氏にはおよばぬものの、何本か書いていますので…。

実は◆XgzPoOaLlEも私です。でもこれは元々
>>592 の冗談を言うだけのために仮につけたトリップなので
もはやトリップキーなどおぼえてないのですが。


886:静・ジョースターの困惑編 11
03/09/17 20:38

 四田はひとり授業をサボり、部室で作業を続けていた。
 今回の新聞は、部長に黙って独断で作ったものだ。はっきり言ってバレるとヤバい。
少なめに刷ったとはいえ、さすがの「ワン・ヴィジョン」も人の噂までは編集できない。
早晩部長の耳に届くに決まっている。新聞の存在を抹消すれば別だが、それでは本末転倒だ。
 だから今、彼は作業をしている。「裏付け記事」の作成だ。
 確かに、平良清と静・ジョースターの交際というのは嘘ネタだ。が、僕の能力。
編集した事実の矛盾には、僕以外の誰一人として気づかない。重要なのはそこだ。
噂にされている当の本人達も例外ではない。今ごろデートの約束でもしているのかも知れない。
自分達がどんな理由で付き合い始めたのか、それも分からないまま結婚までするかもしれない。
が、そこまでは僕の知ったことではない。重要なのは「2人がいっしょにいる画を撮る」ことだ。
 もし、平良に本物の恋人がいたとしたら、「ワン・ヴィジョン」は不発に終わっているだろう。
そういう強い思いを打ち消して、偽のつながりを作るほどのパワーはないからだ。
でも、それでも構わない。いまごろ平良はその恋人とこっそりメールでもしているかも知れない。
ひょっとしたら記事のことで喧嘩でもしているかも知れない。
が、そこまでは僕の知ったことではない。重要なのは「2人がいっしょにいる画を撮る」ことだ。
 とにかく、どっちに転んでも、「平良清に交際相手がいる」ことの裏づけは取れる。
 今日中に「平良とその交際相手」の写真を撮る。記事もあわせて作る。
部長にばれる前に、記事を形にしておけば、万事問題ない。
新聞への生徒たちの関心も少しは高まるだろう。いい新聞をつくるのはそれからだ。


887:静・ジョースターの困惑編 12
03/09/17 20:39

 記事の大筋は大体できた。後は平良本人の写真を撮るだけだ。
 と、ちょうどいいタイミングで終業のチャイムが鳴る。実に好都合だ。
この部室から昇降口まで、直線距離で約96M。
なんとか「ワン・ヴィジョン」の射程内にある。ならばそこで監視をしよう。
平良はおそらく恋人と2人で出てくる。そこを尾行してやろう。
もし1人で出てきたら、おそらく部活動だ。そのときは、運動場が見渡せる図書室に移動しよう。
 「ワン・ヴィジョン」を、昇降口にある校是の額縁の裏に潜ませる。
ほかの人に「ワン・ヴィジョン」は見えないが、まれに見える人もいるようだし、念のためだ。

 と、そこにものすごい速さで駆けていく女生徒が。静・ジョースターだ。
平良を待とうなんて気はさらさらないようだ。じゃあ、能力は不発に終わったんだな。
どっちにしたって構わない。僕は平良を待つだけだ。
 ん? 静が先生に捕まって連れ戻されていくぞ? いったいなんなんだ、この女は?
まあいい、気にせず平良を待つことにしよう。


888:静・ジョースターの困惑編 13
03/09/17 20:40

 だんだん人が集まってきた。ぶどうの杜の増刊号は好評のようだな。
と、そこに再び静・ジョースター。今度は友人2人と一緒に登場か。
これは完全に不発だったと見て間違いないようだ。確か平良も同じクラスなのに、
平良でなく、汐華とかいう転校生と一緒にいることもその証拠だ。
ううむ、ならば平良の交際相手とは誰だろう? 事前の調査では、静が最有力候補だったのに。
まあいい。気を取り直して、平良を待とう。
 と、そのとき。
「えええええええェェェェェーーーーーーーッッッ!!」
 な、なんだなんだ、この馬鹿でかい声は? 静・ジョースターか?
急いで「ワン・ヴィジョン」を操作し、静の様子を見る。
 なるほど。記事を見て驚いたのか。不発だったならそうなるな。
 納得して視線を外しかけたそのとき。
汐華聶歌の背後から、黄金色の煙のようなものが立ち上るのが目に入る。
 なんだ?と思った次の瞬間。
 煙は、人のような形を作り出し、その手からなにやらオーラのようなものを静へと打ち出した。

   なんだ・・・? 今のは・・・?
   まさか・・・僕と似た・・・『能力』?

 四田海、他のスタンドとの初遭遇である。


889:静・ジョースターの困惑編 14
03/09/17 20:43

 四田は、そのあとのことをあまり覚えていない。
気がついた時には、手元にあったメモ用紙に殴り書きで記事の断片を作っていた。
心に衝撃を受けるたび、それを言葉で書き残す。彼の小さなころからのクセである。
震える手で書いたその字はとても本人以外には解読できそうにない。
 ぼきりと鉛筆の芯が折れた。その衝撃で、はっと我に返る。
「ワン・ヴィジョン」を再び操作し、昇降口とその周辺をあわてて探る。
 平良は? 静は? 汐華聶歌は? そして・・・あの、『能力』は?
しかし、目当てのものは何一つ発見できなかった。
 がっかりと肩を落とす。汗が垂れ、手が震えている。極度の興奮状態だ。
とてもじゃないが、平良関係の記事を作っていられるような状態ではない。
 ・・・今日は帰ろう。そう思ったそのとき。

 コンコン。


890:静・ジョースターの困惑編 15
03/09/18 22:16

 コンコン。
 新聞部部室をノック・・・しかし、応答なし。ノブを回すが、鍵が掛かっている。
静  「・・・おかしいわね」
 と、一同を見回す静。「さて、どうする?」と、表情で問い掛ける。
 間髪おかずに平良が応じた。
平良 「今日最新号できたばっかりなんだろ? 帰っちまったんじゃねーのか?」
聶歌 「いや、それはない。さっき外から見たとき、電気が点いていた」
平良 「点けっぱなしで帰ったのかも知れねーじゃねーかよッ!」
 平良は聶歌に対してはケンカ腰だ。が、明らかに理論としては弱い。
静  「それはないと思うわ。あたしが新聞部のスタンド使いなら、今日は必ず残る。
    自分の能力がちゃんと働いたかどうか? それを確認するには今日が一番いい」
由紀子「そうね、私もそう思う。それに、『気配』がするしね」
 由紀子の能力。髪の毛を植え付けてなくとも、多少の気配ぐらいは読める。
 3対1となった平良。女子2人に論破され、すこしたじろぎながらも言う。
平良 「じゃあどうするんだよ?
    スタンド使いが新聞部員だっていう証拠はほとんどねーんだぞ、
    『扉ぶっ壊して踏み込む』ってワケには行かねーだろーがッ!」
聶歌 「誰も扉をぶっ壊すなんて言ってないさ」
 と、あきれたように聶歌。静も由紀子も似たような表情だ。
平良 「な、何だよ? お前ら、なんか作戦でもあるのかよ、教えろよ」
静  「・・・まったく、鈍いわねぇ。
    うってつけな能力、アンタが持ってるじゃない」



891:静・ジョースターの困惑編 16
03/09/18 22:17

 そのころ、四田は、つい反射的に暗室に隠れてしまっていた。
写真現像用の暗室。光がまったく入らない、小さな部屋だ。
デジカメが一般に使用されるようになって20年以上たつ今、使用される機会はほとんどない。
扉ももうほとんど荷物に埋もれている。「ワン・ヴィジョン」で荷物を編集しなければ、
四田も入ることはできなかったろう。ここに隠れれば、見つかる心配はほとんどない。
 だが。あの能力。気になって仕方がない。自分の能力は、出来る限りの方法で研究した。
だが、ほかにも能力者がいる。この事実。これは、いままで僕が組み立ててきた理論を覆す。
ジャーナリスト魂がめらめらと燃え上がる。知りたい、できるだけ多くのことが。
 汐華聶歌は能力者だ。おそらく、静も、あともう1人も。
では、平良は? ほかにこの学校に能力者は? この町にはどれだけ能力者がいる?
そもそもこの能力とはなんなのか? なにが要因で身につくのか?
 知りたい。出来るだけ多くが。そのためには、彼らに話を聞くのが一番だ。
 
四田 「『ワン・ヴィジョン』ッ! 僕が暗室に入った事実を『カット』しろッ!」
 頭のリールから、フィルムの一部をちぎり取る。
四田が暗室に入っていくところを写した部分だ。
ここの事実がなくなれば、四田は部屋に入っていないことになる。
 ふっ、と、四田の体が暗室から、新聞部室内に移動した。
 そのとき。


892:静・ジョースターの困惑編 17
03/09/18 22:19

平良 「『ボール・パーク』ッ! 狙いは『部室の鍵』だッ!」
 ちゃりん、と音がした。おそらく、テーブルの上か、壁のフックか、どこかから落ちた音だろう。
平良 「おッ、手ごたえあり。ホントに部室の中にあったぜ、鍵」
静  「そりゃそうでしょ、部室の中に置くのが一番合理的だもの。
    そもそも、この中で部活やってるのアンタだけなのに、なんでアンタが思いつかないの?」
平良 「ぐッ・・・わ、悪かったな」
 そうこうしているうちに、鍵はドアのしたの隙間を通って、すでに平良の足元に届いていた。
 あまり勢いよく引き寄せると窓などを壊しかねないので、床をすべる程度に弱く引き寄せたのだ。
平良 「よッ」
 と、平良が手のひらを下に向けると、鍵がヒュッと音を立ててその中に納まった。
平良 「どれどれ・・・と、よし」
 かちり、という音と共に、ドアの鍵が外れる。
平良 「しかし、なんで本体の俺が思いつかないような能力の使い方を、
    お前ら皆して思いついてるんだ?」
由紀子「『鍵を中から引き寄せる』なんて単純なことを思いつかないほうがおかしいわ」
平良 「ぐッ・・・」
静  「余計なこと言ってないで、さっさと行くわよ!
    よりによってなんでこんなやつと付き合ってることに・・・ぶつぶつ・・・」
平良 (・・・なんだか今回の俺はいいところなしだな・・・)
 なにはともあれ、4人は新聞部の部室に侵入した。



893:マロン名無しさん
03/09/19 17:53
ジェスタ氏へ
結局、瀬戸荒海の目的や『ハンドフル・オフ・ぺイン』の能力がよく分からないのですが。


894:静・ジョースターの困惑編 18
03/09/19 19:08

静  「無駄な抵抗は止めろォォ!」
 と、かなり場違いなことを叫びながら、静は部室内に飛び込んだ。
四田 「・・・?」
 予想外のセリフに、四田もどうリアクションしていいやらわからない。
静  「銃をおろせ・・・じゃないわね。
    スタンドをしまえ! いや、出させたほうがイイのかしら? ぶつぶつ・・・」
四田 「・・・?
    『スタンド』? というのは、この『能力』のことか?」
 と、「ワン・ヴィジョン」を出す四田。4人はいっせいに身構える。
四田 「やめてくれよ、君らと戦う気なんかない」
平良 「ホントかよ? 信じられねーな」
聶歌 「僕は信じていいと思うな」
 と間髪いれずに聶歌。さすがの平良もむっとする。
平良 「汐華、お前さっきからいちいち突っかかりやがって。
    こいつは俺と静の嘘ネタを新聞に載せやがったんだぞ! 名誉毀損だ!」
聶歌 「でもそれだけで済んだじゃないか」
平良 「・・・?」
 「理解できない」という顔の平良。静も眉間にしわを寄せている。


895:静・ジョースターの困惑編 19
03/09/19 19:14

聶歌 「君の能力は『過去を変える』能力だろう。
    しかも、過去を変えて、それを現実だと信じ込ませるような強力な能力だ」
 と、四田に語りかける聶歌。四田は黙っているが、表情はそれを認めている。
 聶歌は解説を続ける。
聶歌 「手紙は鍵の掛かったゲタ箱に入っていた。あれを『取り出す』のは不可能だ。
    いや、『取り出す』ことが出来たとしても、それだけでは記事にはできない。
    本人達があれは嘘だと騒ぎ出すのは目に見えているからな」
平良 「・・・!」
 平良もようやく理解できたようだ。
平良 「それだけ強力な能力なのに、俺達にしたことといえば、ただでっち上げの記事を書いただけ」
聶歌 「そういうことだ」
静  「? どういうことよ?」
由紀子「やろうと思えば『静が崖から転落死した』っていう嘘記事を事実に出来たってことよ」
四田 「・・・まあ、難しいけど、出来なくはないね」
 と、四田。一同は黙って四田を見つめた。
四田 「あの記事のことは・・・すまなかった。実は新聞部は廃部寸前で・・・」



896:静・ジョースターの困惑編 20
03/09/19 19:15

 四田の身の上話を聞き終わった一行。流石にジャーナリスト志望の少年だけあり、
事実を的確に捉え、ほどよく脚色を加え、聞き手に感動を与える物語であった。
 そして、案の定、例の一途な少女。
静  「そう・・・大変なのね・・・わかる、わかるわッ!」
 ・・・正直、四田もこれほど感動してくれるとは思っていなかった。
というか、ただの学校新聞の話で、なんでここまで感動できるんだ?
静  「なにか、あたし達に協力できることはない?」
 うーん、そこまで困ってるわけじゃないんだけど。ちょっと脚色しすぎたかな?
とにかく、聞かれてしまったからには答えておくのが人情と言うもの。
それに、なにか戦力になるものはちょっとでも欲しいのは事実だ。
それよりなにより、僕は『スタンド』について詳しく知りたい。
 という、ちょっとした軽い気持ちで答えてしまったこの一言。
四田 「ええ、ぜひ、ご協力よろしく・・・」
 この瞬間! 静の中に眠るなにかが爆発した!
静  「聞いたでしょ、みんな! 新聞部に入部しましょうよ!」
一同 「えッ!?」
四田 「え、そ、それはうれしいけど、そこまでしてもらわなくとも・・・」
静  「いいのよ遠慮しなくて!」
平良 「俺、野球部が忙しくて・・・」
静  「なによ今日だって練習サボってるくせに! 休みの日だけでも協力できるでしょ!」
聶歌 「僕もたまに忙しくなるから、入部はちょっと・・・」
静  「じゃあいいじゃない、時々協力するって形で!」
 もうこうなった静は止められない。それだけは、どう切り貼りしても変えられない『事実』だ。


897:静・ジョースターの困惑編 21
03/09/19 19:16

静・ジョースター
廣瀬由紀子
汐華聶歌

  勢いでなぜか新聞部特捜班結成。
  もっとも、やる気があるのは、冒険の大義名分が出来た静だけであるが。


平良清

  この後部活に行き、グランド10周の罰を受けた。


四田海

  ぶどうの杜増刊号を印刷したという事実を泣く泣く『編集』したので、部長に怒られずに済んだ。
  現在、学校内のスタンド使いの情報を収集中。


クッキー

  すっかり忘れた静が、その日のおやつに食べた。


TO BE CONTENUED.....


898:静・ジョースターの困惑編
03/09/19 19:21
・・・バトルを避けたらこんな話になっちゃいました。ごめんなさい。
なんか静が完全な馬鹿女になっちゃいましたが、やっぱりダメですかね?
話が作りやすかったので、ついいじりすぎちゃいました。

ところでジェスタ氏、アクトン・ベイビィは接近パワー型ですかね?



899:ジェスタ
03/09/19 21:56
>>893
瀬戸の目的→性犯罪
『ハンドフル・オフ・ぺイン』
 感情、意識、意思を固定する
 例えば好印象を持たれた時に発動するとよっぽどひどいことをしなければ嫌われない
 相手が恐怖しているときなら、ずっと恐怖し続ける(『逆らえない』と云う思いが忘れられない)
 スタンド使い相手には効果が弱いようだ>>838,10行目
のつもりだったが正直ss内で能力が活かされてないな

>>898
 近距離パワー型?でいいんじゃない?
 >>なんか静が完全な馬鹿女になっちゃいましたが
 イヤ、あれがコメなんじゃないかッ!!
 それがイイッ!!それがbest

>>880以降書き直したいが時間がない…ウゥ
リレーもしたいのに

900:マロン名無しさん
03/09/19 22:14
職人様が増えてきてますね
喜ばしいかぎりです

>>ジェスタ氏
リレーはやりたいですね。次スレでやりませんか?

900ゲット!
次スレまでもう少し

901:マロン名無しさん
03/09/19 22:21
そろそろ次スレ移行の事を真剣に考えた方が良いかも知れませんね
テンプレ案
=============================
このスレは、ジョジョ第4部に登場した『透明の赤ちゃん』こと静・ジョースターが
花も恥らう乙女に成長した世界を舞台に
ラブありコメありスタンドがらみの事件ありな学園生活を妄想して
設定を話し合ったり、SS、リレーSSを書いたりするスレです。


前スレ
スレリンク(csaloon板)
の住人によって、すでに
URLリンク(www.geocities.co.jp)
の様に世界が出来てしまっているので、
「こんなの違う、認められない」という人は、別スレ立てた方が良いかも?


902:マロン名無しさん
03/09/19 22:21
しまった、ドミノ工場です氏のサイトへは、直リンにすべきじゃなかったか


903:ジェスタ
03/09/19 22:38
>>900
リレー(人格交換の話)

次スレはいつ頃?950くらいか?

904:マロン名無しさん
03/09/19 22:41
アクトン・ベイビィはあまりパワーの有るタイプじゃないほうがいいと思う
パワーより策で戦うってイメージあるし
どうしてもパワーが欲しければキャンディ・キャンディを出してアクトン・レディにするって手もあるし

905:ジェスタ
03/09/19 22:54
>>901
 >>14
 困惑編はてっきりあんな感じになると思ってた
>>904
 パワーより策は同意なのだが近距離で非パワー型って何型?

906:マロン名無しさん
03/09/19 23:46
>>905
何型だろ?普通に近距離型かな

自分のイメージだとアクトン・ベイビィは
パワーはD~Cくらい
射程距離は約10mで浮遊移動可能
『スタンドが何処で何をしているのかわからない』という状態から
相手の虚をついて倒す戦法を得意とするってとこ
これだと中距離型かな

ところでストーン・フリーのパワーAって過大評価だと思わね
CかBだろ
鉄格子を破壊出来ないくらいのパワーってのが物語とバランスがとれていて緊張感を出していたと思う

907:静・ジョースターの困惑編
03/09/20 10:43
>>905
自分も困惑編はすっかりああするつもりでやってましたよ。
でも長くなりすぎたので後半をばっさり『カット』。
存在した事実ごと抹消させていただきました。
(四田に入れ込みすぎて、ゲス部員にしたくなかったという説もあり。)

アクトン・ベイビィは、ヴィジョンなしか、あるいは>>14のサイトのような感じの
イメージで考えてました。
近距離非パワー型はヘヴンズ・ドアーみたいな感じになるのかな?

908:ジェスタ
03/09/20 21:14
その後、静達は放課後までこの現象の原因を探るべく学校中を駆けずり回った、が…
「もしかして本体はもう帰ったのか?」
夕日の差す美術室で静が、いや聶歌が言った
「少し、状況を整理しよう」
吉則が言いながらレポート用紙とペンを出す
「入れ替わっていたのはスタンド使いだけのようね…」
「アタシと聶歌…由紀子と由美子ちゃん、平良と吉良」
「僕と瀬戸先生もだ、それに黒尾君と四田君も」
大柳が追加する
「『ハロウィン』と元宮さんもでした」
と言うのは由美子、彼女は『ハロウィン』と仲良くなったらしい
「それから、さっき電話してみたんだけど、お義兄ちゃんや噴上さん、辻さんは入れ替わっていないみたい」
「父さんと母さんも大丈夫らしいわ」
「と云うことは、コレは学校でのみ起こっているわけか」
吉則は言われたことをすらすらとまとめていく

「さて、これからどうする?」
…………数秒の沈黙…………
「『家に帰る』…か?」
大柳の意見は当然といえば当然なのだが
「そんな、先生!どっちの家に帰ればいいんですか?由紀子たちはいいとしてもアタシ達は」
「あなたはまだいいじゃない静、身内にスタンド使いがいるならフォローしてもらえるでしょう?
 私こそどうしたらいいのかしら?よりによって男の子と入れ替わるなんて!!」

しかし、鴉子のあせりは半ば演技だ
彼女だけではない、聶歌も吉則にもこの現象に心当たりがあった
(『狗』、アイツのスタンドでは?)

「どうする?いっそのこと全員で学校に泊まるか?」

909:ジェスタ
03/09/20 21:18
この後、バトルパートとラブコメパート同時進行



じゃ、なくてもいいけど

910:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/20 22:36
素晴らしいですな
人格入れ替えは第五部でやっているだけに、
話しを膨らますのは難しいと思っていましたが
さすがジェスタ氏です
続きに更なる期待

911:ジェスタ
03/09/21 00:53
ところでSS群を時系列に並べるとどうなる?

912:静・ジョースターの困惑編
03/09/21 07:47
>>911
「困惑編」は一応秋です・・・。「日が短くなってきた」っていいましたしね。
季節で大体分けていくのがいいんじゃないかと。
ところで、もう2、3個書きたい話があるんですが、コテハンのほうがいいですかねえ。

913:静・ジョースターの困惑編
03/09/21 07:57
>>908
静「先生、学校に泊まるとしても、ひとつ問題が・・・」
 と、静(中身は聶歌)がおずおずと切り出した。
 知的にしゃべる静の姿に違和感を感じつつ、全員が注目する。
静「こういう場合、男子と女子の部屋は分けるよな?
  この場合、僕はどっちに分類されるんだ?」
平良「何をくだらないことを・・・」
聶歌「何言ってんのよッ! 大問題よッ!」
 と、聶歌(中身は静)。いつものつもりで平良に突っ込んでいるが、
中身が吉良であることをすっかり忘れている。
彼女の脳の処理能力はすでに限界オーバーだ。
大柳「うむ、確かに。
   精神で分けても肉体で分けても、男女がいっしょに寝ることになる。
   さすがにそれはまずいな」
 と、大柳(中身は瀬戸)。
一同(お前が言うことか?)
 一同がいっせいに心の中で突っ込んだことは言うまでもない。

914:ドミノ工場です
03/09/21 15:38
>>元◆XgzPoOaLlE氏、困惑編を書いた方へ
コテハンかトリップつけて貰った方がありがたいという人間がここに一人おります。
ログを纏める時に作業が楽だからという個人的な理由からなんですが。
出来ればということで、ご一考くださいー。

>>902
いやいや、気になさらなくて結構ですよ。
一応スレのまとめサイトですので直リンおkです。

915:ジェスタ
03/09/21 18:15
>>913
吉良吉則は思う
さて、どうするか…
『狗』か、或いは『老人』のところへ行って解除してもらうか?
それともこれを機にこいつらのスタンド能力をそれとなく聞き出すか?
「ところでさ~」
吉則の思考は静の声によって中断された
「由美子ちゃんの『サウンド・オブ・サイレンス』ならこれを解除できるんじゃないの?
 スタンド能力を無効化できるんでしょう?」
こいつら本当に僕を怪しんでいるのか?それともコイツがただ間抜けなだけなのか?
「ダメよ静、そんなの最初に試したわ、それにね、前から何回か調べてみたけど…
 どうやら由美子のスタンドは由美子が無意識の時、寝ている時や、気絶している時にしか発動しないらしいわ」
吉則にとっては思わぬ収穫だった
これで学園内で謎の能力者は残り四人か…

916:demonai
03/09/21 20:55
吉良「(平良)何だ、少し冷え込むと思ったら、ちらついてきやがったぞ」
由紀子「(由美子)わあ、雪だ雪だ」

大柳「(瀬戸)それにしても、うちの学校にこんなにスタンド使いがいたとは、驚きましたな」
瀬戸「(大柳)うん、黒尾君や吉良君もそうだったとは意外でしたけどね。
   でも、これだけじゃないはず。僕が把握しているだけでも、ほかに
   2-Dの竹西君とか、1-Aの進藤君とか、3-Bの大塚君とかいますし…」
大柳「(瀬戸)…なるほど、学級閉鎖で学校に来てない子達ですな。
   今年のインフルエンザは例年にも増してひどいようですからね…」

なにィッ、まだそんなにいるのか!
教師二人の話を聞いて、吉良は驚く。
……待てよ?今『吉良君もそうだったとは意外』と言ったな。
そうか!そういえば美術室騒ぎの時、PPEについでに『僕がスタンド使いであるという事実』
に関する記憶も食べてもらっていたんだった!
それを今回は当初から自分でバラした…クソッ、僕としたことがなんというミスを…
ということは、『解除』してもらうわけにもいかないな。あの時『狗』がどこにいたのか、
どう行動してればやめさせられたのか確認した上で、『巻き戻し』しなければならないな。
幸い、それくらいの『ストック』は残っているが…やはり正直、こんなところで使うのは痛いな。


917:demonai
03/09/21 20:56
ほかにも『スタンド使いな生徒』を出したかったので、勝手に冬にしちゃいました。スミマセン。

それと私は>>885 です。
以前に2度ほど「○○でも○○でもない」という名前で書いたことがあるので
このコテハンを名乗ることにしました。
ほかに書いた物は、今調べる時間が無いので、また後で…


918:ハーツ
03/09/21 21:31
困惑編作者です。以後、このコテハンを名乗ることにします。
2,3日中に次の話がうpできる・・・かな・・・できたらいいな。



919:ジェスタ
03/09/22 00:19
>>917
由美子登場編の方だね
なにィッ、まだそんなにいるのか!
ということは解決編を思いついたということか?…とか書いてみたりして、ハハ
demonaiって最初見たとき英語でも仏語でも伊語でもない言葉のデーモンだと勝手に思ってた

そしてハーツ氏
お二人の活躍を期待しつつテスト中に付き私はROMに

920:ジェスタ
03/09/22 01:15
春、満開の桜の下無礼講の花見
『老人』「春だな…」
『彼』 「春ですね…」
『老人』「静・ジョースターは二年になれたか?」
『彼』 「普通なれますよ…」
『老人』「あの学校にはスタンド使いがいっぱいいるな…」
『彼』 「そうですね…」
『老人』「じゃぁ、広瀬由美…」
『狗』 「黙れロリコン…」

ちょっと思いついたんで

921:ジェスタ
03/09/22 16:36
学年
+1:黒尾鴉子
 0:吉良吉則,汐華聶歌,首藤繭美,平良清,広瀬由紀子,四田海
-4:広瀬由美子

時期
1年春
 その人は切り札、全てを翻すジョーカー
1年夏休み
 走る為に生まれてきた
1年秋(*)
 ぶどうヶ丘怪奇譚 美術室の幽霊
 静・ジョースターの困惑
1年(*)
 Killer with Iron Maiden
 黒い天使は『アイ』を囁く
2年春
 Deliberately Limited Preliminary Prelude Period In Z
2年冬
 リレー中
小ネタは未完

*
>>666
テスト直前に、いろいろやっていたのだから、当然といえば当然なのだが。(黒天)
>>576
静「えっ?『吉良吉則』?そりゃ1年の時から一緒だから名前くらいは知ってるけど…」 (KIM)

てことはこの二つは静2年以降か?
すると怪奇タンも自動的にそうなるが…
まぁ>576を「~同じクラスだから~」とかにすればいいだけだけど

922:demonai
03/09/24 23:23
>なにィッ、まだそんなにいるのか!
>ということは解決編を思いついたということか?…
いえいえ、とんでもない
具体的な『狗』の能力が見当つかないからムリですw
『別の話』を構築中なので
「今まで登場したのだけが学園内のスタンド使いのすべて」
とされるとマズいと思ったものですから

一応
大塚君 >>854
竹西君 >>441
を考えてますw今回の話には出しませんが


923:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/25 20:31
人がいないような気がする。職人様はたくさんいるのに・・・


>>demonai氏
『狗』は単純に人格の入れ替えでいいんじゃないかと
もしくは『精神を抽出して他人に注入するスタンド』とか


もう少しで光ファイバー導入、ダイアルアップでちまちま接続する生活とはおさらばです

924:マロン名無しさん
03/09/26 18:51
>>821
「…4年前の失踪事件、か…。」
教師はぼんやりと過去を思い出しながら独り言をつぶやいた。
「それが何か?」
その独り言に答えた人物―『彼』が口を開いた。
「いや…そういえばそんな事件が3・4件あったなと思い出していただけだ。」

>>845
「七不思議の『開かずの地下室』、覚えているな?それがさっき開けられた
 あそこは本当に『開かず』なんだ。六年…位前に鍵が紛失しそれ以降
開放されたことがないもともと全然使っていなかったから支障はなかったが…」

>>884
絵美「ここは…?まだあたしが行動できる時間じゃないはずなのに、
   暗い……『地下室』!?」

>>908
夕日の差す美術室で静が、いや聶歌が言った

925:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/27 23:53
完全復活、Bフレッツ!
というわけで、SSを投稿します
人格入れ替え話を放り出したままですが、そちらはいずれリレーすると言うことで


一つだけ
今回の話に出てくるスタンドは、某スレで頂いたものです
その節はどうもありがとうございました>『男』

926:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/27 23:55
『大穴』―
ぶどうヶ丘高校東校舎の四階、廊下の突き当たりにそれはある。
『大穴』といっても洞穴のようなものではなく、むしろ窪みと言ったほうがいいかもしれない。
壁にできた、直径一mほどの窪み。
いつからあるのか、どのようにしてできたのか、なぜ修理されないのか……それら全てが謎に包まれている。
リーゼントをけなされた男子生徒が殴った跡だとも、
馬鹿にされてキレた生徒に「削られた」のだとも言われているが、定かではない。

個人的に、静は後者ではないかと思っている。
もし仮に仗助がやったのだとしたら、『C・ダイヤモンド』で直さないはずがない。
そもそも、仗助なら間違いなく『壁』ではなく『人』を殴るだろう。

まあ、それはさておき。

『大穴』にまつわる怪談は皆無と言ってもいい。七不思議にも入っていない。
所詮、『大穴』は『少し欠けた石像』とか『ひび割れた窓ガラス』などと同じ類のものだからだ。
それを見て『不気味』だと感じる者は、一人も居なかった。

927:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/27 23:57
「ところがだ!」
新聞部特捜班―静・聶歌・由紀子の三人を前にして、四田海は熱っぽく叫んだ。
「『大穴』について奇妙な情報があったんだよ」
久々の特ダネが嬉しいのか、表情は朗らかだ。
「仮に鈴木さんということにしておこう、その人からの情報なんだけどね……」
「なんで仮に、なんですか~?」
静は教師に質問する時のように尋ねた。
四田が簡潔に答える。
「情報提供者のプライバシーは守る。ジャーナリストとして当然のことだよ」
「なるほど……」
「話を続けるよ。
 鈴木さんが二日前の夜、忘れ物を取りに来た時におかしなものを見たそうなんだ。
 本来なら『大穴』があるべきところに、『ドア』があったって……」
「ドア?」
「そう、『ドア』だ。不思議なことに、暗闇の中で光っていたそうだ。なかなか立派な造りだったらしい。
 鈴木さんは怖くなって逃げ出そうとも思ったが、勇気を振り絞ってそのドアを少しだけ、開けた」
「わくわく。それで、どうなったの?」
「……豪華な部屋が見えた。とてもきらびやかで、高級そうな部屋だ。
 そこには人間が二人居て―背中を向けていたので顔は見えなかったそうだ―なにか話している風だった。
 鈴木さんは、今度こそ本当に恐ろしくなって、とうとう逃げ出した……」
「おお…怪奇現象ね」
「怪奇現象だよ。それに、もしかしたら……何らかのスタンド能力かもしれない」
四田は嬉しそうに微笑んだ。

928:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/27 23:58
「あのさ…僕は帰ってもいいかな?」
と聶歌。
「見たいテレビ番組があるんだ。たしか……えーと……」
ちらりと由紀子を見る聶歌。
それを受けて、由紀子が聶歌をフォローする。
「老人介護に関するドキュメンタリーよね! 今夜七時からの!」
「あ~そうそう、それが見たいんだ……アハハハ」
「ドキュメンタリーは勉強になるもんね……ウフフフ」
二人とも、早く帰りたいがために嘘をついているのがバレバレだ。
「ダメよ! 二人とも、帰っちゃダメ!」
静の叫び。
それを聞いて、聶歌と由紀子が同時にため息をついた。
(遅かったか……)
こうなっては、どんなことを言っても帰れそうにない。

「これから真夜中の学校を探検よ! 新聞部特捜班として、『大穴』の謎を探るのよ!」
「……本当に?」
聶歌の祈るような声を無視して、静は元気よく叫んだ。
「行くわよ!」
「行ってらっしゃい。頑張ってねー」
のんびりとした声で、四田が言った。
「ちょ、ちょっと待て。おまえは? お前は行かないのか?」
聶歌が、四田に激しく詰め寄る。
その瞳には、憎悪に近い怒りが燃えあがっている。
「言い出しっぺだろ? おまえ、ジャーナリストだろ? まさか、このまま帰るつもりなのか?」
「うん、そのまさかだ」
四田はニヤリと笑った。
「ぼくもね、『衝撃ドキュメント! 老人介護の悲惨な実態!!』を見たいんだよ」

929:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/27 23:59
続く


由紀子の影が薄い…

930:マロン名無しさん
03/09/30 20:41
ちょー寂れてるね

931:ドミノ工場です
03/09/30 23:04

恋人にリンゴをあげよう 芯の無いリンゴを―イギリス民謡 『恋人にリンゴを』より

今日の辻マヤは―いや、今日も辻マヤはけだるい。
それは体質の所為でもあるし、仕事が忙しい故のけだるさもあるのだが、
一番の原因は『永遠の愛』を誓える恋人たちが未だに現れないからだった。
辻マヤは自分が姉ほど恋人たちを祝福しようなどという殊勝な性格をしているとは思っていない。
むしろ逆だと思っている。
姉が志したのは童話のシンデレラに出てくる良い魔法使いだ。
そして扱えたスタンド能力の名もまた『シンデレラ』である。
では、自分は?
スタンドの名前は『スノー・ホワイト』―白雪姫だ。
その白雪姫に出てくる魔法使いは誰?
白雪姫の美しさに嫉妬し、他人を認めぬ狭量な王妃。
妬んで嫉んで、白雪姫に毒のリンゴを渡した魔女。
―この上なく悪い魔法使いだ。

『スノー・ホワイト』の能力は運勢の固定だ。
姉の場合は30分の時間制限つきだが、自分の場合は『試練』を乗り越える事によって運勢の固定を行う。
『試練』には幾つか種類があり、数日程度の運勢固定ならば割合簡単な『試練』になる。
一週間、一ヶ月、一年となるにつれ難しくなる。簡単にはクリアできない。
そう。『永遠の愛』が欲しくば、この悪い魔法使いに一矢報いれば良いだけの話。
しかし悲しいかな。一日二日程度の試練に打ち勝てた者は多く居れども―。
『永遠』を誓う者は残念ながらまだ現れない。
そして今日も噂を聞きつけた恋人たちが『永遠の愛』という触れ込みに惹かれて『試練』に挑戦するのだろう。
そして今日も辻マヤはその恋人たちに、白雪姫に毒のリンゴを渡した魔女のように『試練』を渡すのだろう。
いつか自分に一矢報いる恋人たちが現れることを願って。

「ふぅ~……いらっしゃい。今日はいかがされますか?」

おしまい。

932:ドミノ工場です
03/09/30 23:05
辻マヤって今までSSに出て来てないから
人となりとスタンドの細かな性能を軽く書いてみたんだが……。
もうね、アフォかとヴァカかと。
肝心なセリフが無いし静が微塵も出てきてないじゃねーかと小一時間(略

>>930
さ、寂れてるって言うな! マターリしてると言えッ!
……まぁ、言葉を繕っても意味ないですが。

この調子だったら950じゃなくて970で次スレでもいいような気がしてきました。

933:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/30 23:38
>>932
毒林檎を食べて死ぬ試練はどの程度の日数ですか

マヤの話は、カップルがいないと書きづらいですね
誰かをくっつけません?

934:930
03/10/01 00:34
>>932
確かに、バキスレヤムスレなどの荒れ方を見れば、このスレはマターリだな

935:マロン名無しさん
03/10/01 02:36
第935話『wooly colder parody』

元宮絵美はぶどうヶ丘高校の美術部員だった
彼女はこよなく芸術を愛する少女だった
テストでよい点数を取るとか、素敵な人と恋をすることも大切な事だとは解ってはいたが、
それ以上にそういった生活の中にある喜びを絵で表現したいという欲求のほうが遥かに強かった
自然、街角、人物、動物、植物あるいは思い…
目にとまり感動したものは一つ一つ描きとめた
スケッチブックは半月もしないうちに埋めつくされた
彼女にはあまり友人と呼べる人物がいなかった
むしろ友達と買い物をしたり、カラオケに行ったり、好きな男の子の話をしたりするのは苦手だった
もちろん友達と遊ぶのが嫌いだったわけではなかった
ただ、その欲求が他の人よりも少し小さかっただけだ
彼女の作品のほとんどが完成されることはなかった
美術室や、自屋は未完成の作品であふれていた
水彩、油彩、膠彩、美術室の作品は整理されていたが自室には散乱していると云う表現がぴったりだった
しかも惜しげもなくその作品を捨てていた
両親が、教師が、友人がどんなに言っても捨ててしまった
完成された作品に興味がなかった
自分の作品はもちろん他人の、いわゆる巨匠と呼ばれる先人達の、作品ですら
他人の作品を見るときその絵を見ていなかった
その絵で何を伝えたかったかなど興味がなかった
何故その絵を描いたのか?どの様な思いでそのモデルを見ていたのか?あるいは聞いていたのか?触れていたのか?感じていたのか?
興味はそこにあった

936:ジェスタ
03/10/01 02:37
彼女の作風、又作品へ取り掛かる姿勢が変わったのは2年に進級した年の春だった
先ず自然を描かなくなった
更に風景全般を描かないようになり動物や植物も描かなくなった
抽象画も描かないようになり、終にはその題材は人物へと絞られた
周囲の人物はみな驚いた
又、作品を完成させるようになった
彩色することはなくなったが細部に亘り緻密に描くようになった
周囲はそれを歓迎した
ただ一人、それを否定した友人がいた
『面白くなくなった』
その友人の評価だ
その友人は最も仲のよかった親友だ
少し寂しくなったが、今思うと親友は最も絵美の絵を理解していた人間なのだろう
きっと、絵美自身よりも
誰も気付くことはなかったが、彼女の題材に他に比べて圧倒的の多く選ばれる人物がいた
鳥栖一、その年ぶどうヶ丘高校へ赴任して来た新人教師だ

937:ジェスタ
03/10/01 02:43
『『ジョジョの奇妙な冒険』外伝.静・ジョースターの学園ラブコメ』外伝です
例によってラブコメにはなりませんが(鬱)ラブコメ風味にもなりません
今回はなるべく短く仕上げるんで…書いていい?

938:マロン名無しさん
03/10/01 19:49
>>937

>>811


939:ドミノ工場です
03/10/01 22:23
>>611 ◆YMXGRjSTq6氏
死んでも良いと思える程の覚悟を持っていて、
なおかつ相手の事をそれだけ思っているならば
それこそ『永遠の愛』と言ってもいい・か・も…

あとは試練に失敗したら七人の小人よろしくハイホーハイホーと働くとか。
魔法の鏡みたいに、エステに来た客を褒めなきゃならんとか。
ろくでもない考えしか浮かびません。
誰かをくっつける話なら、個人的には繭美でFAです。(誰が相手とかは思い浮かばないけど)

>>ジェスタ氏
書きこみを『許可』するッ!
というか、是非とも書いてください。お願いします。

940:demonai
03/10/02 00:25
しばらく来られなかったのですが…リレー全然進んでませんねw
とか言いつつ、私も内容的に全く進展させてませんが



聶歌は考える。
…『老人』の組織に潜入して、『狗』を紹介された時に
その事を報告した時に言われた通り、ポルナレフさんの派遣を要請するか…?
そういえばこの前定時連絡した時、ミスタさんがやたら日本に観光しに来たがってたからな、
兄さんの許可さえ降りれば、喜んで連れて来てくれるだろうが…
…いや、やはりダメだ。いくら僕自身の意志で組織を裏切った形になったとはいえ
まだ『老人』達にはパッショーネの『監視』を知られる訳にはいかないし、
何より来日を待ってたら時間がかかりすぎる。自力で解決した方が速い。
僕もそうだが、兄さんは僕以上に無駄を嫌うからな。
だが……『狗』の力から考えると、効果範囲や効力がちょっと強すぎるような気がする。
もしや、暴走してるのか?


聶歌「(静)ねえ、総合病院のマニッシュ先生に来てもらったらどうかしら。
   『デス13』の『なんでもありの夢の世界』で、それぞれ自分の体を
   そのまま元の体に変形させるのよ」
由紀子「(由美子)さすが静お姉様、冴えてるゥッ!ハロウィンは皆を眠らせるの得意だし」
由美子「(由紀子)ダメよ、それじゃ当のハロウィンと絵美さんは
    そもそも体を持たないから戻れないじゃない。それに、そのやり方だと
    体内まで変えなきゃならないから、スプラッタになっちゃうでしょ。
    たとえ夢でも、そんなの見るの嫌だわ」


941:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/02 01:12
「さて、来てはみたものの―」
静は『大穴』の内側を撫でてみた。
すべすべしていて、まさに『削った』といった感じ。どうやら、あの噂は本当だったようだ。
(こんど、虹村さんに訊いてみよっと)
静は、義兄の親友の馬鹿面を思い浮かべた。
ともかく、それはどう見ても触っても見慣れた『大穴』で、『ドア』なんかではない。
それだけは確かだった。

一方、聶歌は大穴の周りをいろいろと調べていた。
触って、叩いて、耳を押し当てて……。
「異常はないな。壁の中が空洞になってるわけでもなさそうだ」
「じゃあやっぱり、スタンド?」
「うん、間違いないだろう。スタンド使いは引かれ合うって言うしな……問題は、そのスタンド使いは誰かということだ」
「誰でもいいわよ! 異常がないんだったら、今日のところはもう帰りましょう」
由紀子が提案…というより、強迫する。
ギラギラした双眸は、「うんって言わないとぶっ殺すわよ」と言っている。

942:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/02 01:15
「残念だったわね。七時まで待つわよ」
「なんでよ、静?」
由紀子が憮然とした表情を浮かべる。
「鈴木さんによると、『ドア』を見たのは七時頃だったらしいの。
 今はだいたい六時……あと一時間、そこの教室で待機しましょう」
すぐそばの教室を指差す静。
歩み寄り、教室のドアに手をかける。が、すぐに手を離した。
「鍵がかかってる……。どうしよう、廊下で待つ?」
「考え無しだな。後先考えないからそうなる……」
そう言って、聶歌は『DJT』を発動させた。
「ピッキングの才能を向上させた……ほら、針金だ」
聶歌が投げた針金を受け取り、それを南京錠に突っ込む。
《カチャカチャ……ピン!》
所要時間十秒。
「あんた、いつも針金を持ち歩いてるの?」
「偶然だよ」
「どんな偶然よ……」
などと軽口を叩きつつ、三人は教室に入った。

943:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/02 01:18
なんつーか、グダグダな文章……とっとと本題に入りたいよ


>>ジェスタ氏
続きキボンヌ

944:マロン名無しさん
03/10/02 13:40
正直、次スレいらない

945:ジェスタ
03/10/03 23:40
ぶどうヶ丘高校美術部は廃れているが部員だけはかなりの数がいる
なんでも絵美の入学する以前に超美人な先輩がいたらしい
まじめに美術に取り組んでいるのは絵美を含めて5~6人ほどしかいない
そんなわけで、新任の教師鳥栖一が美術部の顧問となることになった

かしゅかしゅと紙の上を木炭が滑る、その音だけが美術室に響いている
「どう?」
モデルが話しかけてきた
「うん…」
絵美は生返事を返す
再びその場を支配するのは木炭と紙の摩擦音のみとなった

「ふぅ…」
絵美が顔をあげる
目の前のモデルと話をしようとしたが…いない
「また、そんな描き方をしている」
隣から声が聞こえた
「茉莉ちゃん…」
「久しぶりに人間以外のものも描いたらいいじゃないか」
相変わらずこの友人の言うことには遠慮はない
「ん…」
茉莉が何を言いたいかは分かっている
絵美がうつむくと同時にチャイムが鳴った
「それじゃぁ私は帰るよ、愛しの先生にもよろしく」
顔が赤くなったのが自分でも分かった
「何言ってるの、茉莉ちゃんッ!」
「あぁ、違った?それは悪かった、でも見ていれば誰でもそう思うと思うけどね
 で、違うの?」
絵美は耳まで赤くしてうつむいてしまった
そしてそれは茉莉が最後に確認された姿だった
一学期最後の日…茉莉は失踪した

946:ジェスタ
03/10/03 23:48
『wooly colder parody』が
Cut,Shuffle...OPEN THE GAME!につながるかも

947:マロン名無しさん
03/10/05 23:24 MYb88g2A
もうすぐ950でーすね

948:マロン名無しさん
03/10/06 13:12
どうする?>>932 の言う通り970で次にする?

今だ先の見えないリレーは仕方無いにしても
ジェスタ氏と611◆YMXGRjSTq6氏の現行SSはこのスレ内で完結して欲しいなと思ってるのだが


949:ハーツ
03/10/06 21:36
申し訳ねぇですぅ・・・、パソコンが壊れちまいまして、2,3日中どころか2週間以上も
空けてしまいましたぁぁ・・・。データ全部飛んじゃったよう。今大急ぎで再執筆中です。
よろしければ次スレに乗せさせてください・・・。

この流れなら、970でもよさそうですね、次スレ。
テンプレは>>901のでいいのかな?

950:ジェスタ
03/10/07 00:42
夏休みに入ってからも絵美はよく学校に来ていた
美術部の集まりだから…と云うわけではない
まぁようするに…

「どうだい?うまく描けた?」
絵美が顔を上げたところへ鳥栖が声を掛けた
「はい…」
久しぶりに納得のいく作品になったと思う
鳥栖が絵美の後ろへ回り作品を見ている
少し前までは自分作品を見られることに特に感情は抱かなかった
だけど今は、なんだか恥ずかしい気分だ
何故だろう?鳥栖が相手だからか?
「どうですか?」
沈黙に耐えられなくなったので聞いてみた
「うん…よく分からないな」
正直過ぎるのもどうかと思う

951:ジェスタ
03/10/07 00:43
沈黙が場を支配した
今美術室にいるのは鳥栖と絵美の二人だけだ
二人は互いに見つめ合う
二人には、声には出さずとも、互いの気持ちが分かっていた
多分、自分の気持ちを声に出せば、受け入れられる
だけど、今は…
絵美は、目を閉じて、あごを上げる
(きっと先生はキスしてはくれない…)
鳥栖は、絵美の頭に手をやる
(きっと絵美は待っていてくれる…)
絵美は、鳥栖の胸に顔をうずめる
(だけど、約束を…)
鳥栖は、絵美を引き寄せる
(誓いを…)
絵美が眼を開ける
鳥栖の声は、暖かい
「君が卒業したら、ずっと一緒にいよう」

952:ジェスタ
03/10/07 00:46
そろそろ日も沈む
絵美は軽い足取りで昇降口へ向かっていた
自然と笑みがこぼれる
あんな風に心が通じるなんて
自分は今、人生で最高に幸せなのかもしれない
いや、ずっと先生といられたなら、その時が
先生がお茶に誘ってくれた
早く靴に履き替えて駐車場まで行かなくては
でもあんあところをもし、誰かに見られていたら
そう思ったら顔が熱くなった
今日の作品はきちんと色を塗って仕上げよう
完成したら先生にプレゼントしようか?
「君、ちょっといいかい?」
そんな声が取り留めのない絵美の思考を止めた
アレは、中等部の時の瀬戸先生…
夏休み最後の日…絵美は失踪した

953:ジェスタ
03/10/07 00:53
(改行)
そして鳥栖は、25年間慣れ親しんだ名を捨て『狗』と呼ばれることを選んだ
ただ、絵美のために

to be continued

↑を追加
とりあえず終わらせたが、はしょりすぎだなぁ

次スレは970かな

954:ジェスタ
03/10/07 01:28
ぶどうヶ丘高校図書委員長ドミノ工場氏へ
これは『wooly colder parody』の続きなのだが蛇足なので図書館へは入荷しないで頂きたい

もうどれくらい経っただろう
この部屋へ案内されてから30分は経った気がする
その間鳥栖は『老人』と名乗る老人と一言も声に出さず向き合っている
襖が開いて、スーツ姿の人物が入ってきた
この部屋へ案内した人物とは違っていた
その男は懐からディスクを取り出し『老人』に渡した
不思議なディスクだ、プラスチックの様な気もするが、生物の様でもある
男が『老人』にディスクを渡した時、ぐにゃりと曲がった様な気もする
「鳥栖一…といったな?」
『老人』が声を掛けてきた
「お前の望む力…幽霊に身体を与えること…
 このディスクに込められた能力ならば…或いは可能かもしれない」
自然と手を伸ばしていた
『老人』が見せ付けていたディスクを引っ込める
そこで我に返る
「本当に、そんなディスクで…」
「そんなことは知らん」
鳥栖の問いかけとも独白ともつかない言葉を『老人』が一蹴した
「お前の精神力が強ければ、強く望めば、願いは叶うかもしれない
 我我はそのきっかけを与える、そしてその代償を受け取る、それだけだ
 お前が得た力を個人的にどう使おうと、失敗しようと、我我の知ったことではない」

僕には、失敗したらどうするとかそんなことを考える余裕はない
ただ、もう一度絵美をこの手に抱けるなら
否、もう二度と絵美をこの手に抱けないのなら…どうなろうと構わない

955:ハーツ
03/10/07 18:44
>>940

 突然、平良(中身は吉良)が立ち上がった。
瀬戸(大柳)「? どうした?」
平良(吉良)「いえ、ちょっと・・・」
 と、静(聶歌)と四田(黒尾)に目配せをすると、教室を出て行った。

 1分後、廊下にて。
静(聶歌)「どうした? 目立つのは嫌いじゃなかったのか?」
平良(吉良)「皮肉ならあとでいくらでも聞いてやるさ。
       それより、僕はこれから『狗』を始末しに行く」
 びしり、と言い放つ平良(吉良)。
四田(黒尾)「らしくないわね」
平良(吉良)「なりふりかまってられる状況じゃないだろう。
       君たちだって、そうすべきだと思ってるんだろう?」
静(聶歌)「・・・まあ、確かにそれはあるな。能力が『暴走』している感じがする。
      ほうっておくと取り返しのつかないことになりそうだ」
平良(吉良)「だろう? 協力してくれ」
 二人を交互に見つめる平良(吉良)。
四田(黒尾)「・・・ますますらしくないわね。
       いったい何をたくらんでるの?」

956:ハーツ
03/10/07 19:06
>>955
平良(吉良)「たくらむとは人聞きが悪いな・・・。僕はただ事件を解決したいだけさ。
       それも円満に・・・ね」
四田(黒尾)「・・・」
平良(吉良)「そんな顔で見ないでほしいな。僕はそれほど信用がないのかい?」
四田(黒尾)「ないわ」
 びしり、と言い返す黒尾。さすがの吉良もむっとする。
四田(黒尾)「私は反対よ。暴走してるんだったら、本体に罪はないじゃない?
       それに、また尾行される日々に逆戻りするのなんてお断りだわ」
 以前、『彼』から聶歌を救い出したことで、黒尾は組織にマークされ、しばらく監視されていたのだ。
四六時中監視されている聶歌にとっては、なにをいまさら、ともいえるせりふではあるが。
静(聶歌)「僕も反対。静や平良だけなら騙してこっそり抜け出せすこともできるだろうけど、数が多い。
      先生もいるしな。今後活動しにくくなるぞ。目立つのは嫌いなんだろ?」
平良(吉良)「・・・そうか。じゃあ頼まないよ。『アイアン・メイデン』!!」



 突然、平良(中身は吉良)が立ち上がった。
瀬戸(大柳)「? どうした?」
平良(吉良)「いえ、ちょっと・・・トイレに」
瀬戸(大柳)「そうか。まだ何か異変が起こるかも知れないから、気をつけろよ」
 教室を出て行く平良(吉良)。誰一人としてその行動を疑うものはいない。

吉良(異変が学校内だけで起こっているということは、『狗』は学校の中にいるということだ・・・。
   異変が起こったのは今朝。限界まで巻き戻せば、大体事件の1時間前ぐらいまでいけるはずだ。
   あと30分以内に、なんとしても『狗』を見つけ出し、原因を聞き出してやる!)

957:ハーツ
03/10/07 19:20
うーん、カッコが読みづらいなぁ・・・。もうちょっとうまい表記方法はないものか。
狗との絡みのほうはジェスタ氏におまかせします。あと解決案も。

958:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 20:25
んじゃ、俺もうぷろうかな
最近規制がきついし、>>948ということもあるしね

でも、完結は難しいかな・・・今日中になんとか・・・

>>ハーツ氏
個人的には、中身を前に、体の方を()で括ってもらえた方が読み易い
『吉良(体は平良)』みたいな感じで

959:マロン名無しさん
03/10/07 20:30
「そろそろ日も暮れたわね…」
静の声に、マンガ(ちなみに『ピンクダークの少年』)を読んでいた由紀子が顔を上げた。
「ホント、いつのまにやら真っ暗ね…。まるで私の心を映したかのよう……とっとと帰りたいわ」
「由紀子ぉ~、今度何かおごるからさぁ、機嫌直して?」
「トラサルディーのイタリアンジェラートね」
「う……わかったわよ。あれ、高いんだけどなぁ……」
「静さぁ、いい加減こういうことに首突っ込むの止めたら? いつか取り返しのつかないことになるかもよ?」
「だって―」
『静かに!』
静の抗議は、小さくも鋭い聶歌の声に制された。
「な、なによ?」
(窓だ、見ろ)
静が窓を見ると、ライトの光が写っていた。
ゆっくりと左右に揺れ動きながら、徐々にその照度を増していく。
(なに、あれ?)
(用務員が見回りにきたんだろう)
耳を澄ませば、二人分の靴音が聞こえた。
この学校の用務員も、確かに二人だ。
静も何度か会ったことがある。なかなか頑固な性格の人たちだ。
靴音が近づいてくる。音の大きさからして、今は教室から数十mといったところだろう。
(なるほど、用務員…考えてなかったわ。あの人たちに見つかったら、結構うるさいかも……)
(こういうときに限って……!)
靴音が止んだ。
(ヤバイ、立ち止まったぞ)
ドアが開いた。

960:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 20:30
あ、しまった 名前欄が


「ありゃ? 話し声が聞こえたような気がしたんじゃがのう」
「誰もおらんぞ。ウメさん、ボケとりゃせんか?」
「いやいや、確かに聞いたんじゃよ、シゲさん。少年の声と、少女の声……」
「風の音じゃろ。気にせんでもいいわい」
「そうじゃろうか……」
「そうじゃ、そうじゃ。ほれ、さっさと用務員室へ行かんかい」
「……おかしいのう」

961:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 20:33
「行ったか」
ドアが閉まったのを確認して、聶歌が呟いた。
「ふふ、私に感謝しなさいね。とっさの判断、見事だったでしょ?」
『アクトン・ベイビー』を解除して、静は言った。
三人の姿が現れる。
「いや、当然だろ? むしろ君が姿を消してくれるのは当たり前だと思ってたけど」
「なにさ! たまには誉めてくれてもいいじゃないの……」
聶歌の言葉に、むくれる静。
由紀子が時計を見上げる。
「いつのまにやら七時だわ。時間の経つのは本当に早いわね」
「そうか…なら、ここを出ようか。ウメさんとシゲさんには見つからないように慎重に行動してくれ、静」
「何で私だけに言うのよ?」
「君が一番ヘマをやらかしそうだからだ」
「ふん! あんたが失敗したら、思いっきり笑ってやるから!」
「あり得ないね」
「いーえ、あり得るわ」
「あり得ない!」
「あり得る!」
「静かにしなさい! いい加減にしてよ、なんでいっつも私が仲裁しなくちゃならないの?
 あんたたちの口喧嘩を聞いて、また用務員さんが来るかも…………あれ? おかしいわ…消えた!?」
「どうしたんだ?」
と聶歌。
「用務員さんよ! 髪を植え付けておいたんだけど、教室を出てすぐに…消えちゃったのよ。思考が感じられない……」
「……どういうことよ、聶歌?」
「……用務員室に行くって言ってたな……『大穴』にドア…中に部屋…人影…まさか!」
聶歌は教室を飛び出した。
「聶歌?」
静と由紀子もその後を追う。
聶歌は廊下に立ち尽くしていた。
「やっぱり……!」
視線の先には『大穴』……そこには、『ドア』が出現していた。

962:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 20:35
「やはり間違いなさそうだね」
聶歌の呟きに、「そうね」と由紀子も同意する。
「なにがよ? ていうか、いつまにあんなの…さっき見た時は無かったのに……」
いつも通りと言うかなんと言うか、静だけは状況を理解していない。
「……説明が面倒」
「なんでわからないんだ?」
由紀子と聶歌の辛辣な言葉。これもいつも通り?
「まあとりあえず入ってみよう」
提案をしたものの二人の返答は待たず、聶歌は『ドア』に歩み寄った。
「ふむ、やっぱり『スタンド』のようだな。ただ、普通の人にも見えるようだけど」
『ドア』は不思議な雰囲気を纏っている。その存在感は希薄で、だがそれは確実に『在った』。
この世のものとは思えぬモノ。
「開けるぞ」
聶歌はドアノブをひねる。

その先にあるのは天国か、地獄か―。



とりあえず休憩
今日は一気に進めます

963:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 22:24
まさにそこは天国だった。
壮麗な内装、豪奢な絨毯、天井から吊り下げられたシャンデリア、
部屋の中心に置かれたテーブルはいかにも値が張りそうで、
その隣にある小型のワインセラーの中にはたっぷりとワインが詰まっている。
さらにその傍ら、これまた高価そうなソファに座っている『老人』―それはまさしく、ウメとシゲだった。
突然踏み込んできた三人に驚くウメとシゲ。
「あ、あんたら……ななな何者じゃあ!? せせ生徒か? わしらをどうする気じゃあ……グブッ!」
見ていてかわいそうなほど狼狽したウメが、まくしたてた挙句ワインにむせてしまった。
「ウ、ウメさんッ!!」
「お花畑が見える…あ、あれは…死んだばあさんじゃあ…おーい……」
「ウメさん、死ぬんじゃねぇぞぉ! ウメさぁん!」
聶歌がその光景を見て一言、呟いた。
「……なんだこれ?」
「助けなきゃ!」
静が持ち前の人の良さを発揮し、ウメに駆け寄ろうとする。
「あ、ちょっと待て! 何か変だ、この部屋はどこかおかしいッ! 下手に動くんじゃあないッ!」
聶歌が叫ぶ。だが、静はその声が聞こえていないかのようにウメのそばに行ってしまった。

964:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 22:26
「人の話を………えッ?」
急に、聶歌の体がひっくり返った。
誰かに何をされたわけでもない、勝手に体が後ろを向いて……いや、由紀子の手が見えた。
由紀子が聶歌の肩を掴み、後ろを『向かせて』いるのだ。
(な、なんだ……、一体どうなって……?)
「ちょっと汐華君! さっきから喋ってるのに、聞こえてないの!?」
それはまさに唐突だった。
たった今耳栓を外されたかのように、突然由紀子の大声が聶歌の耳に飛び込んできたのだ。
聶歌は何がなんだかわからず、だが冷静に頭を働かせ……そして気付いた。
先ほどからの違和感の正体。
……音が『半分』聞こえないのだ。
この場合、『半分』というのは自分の前半分…正確には『視界』の中の音、それしか聞こえない。
自分の『視界』の外の音は、何一つとして聞こえない。
それは奇妙な感覚だった。
音だけでなく、まるで全てが……
「ああッ!」
由紀子が驚愕の表情を浮かべ、聶歌の後ろを指差す。
(まさか……)
聶歌は慌てて振り向いた。

予想は当たっていた。

965:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 22:26
「こんな芝居に騙されるとはのう。まだまだ青いわ! のう、シゲさん」
「本当じゃのう、ウメさん。フォッフォッフォッ」
静が茫然と立っていた。その白く細い首には、シゲのしわくちゃの腕が巻き付いている。
「な、なにこれ? どうして体が動かないの?」
「ちょっと静! あんた、首に……」
「無駄だ」
聶歌は由紀子を視界に捉えつつ、由紀子からも自分が見え、
さらに静と老人たちも見える、そんな位置に体を滑り込ませながら言った。
「この『部屋』のスタンド…この中では、視界外の出来事を認識できないようだ……
 自分の後ろでは、大声で叫ばれようが肩を叩かれようが気付かない……そんな能力らしい」
それが、聶歌が辿りついた結論だった。
だから聶歌は由紀子の呼びかけに気付かなかったし、由紀子がこちらを振り向かせようとしたのにも気付かなかった。
もしかしたら、振り向かされる前に肩を叩かれていたのかもしれない。
そして、首に回された腕に静が気付かないのも、この能力のせいだ。
聶歌の言葉を聞いて、ウメが笑みを浮かべる。
「よく分かったのう。最近の若者もなかなかどうして、大したもんじゃ……のう、シゲさん」
「そうじゃのう……『ケイヴ・イン』の能力に気付くとは…やるもんじゃのう」
「それはともかく、君…シオバナとか呼ばれとったの…シオバナ君、ここは見逃してもらえんじゃろうか」
「ここは、わしら二人の唯一の憩いの場なんじゃ…正式な用務員室はボロくてのう……」
「ここなら冷暖房完備で、酒も尽きることはなく、電気も水道も使い放題、ふかふかベッドもあるんじゃよ」
「食べ物はつまみ程度しかないんが玉に瑕じゃが」
「それを除けば、まさにここは『天国』なんじゃあ……!」
「だけども、校長(オサ)にここのことがバレたら……わしらはきっと怒られてしまう……」
「それだけは、それだけは……あいつ老人をいたわらんのじゃあ……」
交互に訴えかける老人たち。
聶歌は考える。
(別にいいんじゃあないか?)
このまま見逃しても害はあるまい。むしろ用務員としての仕事の効率が上がるんじゃないか?
聶歌は、そう結論付けた。
「よし、わかっ…」

966:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 22:29
「だめだめ! 内緒にするなんて!」
聶歌の声は、静のさらに大きな声にかき消された。
「おじいちゃんたちさ、私たちが何のクラブか知らないの?」
「知らんわい」
「知らんのう」
「あのね、私たちは! 泣く子も黙る『新聞部特捜班』! なのよ!!」
静は首を絞められている状態で、器用に胸を逸らした。
ウメとシゲの顔に動揺が広がっていく。
「新聞部…じゃと?」
「確かに…それじゃあ、黙っていることはできないのう…」
「残念じゃ…」
「残念じゃ…」
「残念じゃが……君たちにはここで死んでもらうことになる」
「ウメさん、そりゃ言い過ぎじゃ。ちょっと気絶してもらうだけじゃよ」
シゲの傍らの空間が歪み、徐々にスタンドとして発現していく。
それは奇怪なシルエットだった。
たくさんの小さな何かが、くるくると宙を舞っている。
よく見ると、それは箒であることに気付く。
さらによく見ると、箒の柄の部分は金属のようで、かなり厚くなっていることにも気付く。
「『ダスト・マイ・ブルーム』…私の『スタンド』じゃよ……当たると痛いんじゃ…これが」
シゲは凶悪な笑みを浮かべた。

967:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 22:33
ちょっと端折り

戦いは困難を極めた。視界外からの攻撃には為す術がない。
聶歌と由紀子はお互いにフォローし合うが、それでもかわすのが精一杯といったところだった。
それもひとえに、由紀子の『トゥー・マッチ・ラブ・ウィル・キル・ユー』 のおかげだった。
相手の思考を読むその能力がなかったら、とっくに仕留められていただろう。
「く……せめて静さえいなかったら……」
由紀子が苦々しげにうめき、素早く後ろに跳び退る。
一瞬の後、凶器と化した箒が由紀子のいた場所を通過する。
何回かその攻撃を食らったが、見た目のバカバカしさとは裏腹にかなりの破壊力を持っている。
『認識』しないので痛みは感じることはなかったが、それでも触ってみれば骨が折れていることがわかる。
「静! そのジジイを殴るなり投げるなりして、とっとと逃げ出しなさい!」
「え~。でも、お年寄りには優しくしなさいっておじいちゃん…ジョセフおじいちゃんね…が言ってたのよ……」
「緊急事態だ! 早く振り払え!」
「うう…ウメさん、ごめんなさい!」
シゲの脇腹にアクトンベイビーの強烈な一撃が入った。
「グホァッ! ……か、川が…大きな川が……」
「シゲさんッ! しっかりするんじゃ、傷は浅いぞ!」
浅いなんてもんじゃない。
見たところ骨は何本か砕けているし、内臓はちょっとヤバイことになっているだろう。
「見える…見えるよ…向こう岸でお母さんが呼んでる……」
「シゲさん、目を覚ますんじゃ! がんばれ、がんばるんじゃあ~~!!」
今度は演技ではない、本当に苦しそうにのた打ち回っている。
「ご、ごめんなさぁい!」
自由を取り戻した静が可愛らしく謝るが、シゲの耳には届かない。
「静をけしかけといてなんだけど、やっぱり老人には優しくしなきゃね……」
「容赦なしだな……かわいそうに」
聶歌が『JDT』を発動する。
聶歌は一瞬苦しそうな顔をしたが、すぐに平静な顔に戻る。無論、やせ我慢だ。
聶歌の頭の中では、帰りに仗助に会いに行くのは決定事項となっている。
怪我の2割ほどはシゲに残っているが、先に手を出してきたのは向こうだ、少しくらいはお仕置きしてもいいだろう。

968:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 22:36
エピローグ

「さて……帰るか……。
 シゲさんも…ウメさんも、こちらが何もしなければ……襲ってくることもないだろう……」
「え!取材は?」
「もう……いいだろう。謎は謎のままに…しておいたほうが良い……」
「スクープが……」
「まぁまぁ、スクープはまた今度でいいじゃない…私は眠くて眠くて……ホント、とっとと帰りたいわ」
「帰りに……仗助さんの所へ寄るからな……」
「お義兄ちゃん、寝てる所を起こされるの嫌がるんだけど……」
「妹の帰りが遅いんで心配してるだろうさ……夜も眠れんだろう」
「そうか……謝らなきゃいけないわね……」
そうして、三人は帰路についた……。


「痛むか、シゲさん……」
「だいぶ良くなってきた……ううッ!!」
「ど、どうしたんじゃあ?」
「ぎ、ぎっくり…ぎっくり腰……」
「シゲさん、死ぬなぁぁぁ!」
叫びはいつまでも校内にこだましていた……。

969:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/07 23:10
終わったぁ!

一気に書き込んじゃってスミマセンでした
気が付けば、もう970目前ですよ
次スレどうしますか?

970:マロン名無しさん
03/10/08 00:39
次スレいりません

971:ジェスタ
03/10/08 03:03
次スレです
【jojo】スタンド使いは惹かれあう【ss】
スレリンク(csaloon板)l50

972:ドミノ工場です
03/10/08 07:32
>>971
ジェスタ氏、乙カレードゾー( ゚д゚)ノ●
>>954はサイトに載せないという旨、了解しました。

973:611 ◆YMXGRjSTq6
03/10/08 07:55
>>971


しかし、スレタイが
【物語】ジョジョの奇妙なSS 【小説】
スレリンク(csaloon板)l50
と紛らわしいのですが

974:マロン名無しさん
03/10/09 13:27
ドミノ工場です氏がサイトに載せてくれるまで保守


ついでに感想
頑固ジジイかと思いきや
とんだひょうきんジジイだったのがワラタ


975:マロン名無しさん
03/10/10 17:56
俺達はとんでもない勘違いをしていたようだ(キバヤシAA略)
>>1 を見てくれ。
>「第1話」 うっかり自分の服を透明にしてしまう静
とあったために、「静は『おっちょこちょいキャラ』」という印象を持ってしまい
最終回では、その『うっかり』が周り全てに影響を及ぼすものとばかり思っていた。
だが!!
>「最終話」 アクトン・ベイビー・レクイエムで自分以外の人の服を透明にしてしまう静
…そう…ここには『うっかり』という文字が無い。
つまり、『自分以外の人の服を透明にしてしまう』というのは『うっかり』でも何でもなく
アクトンベイビィレクイエムが最終回における何らかの目的を
果たすために必要な『手段』もしくはその『結果』の事だったんだよ!!!


『別の漫画のネタ』の形で思いついたので、言いたくても
スレが終了した今まで言えなかったが


976:マロン名無しさん
03/10/10 18:21
>>975
レクイエムが暴走したんだろうよ…


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