静・ジョースターの学園ラブコメat CSALOON
静・ジョースターの学園ラブコメ - 暇つぶし2ch508:ジェスタ
03/07/22 23:04 9n0DHGu+
『カフェ・ドゥ・マゴ』杜王町で最も人気のあるオープンカフェだ
学校帰りの学生、OL、サラリーマン或いは漫画家、様々な人間がここに集まる
汐華と静の二人はそこにいた
「その本、読まないのか?」
「はぁ?ぼっと突っ立ったままなに言ってんのあんた。とりあえず座れば?」
「いや、その、読まないのか?稀少本なんだろう?」
「だからこんなところで読まないんでしょう?もし汚れでもしたらどうすんのよ」
「そうか、読まないのか…うん分かったトイレに行って来る」
「何でそんな会話の流れになるの?ってちょっと!はぁ、行っちゃったよ
 とりあえずここは奢りでいいのかな?」


509:ジェスタ
03/07/22 23:05 9n0DHGu+
汐華が路地裏へ着くとそこには老人がいた
「遅いな」
老人が言った
「いえ、約束の時刻丁度です
 僕は、約束の時間にはぴったりに行くことにしているんです
 待ったり待たせたりなんて無駄ですから、ところで彼が来るはずでしたが?」
「ふん、約束の時間がいつかなどどうでもいい、踏み潰してしまった蟻と同じくらいどうでもいい
 要は、私が待ったか、待たないか、重要なのはそれだ
 今回は大事な最初の足がかりだ、私がじきじきに見に来た
 どこにいる?」
汐華の顔が一瞬歪んだ
「そこで待たせてますよ、ところで足がかりってどう云う事です?」
「確かなのだな?案内しろ」
「聞こえませんでしたか、『老人』?足がかりとはどう云う事です?」
「うるさい黙れ、お前こそ忘れたか?我が『オール・エイジス』の恐怖を!
  お前は黙ってその娘のところまで私を案内すればいい!」
押し黙る汐華
「フン、覚えているぞ、ゲロを吐くほど恐怖に震えていたお前を
 3秒間考える時間をやる。私を、その娘のところまで、案内、するんだ」
「『老人』、正直僕は迷っている、あんたのやろうとしていることは気に入りそうにない
 だが、あんな恐怖はもう経験したくない
 迷った時には勘で行動するのが最上の策だが実は勘が鈍る程の恐怖に直面している
 それがどう云うことか分かるか?」
「3秒経ったぞッ!その態度ッ!私に背こうと云うのだなッ!『オール…」
「『アクトン・ベイビィ!!』」
「なっ何ィ?小僧が消えただとッ?」


510:ジェスタ
03/07/22 23:06 9n0DHGu+
間一髪で静が駆けつけた
『アクトン・ベイビィ』の能力で透明になった二人は路地裏を抜け大通りへと出る
「どうなってんのよ、一体?なんか不吉な予感がして探してみれば
 あの爺さんスタンド使いだったわね?」
当然周囲の服や人間を消してしまい周りは小パニックになっているのだが
「静・ジョースターッ!
 僕が君を連れ出したのは先程の老人(正確にはその部下だが)に君を会わせる為だ
 だが、気が変わった。逃げるぞッ!」
「ちょっと待てぇぇぇ!突然何なんだあんた?会わせるとか逃げるとかっ!
 あんな爺ぃほっとけばいいし、第一あたしはまだ『今月のケーキ』を齧ってもいないんだぞ」
「そんな事を言ってる場合じゃぁないんだ、ケーキくらいいつでも食えるだろ
 やつらを甘く見るな
 やつらの目的がおぞましいものだとさっき気付いたッ!気分ではなく精神でッ!
 いいかッ、さっきは『D・J・T』の能力で君の勘を鋭くさせ、助けてもらったッ!
 だから今度は僕の番だッ誓おうッ!
 この汐華聶歌全身全霊を懸けて君を守るッ!」


511:ジェスタ
03/07/22 23:07 9n0DHGu+
「……………………………………………」
「……………………………………………」
数秒の沈黙を聶歌が破った
「因みに聞きたいんだが…」
「な、何よ…」
「君はスタンド能力を自分では解除出来ないと言ったな
 どの位で元に戻る?」
恐る恐る周囲を見る静か
通行人からも『ドゥ・マゴ』の客からも視線が自分達に向けられていた
中には見知った制服も…
「アーーーッ、何で汐華君たらそんな女と一緒にいるのよーーーッ」
「ジョースターさん、あなたちょっと汐華君に話しかけられたからって調子に乗ってるんじゃないでしょうねッ」
「いやッ、今汐華君何て言ってた?信じられなーーい」
「まさか汐華君そんな女と付き合ってるなんてことないわよね?」(ライバル子、由紀子推奨)
(あっ、あれはライバル子!よぉし)
「うわぁ、なんだジョースターさん?いきなり抱きつくなんて」
「ふーんだ、ライバル子、聞こえてなかったの?そういうことなのよ」
(ほんとは違うけど ライバル子がくやしがるならこういってやるぜ ケッ!)

512:ジェスタ
03/07/22 23:08 9n0DHGu+
「ふ~ン、そうなのか。じゃぁ僕ももう子守をしなくて済むんだな」
真後ろから聞きなれた声が聞こえた
「って、えぇ~おじ様?」
「いや、いいことじゃないかおめでとう」
「違うのよ~おじ様。これには訳があって~信じて~」
自宅へ向かう露伴とそれに付いていく静、取り残された聶歌
それを取り巻く女子高生軍団
「誓わなけりゃよかったかな?」

おまけ
真逆の方向を追跡中の『老人』と『彼』

513:無料動画直リン
03/07/22 23:12 mZn2aumG
URLリンク(homepage.mac.com)

514:ジェスタ
03/07/22 23:13 9n0DHGu+
>>507
いや、出来というよりもウェザーが、な…
聶歌→ジョウカ
辞書開いて適当な漢字繋げてみたよ
ジョカと歌ジョウカとか言うミュージシャンいるかどうか知らんが

515:マロン名無しさん
03/07/23 19:50
ジェスタ氏の作品、ちと本格的過ぎるかな
これはこれでイイけど


516:マロン名無しさん
03/07/23 20:31
ジョルノの弟ってことは…やはりイタリア名なのかな?

517:ジェスタ
03/07/24 06:36 dpKn5b7w
>>515
確かに
天にましますラブコメの主よ
私を導いてください…
私が間違った道を歩まぬよう見守っていてください…
あなたの御心に我が身を捧げます
感じたぞッ!
『ラブコメ』が来るッ!!!
>>516
イタリア名って云うとジョット、ジョルジ、 ジョヴァンニ辺り
ジョウカはイタリアじゃないけどなんとなく女禍とかjokerとか除荷とか連想して
結論:適当です

518:マロン名無しさん
03/07/24 20:07
第518話 「学園祭に遊びに行こう」

ぶどうヶ丘高校学園祭!!その素敵な響きが全校生徒を行動させたッ!
静のクラスでは「お化け屋敷」を催すことになったッ!クラスメートが様々な仕掛けを用意するなか・・・

汐華「静、君はミイラ男かい?いや、女だからミイラ女か・・・」
全身に包帯を巻く静(萌えポイント)
 「フフ・・・汐華クンは受付をやるのよね・・・・きっとみんなを驚かせてみせるわ・・・・」
汐華「あ、ああ・・・頑張ってくれよ・・・」

出番を待つ静・・・・そこに一組のカップルが・・・
男子生徒「な、なんだぁ・・・お化け屋敷っていっても、た、たいしたことないな・・・ぜ、全然恐くない」
女子生徒「さっすが○○クーン、頼りになるぅ~♪」
静「・・・・・(ムカッ)・・・なんかあーゆーの見てると異常に腹たつのよね・・・よ~し・・・」

女子「キャッ!ミイラ女だわッ」
男子「お、おいおい落ち着けよ、よよよく見りゃただ包帯を巻いただけじゃないか ぜ、全然恐くないよ・・」
女子「さっすが○○クーン、頼りになるぅ~♪」
 しかし・・・・・・・包帯をとる静・・・・・・すると・・・・・・・・・・・・・・・
男子&女子「ギ、ギニャアアアアアァアァァァァァァァァーーーーーー!!!!!!!」

519:マロン名無しさん
03/07/24 20:07
慌てて出てくる男子と女子 どう見ても尋常じゃない様子
「ハァ・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・・!!」
汐華「ハハ、どうしたんだい?そんなに恐かったのかい?」
男子「い、いや・・・・・た、た、たいしたことはなかったかな・・・・
    ただあの・・・・あれ・・・・・どういう仕組みなんだい・・?その・・・『透明人間』って・・・・」
汐華「!!(はは~ん、なるほどね~・・・・・静のやつ・・)
    申し訳ないけどそれは企業秘密ですよ」
川尻「やあ汐華クン、盛況だね」
汐華「あ、先生・・・どうです、よかったら?」
川尻「ん、そうだな・・・・」

静「フフ・・・人を驚かすのって楽しいわね・・・早く次のお客来ないかしら・・・・
  あ、川尻先生だわ!よ~し・・・・」
包帯をとりながら近づく静・・・・「か~わ~じ~り~せ~ん~せ・・・・・」
川尻「うん?」 振り返る川尻
静「キ・キャァァァァーーーーーーッ!!の・のっぺらぼォォォォーーーーッ!!!」
 気絶する静・・・・・・

520:マロン名無しさん
03/07/24 20:07
静「ハッ!」
川尻「目が覚めたかい?」
静「ここは?」
川尻「保健室だよ すまないね、少しやりすぎたようだ」
静「あ、そっか のっぺらぼう・・・・先生、あれ、どうやったんですか?」
川尻「靴のムカデ屋の近くに好きなメイクができる店ができてね・・・・
    すごく怖いお化け屋敷があるって聞いたんで逆に驚かそうと思ってわざわざ行ってきたんだよ
    それより静クンの透明人間は一体どうやったんだい?」
静「あ、あぁ・・・いや・・・・その・・・・・企業秘密です・・・・ハハ・・・
  (川尻先生って・・・・・意外とお茶目なのね・・・・)」
川尻「それより今日はすまなかったね 学園祭、あんまり楽しめなかったろ?」
静「いえ、まだ初日ですから 明日から思いっきり楽しみます!」
川尻「そう、それはよかった どうだい?
    今日迷惑かけたお詫びと、お化け屋敷で楽しませてくれたお礼に
    明日一緒に学園祭まわってくれないかい?」
静「エッ!!(ドキィッ!!)」
川尻「迷惑かい?」
静「い、いや!まさか!あたしでよければ!よ、よろしくお願いします!」
川尻「それじゃあ明日ね 今日はもう帰りなさい」
静「は、はい!」

静「(や、やった 恋の予感!)」


to be countinued・・・・・

521:マロン名無しさん
03/07/24 20:09
学園祭一日目終了
気が向いたら続き書くかも

522:マロン名無しさん
03/07/24 23:11
>>518-521
我々はそのエステティシャンを知っている!
いや、そのけだる気なため息を知っている!!
まさか辻彩が生きているだなんて!!なんという衝撃!
そして乙!虚を突かれたのと嬉しいのとで軽く感動したよ!ありがとう!

523:マロン名無しさん
03/07/24 23:36
宇宙は一巡した!
ということで我々の妄想に都合のいい世界ということにすればいいのだー!

辻彩も矢安宮重清も杉本鈴美もみんな存命

524:マロン名無しさん
03/07/24 23:43
それはやり過ぎ


525:マロン名無しさん
03/07/25 00:04
>>524
ドラゴンボールを使って極悪人以外を生き返らせればおそらく…

526:マロン名無しさん
03/07/25 05:18
まあ518-521は辻彩だって断言してないしな
つーかそもそもあそこは男子禁s(ry

まあとにかく乙

527:マロン名無しさん
03/07/25 06:32
杜王町では、お化け屋敷に行くよりも
岸辺露伴の家に行ったほうがよっぽど怖いと思われ
だって蜘蛛食べるとこ見せられるんだよ?

528:ジェスタ
03/07/25 15:49 QRHd0lIe
>>523
天国製が用意した辻彩に似た人なのか?

>>527
怖すぎ

学園祭っていうとお化け屋敷、喫茶店、屋台、アマのライブ
二日目は何だ?

529:マロン名無しさん
03/07/25 15:49 sj1y2PTz
★クリックで救えるオマ○コがあるらしい★
URLリンク(yahooo.s2.x-beat.com)


530:マロン名無しさん
03/07/25 17:46
能力が似ている妹もしくは姉じゃないのか?

531:マロン名無しさん
03/07/25 22:06
>>530
こんなところかな

辻マヤ

辻彩の妹
姉の後を継いでエステシンデレラを建て直す
メイクの腕は姉譲り

スタンド スノーホワイト
シンデレラとほぼ同じ能力
ただし、試練と引き換えに効果を永続させることができる

532:マロン名無しさん
03/07/26 12:25
高校の学園祭で複数日やるとこなんてあるんだ

533:マロン名無しさん
03/07/26 14:36
うちの高校は初日が学生のみで
二日目に一般公開だったけどな

534:マロン名無しさん
03/07/27 22:42
>第518話 「学園祭に遊びに行こう」

10年以上連載してるんだ・・・

535:マロン名無しさん
03/07/27 23:55
静の母親について妄想してみた。
第3部の家出少女。
承太郎に会うために日本にやってきたがなかなか見つからず、その辺の
ろくでもない男に身を任せてしまい静が誕生する。
子供が出来たと知った男にすぐさま捨てられ、
育てていけないと悟ったため、涙ながらに置き去りに……

止めとこう。

536:マロン名無しさん
03/07/28 00:23
何が何でも既出キャラを繋げないと気が済まないのかよw

537:マロン名無しさん
03/07/28 23:45
普通に考えれば
吉良か形兆の犠牲者なんだろうな<静の親


538:マロン名無しさん
03/07/29 01:06
>>537
どう普通に考えたらそうなるんだか。

539:マロン名無しさん
03/07/29 05:46
>>538
そんなことよりアンタの目欄がえらいことになってる

540:マロン名無しさん
03/07/29 16:27
敵の断末魔でありそうだ
「AGAAAAAAAA!!」
URYYY!!みたいな感じで

541:ジェスタ
03/07/29 19:13 RngdGSt8
「汐華先輩、お弁当食べてください」

「あたしの汐華先輩に手を出してるんじゃぁないッ!!」

「静お姉様~お弁当食べてくださ~い」
「ふざけんな~ッ!!あたしにそんな趣味はねぇ~っ!!」

てな感じの話を構築中
てか、筋肉痛つらい

542:マロン名無しさん
03/07/29 20:23
>>541
プリフェを参考にするといいかも

543:マロン名無しさん
03/07/29 22:30
静お姉さまに心躍る俺。

544:マロン名無しさん
03/07/30 06:05
たぶんオレは543と同じタイプのスタンド使い

545:マロン名無しさん
03/07/30 07:43
>>543-544
理解「可」能
むしろハゲドゥ

546:山崎 渉
03/08/02 00:53
(^^)

547:マロン名無しさん
03/08/02 19:42 rnS1hrBP
あげ

548:521でも120でもない
03/08/04 20:03
静 (フフ~ン、今日は川尻先生とデート♪ちと早く来すぎちゃったかな)
平良「よう、随分早いな。それに妙にご機嫌じゃないか」
静 「ゲッ、平良清!あんたこそこんな朝っぱらから何してんのよ!」
平良「俺か?俺は文化祭運営委員だから、一般開場前に清掃チェックしてんだよ」
静 「運営委員?あんたが!?」
平良「ああ。野球部もあるから、こんな時間の仕事しかできないがな。
   つってもこの間なんかお前を引っ張り出すくらいの弱小だし、
   結構ヒマだからできる訳だ。
   (声ひそめて)それにここだけの話、結構俺の能力が役に立つしな」
静 「あんたの能力?ボール引き寄せて何が出来るってゆーのよ?」
平良「それだけじゃないんだぜ。もちろん他の奴に見られる訳にはいかないけど、
   お前には見せてやるよ。『ボール・パーク』ッ!!」
不気味な、手足のないロボットのようなスタンド像。その頭部には球形の飾りが。
平良「文化祭でのゴミって、何が一番多いと思う?チラシやビラの類なのさ。
   どこのサークルも存在感示す為にバカみたいに刷りまくって、
   客の方はそれを見ても見なくても、すぐその辺に投げ捨てる。そこでだ!」
ググググッ
スタンド頭部の球体が変形し、長方形の平べったい形に。
ギャンッ
周囲に散らばっていた紙切れが平良に向かって飛んで来る。
それを手に持ったビニール袋で器用に受け止める平良。
平良「さらにッ!一般ゴミで最も多い物と言えばっ!!」
グググッ
今度は短い円筒形に変形。飛んで来る空き缶を回収する。
平良(ククク、静に会えてラッキーだったぜ。
   人知れず公共のために働く、俺の意外な一面をアッピ~ル!!)
  「どうだ、鮮やかなもんだろ!」
ポツー・・・ン
平良「あれ?静?お前も能力発動したのか?別にお前攻撃なんかしないって」

そのころ、静は早人との待ち合わせ場所に向かっていた。


549:マロン名無しさん
03/08/05 21:02
サマーシーズン到来!

静たんはどんな水着を着るのかな?(*´д`*)

550:マロン名無しさん
03/08/05 22:01
>>549
どんな水着を着ても(・∀・)イイ!
スタンドで透明にしてくれれば。

551:マロン名無しさん
03/08/05 22:44
なんで静露出狂になってるんだよw

552:マロン名無しさん
03/08/05 22:53
いや、何かにビビって無意識にスタンド発動(でも水着だけ)というパターン

553:マロン名無しさん
03/08/05 23:24
全く関係ないんだけど、グラビアアイドルやAV嬢の水着や裸より
普段露出の少ない女優とかがちょこっと肌を出したほうが全然萌える

554:マロン名無しさん
03/08/07 16:40
とうるるるるるるるるん
静 「あれ?今電話鳴りませんでしたか?先生
ド 「鳴ってないですよ~、それに授業中に携帯なんて持って来ちゃいけませんよ?
静 「え?でも今たしか… ハッ!また!!
とうるるるるるるん
ド 「だから鳴ってないって…とぅるるるるん
静 「な、、何やってるんですか先生!!
ド 「とうるるるるるるん とうるるるるるん
静 「ふざけないでください!!真面目に授業を・・・
ド 「くそやかましいぞ!!喋ってるんじゃねエエエー─ッ!!
   おイ!! オレの授業を妨害したのはこの口かアァーー?
静 「なにするん……アクトンベイビ……ッ
とうるるるるん
ド 「はっ!!
 教卓の後ろに隠れて黒板消しを耳にくっつける「ド」
ド 「とうるるるるん ぷつッ!!
   もしもし、はいドッピオです もしもし
ド 「いえ、お言葉ですがボス、まだ餓鬼共はわたしのことを「おかしい」とは思ってないと・・・
   す、すいません、ボス… たしかにここで騒ぐのはマズかったかと・・・
   す、すいませんでした、ボス… はい … いえ、学校を見て回るのはこれからです。
ド 「見回りはこれからだと? 違うぞ!! わたしのドッピオ!!!
   よく見るんだ・・・! 廊下を…ッ!! だがゆっくりとだ・・・

555:マロン名無しさん
03/08/07 16:41
ド 「あ、あれは… 見張られているッ!!PTA会長の広瀬由花子ッ・・・
   たしかこのクラスの広瀬由紀子の母親ッ・・・!!
ド 「いいかドッピオッ!! わたしの『かわいい』ドッピオ!!
   目立つ動きはするなッ!! 良いか・・・この場で『おかしい』と思われたらまずい・・・
   今、職を失いフリーターに戻るのはまずいのだドッピオ・・・!!
   ドッピオ・・・ 普通に授業を再開するのだドッピオ・・・
   校内を見て回るのはそれからだ・・・ トイレの場所も良く覚えておけ・・・!!
   電話を切るぞ・・・・わたしのドッピオ
ド 「はい、わかりました ボス・・・
ド 「あ、あ、あたまがいいてえ・・・ 頭痛薬飲んでおこうかな・・・
ド 「一つ・・・言い忘れた・・・ わたしのドッピオ!! 『わたし』のかわいいドッピオ!!
   お前にわたしの『キングクリムゾン』の一部を与えたのを忘れるじゃないぞ・・・!!
   それを使うのだ お前には『キングクリムゾン』の腕とエピタフがある!!
   落ち着いて・・・よく見るのだ・・・・・・! 動きをッ!! そして予想するのだッ!!
   未来の動きを・・・! よく見て『予知』するのだッ!
   生徒達の質問・・・動きを予知するのだッ!!
   そうすればドッピオ・・・ お前は『教師』として常に『絶頂』から落ちることは無い・・・
   わかったかドッピオ・・・ッ!! 今度こそ切るぞ・・・ わたしのドッピオよ・・・
ド 「わかりましたボス・・・ グルングルン、ヒクッヒクッ  いくぞボス!! 授業を再開するッ!!!


いや、何となく思いついただけ('д`)

556:マロン名無しさん
03/08/07 16:52
イタリアに帰ると怖いコロネ頭がいるから日本で働いてんのか?w

557:マロン名無しさん
03/08/07 17:22
で、ディアボロはどうやって死ぬの?

558:マロン名無しさん
03/08/07 17:31
屋上からダイブ

559:マロン名無しさん
03/08/07 20:47
O-157

560:マロン名無しさん
03/08/08 11:36
>>554
一番好きなキャラ出してくれただけで感謝。
この際死んでるとか生きてるとかどうでもいいな

561:マロン名無しさん
03/08/08 21:08
どうでもいいんだ(;´Д`)

562:マロン名無しさん
03/08/08 21:31
幽霊ディアボロ

563:マロン名無しさん
03/08/10 20:05
で、最後はやはり時空関係ですか。

564:マロン名無しさん
03/08/11 22:30
バイツァ・ダストと違い、本人の意思で時間を巻き戻し、やり直しを可能にするスタンドが登場します。
巻き戻し可能時間は数分程度、この能力でテストのカンニングをしようと目論みます。
本体は吉良吉影の甥『吉良吉則』、スタンド名は…洋楽に詳しくないので誰かそれっぽいの考えてw
なお、廊下でカンニングすることを仲間に話していたのを聞いた早人が大柳に調査を依頼し、
同じクラスのスタンド使いと協力してなんとかカンニングを食い止めようとするストーリー。

565:マロン名無しさん
03/08/12 11:53
>>564
ソレダ!

566:マロン名無しさん
03/08/13 05:35
教えて。
ジョジョは好きで全巻持ってるんですが
静=アクトンベイビー
って、あの?透明な赤ちゃん!?
(そういえば100の質問に静の名前あったような・・・)

ナニを読めば静について解りますか?
あと、単行本になってまつか?

567:マロン名無しさん
03/08/13 08:10
>>566
ジョジョ顎
散々外出。

568:マロン名無しさん
03/08/13 08:13
>>564
アイアン・メイデンとか言ってみる


569:マロン名無しさん
03/08/13 08:16


570:マロン名無しさん
03/08/13 08:19
>567 ありが!
顎って、漫画なんだ!?てっきりイラスト集かとばかり・・・


571:マロン名無しさん
03/08/13 08:41
>>570
漫画違う。イラスト集兼設定集って感じかなぁ。


572:マロン名無しさん
03/08/13 08:59
>>570
誰も漫画といってへんがな。

573:570
03/08/14 22:06
>571
設定集?てっきり、イラスト集に「静」がらみの漫画でも付け足してあるものかと思った
じゃぁ、キャラの個性も人物像(絵)もない 文字説明だけの「静」しか拝めないのね・・・(欝
昨日、本屋で店員に顎探してもらったら、なくて、落ち込んだけど。

色々教えてくれてありが


574:山崎 渉
03/08/15 11:28
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

575:マロン名無しさん
03/08/18 18:57
>>564
学園物だと新手のスタンド使いはつい転校生として出したくなるけど
おそらく『吉良吉則』は1年からずっと静と同じクラスだったりするんだろうね


576:マロン名無しさん
03/08/19 00:57
静「えっ?『吉良吉則』?そりゃ1年の時から一緒だから名前くらいは知ってるけど…」
大柳「C組の早尻先生が彼がカンニングをすると話しているのを聞いたそうだ…彼について何か?」
静「そうは言っても…同じグループじゃないから話したことも滅多にないし…」
大柳「吉良君は『絶対にばれない方法』と言っていたそうだ。ともかくこっちとしては
   絶対に成功させるわけにはいかないし、念の為スタンド使いである僕が
   君のB組の担当として早尻先生とクラスを入れ替わって監視することになった」
大柳「可能性は非常に低いだろうが、話し振りからスタンド使いである可能性も否めない。
   君のクラスにはなぜかスタンド使いが多く、君も彼らと仲がいいそうだし、協力してくれないか?」
静「そうは言ってもこっちもヤバいのよねえ…もう赤点取るわけにはいかないし…
  (なんちゃって、これはチャンスよ!うまく行けばテスト勉強しなくて済むかも!ウヒョー!)」
大柳「まあそう言うだろうと思ってね。川尻先生とも相談したんだが、普段『平均マイナス20点』で
   赤点のところを、協力してくれれば今回は『30点』取ればOKにしようということになった。」
大柳「本来こういうことをするのは良くないんだがね、どうも『吉良君』についてイヤな予感がするんだよ」
静「(ふうん…『30点』か…まあそんなとこかしらね。ま、これで今回はテストに邪魔されず露伴オジサマを誘惑できるわっ)
………わかったわ、みんなにも相談してみる。まあ由紀子は元々成績いいからうまく行くかわからないけど」
大柳「フフ…『取引成立』ってことだね……ありがとう。だがあまり遊び回るのは控えた方がいいぞ」
静「げぇ~っバレてる!さすが教師はダテじゃないわね…油断できないわ……」
大柳「それではまた、協力してくれる子がいたら連れて来てくれ。きちんとした話をしておきたい」
静「はァ~い!失礼しましたァ~」

導入で力尽きました。つーか今までの設定と矛盾があるかもしれんけどもう知るか!ヽ(`д´)ノ

577:マロン名無しさん
03/08/19 01:00
ごめん、
>C組の早尻先生が
は「君のクラスの」にしといてくれ。
B組=早人(静のクラス) C組=賢
って感じでテストの時に入れ替わりっていう脳内設定。
まあ全部仮なんで無視してもらっていいんだけど、文脈がおかしいんで訂正。

578:マロン名無しさん
03/08/21 03:49 aBPXk0c3
あげ

579:マロン名無しさん
03/08/21 18:19
つまりはあれか
ジョセフの養子とか、ジョルノの弟とか、吉良の甥とかの物語なんだな?

ということは、これから
ディアボロの従兄弟とか、露伴の妹とか、ウェザーの娘とかが出てくるということだな

580:マロン名無しさん
03/08/22 09:34
つーか、やろうと思えば静だって、『スタンド能力でカンニング』出来るんだよな。

前の席の奴の体を貫く筒状に透明にして


581:マロン名無しさん
03/08/22 17:37
首藤繭美(しゅとう・まゆみ)
非スタンド使い
容姿、性格共に控え目で地味だが、実は爆乳。
成績は元々上位の方だったのだが、とある日のテスト中に
「ふと気がつくと、机の上に乗せておいた自分の胸が『消失』していた」
という『幻覚』に襲われてパニックを起こし、
憧れていた川尻先生に注意されて以来、少々伸び悩み気味。


見た瞬間ついこんな妄想(名前以外)してしまた
で、3時間半もかけて「ジョースターの直前の名前」を考えてしまた


582:マロン名無しさん
03/08/22 21:30
>>581
お前、馬鹿だなぁ( ´∀`)セッテイヨリオマイニモエルワ

583:マロン名無しさん
03/08/23 16:20
(かったるいわ……)
テスト中、繭美はため息をついた
繭美は、勉強が出来ないわけではなかった。むしろ、出来るほうだ
だが―いや、だからこそか、最近やる気が出ないのであった
(私には成績なんて関係ないのよ! もっと『上』を目指すんだから)
繭美は、自分のプロポーションには自信がある
顔の造作は地味だけれど、磨けば光るタイプだ(と思っている)
いずれ街でスカウトされて、芸能界入りして、人気のアイドルになって……
そこで、繭美はハッと我に返った
(いけない! テストに集中しなきゃ)
いくら現実逃避しても、目の前のテスト用紙が埋まるわけではない
なんだかんだ言っても、成績にはこだわってしまうのが
学生の哀しい性であった

584:マロン名無しさん
03/08/23 16:23
真剣にテストに取りかかろうとして、繭美はどこか違和感を覚えた
(問題? それとも、別のところが変なのかしら?)
じっと問題用紙を睨みつけていたが、違和感の正体は分からない
諦めて、ふっと目をそらした瞬間! 繭美は『それ』に気付いた
(え…ええええええええええええッッッ!?)
思わず叫び声を上げそうになるのを、必死で堪える
胸が……繭美の自慢の巨乳が……消えていた
(ど、どうして……!? なんで無いのよォッ! 私の胸ッ!!)
胸どころか、繭美の上半身にはぽっかりと大穴が開き、それは背中まで貫通していた
だが、血は一滴も流れていないし、痛みすら感じない
(ど、どういうことよ……こ、これじゃ、デビューが……じゃなくて、ひ、人前にも出られないじゃないのよッ! 
 ど、どうしよう…っていうか、い、一体これはどういうことなのよッ!?)
繭美は、すっかりパニックに陥っていた

585:マロン名無しさん
03/08/23 16:23
「せ……先生ッ!」
おもわず、繭美は手を上げた
見張りの先生は川尻先生……繭美の憧れの先生だった
いつも冷静で、優しくて、頭が良い
彼なら、何とかしてくれる……繭美はそう思ったのだった
「どうしたんだね、首藤君? 消しゴムでも……落としたのかな?」
川尻は、すぐに繭美の元に歩み寄ってきた
「せッ…先生ッ! 私の胸が…胸が無いんですッ!」
繭美は立ちあがって、そう訴えた
目を潤ませ、必死に川尻にすがりつく
(頼れるのは、川尻先生だけ……)

586:マロン名無しさん
03/08/23 16:24
「むっ…胸……!?」
さすがの川尻も、少し動揺したようだったが、
すぐに落ち着きを取り戻し、コホンと咳払いをして言った
「何を言っているんだ? 君の身体のどこにも、異常は無いようだが……?」
「えっ!?」
そう言われて、繭美は改めて自分の胸を見た
「あ、ある… どうして……?」
繭美はさらにパニックに陥った
さっきは確かに無かった…いや、もしかしてあったのか?
何かの見間違いだった、ということ? 妄想? 幻想? 幻覚?
「疲れてるんだろう、テストはいいから保健室へ行きなさい」
「は、はい……」
釈然としなかったけれども、とりあえず繭美は保健室へと向かった

「静君……。カンニングはやめなさい」
「……バレテタノネ」

587:マロン名無しさん
03/08/24 00:14
最後の二行ワラタ

588:マロン名無しさん
03/08/24 00:29
一筋縄じゃいかない川尻教諭(・∀・)bイイ!!

589:マロン名無しさん
03/08/24 17:31
なかなか良いスレ……かな?

あたしがAGEちゃうわあ~

590: ◆XgzPoOaLlE
03/08/24 20:27
えーと,吉良の話に戻そうかな


作戦会議中
静「つまり、阻止するためには『予想外』の状況においてやればいいのよ」
由紀子「どういうこと?」
静「例えば私の場合だったらね、ちょっと由紀子、私の前に座ってみて。普通に前を向いて」
由紀子「こう?」
汐華「……なるほど」
由紀子「エッ?」
静「ね、意外と気がつかないモンでしょう」
由紀子「だから何がよ!?」
静「その紙に何か書いてみてよ」
由紀子「……」
由紀子のペンがさらさらと紙の上を走る“何なのよ一体”
静「『何なのよ一体』」
由紀子「!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
由紀子の胸に握りこぶし大の穴が!


591: ◆XgzPoOaLlE
03/08/24 20:27
静「私がカンニングするためには、小さい『覗き穴』があれば十分!
  正面から見ない限り、本人にも他の人にも気付かれない!
  慎重にゆっくりと効果領域を広げていっても、男子や由紀子とかだったらすぐに貫通する!
  ところが繭美の場合は、いくら広げてもなかなか突き抜けない。
  焦って広げてる内に、やっと抜けたと思ったら全部消してしまっていて、気付かれてしまった訳よ」
汐華「それでその時は、結局失敗したというのか」
由紀子「ちょっと待って!『男子や由紀子とかだったら』ってどういう意味よ!!」
静「(ギクッ)だから、繭美みたいに羨まし…いやいや、『予想外』じゃあないってこと。
  と、ともかくその後、接近しても怪しまれないように繭美と友達になって、
  気付かれないように練習して、今度こそ大丈夫と思ってたら、汐華君が転入してきたから
(ここで説明図:中央の隣の列の一番後ろが静、後ろから2番目が繭美
         ↓       ↓       ↓       ↓
        中央列の一番前が静、その隣の列の一番後ろが繭美、後ろから2番目が汐華)
  席順の関係で一番前になっちゃって、結局出来なくなっちゃったのよ」
汐華「僕が転入して来なかったら、やる気マンマンだった訳だな」
静「(ギクギクッ)そ、そうよ!だから私にはカンニング犯の心理が手に取る様に分かるのよ!
  繭美の胸や汐華君の転入のように、『予想外』の状況で阻止できるのよ!」
由紀子「開き直っちゃった」
汐華「で、どうやって吉良を『予想外』の状況においてやるんだい?」
静「ア…えーと…それは……」
由紀子「ダメじゃん」


592: ◆XgzPoOaLlE
03/08/24 20:29
汐華「で、どうやって吉良を『予想外』の状況においてやるんだい?」
◆XgzPoOaLlE「ア…えーと…それは……」
由紀子「ダメじゃん」


593:マロン名無しさん
03/08/24 21:51
>>592
透明にした人間(川尻先生あたり?)を、吉良の見張りにすると言うのは?

594:マロン名無しさん
03/08/24 22:34
最初は吉良がスタンド使いだとは判明してないって設定みたいだし、OKかと。
ただ、テストの担当はスタンド使いの大柳にするらしいが。

595:マロン名無しさん
03/08/24 23:37
カンニングするより、露伴おじ様?に「頭がよくなる」って書き込んでもらえば?

596:マロン名無しさん
03/08/25 00:14
>>595
憧れの露伴おじさまに「静はアタマの弱い子です」なんて言うに等しいことはできんだろw

597:マロン名無しさん
03/08/25 03:39 6IcmeXHe
・川尻先生は静たちがスタンド使いだと知らない
・スタンド使いでテストを受けなくてよいのは大柳先生
・大柳先生はテストの監視
さぁ、ど~する?

598:「静はアタマの弱い子です」編
03/08/25 04:18
「あーどうしよう、もうすぐテストだって言うのに全然勉強してないわ。このままじゃ仗助おじさんに怒られちゃう。」
静は自分の部屋でベッドに寝転んでぶつぶつ言っていた。
手には真ん中あたりに指を挟んで閉じた教科書を持っている。
少し前まで勉強しなくてはという思いで放り出したくなるのをこらえて読んでいたのだが今ではただ持っているだけになってしまっている。
「そうよ!」
静は叫ぶと突然身を起こした。
勉強する為に机に向かうのかと思いきや再び寝転んでしまう。
「こんなことになったのも汐華や由紀子が私を遊びに誘うからよ!今度あったら文句言ってやらないと。……でもあのとき食べたトニオさんの料理おいしかったなぁー」
しばらくベッドでごろごろしていた静はあきらめたのか机に向かい勉強を始めた。
が、それもすぐに勉強からそれてしまって愛しの露伴オジサマとの楽しい恋人生活を想像し始める。
「……露伴オジサマと一緒に買い物行ったり、ドゥ・マゴでお茶して……二人でパフェ食べたりして、その後は……キャー!!」
一人で頬を手に当てて騒ぎ始めた。

599:「静はアタマの弱い子です」編
03/08/25 04:24
「違う!こんなことしてる場合じゃないのよ。
 あーでもいまさら勉強しても……!
 そうだ!露伴オジサマに頭がよくなるって書き込んでもらえばいいのよ!」
ぱちんと手を叩くと急いで携帯の電話帳から岸辺露伴を探し出す。
コールボタンを押そうとしたその時あることに気付いて指が止まる。
「だめだわ。そんなことしたら露伴オジサマにバカだと思われる」

「露伴オジサマ私に頭がよくなるって書きこんで欲しいの」
「なんだって?そんなことをこの僕がしないといけないんだ。
 いいかい僕は君より長く生きているから教えてあげるが。
 一番難しいことは人に勝つことじゃあない、自分に勝つことだ。
 そしてこの岸部露伴が一番愚かだと思うことは自分に勝つ努力をしないことだ。
 君のような娘とは付き合っていられないな!」

想像してみて恐ろしい結果になった静は頭をぶるぶると振った。
「そんな静は頭の弱い子です、なんて言うようなことをしたらきっと軽蔑されるわ。
 そんなことはできないわ。やっぱりまじめに勉強するしかないのかしら」
 あきらめたのか再び教科書を手にしノートを開く。
「あーあ、スタンドなんかあっても何の役にも立たないわね。
 テストで良い点取れるスタンドとかないもんかしら……ん?
 スタンド……そうよっ!私のアクトンベイビーで……」

to be continued 590~

600:「静はアタマの弱い子です」編
03/08/25 04:27
596の「静は頭の弱い子です」というフレーズが妙に心に残って
思わず書いてしまった。

かってにつなげてすいません◆XgzPoOaLlEさん
アレでしたら無視してください。

601:「静はアタマの弱い子です」編
03/08/25 05:04
たびたびすいません598の一行目
仗助おじさん、ではなく仗助お兄ちゃんでした。

602:マロン名無しさん
03/08/25 10:54
とりあえず言っておきたいことがあるッ!
>>599の最後!
to be continued 590~
じゃなくて、
to be continued 583→
だろうがこのド低脳がッ!!

603:マロン名無しさん
03/08/25 14:51
さらにもうひとつ
◆XgzPoOaLlE によれば、汐華が転入して来たのは>>583-586 の直後だから
>>598 の中頃の「汐華や由紀子が」は「由紀子が」にしといたほうがいいだろう

でもそういう細かい所を除けばかなり良いと思う
ちゃんとラブコメっぽくなってるし


604:マロン名無しさん
03/08/25 20:27
吉良吉則が足フェチ
『アイアン・メイデン』で踝から上だけを巻き戻し足を肌身離さず持ち歩く(学校でも)
と、いうのを考えたが…

605:マロン名無しさん
03/08/25 21:10
俺、吉良吉則を考えた椰子だが…さすがに切り離しはできんだろ。
巻き戻しっつったら世界の全てを巻き戻す。これ。一部のみは不可。
まあゲームのリセットみたいなもんと考えてよいかと。

606:マロン名無しさん
03/08/25 21:25
o.k


607:マロン名無しさん
03/08/25 21:40
「ダメじゃん」
そう由紀子がつっこんだ時、一人の生徒が教室に入ってきた
「吉良吉則ッ!」
静が思わず叫んでしまう
「?」
吉則が静たちへ顔を向ける
(まずいぞ、このまま黙ってたら不審に思われる。だからって、だからって話題なんかあるか~ッ!)
と、そこへ聶歌が助けに入った
「君が吉良君か定期テストでは毎回不動の一番なんだって?何かいい勉強方法でもあるのかい?
 僕は転校してきたばかりだから傾向と対策なんてのがあったら聞きたいな」
吉則が体ごと静たちに向く
「いや、特別なことなんてしていないよ。まぁ毎日少しずつやるのがいいみたいだね
 それじゃぁ僕は塾があるからこれで」
吉則はただ、忘れ物か何かを取りに来ただけの様だった
「あれが吉良吉則か…見た感じ普通の男子高生だな…」
「何だ、吉良に話しかける奴なんて珍しいと思ったら汐華か」
放課後になっても下校せず話し込んでいたグループの一人が話しかけてきた
「止めとけよ、アイツと話しても無駄だぜ
 何が面白いんだか毎日学校と塾と家の往復、それなりに勉強ができるから先生方には受けがいいけど
 勉強するしか能がないつまらない奴さ
 それより汐華、俺がテスト対策を教えてやろうか?
 まず、東方先生が担当の時は赤点決定でもやっちゃダメだ、確実に成功するのは…」
身を乗り出して聞き入る静を引きずりながら教室を出る聶歌と由紀子
「確かなんだね?」
聶歌が問う
「えぇ、絶対よ。そういえば汐華君は私の能力を知らなかったわね
 彼はこれから塾なんてウソ、何故彼はウソをついたのかしら?」
「あきらめるんだ、ジョースタさん
 これから彼を尾行する」

由紀子の能力ッ!!次号にて明らかになるッ!!
私以外の誰かによって

608:マロン名無しさん
03/08/25 23:05
静は、教科書を透明にして、こっそりこっそり見ればいいだけなのでは?

609:マロン名無しさん
03/08/25 23:06
うまいな。いろんな意味でw

ジェスタ氏が「汐華聶歌登場編」で出したっきりの
『老人』も吉則に関係してくるのかな?

とか無責任な事言ったりして


610:609
03/08/25 23:44
「うまいな。~」は >>607 に対する感想でした。


>>608
それいいかも。
ポルナレフVSアブドゥルの時みたいに
『肉眼』と『スタンド眼』とで見える物が違うとしてもOKと考えるならば
「アクトンベイビーで透明にした物は
本体である静の『肉眼』と、他人の『肉眼』と『スタンド眼』には見えないが
アクトンベイビーの『スタンド眼』にのみ見える」
という事にしておけば…おお、カンペ作戦で無敵じゃん!
でもそれじゃつまらないから、さらに
「『スタンド眼』で見るためには、スタンド像を出していなければならない」
という事にして、大柳先生監視の時は使えないとか。

いかがでしょうか皆の衆?
(承太郎はVSダービーで像出さずに『スタンド眼』で見てたようだけど)


611:マロン名無しさん
03/08/25 23:59
「ジョースターさん、僕たちの身体を透明にしてくれないか」
「うう~、テスト対策~」
静は未練たらしく教室の方を振りかえっていたが、
聶歌に急かされてしぶしぶ能力を発動させた。
「『アクトン・ベイビー』!!」
たちまち、三人の体が見えなくなる。
「さて、追うぞ」
聶歌が先頭を切って歩き出す。
「なんであんたが仕切ってんのよ」
「静、テスト対策が訊けなかったからって、逆恨みはやめなさい」
静と由紀子も、ぶつぶつ言いながらその後に続いた。

吉良吉則は、人気のない道路をどんどんと進んでいく。
「どこに行く気かしら。この先には、塾なんてないわよねぇ」
静が小声で呟いた。
それを聞きつけ、由紀子は怒りの声を上げた。
「私の話を聞いてなかったの? 彼は塾に行くつもりなんてないの!」
「え!? そうだったの?」
静は心底驚いている。ジョークなんかではない。
それを察して、由紀子はため息をついた。
「相変わらず、静は頭の弱い子ね」
「そんな、オジサマみたいなこと、言わないでよ!」
「露伴さんも言ったの? やっぱりねぇ」
「言われてない! 言いそうだなってことよ!!」
「……君たち」
聶歌が、押し殺した声で、二人の会話を制した。
「少し黙れないのか? 声までは透明に出来ないんだぞ?」
わずかに殺気がこもっているのは気のせいだろうか。
聶歌の雰囲気に気圧され、静と由紀子は慌てて口をつぐんだ。
「気付かれたらどうするんだ……と、どうやらここが目的地のようだ」
吉則が、古びたビルの前で立ち止まった。

612:マロン名無しさん
03/08/26 00:00
吉則がビルに入っていくのを確認し、静たちは入り口まで近付いた。
あたりを見回してから、ビルを見上げる。
いかにも幽霊が出そうな、不気味な建物だ。
ビルは、夕日を浴びて赤く照らし出され、それがさらに不気味さを引きたてている。
「うう~、不気味~。 なんか、あそこに入るの嫌だわ」
「嫌ならついてこなくていい。広瀬さん、行こう」
静の泣き言を軽くあしらい、聶歌は中に入ろうとする。
「ま、待ってよ! 冗談に決まってるでしょ!」
「ヤツに気付かれる、もっと声を抑えろ」
「汐華君も、十分声が大きいわよ」
そんなやり取りをかわしつつ、三人はそのビルの中に足を踏み入れた。

「吉良は二階か? 一階にはいないようだな……」
聶歌はそう呟いて、あたりに注意を向けながら階段を上り始めた。
「彼の…吉良の思考が昂ぶってる……。待ち合わせの前に、少し緊張しているってとこかしら……?」
聶歌の後に続いて、階段を上る由紀子が言った
「思考? 先程も彼の嘘を見破っていたが……。広瀬さん、あなたの能力は一体?」
「聶歌、知らなかったの?」
静は(しっかり声を潜めて)言った
「由紀子はねぇ、『髪の毛を植えつけた相手の感情が分かる』のよ!!
 どう? すごいでしょ?」
「君が自慢することじゃないだろう。そうか……だが確かに、すごい能力だ」
「そんなに褒めないでよ、照れちゃうじゃない」
だが、由紀子もまんざらではなさそうだ。
そうこうしている内に、三人は階段を上りきった。

613:マロン名無しさん
03/08/26 00:01
>>602,603
ス、スレの皆様ぁ
私はあなた様を裏切ったわけではないのですからァー
あなた様が訂正してくれると確信しているからこそレス番号を間違えたのですゥゥゥ
風の強いときにションベンしたらズボンにかかるってことと同じくらい確信していますゥ

間違いまくってですいません

614:マロン名無しさん
03/08/26 00:03
そろそろ夕方とはいえ、不気味なほど薄暗い。
薄汚れた廊下に沿って、いくつかのドアが並んでいる。
「たぶん、この部屋よ」
階段に一番近いドアを指して、由紀子が言った。
「そんなことも分かるのか?」
聶歌は舌を巻いた。が、それと同時にある疑念を抱く。
「まさか…僕にもその能力を使ってはいないだろうね?」
「そんなことしないわよ!」
由紀子は憮然とした表情をした。
「友達にそんなこと、するわけないじゃない」
「そうよ。まったく失礼なヤツね」
由紀子と静に同時に言われ、聶歌は閉口した。
「……すまない」
それだけ言って、聶歌はドアノブに手を掛けた。
(『友達』か……。そんなこと言われたの、久しぶりだな……)
聶歌は薄く笑って、静たちの方に振り向いた。
「じゃ、行くよ」
ドアノブを回す。部屋の中から光が漏れ、静たちの顔を照らし出す。

部屋の中には―


ってところで、力尽きました
由紀子のスタンドは>>466をアレンジしました

615:ジェスタ
03/08/26 05:04
604,607も私だが

>609アリ

静や吉則のラッシュの掛け声って何だろう?
聶歌は「無駄」だろうし、由紀子は…ラッシュはしねぇな

現在吉則とのファーストバトルが終わるトコを書いてるんだが(バトル自体も書けよ、俺)
『アイアン・メイデン』が時を逆行させるとき
事前に『ストック』しておかなければならないってのはどうだろう
『ストック』されたスタンドパワーを開放することで時が逆行する

616:ジェスタ
03/08/26 05:10
>611
いいねぇ、きっとこれからコレクションが始まるんだな
スタンド名は『トゥー・マッチ・ラブ・ウィル・キル・ユー』でいいの?
しかし、母親に比べて性格いいな由紀子は


617:マロン名無しさん
03/08/26 10:31
オリキャラ出しすぎ!
誰が誰だかわからん。

618:マロン名無しさん
03/08/26 13:34
過去ログ嫁!

……より、一旦整理した方がいいかな…?

619:マロン名無しさん
03/08/26 13:56
整理キボン。初期から見てはいたが、正直最近何が何だかさっぱりわからなくなった。

620:マロン名無しさん
03/08/26 17:05
「ネタをつくる」「キャラを整理する」
両方やらなきゃいけないのがジョジョ紳士のつらいとこだな

621:オリジナルキャラまとめ
03/08/26 17:53
広瀬 由紀子  由花子の娘
          スタンド名:『トゥー・マッチ・ラブ・ウィル・キル・ユー』
          髪の毛を植え付けた相手の感情を知る
          (破壊力:- スピード:B 持続力:A 精密動作性:C 成長性:B)
          正式な初登場:>>281 その前から、色々設定が作られてます

汐華 聶歌   ジョルノの弟
スタンド名:『デュエル・オブ・ジェスタ・アンド・タイラント』
          自分が損した分の80%、相手に得させる
          破壊力:C スピード:A 持続力:B 精密動作性:A 成長性:C
          初登場:>>479 
          スタンド説明:>>483>>486 
          その活躍:登場以来、色々な所に顔を出しています
 
吉良 吉則   吉良吉影の甥
          スタンド名:『アイアン・メイデン』
          本人の意思で、数分間時間を巻き戻し、やり直しを可能にする
          (破壊力:A スピード:B 持続力:D 精密動作性:B 成長性A)
          初登場:>>564 
          その活躍:>>576-現在進行中 ジェスタ氏がファーストバトルが『終わるトコ』を執筆中

『老人』      謎の人物。聶歌いわく「とっても怖くておぞましい人(意訳)」
          スタンド名?:『オール・エイジス』
          謎の能力です
          初登場:>>509 ジェスタ氏の続編に期待ですな


これで全員かな?
()でくくられてるスタンドの能力は適当に考えました
職人さんにとって都合が悪ければ、どんどん変えてください

622:ジェスタ
03/08/26 20:18
ドアノブを回す。部屋の中から光が漏れ、静たちの顔を照らし出す。

部屋の中には
「吉良…」
夕日を背に吉則が立っていた
吉則は突然開いたドアを不審に思ったのか静たちの方へ歩いてくる
聶歌が指で窓のほうに行くように指示した
足音を立てないように歩くとどうしても遅くなってしまう
ドアを閉めた吉則が静を追い越したとき
「あっ」
間抜けな声が響いた
振り向く聶歌と由紀子
静の日傘が、吉則の足に倒れてしまったのだ
それだけならまだ助かったかもしれない…
だが、不運だったのは床が埃まみれだったことだ
日傘に、いや埃が除かれたところに手を伸ばす吉則、そして更に
「あぁッ、もうッ、なんて間抜けなの?」
由紀子がそう言うのも無理はないだろう
「痛ッ!!」
落とした日傘を拾おうとした静は吉則と頭をぶつけてしまったのだ
「誰だッ、そこにいるなッ!!」
吉則はそう叫びドアを背にする

623:ジェスタ
03/08/26 20:44
ゴメンナサイダメデスバトルビョウシャナンテカケマセン

「僕がこんなに追い詰められるとはな…
 だが、いいか…
 お前たちには計り知れないこちだろうが最後にひとつ言っておく
 『時は逆行』する
 僕の能力は…完全だ
 そしてこれは…お前たちを始末するための能力ではないし
 『カンニング』するための力でもない
 僕の人生が植物のように平穏に過ぎるための力なんだ
 『アイアン・メイデン』と名付けたが…
 お前たちと決着をつけるのは平穏のためだ
 『アイアン・メイデン』ッ!!時は逆行するっ!!」
「くッ!『デュエル・オブ・ジェ…」
「遅いぃッ!!!」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォン
 :
 :
 :

624:ジェスタ
03/08/26 20:47
 ・
 ・
「つまり、阻止するためには『予想外』の状況においてやればいいのよ」
「どういうこと?」
「例えば私の場合だったらね、ちょっと由紀子、私の前に座ってみて。普通に前を向いて」
「こう?」
「……なるほど」


「なるほど……」
廊下から静たちを覗き見る吉則
「尾行されていたってことか…
 なぜ怪しまれた?あの時か?
 確かに…廊下なんかで能力のことなんて話すべきじゃぁなかったな
 まさかあいつらが話したとも思わないが、あの時廊下にいた誰かか?」
教室に入るのを諦め帰路につく吉則
「くそっ、まさかこんなことがッ!!
 チクショウッ!!今回のテストのための『ストック』を使い果たしてしまった
 20秒戻すのが精一杯だな、これじゃ
 どれだけ苦労すると思ってるんだ」


「で、どうやって吉良を『予想外』の状況においてやるんだい?」
「ア…えーと…それは……」
「ダメじゃん」

to be continued

625:リレー完走記念age
03/08/26 21:59
ブラボー…おぉ、ブラボー!!

導入から「to be continued」まで、見事に1話分まとまりましたな
>>576-577 >>590-591 >>607 >>611-612 >>614 >>622-624


626:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/26 22:47
戦闘シーンを補完しようと思ったら……前フリだけでかなりの長さになってしまった
とりあえず、前フリだけうp。戦闘シーンは後で…


「バレちゃ、しかたないわね……」
なにもない空間から、滲み出るように三人の姿が現れた。
「バラしたのはお前だろ、偉そうに言うな」
聶歌が静の頭をこづく。
「痛ッ! 丁度ぶつけた所を……。頭が弱くなっちゃう!」
「もう十分、君は馬鹿だよ」
「ひどいッ! そんなことを、私に直接言うなんて!」
「あなたたち…今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ」
由紀子が冷静に突っ込んだ。
吉則は、三人が会話している様子をじっと睨みつけていたが、おもむろに口を開いた。
「お前たち。確か、俺と同じクラスの……」
「そうよ! 私は、あなたと同じクラスの静・ジョースター!
 ついでに、こっちが広瀬由紀子で、こっちが汐華聶歌ね」
静が叫ぶように答えた。さらに、静の方から質問する。
「あなた、吉良吉則でしょう?」
「……だとしたらなんだと言うんだ? 僕に何か用かな?」
静はさらに声を張り上げた。
「私たちはッ! あなたの不正を暴きに来たのよッ! 吉良吉則!! 
 今度のテストであなた、カンニングするんでしょ!?」

627:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/26 22:47
数秒の沈黙の後、吉則はあっさりと言った。
「ああ、『する』よ」
「え…ええッ!?」
「『カンニングをする』と言ったんだ。もう一度言おうか?
 僕は、今度のテストで、カンニングを、する!!」
思いがけないセリフに、静はすっかりパニクってしまった。
もっと、言い逃れすると思っていたのだが……。
(ちょ、ちょっと聶歌! あっさり認めちゃったわよ!?)
(もちつけ! 広瀬さん、彼は本当のことを言っているか?)
(ええ、色々な感情が入り混じってて、少し分かり辛いけど……本当の事を言っていると思うわ)
(どういうつもりなんだ? ……あいつ)
(分からないけれど……『カンニングをする』それは確かなことよ。
 大柳先生の所へつれていくしかないでしょう)
(……分かった)
今度は、聶歌が叫んだ。
「吉良吉則! とりあえず、お前を大柳先生の所へつれていくぞ!」
「嫌だと言ったら……?」
「ぶちのめしてでも、連れて行く!!」
聶歌の脅しを聞いて、しかし、吉則は不敵な笑みを浮かべた。
「ククク…『嫌』だね! ぶちのめしてみろよ……できるもんならな」

いよいよ、静・聶歌・由紀子VS吉則の対決!!

628:愛蔵版名無しさん
03/08/27 00:15
わくわく

629:マロン名無しさん
03/08/27 00:23
「なんかあいつ、凄くむかつくわッ! 聶歌くらいッ!!」
静は吐き捨てるように言った。
「悪かったね、僕はそんなにむかつくかい?
 さて、ヤツのあの自信、やはりスタンド使いとみて間違いないだろう。
 作戦を立てておかないと、苦戦することになる」
聶歌は手短に作戦を指示した。
「ジョースターさん、君の役割は特に重要だ。大丈夫かい?」
「分かってるわよ。私を馬鹿扱いして! 私だって、やるときはやるんだから!!」
「その意気だ。では行くぞ!」
その言葉が発せられたと同時に、三人は一斉に走り出した。
聶歌は、吉則に向かって真っ直ぐ、由紀子は右から、静は左から回り込むように移動する。
「僕は静かに暮らしたいだけなのに、こういう奴らが生活をめちゃくちゃにする……」
吉則はそう呟くと、スタンド『アイアン・メイデン』を出現させた。
夕日に染まった部屋の中に、他との違いを強調するかのごとく純白の影が現れる。
「やはりスタンド使いか……だが!」
聶歌が、吉則の懐に潜り込みんだ。
『アイアン・メイデン』が聶歌の左側に回り込んでくるが、聶歌は構わず拳をを吉則に叩きつけた。
「無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!」
アイアン・メイデンの攻撃よりも一瞬早く、『D・J・T』のラッシュが吉則の身体を吹き飛ばした!
だが―「ど、どういうことだ?」
聶歌は目の前で起こったことが信じられず、茫然と立ちすくんだ。
吉則は、何事もなかったかのように、彼の目の前に立っていたのだ。
「馬鹿な…確かに攻撃は当たったはず!」
「ああ…当たったさ。だが、僕には効かなかった、それだけだ
 じゃあ、今度はこちらから行くぞ」
一瞬の内に間合いを詰めた、『アイアン・メイデン』のパンチが聶歌の顔面を捉えた!
まさに、驚異的なスピード、そしてパワーである。
「くうッ!」
ろくに防御も出来ず、聶歌は数mほど吹っ飛ばされてしまった。

630:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/27 00:27
名前入れ忘れた……


(ぐッ…痛い……鼻が折れたかもしれないな……)
痛みに耐えながら、聶歌はゆっくりと身を起こした。
「なるほど……俺は、お前を…ふっ飛ばした。
 俺は、確かにそれを見た……!!
 だが…次の瞬間、お前は無傷で…立っていた。
 まるで、『時が巻き戻った』かの…ように……。
 つまり……そういうこと…なんだろう……?」
顔を歪めながら、聶歌は途切れ途切れに、そう呟いた。
そんな聶歌を見下ろして、吉則はせせら笑う。非常に楽しそうだ。
「なかなか、察しがいいな。そうだ、僕の能力は『時間を巻き戻す』ことだ。
 だが、分かった所で……君は僕に勝てるか?
 答えはNOだ。僕の能力は完全だ!」
「フフフ……」
聶歌は突然、笑い出した。
「何がおかしい? 気でも狂ったか?」
「いや、君は察しが悪いと……思ってね」
「……何が言いたい?」
「情報の80%は…『目』から入ってくる…そうだ。
 『視覚』というのは……人間にとってそれだけ…重要なのだろうな。
 だが、それに頼りすぎるのも…よくない
 そう思わないか?」

631:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/27 00:31
「なんの話だ!」
吉則は、明らかにイライラし始めている。
その様子を面白そうに見つめながら、聶歌は話を続けた。
「だが、やはり人間はそれに頼ってしまう。
 どうしても、だ……
 それが…『視覚』が鋭敏であればあるほど、その傾向は強まる…そうだろう?」
「だから! なんの話だッ!!」
「君は、僕の『スタンド能力』を知らない。察しが悪いからな……フフ。
 僕は、自分の能力を捨てることで、その分他人の能力を強化できる」
そこで一息ついて、そして聶歌は言い放った。
「君の『視覚』を強化した!
 だから…君は、無意識の内に視覚に頼りすぎて、気付くことが出来なかったんだ。
 彼女の動きに」

632:マロン名無しさん
03/08/27 00:32
「そして、お前は次に『そんな馬鹿な!』と言う!!」
突然、吉則の後ろから聶歌の声とは違う、別の声が聞こえた。
そこで初めて、吉則は気付く。
いつのまにか背後に忍び寄られていたことに。
細く白い腕が首に回されていたことに。
そして―ナイフが彼の首筋に押し当てられていたことに。
「そ…そんな馬鹿な! ……ハッ!!」
吉則は必死に目だけを動かし、背後に立っている人物を確認した。
そこにいたのは―
「くッ……静…ジョースター、いつのまに……!」
「汐華君が囮となって、お前の注意を引きつけ、
 由紀子は、作戦が気付かれていないか、常に監視する。
 そして私は、透明になってお前の隙を突く!
 完璧に決まったわね!!」
静は得意げに言った。
「なんか、私はあんまり役に立ってないような気がするんだけど……」
姿の見えなかった由紀子も、いつのまにか姿を現している。
吉則は、完全に三人に取り囲まれていた。


んで、>>623

633:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/27 00:34
あ~、もちろん最後のも私です。すみません。

無駄に長くなるし、ジェスタ氏に比べて文章も稚拙だし……ハァ

634:マロン名無しさん
03/08/27 00:39
YMXGRjSTq6様

もしかしてあなたは、嫉妬に燃える輩から叩かれたりしているあの方なのですか?
もしお答え頂けるのなら、YESかNOかだけお答え下さい。かぎつけられたくないから

もしYESだとしたら、そりゃ上手いはずだわ


635:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/27 00:48
>>634
誰か分からんけど、違うと思うよ

636:マロン名無しさん
03/08/27 01:33
まとめ

・キャラ
>>621

・ストーリー
>>576-577
>>590-591
>>607
>>611-612
>>614
>>622
>>626-627
>>629-632
>>623-624

でOK?

637:マロン名無しさん
03/08/27 03:23
>>509-510の続きを考えてみた
第637話 「老人(オール・エイジス)」

汐華「静、ちょっと話があるんだ・・・・ちょっと来てくれ・・・・」
静「(ドキッ!)え、な、なによ急に・・・・(ま、まさか告白・・・?)」
 校庭裏にて――
汐華「実はこの前の老人のことなんだが・・・・」
静「うん・・・・(誰・・・・?)」
汐華「彼はとても恐ろしいスタンド使いなんだ・・・・・!!」
静「うんうん・・・・・・(そんな人いたっけ・・・・?)」
汐華「スタンド名は『オール・エイジス』、能力は・・・・
   『目を閉じさせる能力』・・・・・・・」
静「うんうんうん・・・・・(いくら年上がいいっていってもジジイはねえ・・・・)」
汐華「そしてその目を閉じてしまった人間が次に目を開けた時、
   最初に見た人間を強制的に『 惚 れ て し ま う 』能力なんだ 
   刷り込みのようなものだ」
静「うんうんうんうん・・・・・(やっぱあたしには露伴おじさましか・・・)
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
汐華「実に恐ろしい能力だ・・・ボクも以前マッチョな男性に・・・」
静「ええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーー!!!!
  ままままままままままままじでェェェェェェェェェェーーーーーーーー!!????」
汐華「!???? どど、どうしたんだ急に・・・!」
静「そ、それってスタンド版の『惚れ薬』ってことよね!??」
汐華「だからそうだって今説明したじゃ・・・・」
静「会わせて!その人!今!今すぐ会わせて!早く!いつ会わせてくれんの!?」
汐華「いやだからその老人が君に会いたがってるんだよ・・・」
静「は?何で?」
汐華「いやそれはわからない だがきっとよからぬことを・・・」
静「ふ~ん、まあいいわ・・・(す、すごい・・・今日の静の恋愛運は絶好調!)
  よし、出発!」
汐華「・・・・・」

638:マロン名無しさん
03/08/27 03:24
改行制限キツー

だれか637の続き考えてください・・・(;´Д`)

639:ジェスタ
03/08/27 03:36
>630
こちらの攻撃は全部外れるが吉則の攻撃は全てあたる
(ダービー弟っぽく)
→由紀子の能力で吉則の感情が突然全く違うものになることに気づく
(攻撃を受ける緊張→時の逆行による優越感)
→「まっまさかッ!そんなことが!~」
→視覚に対し『D・J・T』発動
→631
てのはどう?
記憶が(少しでも)残るとカンニングできないから

640:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/27 18:36
読みなおしてみて、おかしな所(>>639)に気付いたんだけど、もう突っ込まれてましたね……
スミマセン

あと、>>630-631にかけてのやり取りを脳内あぼーんして下さい
もっといいトリック?を思いついたので

最後に、スタンドの定義があやふやなんで、もっと細かく設定した方がいいと思います
『アクトン・ベイビー』にはビジョンがあるかどうかとか……
例のサイトのような感じですか?

641:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/27 18:37
>>630
>「何が言いたい?」
「人間…何かに『集中』することは…大事だ。
 勉強するにせよ…仕事をするにせよ、集中しないと上手くいかない……。
 そうだろう?」
「なんの話だ!」
「だが、集中しすぎるのも困りものだ……
 一つの事に集中することはつまり!
 一つのことしか出来ない、ということなんだからな……
 例えば、話に気を取られて、周りの状況に気付かない…とかな」
「頭でも狂ったか? 意味の分からん事を言いやがって!!」
吉則は、明らかにイライラし始めている。
その様子を愉快そうに眺めながら、聶歌は話を続けた。
「君は、やはり察しが悪いな。フフ……ジョースターさん並だ。
 いいか、よく聞けよ。
 僕の『D・J・T』は自分の『一部』を犠牲にすることで、
 他人の『同じ部分』を向上させる……」
聶歌はニヤリ! と笑った。
「君の『集中力』を上げた!
 だから君は、僕に集中していて、彼女の動きに気付かなかった……!」
>>632

642:マロン名無しさん
03/08/27 18:52
このスレのあちこちを見ているうちに、断片的に頭に浮かんだシーン
前後の状況なんか全く考えてないけど


静と由紀子、絶体絶命の大ピンチ!!
だがその時!「『ボール・パーク』ッ!」フワ…ズギューーーン「静!?」
突然静の体が宙に浮いたかと思うと、凄いスピードで飛んで行った!
「よっと」飛んで来た静をお姫様だっこで受け止める平良清「危なかったな」
精一杯キザぶってるようだがあまり似合ってない。かたわらには彼のスタンドが。
不気味な、手足のないロボットのようなスタンド像。その頭部には女体を思わせる形のオブジェ。
平良に助けられた事にしばし呆然としていた静だったが、ハッと気付き
「由紀子も!お願い、由紀子も助けて!」
「ダメだ!俺が助けられるのは静、お前だけだ」
「な…何を言ってるのよ、こんな時に!」
悲痛な表情になる平良
「俺だって、助けたい。だが、今の俺には不可能なんだ。」
「どうしてよ!」
「…俺の『ボール・パーク』は、形を指定して物体を引き寄せる能力!
 その引き寄せるパワーは、形の正確さに比例する。
 人ひとり分の重さを、これだけの距離から引き寄せるには『人間の形』だけでは不十分だ。
 もっと細かく、体型を指定してやらない事には、どうにも出来ない!」
「そんな……」

「………ぶっちゃけた話、俺は広瀬の身長・3サイズを知らない。
 胸が小さい事くらいは見りゃ分かるが」
「なんで私のは知ってるのよォッッ!!!」


643:ジェスタ
03/08/27 19:50
>609,621,637に釣られて書いてしまった
が、ラブってコメる展開にせねばならぬ

夕刻、喫茶店の扉が開く音を聞いて吉良吉則はそちらを見る
「フン…」
待ち合わせをしている人物ではなかった
アイスコーヒーを音を立てずに飲み干し窓の外を見る
「待ったかい?」
突然後ろから声を掛けられた
「なッ!!何だ…スタンドを使ったのか…ですか、悪趣味ですよ、『彼』」
「君の趣味よりはいいがね。ところであそこの席にいるのは君のツレかい?」
言いながら『彼』は腰を下ろす
「えぇ、でも大丈夫ですよ、コレクションにするつもりですから」
「それを悪趣味だと言うんだがね…
 まぁいい、学内テスト不動の一位の座は陥落したそうだな」
「……いつも思うんだがどうやってそんな情報つかむんですか?
 それに一桁はキープしましたよ」
「静・ジョースターという女生徒が君のクラスにいたな?
 『老人』が彼女に会いたがっている、そこで…」
(ちったぁ会話のキャッチボールしろよてめ~らは…)

644:ジェスタ
03/08/27 19:58
親愛なるYMXGRjSTq6へ
>639(630)のSS化はどうする?

いや、しかし賑やかになってきたね

645:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/27 20:26
>>644
「馬鹿な……未来予知でも出来るのか?
 一撃も攻撃が当たらないとは……」
今や満身創痍、ボロボロになった聶歌が低くうめいた。
「汐華君! おかしいわ!!」
唐突に、叫び声が上がった。
聶歌はチラリと、声の方向に目を向けた。
由紀子だ
ハァハァと肩で息をし、その目は大きく見開かれている。
普段なら考えられない事だ。あの冷静な由紀子が、ああも取り乱すとは。
「吉良の思考がおかしい……!
 まるで平静…そう、昼下がりにダージリンティを一杯飲み干した時のような……。
 そんな感じ…! この状況で……信じられないわ!!」
「落ちつけ……広瀬さん。ヤツの能力は大体わかっている……」
汐華聶歌は極めて冷静だった。
極めて冷静に、状況を分析し、そして結論を出す。
「兄が倒したスタンドに、似たような奴がいた……。
 吉良の能力は『未来予知』か、もしくは『時間を巻き戻す』ような能力……!
 恐らく、後者だろう。未来予知では『カンニング』とは言えないからな……!」
>>630真ん中へ

646:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/27 20:29
即興で作ってみた。聶歌、勘良すぎだなぁ

なんか「親愛なる」とか言われると、照れるね
そして、賑やかなのは良い事だ

647:マロン名無しさん
03/08/27 20:33
由紀子のスタンドが『トゥー・マッチ・ラブ・ウィル・キル・ユー』で決まりだとすると
『キャンディ・キャンディ』(>>469)の本体は誰にすればいいんだろ

大人になるキャンディで『アクトン・ベイビー』 が『アクトン・レディ』にパワーアップするってのを観てみたいのだが


648:マロン名無しさん
03/08/27 21:43
>>641
修正前もそうだけど
聶歌あまり自分のを犠牲にしてるようには見えない


649:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/27 23:24
>>648
例えば、『集中力』を犠牲にした場合には
きょろきょろしたり、敵の話をあまり聞いていなかったり
という描写を入れればいいんですかね?
なるほど。次回は、頑張ります

話は変わりますが、設定をもっと細かく決めたいです
スタンドや、人物の設定など
今後の話の流れは、職人さんがそれぞれ自由にやっていくのですか?
それとも、ある程度の流れを決めて、その中でやっていくのですか?

650:マロン名無しさん
03/08/27 23:49
>>649
書く人のその場のノリで。ただ、あまりにも矛盾が出ると訂正されるがな。

それはともかく、
ムチャクチャ真剣な顔つきで集中力を譲渡した聶歌が、
集中力がなくなった瞬間いきなり毒気を抜かれた顔できょろきょろし出すのを想像して萌えたw

651:ジェスタ
03/08/28 07:56
「おい、さっきから時計見たり髪型整えたりうっとしいぞッ!
 前の学校じゃぁ、人と話す時に時計見てしゃべれと教えてんのか?」
「あぁ、僕はそんなことしてたか?気づかなかったよ
 そうか、それならもう大丈夫だな…」
>641へ

652:マロン名無しさん
03/08/28 17:07
バトルよりラブきぼん

653:マロン名無しさん
03/08/28 18:37
これは学園ラブコメのはずッ!

654:愛蔵版名無しさん
03/08/28 18:42
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「確かに…このスレにおいて既に『ラブコメ』の要素は非常に薄くなっている……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「だがッ!」
「『学園』の要素はバッチリ健在だ!」
「すなわちこの瞬間よりこのスレにおけるSSの分類は!!」
バァァ――「『学園バトルラブコメ』になるッ!!」――――ン

………誰だよこれ。

655:マロン名無しさん
03/08/28 19:46
吉良とか老人とか、バトル用の相手ばかり出すから、そうなる

もっとラブコメ用の相手出そうよ


656:マロン名無しさん
03/08/28 21:11
>>615
『トゥーマッチ ラブ ウィルキルユー』は殴るスタンドじゃないのを
承知で由紀子のラッシュ音。

「愛ッ!」            ラブッ(効果音)

「アイアイアイアイ
                  ラブ ラブ ラブ ラブ
 アイアイアイアイ
                  ラブ ラブ ラブ ラブ
 アイアイアイアイ
                  ラブ ラブ ラブ ラブ
 アイアイアイアイ
                  ラブ ラブ ラブ ラブ
 アイ――ッ!」
                  (敵、ブッ飛ぶ)

「" I'd LOVE TO KILL YOU "……ブッ殺してやりたいッ!!」

657:マロン名無しさん
03/08/28 21:45
>>655
老人の能力が>>637なのに
なんでバトル用なんだこのド低脳がァーーーッ!!

658:マロン名無しさん
03/08/28 21:59
>>656
お前、バカだなぁ……いとおしいよw

659:マロン名無しさん
03/08/28 22:33
>>658
次スレ・・・?

660:マロン名無しさん
03/08/28 22:36
>>658
連載中スレにカキコしてきてメル欄そのままだぜ!

661:658
03/08/28 23:43
うおおおおやっちまったあぁぁ飛びてェェ~~~ッッ!!
俺が一番バカというオチか…グッジョブ俺。

662:マロン名無しさん
03/08/29 12:27
>>637の続きはいつになるのだアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

663:マロン名無しさん
03/08/29 18:13
>>647
よーし、それじゃ、繭美に『矢』を刺して……

……なんだよぅ。皆そんな目で見るなよー
どのみち>>1 に従って最終回までに『レクイエム』にするんだったら
何らかの形で『矢』は出しとかなきゃならないだろぉ


664:マロン名無しさん
03/08/29 19:19
一体最終話のSSはいつ出てくるのだろうか・・・

665:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/30 01:26
こんな夜遅くですが
SSを書こうと思ったので、書こうと思います

今度は、ラヴコメ目指します
無理だと思うけど

>>617みたいな方には悪いですが、一行目からオリキャラ出てます
名前だけ、だけどね
すみません

オリキャラは変な名前です(crowだからカラスです)
この漢字、おかしいんじゃないの? と思うでしょうが、無理矢理読んでください
誤字ではありません
ご了承下さい

さて、言い訳はこんくらいで、うpします。さわりだけ、だけど

666:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/30 01:32
「クロオカラスさん?」
「そう、黒尾鴉子先輩よ」
「……変な名前だな」
「先輩も、『汐華聶歌』に言われたくはないでしょうねぇ」
「…………」
放課後の教室。もうみんな下校して、教室に残っているのは数人だけだった。
その数人の内の二人―静と聶歌は、放課後の勉強会について話していた。
先日のテスト、静は当然として、聶歌もかなり成績が落ちていたのだ。
テスト直前に、いろいろやっていたのだから、当然といえば当然なのだが。
とにかく、成績が落ちてしまった。
そこで今日の放課後、由紀子の家にて、三人でお勉強をすることになった―
「―はずだぞ。なんで、その『先輩』とやらの家でやるんだ?」
直前までそれを知らされていなかった聶歌は、少々不満気だ。
ちなみに、由紀子とは近くのコンビニで待ち合わせの予定。
「それがね。黒尾先輩が話を聞いて、私が教えてあげるわよって言ってくれたのよ!」
「…その先輩は、頭が良いのか? 悪いんだったら、そんな奴に教わりたくないんだが」
「先輩は凄いのよ! 苦手な文系科目でも偏差値は60以上。物理なんかトップを常にキープ!
 ハァ…憧れるわよねェ……」
「ふぅん……」
「行きたくないの?」
静は聞いてみた。が、その問いには答えず、聶歌は黙りこむ。
聶歌はそのまま、俯いて考え込んでいたが、やがて顔を上げた。
「嫌な予感がするんだが……行くとしよう」
「わぁい!」
静は満面に喜色を浮かべた。背景にバラが描かれそうな、極上の笑み。
聶歌の顔が、少し赤くなる。
「は、早く行くぞ! ほら!」
聶歌は、鞄を乱暴に引っ掴むと、ロボットのようにギクシャクとしながら教室から出ていってしまった。
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
置いて行かれてはたまらない。っていうか、
「あんた、黒尾先輩の家知らないでしょう!」
静は慌てて自分の鞄を掴むと、聶歌の後を追って教室を出た。

667:マロン名無しさん
03/08/30 01:34
あ~長文規制辛い

とりあえずはこんだけです
明日続きをうpします
長くなりそうなヨカーン
一話完結型に持っていきたいんだけどなぁ…

668:マロン名無しさん
03/08/30 05:30
>>517
Giosue なんかは日本名も考えやすそうだが、
カタカナにできねえんだよな、この名前……

669:ジェスタ
03/08/30 06:21
>>663
(スタンド使いの)犯罪者を捕まえたことで感謝状をもらった静と聶歌
そのことで理事長室だか校長室だかに呼ばれた
飾られている調度品を見ていると
静「あ、あれはスタンド使いを生み出だす『弓と矢』なんでこんなところに」

670:マロン名無しさん
03/08/30 11:29
>>663,>>669
頼むからこれ以上話をややこしくしないでくれ……

671:マロン名無しさん
03/08/30 11:55
シンプルがいいッ!

672:マロン名無しさん
03/08/30 14:42
吉良のSS、面白かったです。職人様方乙。
>>656は最高w

673:ドミノ工場です(0/3)
03/08/30 15:36
ジェスタさんや611 ◆YMXGRjSTq6さんや、
その他のSS職人さんの降臨待ち用にSSつくってみますた。
>>670さんには申し訳ないんですが、ややこしくなりそうな話です。
本当にすみません。

なんというか馬鹿みたいに長くなりました。
ただの導入部に3レスも使うなヴォケがと小一時間、
むしろ一晩中自分を問い詰めておきます。

674:ドミノ工場です(1/3)
03/08/30 15:37


人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う。
――ラ・フォンテーヌ


ざわざわと心地よい雑音がBGM代わりのお昼時。
各々が昼食を手に取り、他愛もない雑談に興じている。
「「だが断る。」」
「何でよッ! おもしろそうじゃない!!」
二人のびしっとハモる声に、静・ジョースターは不満そうな表情を隠しもせずに叫んだ。
「僕はそういう無駄な事には興味ないから。」
汐華聶歌はにべ無く断り、
「私はそんな時間に外に出してもらえないから。」
広瀬由紀子はあっさり断った。

「「だから断るんだ(けど?)」」
「キィーッ!ハモられると余計にムカつくぅ――!!」
静の手の中にある空になった牛乳パックがぐしゃりとつぶれた。

ことの発端はぶどうヶ丘高校新聞部発行の校内新聞、『ぶどうの杜』からの記事である。

675:ドミノ工場です(2/3)
03/08/30 15:38
「なになにー…『ぶどうヶ丘高校の七不思議について』ぇ?」

その話題に一番興味を示したのは、言うまでも無く彼女である。
「ありきたりな話題ね。」
「こういう都市伝説はどこに行ってもある話だから、別に驚きはしないけど。」
他の二人は興味ないとばかりに適当な相槌を打つ。
「えーと…『美術室の幽霊』に『体育館の怪異』、『トイレにまつわる話』『屋上から飛び降りる少女』…。」
「完全に定番のラインナップだな。」
「たまには違う話も聞いてみたいわね。」
「もう! 少し静かにしててよ!!
 えっと、『我々はこの中で「美術室の幽霊」について、皆さんからの情報提供をお待ちしております。』
 …だってさ。」
「ふぅん…夏に向けて大々的に特集を組むつもりなのかしら?」
「意外に思い切った企画だね。顧問からは何も言われなかったのかな?」
「あら、案外内緒でやってて今頃担当顧問は慌てているかもよ? ここはそういう学校ですもの。」
「それもそうか…。
 で、そこで黙ってる君は一体何を企んでいるんだ?」
「な…企んでるとは失礼ね!
 ちょっぴり考え事してただけよ!!」
企んでるという表現が図星だったのか、静はきっと聶歌を睨みつけた。
「まぁどうでもいいわ。今の失言は忘れてあげる。
 ところでさ、二人とも今夜なにか予定みたいなものってある?」
「「…………。(うわ…嫌な予感がする…。)」」
この少女が起こしそうな行動が手に取るように分かってしまうあたり、
予感というよりも確信に近い未来予知かもしれない。

「で、なんだけど…今夜、学校に忍び込んで『美術室の幽霊』を調べてみない?」
「「だが断る。」」

そして話は最初の続きから。

676:ドミノ工場です(3/3)
03/08/30 15:39
「と言うか、冷静に考えてみてよ。
 美術室を調べる事で、私たちに何かメリットがある?」
「うっ…。」
「むしろ僕はデメリットしかないと思うけどね。」
「ううっ…。」
極々当たり前の意見にあっという間に否定される静。
何か反論を言おうにも、簡単には思いつかない。
「そ、それじゃいいわよッ! わたし一人で探すからッ!!
 それにわたしにはアクトン・ベイビーが…」
びし、ずぼっ。
「~~~~ッ!!」
「こんな所でそういう事を言うんじゃないッ!」
「ホンットに頭が弱いんだからッ!!」
最初の鈍い音は由紀子が静の頭を軽くはたいた音。
次の音は聶歌が静の口をふさぐ為にマヨネーズパンを口に突っ込んだ音である。
「ふぁひふふふぉー!(何するのよォー!)」
「そのパンはあげるから、とりあえず飲み込むなり取り出すなりしてくれ。
 そうでないと何を言ってるか分からない。」
「まあ、何をするんだーっぐらいしか言ってないみたいだけどね。」
「ん、ぐっ…ゲホッ………ちょっと! 黙らせるなら黙らせるで、もう少し優しく出来ないの?!」
「咄嗟の判断でここまで出来たって所を評価して欲しいものね。」
「あぁ、それは言えてるな。
 君が迂闊すぎな所為でフォローに回るのは僕たちだって言うのにな。」
「あーあー!! そーですかそーですか!! クッソー…見てなさいよ!
 絶対に幽霊をとっ捕まえて、アンタたちをギャフンと言わせてやるわ!!
 絶ッッッ対に! 吠え面かかせてやる!!」

ギャフン―それは幾らなんでも、マンガの見すぎだろう。
静の逆切れとその発言のギャップに脱力すると同時に、ふとそう思ってしまった二人であった。


To Be Continued ―→

677:ドミノ工場です
03/08/30 15:43
とりあえず導入部終わりました。
スレ汚しな文章で申し訳ありませんでした。

早くこの拙い文章をログの中にうずめてしまいたい…_| ̄|○

678:ジェスタ
03/08/30 18:32
>677
とりあえず続けてみたが
>>666(おぉ!)と混ざるといけないからしばらく推敲することにしよう

「うわっ、ホントにいないの?」
日付が変わって始めて静・ジョースターの口から発せられた言葉はそれだった
薄暗い公園、周りには人気がまったく感じられない
「うぅー、ちゃんと約束したのにぃー」
尚、汐華聶歌、広瀬由紀子両人の名誉の為に言っておくとその約束は静によって一方的になされたものである
「はぁっ、仕方ないわねッ!いいわ、一人で行くからッ!」
そんなことを口にしながら学校へ向かう、十数秒おきに後ろを確認しながら

静は日本へ来てからよく『頭が悪い』と言われる
静はこれを『日本語が上手く話せないので返答がおかしい』と、云う意味だと思っていた
少なくとも勿論馬鹿と云う言葉の意味は知っていたがそう云う意味で使っているのだろう、と、思っていた
(どうやって中に入ったらいいのかしら?)
普段は風景の一部だった2mちょっとはありそうな壁が行く手を阻む
(うぅ~ジャンプしてもとどかないしアクトン・ベイビィはパワー型じゃあないから私を引っ張れないし…)
「俺が肩を貸してやろうか?」
闇の中から声がした

679:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/31 00:02
鴉子はその頃、部屋の掃除をしていた。
掃除機で、ではない。スタンドを使ってだ。
彼女のスタンド『キューピッド・アンド・サイケ』は群体型のスタンド。
だが、ハーヴェストや、バッドカンパニーとは少し違う。
『C&P』の能力は「無数の点を操る」というもの。
無数の『点』を集めて『線』を作ったり、
『線』を集めて『面』を作ったり、『面』を集めて人型のスタンドにしたり……
むしろストーン・フリーによく似ている。
彼女の部屋には今、その『線』がのたくっていた。
鴉子の住むマンション(一人暮し)は結構広いのだが、
『線』は、まさにびっしりと部屋を覆っている。
それらが勝手に動き、狭い隙間や高い所などから大きなゴミや、
細かい埃などをかき集め、次々と部屋の中央に積み重ねていく様は、ある意味壮観であった。
「こんなものかしら」
部屋が一通り綺麗になった所で、鴉子はふぅっと息をついた。

黒尾鴉子。
彼女は、他人の色恋ごとに首を突っ込み、その仲を取り持つことを生きがいとする。
その犠牲になった者たちは、涙を流してこう言ったという。
「これ以上、俺たちの愛を壊さないでくれ……」
自称『愛の天使』。他称『哀の天使』。とにかく、非常に迷惑な女性なのだった。
実は、彼女は『老人』……というより、そのスタンド『オール・エイジス』に興味を示し、彼に協力している。
しかし、最初は『オール・エイジス』の惚れ薬能力に興味津々だったものの、
彼女の美学に反しているので、そろそろ協力するのやめようかな、と思っていた。
それに、『老人』から静を連れてくるように命令されている。
だが、静は可愛い後輩だ。
彼女に害を成すことをするのは、やはり嫌だった。

680:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/31 00:05
『ぴんぽーん』
インターフォンが鳴った。静たちが来たのだろう。
「はーい」
鴉子は忘れず『線』を全て消してから、小走りでドアに駆け寄った。
「静?」
ドアを開くと、そこには後輩の静と、その友達二人が立っていた。
「こんにちは、先輩!」
「こんにちは。よく来たわね。さあ、上がって……」
鴉子は静たちを迎え入れ、ドアを閉めようとした、その時。
鴉子は見た。見てしまった。
(お、男ーーー!)
その男―聶歌は丁寧にお辞儀をしてから、鴉子の部屋に入っていった。
(静の、彼氏かしら。でも、違うかもしれない。
 いやしかし、もしも……もしも静が片思いしてるんだったら……)
笑みがこぼれた。
成就させてあげなければ。『愛の天使』の名にかけて。


あー、長くなってしまう。すみません

681:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/31 00:06
「先輩~。ここ、分からないんですけどぉ…」
「ああ、これはこの式を代入して…」
「え?この公式を使わないんですか?」
「使っちゃいけないとは言わないけど、使わないほうが良いわね」
とても和やかに、順調に、勉強会は進んでいる。
鴉子は、静には数学、由紀子には古典、聶歌には物理を教えていた。
実質的には、静につきっきりだったのだけれど。
まさか、こんなに静が馬鹿だったとは……大誤算。
他の二人に、手が回らない。
「広瀬さんは、分からない所無い?」
「いえ、今のところは、特に」
「そう。分からない所があったら、遠慮無く言ってね。
 汐華君は? …………汐華君?」
反応が無い。聶歌を見ると、彼は生気が抜けたような目で、プリントを見ていた。
しかし、手は動いていない。
……どうしたのだろう?
「汐華君!!」
びくっとして、勢いよく顔を上げる聶歌。
「な、なんです?」
「『なんです?』じゃないわ。ぼーっとして、どうしたの?」
聶歌はしばらく沈黙していたが、やがて「なんでもないです」とだけ言って、
今度は猛烈な勢いで問題を解き始めた。
「聶歌君、どうしたのよ?」
由紀子が心配そうに尋ねる。
「本当に何にも無いんだ」
あくまで、聶歌は答えない。

682:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/31 00:11
(怪しい……)
その時、鴉子は気付いた。
静が、静かに聶歌を見つめている。
(…………?)
熱い視線の、その意味は?
鴉子はすぐにピンと来た。
「私、お茶でも淹れてくるわ」
そう言って、鴉子は立ち上がった。
「じゃあ、私も手伝いましょうか?」
由紀子の申し出に「いいの、いいの」と言って、台所に向かった。
台所と居間とは、壁で仕切られている。後ろ手に、ピシャリと戸を閉めた。
「フフフフフフフフフフフフフフフフフフ……」
低く、不気味な笑い声が、台所に響いた。
(静ったら、やっぱり彼に気があるんじゃない)
そして、恐らく聶歌も静のことを好きなのだろう。
一緒の部屋にいると、気になって勉強も手につかない程に。
2㍑ペットボトルのお茶をコップに注ぎながら、鴉子は考えを巡らせた。
(二人は付き合っているのかしら。付き合っているのなら良いけど、付き合っていないのだったら―)
「フッフッフッフッフッフッフッフッフッフ……」

683:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/31 00:13
そのころ―
「ねぇ、聶歌。涎の跡がついてるわよ」
バッ!!
凄まじい勢いで、聶歌は頬を押さえた。
「まったく、勉強中に寝るなんて……。先輩に失礼じゃない」
「すまない。昨夜は、眠れなくて……」
頬を袖でごしごしこすりながら、恥ずかしそうに聶歌は言った。
「まったく……目を開けて眠るなんて、器用ねぇ……」
由紀子も、さすがに呆れ顔だった。

ゴシ、ゴシ、ゴシ……

「先輩、今日はありがとうございました」
「いえいえ。こちらこそ、楽しかったわ。あ、広瀬さん……こっち来てくれない?」
「?」
由紀子は訝しんでいるが、腕を取って強引に引き寄せ、耳打ちする。
(ねぇ。あの二人、付き合ってるの?)
ストレートな物言いに、由紀子が思わず絶句する。
(そ…そんなことはないと思いますけど?)
(そう……それなら良いのよ。ごめんなさいね)
それさえ聞ければ、用は無い。鴉子は顔を離した。
「もういいのー?」
「うん。用は済んだわ、静。それじゃあ、また明日会いましょう」
「はい! さようなら! ほら、聶歌もお礼言いなさいよ!」
「……ありがとうございました」

三人の姿が見えなくなると、鴉子はニヤリ、と笑った。
彼らはまだ付き合ってはいない。
ああ、『老人』の言うことを聞かなくてよかった!
こんな面白い事を、みすみす逃す所だったのだから。
さあて、明日からは楽しくなるぞ!

684:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/31 00:15
恐るべきは、これがまだプロローグだということか…
こんな駄文をだらだらと並べるのは、やっぱり恥ずかしい
嗚呼、もっと短くまとめたい…

次回は短く、まとめます

685:ジェスタ
03/08/31 00:25
イイッ!!すごくイイゾッ!!
やっぱラブってコメらなきゃぁね

686:ジェスタ
03/08/31 12:56
>>674-676続き
原作では吉良が余裕で入ってたけど
まぁ、ホラ、その…ね?

「平良ッ!」
平良清がそこにいた
「な、何であんたがここに…」
「何言ってんだ、あんな大声で話してたら月からだって聞こえるぜ?」
言いながらスタンド『ボール・パーク』を出す
「『ボール・パーク』で壁を引き寄せる、と当然壁は重過ぎて引き寄せられない
 代わりに俺が壁に引き寄せられるゥッ!!」
ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンン
「て、わけだ、ほら手を貸しな」
壁の上から清が手を差し伸べる


「あれ?」
宿直室で夜食を作っていた大柳賢はモニタの異常に気が付いた
「あれは…」
モニタは今ちょうど校門の辺りを映していてそこには二つの影が映されている
背丈からして高校生だろうか?片方はメガネをかけているようだ
「…仕方ないな」
ガスを止め、上着を羽織り宿直室を出る

687:ジェスタ
03/08/31 12:57
「きゃッ!!ちょっとどこ触ってんのよ!?」
『ボール・パーク』で二階の『一年C組のベランダの手すりを引き寄せている』途中で静が暴れだす
「バカッ、何やってんだ?落ちるぞ?」
慌てて姿勢を制御しようとするが時すでに遅し、二人は自由落下を始めた
「痛ッ!!」
なんと云う幸運、自由落下が始まったのはベランダにたどり着いた直後だった
「あれ?ベランダ?あぁ、何とか潜入成功ね…」
「静~」
痣になったかしらなどと思いつつ辺りを見回す
「まっ、取り合えず平良には感謝しなくちゃね」
「重い~」
辺りは暗く不思議な静寂に満ちている
「平良?平良~、ちょっと何処行ったのよ?」
「頼むから気付いてくれ、そしてどいてくれ」
声は下から聞こえてくる様な気がする
下…?そう云えばベランダの感触は石のそれではない
「平良?なんであんたがあたしの下にいるのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
「逆だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
しかしまぁ、気持ちよかったからいいか…などと思いながら立ち上がる平良だった


688:ジェスタ
03/08/31 12:58
「そういえば早人が言ってたな…」
 :
 :
時はさかのぼること数時間
「『ぶどうの杜』の今月号の特集が『七不思議』だったんだ」
川尻早人と学食で夕食をとっているときだった
「ん?校内新聞?あぁ~七不思議ねぇ~いつまであんのかな?ああいうの」
勿論自分達の世代でも在った
「何だっけ?『開かずの地下室』、『屋上から飛び降りる少年』、『血塗れのトイレ』…」
「ほかには…『体育館の泣き声』と…う~ん、何だっけ?」
「あ~そうだ、七つ目の不思議が傑作だったよな?」
「えっ、ああ七不思議なのに、六つしかないってやつ?変だよねぇ
 じゃなくてさ、『ぶどうの杜』で七不思議の特集があるとさ、調べに来るやつがいそうじゃない?」
「七不思議を調べに?あぁ、俺行ったわ…」
「それ、止めた方がいいと思うんだ…ほら、一人いるだろ?いかにもな」
 :
 :
「あれ、静か?眼鏡かけてたし」

689:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/31 22:32
真夜中―静の家に忍び寄る、一つの影があった。
黒尾鴉子である。
堂々と、庭に不法侵入し、窓から静の寝室を覗く。
(フフフ、あったわ……)
静の幸せそうな寝顔の横に、今宵の標的があるのが見えた。
シンプル・精密・大音量の、セイ○ーの目覚し時計。
(よーし、『キューピッド・アンド・サイケ』!!)
目覚し時計の傍に、一瞬にして無数の点が出現し、拳を形成してゆく。
蚊が群れているようで、ちょっと気持ちが悪い。
(いけーーッ!!)
心の叫びと共に、C&Pの拳が目覚し時計を粉々に粉砕した。
(これでよし、次は、汐華君の家ね~!)
鴉子はスキップしながら、夜の闇に消えていった……。

「遅刻、遅刻~!」
朝の道路を、一人の少女が爆走している。
頭には寝癖がつきまくりで、口にはジャムが塗られたパンをくわえている。
静・ジョースターだった。
(なんで、目覚まし壊れてるのよ~!)
そのせいで、静はすっかり寝過ごしてしまった。
まさか、夜中にあんな事があったとは、露ほども思っていないが。
(今は八時五十分……まだぎりぎりで間に合う!)
静は、100m13秒の俊足を生かし、凄まじいスピードで角を左へ曲がった。

次の瞬間、からだがフワリと浮いた。
「うわッ!」「痛ッ!」
静は、丁度曲がってきた人を巻き込んで、盛大にすっころんだ。
そのまま、もつれるように倒れ込む。
「いたた……ちょっと、どこ見てんのよ!」
「そっちこそ! 危ないじゃないか!! ……あれ、静?」
「! 聶歌じゃない!!」
二人は重なり合ったまま、しばし見つめあった。

690:611 ◆YMXGRjSTq6
03/08/31 22:35
「よしッ! 大成功ッ!!」
物陰から、その光景を眺めていた鴉子は、思わずガッツポーズをした。
『曲がり角で、『C&P』の『線』を静の足に引っ掛けよう! 作戦』は見事に成功した。
(フフフ…やっぱ、出会いといえばこのシチュエーションよね!
 この時はケンカして別れるけれど、後に劇的な再会をして、そして二人は……キャー!!)
鴉子はポッと顔を赤らめた。

(……あれ?)
鴉子は、静と聶歌の様子がおかしいことに気付いた。
その時にはすでに立ち上がっていたが、二人は、なにか大声で言い争っている。
鴉子の隠れている所は少し遠いので、詳しい会話の内容は聞こえない。
だが時折、「重いからどいて、失礼じゃないの!」「重いから重いって言ったんだろ!」というような怒鳴り声が聞こえてくる。
「しまった!」
鴉子は己の失敗に気付いた。
このシチュエーションは、『一方が転校生でないと成立しない』! ということに!!
「うう…失敗した……ごめんね、静……もう一回、計画練り直さなきゃ……」
鴉子はとぼとぼと帰っていった。

その日は一日中、二人は口をきかなかった。
ちなみに、授業には完全に遅刻。
鴉子はサボり。

691:マロン名無しさん
03/09/01 03:17
>>637の続き
第691話 「老人は楽しく暮らしたい」

静「・・・・てことで、今から連れてくる人にあなたの能力を使ってほしいのよ」
老人「いいとも・・・・ そのかわり条件がある」
静「条件?」
老人「そいつに私の『オール・エイジス』を使ったあとで、君にもこの能力を試させてもらう」
静「じいさん・・・ あんた一体・・・・?」
老人「『ハーレム』じゃよ」
静「ハ・・・・!?」
老人「そう 私の長年の夢だった『ハーレム』を実現するのじゃ!!
   私の能力『オール・エイジス』ならできるッ!
   もうすでにナースとスチュワーデスは取り込んだ!
   あとは女子高生さえモノにすれば私の長年の計画は完成するのじゃァァァーーーッ!!
   ウハハハハハハァァァァァ―――――ッ!!!!!!!」
静「・・・・(なにこいつ・・・・吐き気がしてきた・・・・でも・・・・・)
  いいわよ まずは私の条件を実行してからね・・・・」

692:マロン名無しさん
03/09/01 03:21
―翌日―
露伴「・・・・・一体なんだい、こんな所へ呼び出して・・・」
静「(小声で)ほらじいさん、早く早く・・・・」
老人「うむ 『オール・エイジス』ッ!!」
 ―スタンドが露伴の目を閉じさせ、そして・・・・・
静「露伴おじさま・・・・目を開けて・・・・・」
露伴「ん・・・」
静「ドキドキ・・・・・」
露伴「ハッ!静くん!なんで僕は今までこんな素敵な女性を今までほっておいたのだろうッ!
   綺麗だ!可愛らしい!愛しいよ静くん!是非僕と交際してくれ!」
静「ヤッタァァァァァ――ッ!!!!!!ついに念願の露伴おじさまゲット――ッ!
  杜王町に来た甲斐があった・・・ これでもう思い残すことはないわ!
  『静・ジョースターの学園ラブコメ 完』!もうこのスレッドには書き込めませんッ!!!」
老人「これで君の条件は済んだ 次は私の番だが・・・」
静「フフ、せっかく露伴おじさまをゲットしたのに今更ハーレムの一員になんてなるもんですか!
  『アクトン・ベイビー』ッ!私の姿が透明になって見えなくなるッ!」
老人「あぁ!しまったッ!」

693:マロン名無しさん
03/09/01 03:22
露伴「おや・・どこへ行ってしまったんだい愛しの静くん・・・・
   せっかく君のために『ピンクダークの少年』の新作を持ってきたというのに・・」
透明静「え!新作!? よし透明なままでこっそり露伴おじさまのカバンから持ち出して・・・っと
    さ、透明なままでジックリ公園のベンチにでも座ってゆっくり堪能しようかしら・・・」
―しかし・・・・・
露伴「ひっかかったね・・・・『ヘヴンズ・ドアー』ッ!『透明の能力を解除』ッ!!」
姿を表す静「え!?え!?」
露伴「君なら絶対マンガを読むと思ったよ・・・・
   いや種明かしをするとね、僕に『オール・エイジス』は効いていないんだよ
   昨日のうちに汐華くんが忠告にきてくれてね・・・
   君が何か企んでるんで気をつけたほうがいいって」
静「あの・・・・クソガキ・・・」
露伴「それでこの老人に頼んで一芝居うったってわけさ
   もちろんこの老人にもスタンドを悪用できないように書き込んだけどね」
老人「・・・・・」
静「いや・・・違うんですおじさま・・・これは・・・・その・・・」
露伴「いいかい静くん、人の気持ちというのはお金やスタンドではどうにもならないものなんだ
   たとえ惚れ薬を使ったとしても、恋をするメイクをしたとしても、
   結局本人に気持ちがなければいずれダメになってしまうものなのさ・・・
   重要なのは気持ちなんだよ静くん 君はニセモノの恋愛をしたいのではないだろ?」
静「すみません・・・・・」
露伴「わかればよろしい ま、君はまだ若いからいろんな無茶をするだろう
   今回は大目にみよう ただし、ちょっと罰をやってもらうけどね・・・・」
静「罰・・・・・?」

―後日
静「クッソー・・・なんで霊園の掃除なんか・・・・・
  どうせ誰も人なんてこな・・・・ヒィッ!なんか音がした――ッ!
  エ――――ン!!!もう帰りたいよ――!!!
  は~あ、今日の静の恋愛運は絶不調だッ!シクシク・・・・」

to be countinued・・・・・

694:マロン名無しさん
03/09/01 09:28
>『静・ジョースターの学園ラブコメ 完』!もうこのスレッドには書き込めませんッ!!!

ワロタ

695:マロン名無しさん
03/09/01 16:48
とりあえずSS書いた奴はレス番号まとめてほしい

もうどれがどれかわからんw

696:611 ◆YMXGRjSTq6
03/09/01 18:42
今、改めてスレを読み返して気付いたんだが
静と聶歌の出会いはまさに>>689-690のまんまだったんだなぁ
はずかスィ…


>>695
俺が書いたのはこれだけです
>>611-612 >>614
>>626-627 >>629-632 >>641 >>645
>>666 >>679-683 >>689-690


まとめサイトを作ってくださる神は降臨されませんか?

697:マロン名無しさん
03/09/01 18:53
>出会い
『足に引っ掛けよう作戦』をするまでもなく、毎朝繰り返されてる光景だったりしてw

>まとめ
「誰が書いたか」よりも
『1話』ごとにまとめてもらった方が良いかな…と思う


698:ぶどうヶ丘怪奇譚 美術室の幽霊
03/09/01 19:29
やせ細った月と貧弱な光を発する星。そんな夜空が職員室の窓から見える。
「職員室に侵入成功っと…。」
その部屋にいきなり人影が現れた。
アクトン・ベイビーの能力で一時的に透明になっていた静と平良である。
「よっしゃ、今のうちに美術室の鍵を貰っていくぞ!」
「アンタが仕切るなッ!」
軽口を叩きあいながら必死で壁に掛かった鍵の束を捜索していく。
が。
「美術室の鍵が無い…ッ。」
ない。何故か、美術室の鍵が無い。
ご丁寧に美術準備室の鍵もなくなっている。
(恐らくその理由は、美術準備室が美術室と扉一枚を隔ててあるためだろうと推測される。)
「どうするんだ? ま、俺としちゃあこのまま夜の学校でデートってのも悪グハッ!」
平良の顎にアクトン・ベイビーのアッパーが決まった。
そのパンチの切れ筋、ディモールト・ベネ(非常に良しッ!)。
「しっかし参ったわね~…鍵が無きゃ美術室に入れないじゃない。」
「何も照れ隠しに殴らなくてもいいじゃねぇか…素直じゃねぇなァ。」
「ん~、待てよ~? ここに鍵が無いってことはつまりぃ…。
 既に誰かがココに来て、美術室へ行ったってことになるのかしら?」
「って、俺の話無視ですか?」
「そうよね! これだけ学校に人がいるんだもの。
 あたし以外にも美術室の幽霊を調べようって人の、一人や二人や五人や十人ッ!
 いたっておかしくないッ! むしろそれが普通! 世界のあるべき姿ッ!」
「(また無視かよッ!)…フツーかぁ~?」
「普通なのッ! あたしが普通と思えば普通!!
 なによぉ~今日のあたしったら冴えてるわッ!
 テストの時もコレくらい冴えてたら良いのにってくらいに冴えてる!
 よし、遅れを取り戻すわよーッ!」

「へぇ…それは良かった。」

699:ぶどうヶ丘怪奇譚 美術室の幽霊
03/09/01 19:31
「―うあッ?!」
「誰だっ!?」

彼はそこに居た。自分の存在を主張しないように、空気に溶け込んでいた。

「き、吉良吉則…。」
「ご名答。」
その笑顔は憎らしくもさわやかだった。
「なんでアンタがここにいるの?」
「静かに…ここの騒ぎが聞こえていたらしい。
 警備員が近くまで来ているんだ。君たちの質問には後で答える。」
警備員という単語を聞いて、静はぐっと言葉を詰まらせた。
「(なぁ静。)」
隣にいる静にしか聞こえないようにボソボソと平良が尋ねた。
「(こいつ一体何者なんだ?)」
「(スタンド使い…らしいけど、よく分かんないのよ。)」
「(よく分からない? なんだそりゃ。)」
「(スタンドを使っている所をまだ見たことが無いから。だから『らしい』なの。)」
「(なるほどな…。それで警戒してるのか。)」
「(とは言っても向こうもあたしたちの能力に気付いているとは思えないけどね。)」

静は、自分のスタンド能力が既に吉則にバレているとは露ほどにも思っていない。
しかしそれは仕方がない。吉則のアイアン・メイデンの能力発動により、時は巻き戻されたままだからだ。
従って、静は―いや、由紀子も聶歌も―ついこの前起こった小競り合いのことを覚えては居ない。
分かっているのは、この吉良吉則にはスタンド能力があるらしいというコトだけだ。

一方、吉則の方は彼女らの能力を断片的ながら知っている。
静は物体を透明にする能力。
聶歌の能力は自分の『一部』を犠牲にすることで、他人の『同じ部分』を向上させることができる。
由紀子の能力はどうやら戦闘向きではないが、こちらの動向がわかる能力であること。

700:ぶどうヶ丘怪奇譚 美術室の幽霊
03/09/01 19:32
ここまで分かっていて何故に彼女と接触を試みたか。
答えは単純。より詳しくスタンドのデータを得る為だ。

静は何時間、何十分まで透明化できるのか。どのくらいの大きさまで完全に透明化できるのか。
聶歌の能力はどこまでを自分の一部と認定するのか。
いや、それ以前に由紀子のスタンドについては憶測で言っているだけで本当は違う能力ではないのか。
そういった疑問が頭をよぎる度に、
『今、自分は人生に大いなる禍根を残そうとしているのではないのか』と思えてくるのだ。
だからこそ、ここにいる。彼にとって平穏な人生を生きる為の最大の努力をしているに過ぎないのだ。
そして、調べるチャンスがめぐってきた。今日の昼休みのやり取りを偶然聞いていたのだ。
三人一緒に現れたらどうしようかと思案していたが、運命は自分に跪いた。
たった一人でこの夜の学校に―邪魔者が来ない確率が高いこの場所に現れる。
非常に都合が良かった。

しかし、予想外のアクシデントが起こった。彼女が、一人ではなかったのだ。

吉則は予想外の事態にあせりながらも、ふと思う。
(ジョースターと行動を一緒にしていることから考えてこの平良もスタンド使いである可能性が高い。
 と、いうコトはこの男ともいずれは戦う事になるのか? これも運命の一端というわけか?
 『人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う』…か。ふん、忌々しい。)
しかし、だからといってここで戦うわけにはいかない。
姿の見えない人間や能力の不明な人間と戦う愚は避ける。
ならば、取る行動は一つだ。
今だけだ…今だけ君たちの協力者になってやるよ。

「どうやら警備員は向こうへ行ったみたいだな。さぁ、美術室に行くんだろう?
 急がないとまた警備員が戻ってくるぞ。」

あっけに取られたような静と平良の表情を見ながら、
二人に気取られぬように残酷な笑みを浮かべてそう言った。

To Be Continued…


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