02/10/04 20:48 FGIxFyFV
あの時、私は東京から引っ越してきたばかりの10才でした
父親と兄弟は地元の親戚の家に泊まりに行き、
母は祖母が急に容態が悪くなって実家の東京に戻っていたんです。
私は具合が悪くて家に独りぼっちでした。
地震が発生。家が物凄く揺れたのを感じてなんかぶつかったのを感じ
て意識が亡くなりました。
(後日、父・兄弟共々親戚と一緒に亡くなった事が分かりました。)
気付いたら外が見えます。だけど、一歩も動けませんでした。
私は、生き埋め状態になってたんです。
「誰か助けて!」と叫んでも、だれも見向きもしないで。
夜になって1人で凄く寒くて、死んじゃう‥と思ってたら
隣に住んでたFちゃんが目の前に居ました。Fちゃんはなんとか私を助けようと
色々としましたが、結局びくともしなくて側に居てくれました。
いったん戻ってた近所の皆はFちゃんをみて「避難所へいけ」と言ったけど
誰1人として私のコトを見ようとしなかった。
Fちゃんが持ってた非常食と水を少しずつ分け合ってくれながら
救助が来るのを待ってました。
しばらくして、迷彩服の自衛隊(?)の人が数名来て
家の残骸を手作業で3、4時間くらいかけて退かして助けてくれました。
安心したのか分からなかったけど
泣き出した私を抱き上げて頭を撫でてくれたあの感触を私は忘れません。
あの後ろ姿は一生忘れません。格好よかった。救世主だった。
今、私は東京で母とFちゃんと暮らしてます。
(Fちゃんの御両親は、亡くなられてました。
たらい回しになってたのを翌年聞いてお養子として一緒に暮らしてます)
あの時、助けてくれた自衛隊?の人たちにもう一度会えたなら
今度こそはっきりと「ありがとう」と言いたい