03/09/08 19:43
二人が帰った後
由紀子「ちょっとやめてよ由美子!恥ずかしいじゃない!
それに母さんにいつも、男は顔でも金でも頭でもなく『将来性』、
じっくりと『将来性』が高い男を見極めなさいって言われてるじゃないの!
ちゃんと母さんから産まれたあんたがそれを守れなくて、どうするの!」
ちなみにこの姉妹は、姉だけが血が繋がっていないという事実を知っている。
というよりむしろ、ごく普通にどの家にでもある『家庭の事情』の一つくらいにしか考えてない。
それどころか、これはあくまで由紀子の主観なのだが、不思議な事に
血が繋がっている妹よりも、そうでない自分の方が親から大切にされているような気がしている。
由美子「まあ失礼な!それじゃまるで汐華さんに『将来性』無いみたいじゃない!
それともまさか、お姉ちゃんも汐華さん好きなの?」
由紀子「バカ言ってんじゃないの!そんなんじゃないわよ!」
由美子「あらそう、それなら排除すべきは、あの頭の悪そうなお友達だけね」
由紀子「いい加減になさい!!」
……ったく、困ったもんよね。
まあ、由美子が汐華君にちょっかい出すくらいはまあ良いとして、もっと問題なのは
肝心の静が、それに興味しんしんになってしまっている事ね。
これじゃあもう二度と、うちで勉強会は出来ないわね。
…そういえば静の知り合いに、凄く頭が良くて優しい先輩がいるって言ってたわね。
あつかましいようだけど、その方にお願いしてみようかしら。
もちろんこの時の由紀子には、その『先輩』がいかにとんでもない人物であるか、
そのせいで静と聶歌がどんな目にあうかなど、知るよしもなかった。
to be continued 666→
いかがでしょうか
もし可能なら、ジェスタ氏が構築中>>541 の「静お姉様」に繋げられたらな~と思ってますw