10/03/01 02:32:02 P
>>695
一応簡単に鳩山の略歴ぐらいは眺めておいた方が良いかと。
個人的に重要と思ってる部分は
・どこぞの四世のように政治家になるしかない人と違う政治家になる必要性も必然性もなかった学者系統の経歴の持ち主
・政治活動は田中派が起点であり竹下→小渕→さきがけ→民主という政党会派遍歴
・政治家として陣笠(当選一回3年目)の時点で知事経験のある武村らと組んで党内の長老支配を政治資金という側面から攻撃
・当選二回7年目の時点で二度の派閥抗争を一応の勝ち組(多数派)に乗り続け、さらに自ら主体となった派閥横断型政策集団毎沈没しかけの自民から離党
・当選三回10年目の時点で三つ目の政党民主党結党(結党参加では二度目)、これまではずっと与党暮らし
ここら辺。
民主党になってからは菅との勢力争いやその中身より、いち早く小沢自由党との合併を方向付けた点を詳細に見ておくべきかと(大下英治著作等に詳しかったかな)。
あれを「不手際」と見る気は私にはありません。もともと民主党と自由党は水と油以上に混ざりにくい存在だったのですからあの程度の軋轢で取り込んでしまったという見方をしています。
彼は自分から動く事が多く、与党(勝ち組)に載る方法にも熟知してる(or嗅覚が優れてる)、少なくても政局センスは小泉を凌ぐと思います。
問題は小泉の持ってた「郵政民営化」程度の政策的命題における核を持ってなかったように見える点です。
彼の「友愛思想」をもっと判り易く政策に落しこむブレーンがいれば、今の政界地図はもう少し濃い鳩山色に変わってたと思います。
(もっとも、だからこそ初期には勝ち組に載り続け、今も小沢マニフェストを受け入れられたと言えるかもしれんけど)