09/11/28 19:47:44 0
>>169
なにそれひわいw
171:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/28 22:24:14 0
>>170おかげで今は舌が器用だと言われます。
中学の3分の1が終わり、2年生に向けて準備を始める。
初めて「後輩」というものを従える嬉しさと、まだ先輩という存在が残ってる憂鬱感に暫し浸る。
自分はバスケ部に入っていたので、来年からは後輩を指導する立場になる。
学校には体育館が一つしかなかったので、半分を男子バスケ部、半分を女子バスケ部と
分けて使っていた。なのでいつも1コートしか使えなかった。
実際のところ自分は中学にはいるまでバスケ未経験だった。
なぜバスケ部に入ろうとしたかというと
女子バスケ部に宮崎がいたからだ。
172:夢見る名無しさん
09/11/28 22:43:12 0
おまwwww動機が不純www
173:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/28 22:54:35 0
>>172透けブラパンチラだけに命懸けてました。
そういうわけで、俺はただ宮崎の透けブラ(よければ胸チラ)、パンチラを狙ってた。
普段の学校生活ではセーラー服といえ下には体操着を着ているのでパンチラはまず無い。
そしてバスケのユビフォームはノースリーブ・・・
手をあげた瞬間とかブラチラチャンス!
整理体操とかで前屈したときに下がったズボンと
めくれたユニフォームの間からかわいいぱんつがこんにちわ。
部活中勃起することもしばしば。隠すのが大変だった。
宮崎は水色と白のブラしか学校では着てなかった。
後で聞いた話だが、カラフルなブラはあるが学校につけてくるは恥ずかしいとのこと。
パンツも同じく白と水色。しかも白パンツのほうにはちょっと柄があるのを確認。
どんな柄かまでは把握できなかったが、俺のオナネタとしてはそれで十分だった。
174:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/29 02:11:08 0
当時の俺はバスケは上手とは言えなかった。この1年でほんの少ししか成長しなかった。
しかし先輩もいることだし行かなくては、と春休みの練習も毎日参加した。
結局バスケットボールとは高校まで付き合うことになる。
中学2年になる。クラス変えたるものがあったが、昨年同様宮崎とは違うクラスに。
男子もケインとは離れたがヒロミと同じクラスになれた。
ヒロミはよくやってくれる子だった。
体育の授業後、誰よりも急いで教室に戻り、俺が宮崎の制服の匂いを嗅いでいるところを
ヒロミが廊下に出て見張り役をやってくれたこともあった。
中学2年生としての1年は こんなヒロミとのどたばたばかりだった。
そのどたばたについて 詳しく書くことにする。
175:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/29 02:12:17 0
本日はこの辺で・・・ 明日多めに更新します。
見てくださっている方がいらっしゃれヴァ、ありがとうございます。
そしておやすみなさい!!
ヒロミのことは好きです。AV女優ではみひろが好きです。
176:夢見る名無しさん
09/11/29 12:34:17 O
wktk
177:夢見る名無しさん
09/11/29 18:06:40 0
wktk^^
178:夢見る名無しさん
09/11/29 19:34:46 0
みひろwww
179:夢見る名無しさん
09/11/29 20:17:43 0
wktk
180:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/29 21:52:55 0
宮崎の制服はいい匂いがした。
今までも、すれ違った女子から女の子特有のいい匂いがしたがそんなのとは比べ物にならない匂いだった。
脳みそが溶けそうになるくらいだった。そのまま制服を持って帰りたかった。
それはさておき。2年生となり、変わった事といえば
俺のクラスに可愛い子ちゃんがあふれていたことぐらいだった。
自分とは違う小学校から来た子達は大人っぽい子ばかりで授業中はいつも妄想しては勃起を繰り返してた。
その可愛い子ちゃんの中に柴咲コウにそっくりなやつがいた。柴咲とする。
彼女はぱっちり目で背が小さめ、おっぱいの膨らみはほんの少しで何か腹黒そうな顔をしていた。
宮崎とクラスが離れ、話す機会もそれほどなく、メールもちらほら程度になっていた頃
宮崎のことを本気で好きだったが、どこかで柴咲に惹かれてしまっていた。
性欲って怖いな。半分柴咲のおっぱいと唇目的だった。
そのことをヒロミに話した。ヒロミは怪しげな笑顔を浮かべ、俺にこう言った。
「柴咲の何から攻める?制服?体操着?ぱんつ?協力するぜ」
181:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/29 22:05:50 0
俺はさっそく柴咲の制服の匂いを嗅ぐべく、ヒロミと作戦を立てた。
作戦と言っても宮崎の時と同様、体育が終わった瞬間に早く教室に戻るというものだった。
作戦は無事終了し、柴咲の独特の大人っぽい匂いを満喫することができた。
宮崎という存在に後ろ髪ひかれながらも、俺は柴咲に夢中になってた。
柴咲と付き合いたかった。 柴咲の無い胸を揉んでみたかった。
しかし噂によれば柴咲は極度の男たらしらしい。しかしそんなキケンな女の子との恋愛も
自分的にはアリだった。一瞬でも自分を気にってくれればそれでよかった。
それからはほぼ毎回 体育の授業が終わる度に急いで教室に戻り
柴咲の制服の匂いを嗅いでいた。
182:夢見る名無しさん
09/11/29 22:10:51 0
更新ktkr!!w
183:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/29 22:13:46 0
中学のときの体育は確か・・・ 週に2、3回だったような気がする。
体育のある日は俺にとって天国だった。
たまに他の女の子の制服の匂いも嗅いでみるのだが
匂いが薄かったり、あまり好みでなかったり、香水の匂いがキツかったりと
色々酷かった。 香水の匂いは個人的にキライです・・・。
そんな天国もつかの間
突然地獄のような日がやってきた。
ある日の放課後のことだった。
184:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/29 22:26:01 0
中学2年生 1学期終盤
その日俺は日直だった。
机を整頓し、ゴミを拾い、窓を閉め、日誌を書く。
不意に後ろから声がかけられる。
「七男くん」
びっくりした。無理もない。
メールアドレスすら知らない、話したことも数える程しかない、決して仲良くない女子がそこにいた。
柴咲だった。 パッチリした目の奥に、何か隠しているような
不思議な笑みを浮かべていた。
俺「どうしたの?」
柴咲「聞いてもらいたいことがあって来たの・・・。」
185:夢見る名無しさん
09/11/29 22:50:04 O
急展開ktkr!ww
PCから書けなかったから携帯で来たww
応援してるぜw
186:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/29 23:45:14 0
>>185更新楽しみにしてる、とか言って俺を喜ばせてるヤツらちょっとこい。恋人にしてやる。
俺「なんでも聞くよ。」
この時俺は少しでも柴咲に良い印象を与えようとこんな感じのことを言ったと思う。
柴咲「体育の時間が終わると いつも制服の位置がズレてるんだ。」
俺「・・・。」
柴咲の口元が微妙に笑ってたのを俺は見逃さなかった。
確信してる。こいつは俺が犯人だと確信してる・・・っ!
柴咲「最初は気にしなかったけど・・・やっぱヘンだなぁと思って。七男くん、なんか知らない?」
変な汗でびっしょりになった。このままでは俺はクラスから、学校から追放される。
除け者にされ、居場所がなくなる。認めるわけにはいかなかった。なんとかごまかそうとした。
187:夢見る名無しさん
09/11/29 23:51:17 0
怖えぇwwwww柴咲怖えぇwwww
188:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/30 00:47:24 0
単刀直入に聞こうと決めた。
俺「そうなんだ。で、その制服動かした犯人はわかったの?」
時が止まる。ほんの数秒だっただろうけど、俺にはものすごく長く感じられた。
柴咲「うん。」
俺「・・・。」
柴咲「七男くん、どうしてあんなことしてたの?」
消えてしまいたかった。
柴咲は俺が制服を動かした、ということだけでなく
匂いを嗅いでいたということも知ってたというのか!?
しかし彼女は笑ってた。
一体何をするというのだろうか・・・
189:夢見る名無しさん
09/11/30 07:13:42 O
気になるwww
190:夢見る名無しさん
09/11/30 08:32:13 O
続きが気になりすぎる…
191:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/30 17:47:34 0
柴咲は続けた。
「七男くんはそういうことするのは好きなの?」
「制服っていい匂いするの?」
「うちの匂いがそんなに嗅ぎたいの・・・?」
この質問攻めに圧倒されていた。
正直に答えれば全部YESなんだが、答えられないでいた。
俺「ごめん・・・。」
俺はただ謝った。柴咲はやっぱり笑ってる。というより、ニヤついてる。こいつは恐ろしい。
柴咲「そんな嗅ぎたいなら嗅がせてあげようか?」
192:七男 ◆RaOe7CTARw
09/11/30 17:51:35 0
俺「な・・・何言ってるんだよ・・・」
柴咲「1分だけ・・・」
俺「え?」
柴咲「1分だけ好きにしていいよ。」
俺「・・・。」
柴咲「1分だけ好きなことしていいよ。 すたーと。」
もしこれが本気なら是非とも柴咲に抱きついて匂いを嗅いでみたかった。
だがチキンな俺は、もしこれが釣りで、抱きついたりした瞬間に悲鳴でもあげられたら・・・
なんて想像してしまい、なかなか一歩が踏み出せなかった。
柴咲「残り30秒。」
俺「ちょ、ちょっと待って!」
193:夢見る名無しさん
09/11/30 18:12:18 O
wktk
194:夢見る名無しさん
09/11/30 18:33:45 0
み な ぎ っ て き た
195:夢見る名無しさん
09/11/30 19:07:05 0
柴咲sugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
196:夢見る名無しさん
09/11/30 22:14:37 O
気になるから更新しろwwwwwwww
197:夢見る名無しさん
09/11/30 22:23:23 O
ワクテカがとまらん!
198:夢見る名無しさん
09/11/30 22:24:16 0
wktk! wktk! wktk!
199:夢見る名無しさん
09/11/30 22:24:30 0
七男は焦らして言わせるタイプだな
200:夢見る名無しさん
09/11/30 22:35:59 O
七男出てこいwwwww
201:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 01:25:04 0
>>193-200楽しみにしてくれてる人がこんなにいるなんて・・・嬉しすぎておっきしたお。
柴咲「何?」
俺「ほんとに・・・なんでも、していいの?」
柴咲「うん。なんでも。」
俺「ヘンなことでも?」
柴咲「大丈夫だよ。」
俺「じゃあ・・・」
俺は深呼吸をする。柴咲を見つめる。
柴咲のいる位置までは大股2歩程度。一気に詰めて、まずはキス・・・っと。
よし、行こう。 俺が一歩踏み出した。
柴咲「はい!1分経った。終わりね。」
柴咲は笑ってた。
202:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 01:29:45 0
俺「えっ 待って、でも・・・」
柴咲「うち、塾あるから。帰るね。」
俺「ちょっと待って!」
柴咲「なーに? それ聞くの2回目なんだけどー」
俺「付き合ってほしい。」
柴咲「え?」
このときはまだ宮崎のことが大好きだった。
だけど男たらしの柴咲なら俺とでも必ず付き合ってくれるだろうと思い
付き合える確立が低い、と勝手に決め付けた宮崎を一旦忘れ、柴咲に突っ込んだ。
柴咲「別に、いいよ。」
柴咲は笑いながら俺に返事をした。柴咲の目は、男なんてお前以外にもたくさんいるから、と言っているように見えた。
203:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 01:34:06 0
俺「ほんとに?」
告白してOKの返事をもらうと、必ず何度も確認してしまうクセは今でも残ってる。
柴咲「付き合ってあげる。」
変に上から目線だったことだけは覚えている。しかし俺は欲求さえ満たせればよかった。
柴咲とはそう長く持たないだろうから、早めに決着をつける必要があった。
まずは柴咲の唇を奪うことが第一の目標だった。
とりあえずその日はメールアドレスを交換して帰った。
あまりに興奮してたので、ついヒロミに3通も同じ内容のメールを送ってしまった。
それはともあれ まずは柴咲と二人っきりになるチャンスが必要だった。
204:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 01:39:21 0
ヒロミ曰く、男たらしの柴咲の体を奪うなど容易いことだが
同時に他の男とも経験している、というオプションが付くのでそれなりの覚悟が必要だと教わった。
とにかく俺は柴咲を遊びに誘いまくった。
誘うたびに断られたが、ついに初めて二人っきりで遊ぶチャンスがきた。
2学期の中盤、夏と秋の間。
場所は俺の家で、勉強をするという予定だった。
俺は「可愛い下着着てきてね」「なるべく薄手のシャツにミニスカがいいなぁ」と
メールでヘンタイ発言ばかりしてたが、柴咲はなんなく了承してくれた。
遊ぶ日は次の土曜日。俺はこの時初めてワックスたるものを買った。
※もしかしたらこの先、官能的表現が多くなるかもしれません。申し訳ない。
205:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 01:49:35 0
今回はこの辺で・・・
また次回 お時間があれば見てやってください。
いつもレスしてくれてる人ありがとう!愛してるよ!
宮崎の乳首はピンク。 おやすみなさい!
206:夢見る名無しさん
09/12/01 07:53:48 O
応援してたが、毎回いいとこで次回…という構成で徐々にうざくなってきた。
気にかけていてもらいたいタイプなのはわかった
いい加減メモ帳にでも書いてからにしてくれや
207:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 23:05:18 0
>>206不快に思われてしまったのであれば、申し訳ありません。
土曜日になった。時刻は11時。
柴咲は正午にうちに来るので急いで部屋を片付けた。
とりあえず俺の部屋にあがってもらう予定だったが
俺の部屋は狭く、大きいベッドが部屋の半分を占めているので
できることならベッドに二人であがり、喋りたかった。
室内だというのに俺は髪をワックスでガチガチに固め、キメた。
ピンポーン
チャイムが鳴る。そうこうしてるうちに柴咲がやってきてしまった。
鏡を見て服を整え、落ち着いて扉を開ける。
208:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 23:06:17 0
ニコニコした柴咲がそこにいた。
服装は俺のご希望通り、バッチリ決めてくれた。
白地に黒とピンクのハートが散りばめられた半袖のシャツに
下は黒いミニスカート。それもけっこうなミニスカートだった。
白いシャツの背中からはピンク色のブラが透けてる。
会って早々、勃起しかけた。
俺は柴咲をあげて扉をしめた。
今日は親がいない。一人っ子なので兄弟もいない。
この家には年頃の女の子と男の子が二人っきり。
ひとまず柴咲をベットにあがらせた。
俺もベッドにあがり、拳3つ分くらいのスペースを空けて柴咲の隣に座った。
柴咲がそっと、ほんの少しだけ俺のほうに寄ってきた。
209:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 23:07:49 0
いくしかなかった。チャンスは今日だけしかないような気がした。
まだキスも、手を繋ぐことさえしてないカップルが
いきなり本番なんて無理な話だが、俺はお触りできるだけでも満足だった。
柴咲「なにする?」
突然声をかけられて少し驚いた。
前日まで俺は、どうすれば女の子が気持ちよくなるのか、など
童貞なりに必死こいて調べていた。
女の子たるもの えっちには雰囲気というものが一番重要らしい。
家にあげてすぐ脱がして、なんてもってのほか。
雰囲気が良くなってから、見つめ合ってキス。
愛撫を長時間続け、リラックスさせたところで・・・と
脳内シュミレーションは完璧だったが、問題が一つあった。
210:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 23:08:55 0
雰囲気が出来上がるまでの過程だ。
雰囲気作りなんてどうやればいいのかさっぱりわからない。
とりあえず俺は話してみることにした。
俺「飲み物とかいらない?」
柴咲「大丈夫だよー」
俺「ゲームやる?」
柴咲「うち下手だしー」
俺「なにしよっか」
柴咲「それ、うちが聞いたやつw」
まるで会話になってなかった。
柴咲の言葉を最後に、しばらくの沈黙。
恐ろしく長く感じた。
211:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 23:09:36 0
どのくらい経っただろうか
先に口を開いたのはいうまでも無く柴咲だった。
柴咲「やっぱ楽しくないよね。ごめんね。」
すごい物悲しそうな顔で言うもんだから俺は焦った。
俺「そんなことないよ!一緒にいれるだけで楽しいし・・・」
柴咲「・・・ほんと?」
柴咲、その上目遣いやめてくれ。
今すぐにでも抱きつきたかった。まぁ普通ならここで抱きついても許される・・・よね?
俺「たしかに何もしないでいると退屈だけどねー」
212:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 23:10:53 0
柴咲「七男くんって ハグしたりキスしたり・・・したいって思うこと無いの?」
突然の柴咲の言葉に返事ができなかった。
よく考えてみれば、先ほどの悲しそうな顔、声での謝罪からここまでの流れは
全て柴咲の手中にあったんじゃないか、と思う。
俺はいいように柴咲の手のひらで転がされてたのかもしれない。
そんな考えを一切持たなかった俺は小さい声で答えた。
俺「したい・・・けどさ・・・」
柴咲「けど?」
213:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 23:11:59 0
柴咲「けど?けど何?」
俺「柴咲は・・・したくないだろうし・・・」
柴咲「・・・したいよ。」
俺「え?」
考えてみればまだ中学2年生。ケツの青いガキなわけで、
性に関する知識も申し訳程度にしか持ち合わせてないというのに
よくできたな、と今になってもつくづく関心してる。
いきなり柴咲が抱きついてきた。
柴咲は泣いていた。
214:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/01 23:13:07 0
柴咲「不安だったよ・・・うちもこうしたかったけど・・・嫌われたらどうしようって・・・」
そのとき俺は「うん、うん」って相槌打ってたと思うけど
今となってはやっぱりただ遊ばれてただけなんだなと思うよ。
柴咲が顔をあげる。
数cmの距離で少しの間見つめ合って
柴咲から俺にキスをしてきた。
中学生になってはじめてのキス。
ファーストはケインに奪われてるけど、女の子とは初めて。
ケインのごつごつした唇とは違う、やわらかい唇の感触が伝わってきた。
柴咲が顔を離した。
柴咲「ここで究極の選択ね」
215:夢見る名無しさん
09/12/01 23:58:33 0
今日も見にきた!がんが!
216:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 01:44:36 0
俺「え?」
柴咲「七男くん、ココ立ってるじゃん?w」
俺「あ・・・」
まずい。勃起してるのがバレた。
柴咲「七男くんが自分でズボンの上からココを触って気持ちよくなるのと
うちが七男くんのココを触って気持ちよくさせてあげるのどっちがいい?」
俺は即答した。
俺「柴咲の手で、お願いします。」
217:夢見る名無しさん
09/12/02 06:48:48 O
結局いいとこで終わるんなww
218:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 20:21:09 0
>>217 申し訳ないです。今回から気をつけます。。。
柴咲「えろっ・・・」
俺「エロいとか言うな!」
柴咲「じゃあ・・・失礼します・・・」
おどおどした表情で俺のズボンの上からちん●こを触る。
女の子が自分のモノを触ってる、というだけですごく興奮してた。
鼻息が荒くなってた。
柴咲といえばほんとにただ触っているだけだった。
摩ったり、扱いたりということはなく さわさわと撫でてるだけだった。
219:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 20:23:14 0
柴咲「出そうになったら・・・言ってね・・・」
ごめんね、悪いけどその程度じゃ射精しないんだ。我慢汁は出てるけど。
そこで俺は不安そうな顔をしている柴咲をもっといじめてやろうと思った。
俺「もう一回キスしたい。」
柴咲「・・・いいよ。 んっ」
唇を重ねた。
柴咲が舌を入れてきた。ディープキスなんてもちろん初めてだったのでびっくりした。
自分も闇雲に柴咲の口の中を弄繰り回す。
しばらくして唇を離した。
お互いの口から唾液が糸を引いていた。
220:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 20:27:04 0
俺「もうズボンの上から触るのやめて。」
柴咲「嫌・・・だった?」
俺「ここで究極の選択。」
柴咲「なに?」
俺「柴咲が自分で触って濡らすのと、俺に濡らしてもらうの。どっちがいい?」
正直女の濡らし方などさっぱりわからなかったのだが
どうしても触ってみたかった。
221:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 20:34:34 0
柴咲「恥ずかしい・・・」
俺「いまさら何言ってんだよ」
柴咲「怖い・・・」
俺「何が?」
柴咲「七男くんが・・」
ここでちょっとやりすぎたかな、と反省する俺。
しかしここで引き返すワケにはいかない。
俺は柴咲のフトモモに手を置いた。
222:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 20:40:56 0
ぶるっと身震いする柴咲。構わない。
徐々に手を上のほうに這わせていく。
スカートをたくし上げて、秘境を目指す。
柴咲「いやぁ・・・」
いつもの強気な柴咲はそこにはいなかった。
パッチリした目も今はトロンとしていて、少しエッチだった。
それに、いやよいやよも好きのうち、って言うしね。
柴咲「ちょっと待って!」
柴咲が俺の手を掴み、全力で抵抗したので
さすがに手を止めざるを得なかった。
俺「なに?」
223:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 20:44:30 0
柴咲「さっき 自分で濡らすか、七男くんに濡らしてもらうか選べって言ったよね・・・?」
俺「うん。」
柴咲「ごめん・・・。」
急に謝られたもんだから、このまま帰るとか言われたらどうしようとか思ってしまった。
何か悪いことしたかな、と不安になってたら びんびんだったちん●こも萎えてしまった。
俺「なんで謝るの?」
この質問に柴咲がどう答えるのか、本当に不安でしかたなかった。
柴咲は女の子座り(?)、つまり足を膝で折り曲げてハの字にしてる座り方をしながら
ずっと下を向いていた。
しばらくの沈黙のあと、柴咲がつぶやいた。
224:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 20:53:47 0
柴咲「も・・・」
俺「ん?」
柴咲「もう・・・ もう・・・濡れてるの・・・。」
萎えてたちん●こが急に起き上がり、性欲が湧いてきた。
無理に犯したりとかそういうプレイはキライなので優しく、包むように柴咲を・・・と妄想していたら
柴咲が俺に抱きついてきた。
柴咲「こういう女は好きじゃないよね・・・」
俺「なんで?」
柴咲「だって・・・エッチだし・・・」
225:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 21:07:48 0
柴咲「だって・・・エッチだし・・・」
柴咲「初めてじゃ・・・ないし・・・」
ちょっとショック受けたけど、事前にヒロミにも警告されてたことだし
そこまで傷つかなかった。
俺は柴咲とキスしながら柴咲の胸を揉んだ。
どう揉めば気持ち良いのか、なんて知らなかったのでとにかく優しく揉んだ。
服の上からではつまんないのでシャツの中に手を滑り込ませた。
柴咲が一瞬「んっ」と声を出したかのように思えたので
感じたのか!?とちょっと喜んでしまった。
ブラのざらざらした感触はいまでも好き。下着フェチなんです。
226:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 21:13:05 0
ブラをたくしあげて、という表現を小説で見たことがあったので実践しようとしたが
柴咲のブラは柴咲の胸にちょうどフィットしてるらしく
たくしあげようとすると胸がつぶれてしまってかわいそうだと思い、後ろのホックを外してブラをずらした。
とあるサイトで「乳首を攻める前にまず周りの乳輪を」とあったのでやってみた。
胸を優しく撫で回して、徐々に中心に集中させ、乳首をやさしくつまんだり転がしたりした。
柴咲の胸に口付けしたいという気持ちもあったが、本物の乳首を見て幻滅するのが怖くて生乳を拝むことを諦めた。
左手で不器用に胸を揉みながら右手を柴咲の下腹部にもっていった。
柴咲はさっきから横を向いて下唇を噛んでいる。
少しだけ眉間にシワを寄せ、目を瞑っている。
227:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 21:17:43 0
フトモモを撫で回してもイヤがらなかったのでそのままパンツに手を当てた。
パンツ越しだが、初めて女性器を触った瞬間だった。少し湿っていた。
触れた瞬間、少し柴咲がソコをかばうように猫背になった。
俺が鼻で笑うと、柴咲は「恥ずかしいの・・・!」と訴えた。
実はそのとき、ま●この位置を全く知らなかったので
とりあえずそれらしき場所に指をあてがって、上下に摩ってみた。
すると意外な反応。
柴咲は「くっ」と言った。
調子に乗った俺は上下運動を早めた。自分でも信じられないくらい早く摩った。
汗をかくほど摩った。しかしなかなか柴咲が声を漏らさないので俺はずっと続けた
228:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 21:24:55 0
俺「ガマンしなくていいんだよ?」
すると柴咲は今まで噛んでた唇を開放した。
柴咲「だって・・・ はぁっ・・・ 気持ちよく・・・ない・・・んっ」
俺「さっきより濡れてきてるんじゃないの?すごいよ、ここ」
柴咲「言わないでっ!」
普段はヘタレなんだけどこういうときになるとすごい事言い出しちゃうのが俺の変なところ。
単にSなんだろうか。
さらに摩るスピードを上げる。
229:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 21:32:25 0
さらに摩るスピードを上げる。
柴咲「だめぇっ! 今日は・・・もう・・・んっ・・・おし・・まい・・・だから・・・ あぁあ!」
最後にすごく大きな声を出したのでどうしたかと思った。
イったのか?イったのか??と期待したがそうではなかったらしい。
俺の両手を掴み、胸を股間から引き離し、立ってスカートをシャツを直す柴咲。
柴咲「おかしくなっちゃうよ・・」
俺「柴咲は十分エロいね。びしょびしょだったしね。びしょびしょ。」
柴咲「うるさいっ!」
この時の顔最高だったよ。ちょっとほっぺ赤くなってるしね。
あとこの時に柴咲もやってたんだけど、女の子がブラヒモの位置を直す仕草大好きです。わかってくれる人いるよね?
230:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 21:37:56 0
柴咲「最初は、七男くんの弱み握って遊ぼうと思ってただけなのに・・・」
俺「ひどいなぁー」
そのあとまた唇を合わせるだけのキスをして
時間はちょっと早かったが柴咲は帰っていった。
柴咲が帰ったあと、すぐに部屋に戻り、柴咲の座っていたベッドにあがる。
柴咲が座っていたであろう位置を探しそこに鼻をつける。
まだほのかに暖かいそこは、柴咲の匂いであふれていた。天国だった。
やっぱヘンタイなんだね。自分。
柴咲がいなくなり、さっきまでとはまるで違う静寂が訪れた。
231:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 21:41:48 0
土曜の夕方。
静かな部屋で冷静になって考えてみた。
そして反省した。
大好きなのは宮崎。
なのに俺は柴咲と・・・
今別れたとして、柴咲が本気だったらかわいそうだし
かといってこのまま付き合ってるわけにもいかないし・・・
葛藤の末、俺はひたすら後悔した。
柴咲と付き合ってしまったことを。
232:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/02 21:42:44 0
今日はここまでで・・・
もしまだ見て下さってる方がいらっしゃれば、ありがとうございます。
それではおやすみなさい!
233:夢見る名無しさん
09/12/02 21:54:26 0
おやすみ!
234:夢見る名無しさん
09/12/02 22:40:27 O
おやふみ
235:夢見る名無しさん
09/12/02 23:23:15 0
おやすみー
236:夢見る名無しさん
09/12/04 00:25:19 0
>>188
柴咲にバレたのはなぜ?
237:夢見る名無しさん
09/12/04 12:14:06 O
>>236
創作なんだからそこはツッコミ入れるなよ。
あんま痛いとこつくと、七男が続き書けなくなっちゃただろw
238:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/04 17:49:51 0
>>236柴咲く曰く自分が制服の匂いを嗅いでいたところを他の女子に見られ、柴咲に話したそうです。
>>237申し訳ありませんが創作じゃありません・・・
楽しかった部活に行く事さえも嫌になった。
いつも宮崎のことを見てかわいいなーなんて思ってたけど
そんなことできるような状況じゃなかった。
宮崎と顔を合わせることすらできなかった。
宮崎のことが好きなのに、柴咲と付き合ってしまったために自分が苦しくなっている。
自業自得なんだけどね。
それからしばらくしてヒロミにこんなことを言われた。
「お前まだ宮崎のことが好きだったりとかじゃないよな?」
239:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/04 17:56:08 0
「お前まだ宮崎のことが好きだったりとかじゃないよな?」
俺「・・・」
ヒロ「お前、柴咲と付き合っててそれはないだろ。
半分カラダ目的で柴咲と付き合ってることを知ったら、宮崎はどう思う?
宮崎のことが好きなのに自分と付き合ってるとわかったら、柴咲はどう思う?
二人のためにも、宮崎は諦めろよ、な?」
柴咲と俺が付き合ってることは非公開だったので
俺、ヒロミ、柴咲の3人以外は知らないはず。
男性経験豊富な柴咲と付き合ってることによって
宮崎に嫌われるのが怖くて公開しなかったんだけどね。
240:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/04 18:00:14 0
普段は俺と一緒にバカなことばかりしてたヒロミが、
とてもじゃないが恋愛についてはとても不器用そうなヒロミが、
こんな真剣に意見を述べているところを初めて見た。
ヒロミ「諦めろよ、な?」
俺「・・・」
ヒロミ「諦めろって!」
俺「関係ないだろ!首つっこむなよ!」
正論ばかりを挙げて、諦めさせようとばかりしてくるヒロミに
少し腹が立ちつい感情的になってしまった。
241:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/04 18:02:34 0
この日、初めてヒロミとケンカした。
最初はケンカして良かったと思ってたが、あとになって後悔した。
一緒に何かイタズラできる友達はヒロミしかいなかったから。
ケンカをしてから一週間。
寂しくなったので、仲直りをしようと決心する自分。
さすがに自己中すぎることだけど、仲直りするなら早めにしたかった。
しかしヒロミは他の男友達といつも一緒にいたので
そこに割って入っていきなり謝る、なんてことはできなかった。
柴咲と付き合ってからも、たまに宮崎とメールをしたりしていた。
学校で話すことは全く無かった。
なかなかヒロミに謝ることができず、どうしようか迷っていた日の夜
宮崎から一通のメールが届いた。
242:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/04 18:05:56 0
とにかく寂しかった俺は、なるべく丁寧に、宮崎とメールをし合っていた。
はじめは他愛もない話ばかりだったが、急に宮崎が気になる話を持ちかけた。
「柴咲ちゃんのこと、知ってる?」
柴咲の話題をふられて、メールをどう返信したらいいか迷った。
「知らない。なんのこと?」
「ほら、ヒロミくんが柴咲ちゃんに告白したってコト。」
信じられなかった。
ヒロミが柴咲に?
ヒロミと仲直りしようという気持ちが一気に失われた。
243:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/04 18:10:08 0
俺は宮崎に確かめた。
「それ本当?」
嘘であってほしかった。
「うん。それであの二人、付き合ったみたいだよ。」
宮崎から送られてきたこのメールを何度も読み返したが結果は変わらなかった。
あの二人が付き合ってる?なぜ?
ヒロミは俺に「宮崎を諦めろ」と言った。
宮崎を諦めさせて、柴崎を奪って どうする気?
柴咲は俺と付き合ってるはず。ヒロミはそれを知ってるはず。
はず、はずなんだけど・・・
244:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/04 18:13:45 0
俺は怒りを爆発させたかったが、宮崎に当たってもどうにもならないので
自分でもよくわからないことを言った。
「ふーん。俺も彼女ほしいな。宮崎みたいな。」
すると宮崎。
「こらこらw」
かわいいね。
女の子の言う「こら」とか「ばか」とか大好きです。
245:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/04 18:28:11 0
その日の夜は眠れなかった。
次の日も学校があるのに
俺は何も悪くないはずなんだけど、ヒロミと柴咲が怖かった。
とりあえず柴咲とだけでも
会って話しがしたかった。
246:夢見る名無しさん
09/12/04 23:07:21 0
がんが!
age
247:夢見る名無しさん
09/12/05 20:49:19 0
更新更新^^
248:夢見る名無しさん
09/12/06 07:22:17 O
age
249:夢見る名無しさん
09/12/06 16:29:10 O
今夜は期待してるぜぃ
250:夢見る名無しさん
09/12/06 22:15:31 O
age
251:夢見る名無しさん
09/12/07 01:45:12 O
がんが!俺は信じてるぞ!
252:夢見る名無しさん
09/12/07 22:43:42 O
age
253:夢見る名無しさん
09/12/07 22:46:39 0
たのむ今日こそは・・・
254:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/07 23:01:18 0
>>246>>251ありがとうございます><
>>249>>253こんなに間空けちゃいましたが応援していただいてありがとうございます。
今から更新始めます。
255:夢見る名無しさん
09/12/07 23:02:15 0
wktk
256:夢見る名無しさん
09/12/07 23:11:25 O
wktk!
257:夢見る名無しさん
09/12/07 23:14:45 O
ムクムク
258:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/07 23:35:08 0
俺はそれからすぐに柴咲を呼び出した。
最初はとぼけて呼び出しにも応じないだろうと思ってたが、案外易々と来てくれた。
柴咲「どうしたの?」
柴咲の白々しい態度に俺はキレそうになったがひとまず落着いた。
爆発しそうな感情を抑え、言いたいことはたくさんあったが簡潔に聞いた。
俺「なぁ、俺達って付き合ってるんだよな?」
柴「正直よくわからない・・・。」
「・・・。」
259:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/07 23:36:47 0
正直よくわからない?よくわからないってどういうことだよ!
俺は付き合ってるのか付き合ってないのか聞いてるのに・・・。
つくづく女性は怖いと思い知らされた。
柴「ほら、うちってプライド高いじゃん?悪いとは思ってるけど・・・謝れなくて・・・」
俺は驚いたのと呆れたので言葉が出なかった。
なんていうんだろ。こういう女性もいるんだね。まぁまだガキだったんだけどさ。
中2なんてまだ13,14歳だよね。そんな子供の恋愛なんてたかが知れてる。
本人達は「本気」なんだろうけどね。俺もそう思ってたし。宮崎を本気で好きだ、って。
俺「俺達は付き合ってないんだな?」
260:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/07 23:39:16 0
俺「俺達は付き合ってないんだな?」
柴「うち、今ヒロミと付き合ってるし・・・」
それを言うときの柴咲の表情がいやに自慢げで腹が立った。
あたかも自分はモテますよ、あなた以外の男も私に寄り付いてきますよ、という表情だった。
まぁこれも俺のただの被害妄想なのかもしれないけど。
柴「じゃあ・・・七男くんとは今日で終わりね」
俺「あぁ。お前って最低だな」
咄嗟にこんな言葉が出てしまった。この時のことはよく覚えてる。
261:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/07 23:41:33 0
言った瞬間後悔した。最低なのは自分。
宮崎という存在がいながら、性欲を満たすためだけに柴咲と付き合い、結果は最悪で終わった。
いまさら柴咲と付き合わなければよかったなんて思うことさえ
気だるく感じ、いろんなことがどうでもよくなってきた。
柴「じゃあね」
そういって柴咲はその場を立ち去った。
誰もいない放課後の教室、という同じ場所で、生まれて3度目の後悔を味わっていた。
一番近くの机を蹴り飛ばす。何度も何度も蹴る。
静かな校舎にカキーンと大きな音が響く。無性に泣きたくなった。
あぁ、まだ俺は泣き虫だったんだなぁと実感する。黙ってじっとしていると涙があふれてきそうだったので
机を蹴飛ばし続け、かばんを床に叩きつけ、ロッカーを殴りまくっていた。
262:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/07 23:43:56 0
偶然通りかかった先生が驚いた表情でこっちに走ってきた。女の先生だった。
なぜこんなことをしているのかと理由を聞かれたが、俺は答えずただ「帰らせて下さい」と言った。
初老のその先生は、まん丸のメガネの奥に潜んでいるしわしわのまぶたに覆われた目をずっとこちらに向け
何か物言いたそうな表情でこちらを見つめていたが
「辛いよね。」
とだけ言って俺を家に帰した。
その日、俺は信じられないスピードで走って家に帰った。
家に帰ったあとはもちろん、布団にもぐって泣いた。
自分がまだ泣き虫だったことと柴咲とのことが交互に頭をよぎり、涙があふれた。
263:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/07 23:45:51 0
翌日、俺のクラスである事件が起きた。
同じクラスのある女の子の給食着が盗まれたのだ。
女子達はざわざわと騒ぎたてているが、男子はさほど興味を示してなかった。
俺は前日のショックからまだ立ち直れておらず、かといってヒロミとも話したくなかったので
ひたすら机に座り下を向いていた。給食着のことなんてどうでもよかった。
すると突然 柴咲がとんでもない事を言い出した。
柴「昨日の放課後、遅くまで残ってた人が怪しいんじゃないかな?」
周りの女子は「そうだそうだ!」「誰か残ってた人知らない?」とさらに騒ぎ出す。
さすがの俺でもこれはまずい、と思い始めた。
柴咲はこっちの方を横目でチラと見てまたすぐに目線を戻す。
口元はかすかに笑ってた。
264:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/07 23:48:22 0
柴「うちねうちね、一人放課後残ってた人知ってるよ!」
女子A「誰誰??教えてよーきっとそいつが犯人だよっ!」
女子B「キリンさんが好きです。でもゾウさんのほうがもっと好きです。」
女子C「お父さんのゾウさんの鼻は大きいです。」
柴「ねー七男くん。 昨日何時まで学校に残ってたぁー??www」
柴咲がこちらに近づきながら周りに聞こえるようわざと大きい声で言った。
俺「勘弁してくれ・・・」
柴「え?『俺が犯人』? うっそぉーwwwなにこいつw認めちゃったよーw」
俺「・・・。」
最悪だ・・・
265:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/07 23:51:22 0
平日の朝
着替えをしている生徒も 世間話をしてる生徒も 悪ふざけしてる生徒も
全員の目がこちらに向いた。恐ろしいほど静かになった。
隣のクラスが騒いでいる声が聞こえる。同じ学年でも、隣近所同士でもこんなに差があるのは初めてだ。
誰一人しゃべらないこちらの教室。 消えてしまいたかった。
朝のホームルームが始まる直前 先生が教室にはいってくる。
いつも明るく挨拶をしながら教室に入る先生だが、今日は違かった。
さすがにこの異様な空気を察したのだろう。
先生「どうしたの・・・?」
もちろん一番最初に口をあけたのは柴咲だった。
266:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/07 23:53:20 0
柴「●●ちゃんの給食着が盗まれたんです。」
先生「そうなの?」
柴「昨日七男くんが遅くまで学校に残ってました。みんな七男くんが犯人だと思ってます。」
先生「え・・・?」
柴「七男くんも、さっき認めました。」
女子B「キリンさんが好きです。」
先生「七男くん・・・本当なの?」
俺「いや・・・ぼくは・・・」
柴「七男くんです!」
先生「待って。」
柴「?」
俺「?」
267:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/08 00:57:43 0
先生「確かに七男くんが怪しまれるのは無理も無いけど・・・
ただ給食着が無くなった日の前日に七男君が学校に残ってた、ってだけで
七男くんを疑うのはいただけないなぁ。
七男くんと少し話をしてきます。みんなはこのプリントやっててね。」
俺のクラスの担任は、まだ若い女性の先生であるが
良識のある人で良かった。
俺は進路相談室に連れて行かれ、先生と二人きりで話すことになった。
が、もう一人 先生がはいってきた。
昨日の夕方、俺と少しだけ話をした初老のおばちゃん先生だった。
おばちゃん「噂を聞きつけてきました。昨日の夕方も会ったわよね、七男くん」
268:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/08 01:00:31 0
いつになく真剣なおばちゃん先生の表情に少し怖気づいた俺は
担任の先生に続いて軽く会釈をした。
おばちゃん先生は担任の先生より経験が多く、知識も豊富だろう。
それから先生二人と俺一人の状態で話が進んだが
会話のほとんどはおばちゃん先生が取り持った。
おばちゃん「給食着が盗まれたらしいんですが、七男くんは本当に知らないんですか?」
俺「本当に・・・知らないです・・・」
おばちゃん「では私はあなたを信じます。
自分は何もやっていないのに疑われる、これ以上苦しいことはないでしょう。」
俺「・・・。」
おばちゃん「まさに、今の七男くんね。」
269:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/08 01:03:18 0
おばちゃん「まさに、今の七男くんね。」
おばちゃん先生がニッコリ笑ったので俺もつい頬が緩んだ。
しかしおばちゃん先生はすぐに表情を強張らせ、言葉を続けた。
おばちゃん「今朝、教室で柴咲さんに給食着のことについて聞かれたとき、あなたはどうしましたか?」
俺「え・・・あ・・・ 自分はやってない、といいました・・・」
おばちゃん「ハッキリと、相手の顔を見て言いましたか?」
俺は言ってなかった。
下を向きながらボソボソつぶやいただけだった。
どう答えようか迷っていて俺がモジモジしてるとまたおばちゃん先生の顔が和やかになった。
おばちゃん「苺畑で靴ヒモを結ぶようなことはしないようにね。」
270:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/08 01:07:20 0
おばちゃん「苺畑で靴ヒモを結ぶようなことはしないようにね。」
最初その言葉について 俺は理解に苦しんだが、その俺の心を読んだかのように先生が続けた。
おばちゃん「苺畑で靴ヒモを結んでいると、いかにも苺を盗んでいるように見えますよね。
自分は靴ヒモを結んでいるだけなのに、といくら弁解しても
盗んでいるように見えてしまったならどうにもならないでしょう。」
俺「はぁ・・・」
俺は思わず圧倒されてしまった。
おばちゃん先生は瞬きすることなく、俺の目だけを見て話し続けた。
おばちゃん「だけど大丈夫なのよ。」
271:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/08 01:11:03 0
おばちゃん「だけど大丈夫なのよ。」
俺「え?」
おばちゃん「盗んでいるように見えても、あとで畑の苺の数を調べてみれば
ちゃんと盗まれていないことがわかるはずです。
あくまでも、その人が盗んでなければ、の話ですけどね。」
おばちゃん先生は笑って俺の肩を軽く叩き、「強くなりなさい」と言って部屋を出て行った。
俺はまた泣きそうになった。
272:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/08 01:12:40 0
ご閲覧ありがとうございます。
もう毎日チェックしてくれてる人とかいるのかと思うと嬉しい限りです。
ご期待に添えない場合もありますが
まったりと過去を思い出しながら書いていきたいと思います。
それでは今日はこの辺で・・・おやすみなさい!
273:夢見る名無しさん
09/12/08 01:21:20 0
おやすみ!
274:夢見る名無しさん
09/12/08 22:46:38 O
おやすみw
275:夢見る名無しさん
09/12/08 23:01:26 0
おやすみ!^^
276:夢見る名無しさん
09/12/09 16:25:29 O
age
277:夢見る名無しさん
09/12/09 19:30:08 O
早く早くー
278:夢見る名無しさん
09/12/10 22:28:08 O
age
279:夢見る名無しさん
09/12/11 09:21:42 O
まだなのか
280:夢見る名無しさん
09/12/11 18:41:49 0
つ・・続きをー
281:夢見る名無しさん
09/12/11 22:34:02 O
やっと追い付いた
wktk
282:夢見る名無しさん
09/12/11 22:37:18 0
規制か・・・
283:夢見る名無しさん
09/12/11 23:04:53 O
この文章で20代・・・だと・・・?
284:夢見る名無しさん
09/12/11 23:20:07 O
久々にこんな子供っぽい残念な20代を見た
でもこんな少年時代を過ごせたのは正直羨ましいぜ
285:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/11 23:29:06 0
>>277>>279>>280>>281お待たせしました。お久しぶりです。
>>282規制ではないです!パソコンを開いてませんでした。
>>283>>284文章力が無いのは初めに言ってあると思います。ごめんなさい。責めないで(;ω;)
今後の更新分はメモに残してありますが、次の更新は明日の夜にしたいと思います。
こちらの都合ばかりで動いてしまって申し訳ないです。
楽しみにしてる方がいらっしゃる限り続けようと思いますが、あくまでこれは自己満足の思い出日記です。
286:夢見る名無しさん
09/12/11 23:57:30 0
応援してんぜ!
読みやすくていいと思う。がんがれ!
287:夢見る名無しさん
09/12/12 00:09:09 O
がんがれ!
おいつく途中で何度かおっきした・・///
厨房でこれってことは孝行は・・
288:夢見る名無しさん
09/12/12 00:24:14 O
残念なのは文章力の話に限った訳じゃないんだが・・・
まあ>>1のこと嫌いじゃないよw ガンガレ!
289:夢見る名無しさん
09/12/12 15:49:55 O
ほ
290:夢見る名無しさん
09/12/12 18:01:27 O
あと数時間だ
291:夢見る名無しさん
09/12/12 21:14:58 O
七男まだー?
292:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 21:33:44 0
>>286ありがとうございます><
>>287このどへんたいが!
>>288私自身が残念ということですね('A`)
>>289ほ?
>>290>>291お待たせしました。
投下再開します。
293:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 21:42:06 0
中学2年生という学年は実に窮屈な学年である。
後輩を従えてるという優越感の反面、まだ先輩がいるということから
先輩に監視されてるんじゃないか、と思ってしまい
小学生の時の様にバカをしたりできなかった。
10月になり、うちの学校では体育祭という行事が近づいていた。
給食着盗難事件後、俺はクラスの除け者になっていた。
ヒロミや柴咲はもちろんこちらから付き合おうとも思わなかった。
ヒロミの周りにいる男子や柴咲と仲の良い女子はみな俺を軽蔑していた。
しかしケインや一部の男子だけはいつもどおり接してくれていた。
それだけが救いだったのかも。
「女子の給食着を盗んだヘンタイ」というレッテルがいつの間にか俺に貼られていた。
294:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 22:18:45 0
体育祭というもの
クラスが一致団結し、優勝を目指す行事のはずなんだが
俺は乗り気じゃなかった。みんなは俺を見てみぬフリ。
2人3脚で俺と組むことになった同じクラスの男子も盗難事件以来冷たくなっていた人のうちの一人で
練習のときでも一切俺と口を利かなかった。
クラス毎に分かれてやる組体操のタワーでは
大柄な俺が一番下の土台になることは覚悟していたが、他の生徒が上に上る際に
俺を強く踏んづけるように上っていた。
四つん這いの体制のまま、同級生に踏まれているのかと思うと
無性に泣きたくなった。
295:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 22:21:01 0
クラス対抗リレーでは、俺の次の走者がわざとバトンを落とし
バトンが落ちた原因が俺にあると言い出す始末。
バトンは俺の次の走者がわざと落とした、とほとんど全員がわかっていたが
反七男の奴らはみんな俺を責めた。
笑いながら。
体育祭当日の朝
準備体操をしながら俺はどうすればここから抜け出せるか、と考えていた。
296:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 22:23:11 0
体育祭の内容は
2人3脚ではスタート前にペアの男子に「足引っ張ったら殴る」と脅されたり
組体操では背中にアザができたほど強く踏まれたり
リレーでは走ってる途中に野次を飛ばされたり
ほんとうに散々なものだった。
しかし俺には密かに思い描いている夢があった。
うちの学校の体育祭では
生徒全員ににクラス毎に色の違うバッチが配られる。
それに自分の名前を書いて胸に付け、その状態で体育祭を行うのだが
体育祭終了後、そのバッチを先輩後輩関係なく女子が憧れている男子にバッチをもらうという風習があった。
女子が「バッチください」と頼みに行き
男子が承諾すれば、男子は女子にバッチを渡す。
297:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 22:26:22 0
それを利用し、俺はある計画を思いついたのだ。
宮崎からバッチを頂こう計画
宮崎からバッチをもらうことに成功すれば
俺達二人の仲は一気に深まるはず。
それが俺の狙いだった。
酷い体育祭が終わってから 俺は片づけをしてる宮崎のところに向かった。
俺「ねー宮崎」
298:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 22:30:29 0
俺「ねー宮崎」
宮「どうしたの?」
俺「ちょっと話したいことがあるんだけど」
宮「あ、じゃあ・・・」
宮崎が俺の体操着の袖を引っ張った。
宮崎が何を考えてたのか、俺にはすぐわかった。
現在嫌われ者となっている俺と話していると周囲の目が痛いので
人目の付かない場所に行こうとしていたのだろう。
案の定その予想は当たっていた。
俺は宮崎と部室の裏に来た。
299:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 22:33:29 0
俺「仕事はいいの?」
宮「うん。で、話って何?」
俺「俺なんかと話してていいの?」
宮「うん。」
俺「俺と話してて嫌じゃないの?」
宮「・・・。」
俺「俺がこうやって 」
宮「もうやめて!」
宮「七男くんらしくない・・・いつも明るかったのに・・・そんな弱気になってさぁ・・・」
俺「俺らしいってなんだよ・・・」
宮「・・・話しって なんなの?」
300:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 22:36:35 0
宮「・・・話しって なんなの?」
俺「怒った?」
宮「ううん。」
俺「女子はみんな好きな男にバッチをもらいにいくでしょ?」
宮「うん・・・。」
俺「宮崎は誰かにバッチをもらおうとか考えてたの?」
宮「まぁ・・・うん。」
俺「誰?」
宮「関係ないじゃん!話しってそれだけ?」
俺「宮崎のバッチ、ほしい」
301:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 22:39:29 0
宮「え?」
俺「あ、やっぱり嫌だよね!普通逆だしね!男が女にだなんて・・・」
宮「ずるいよ・・・」
俺「え?」
宮「ずるいよ・・・。うち、七男くんに勇気出して名札もらおうとしてたのに・・・先に言うんだもん・・・」
俺「・・・ほんと?」
宮「うん。」
宮「だから・・・七男君の・・・ください・・・」
302:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 22:43:33 0
宮「だから・・・七男君の・・・ください・・・」
この時の宮崎の顔がどうしても忘れられないんだけど
とにかく可愛かったんだよね。
それに「七男くんの ください」って
お前はどっかのAV女優かっつーの。
エロい意味にしか聞こえなかった。
ここで一気に優位に立った俺 Sスキルが発動してしまった。
俺「なになに?よく聞こえなかったんだけどー。もう一度言ってごらん」
303:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 23:01:27 0
俺「なになに?よく聞こえなかったんだけどー。もう一度言ってごらん」
宮「! ばかっ!」
俺「俺のナニを欲しいの?」
宮「バッチを・・・」
俺「ふぇ?」
宮「もうヤダ!」
俺「わかったわかったw!ほら、バッチ」
俺は胸からバッチを外すと宮崎の前に差し出す。
それを受け取ろうと手を伸ばす宮崎。
宮崎の手がバッチに触れる直前に俺がバッチを上にあげる。
宮崎よりも身長の高い俺の、高く挙げた手の上にバッチがあるのだから
宮崎に取れるはずが無い。
「あっ!」
304:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 23:05:39 0
「あっ!」
そう言ってほっぺをふくらませ、ぴょんぴょんはねながらバッチを取ろうとする宮崎に
萌えというものを感じた14歳童貞七男。
「ちょうだいよー」と言いながら涙目になってる宮崎がさすがにかわいそうになり
バッチを宮崎の頭の上に乗せてあげる。
宮「ありがと!はい、これ」
宮崎も自分の胸からバッチを外し、俺に渡す
俺は受け取ってすぐポケットに突っ込んだ。
そういえば宮崎も昔に比べて胸が大きくなったな、とオヤジみたいなことを考えながら
二人で体育祭の片付けに向かった。
305:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/12 23:07:43 0
本日はここまでです。
いつも見てくださってる方ありがとうございます。
ただの自己満足ですが、すごく励みになってます。
それではおやすみなさい。
306:夢見る名無しさん
09/12/12 23:09:41 O
お疲れ!
次期待してるぜ!
307:夢見る名無しさん
09/12/13 00:20:52 0
続き楽しみにしてます!
308:夢見る名無しさん
09/12/13 01:18:26 0
(中3だけどいていいのかなぁー?)
今日見つけて、面白くて読んでました。
眠いのに。
睡眠不足になったら責任取っ手k・・・。
しかもテスト期間中ww
309:夢見る名無しさん
09/12/13 01:43:44 0
俺も受験勉強しなきゃwww
(マジwww)
310:夢見る名無しさん
09/12/13 09:51:31 0
イイハナシダナー
311:夢見る名無しさん
09/12/13 22:12:05 0
今日あるかなぁー?
312:夢見る名無しさん
09/12/13 23:15:39 0
無さそうだなぁー(泣)
313:夢見る名無しさん
09/12/14 00:41:36 O
俺は今日模試だったが復習そっちのけで見に来たぜ
明日は頼むぜ
314:夢見る名無しさん
09/12/14 13:41:22 O
七男マダー?
315:ジョジョ覇王 ◆.GOJOJO5Vo
09/12/14 16:36:56 0
志知なんじゃねーか
久しぶりだな
316:夢見る名無しさん
09/12/14 19:45:02 0
今日こそはありますように~
テストそっちのけだよぉ・・・。
317:夢見る名無しさん
09/12/14 21:07:39 0
無さそうだなぁー(泣)(涙)
318:通行人
09/12/14 23:00:58 O
早くー!
319:夢見る名無しさん
09/12/15 15:06:02 O
とりあえずageとくか
320:夢見る名無しさん
09/12/15 16:42:34 0
テスト期間中だがこっちのほうが気になるw
321:夢見る名無しさん
09/12/15 18:01:46 0
共学ってみんなこんなもんなの?
322:夢見る名無しさん
09/12/15 22:39:40 0
うん
323:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/16 00:14:13 0
>>308>>309>>313>>316>>320見ていただけて嬉しいですが勉強を優先してください・・・><
今日の夕方 更新したいと思います。
不定期で途切れ途切れ 楽しみにしてくださってる方には毎度申し訳ないです。。。
324:夢見る名無しさん
09/12/16 00:16:48 O
もしもしで待ってるぜ
325:夢見る名無しさん
09/12/16 16:17:10 O
そろそろか・・
出でよ、七男
326:夢見る名無しさん
09/12/16 19:01:47 0
俺基準で夕方から夜になったんだが
327:夢見る名無しさん
09/12/16 22:55:10 O
そろそろ…
328:ジョジョ覇王 ◆.GOJOJO5Vo
09/12/16 22:57:25 0
おい!俺を無視すんな!
329:夢見る名無しさん
09/12/16 23:13:54 0
今日の夕方どころか今日が終わってしまう…
330:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/17 02:05:03 0
>>315>>328すいません(´・・`)志知の意味がわからなかったもので・・・
>>324>>325>326>>327>>329お待たせしました。予告から大幅に遅れてしまって申し訳ないです。
それからしばらく
宮崎との進展もなく、俺はクラスで半孤独な生活を送っていた。
一緒に話したりする男子も限られ、未だに陰でコソコソと陰口を叩かれることが続いていた。
残酷に時は過ぎ、中学2年生の行事の中で最大の行事といわれるものが近づいていた。
日帰りの浅草旅行。
日帰りなので宿泊部屋などは無いが、浅草を巡る間は
丸一日班行動。
班は男女混合で1班6人編成だが
仲の良いケインも、大好きな宮崎も違うクラス。
331:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/17 02:08:08 0
しかしこんな俺にでもまだ普通に接してくれる女子も何人かいたので
そんな女子と一緒の班になれればいいな、と思っていた。
できることなら日帰り旅行も行きたくなかった。
旅行は3学期にある。
2学期の終盤に班決めの会議が行われた。
先生がくじびきで決めます、というと生徒のほとんどが深くため息をついた。
好きな人同士で組むのはナシですか?という提案は即却下された。
早々と班が決まり、各班は班の中での役割分担を始めた。
俺の班の女子は運がよく仲の良い人ばかりになったが
問題は男子だ。
男子は3人。俺と 影の薄い男と
ヒロミだ。
332:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/17 02:10:08 0
班の役割分担の時も、同じ班なのにまったく話そうとしない俺とヒロミを見て
女子達は少し困惑しているようだった。
まず最初に班長を決めることになったのだが
女子は「班長は男子がやるべき」と言って聞かない。
しかたなく男子の中から選ぶことになったが
当然女子はまず俺に押し付けてくる。
しかしこの班員ならはぐれることもないだろうし、俺が却下してまた面倒になるのも嫌だったので
俺は班長の仕事を受け持った。
女子に「あとは班長が決めて」と言われたがさすがに全部決めることはできないので
「それぞれ何をやりたいのか聞いてくよ」と言い、俺はみんなに何をやりたいか聞いた。
まず男子の2人に聞いた。影が薄く、ぽっちゃりした男とヒロミ。
ぽっちゃり男は「会計」と即答。
ヒロミは目を合わせることなく「なんでもいい」とつぶやく。少し冷や汗をかいた。
333:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/17 02:13:04 0
333ゲト
後ろで女子が「なんでれでぃーふぁーすとじゃないのよー」とかなんとか騒いでるのですぐに女子にも聞いた。
3人はそれぞれ副班長、記録、保健を選んだので
ヒロミは必然的に地図係になった。
実は地図係が一番難しい仕事だったりもする。
班長はみんながはぐれないようにまとめる。副班長がその補佐。
会計は使ったお金を計算するのだが、そんなのいくらでもごまかせる。間違えても平気。
記録はその日にあったことを思い出しながら帰りのバスででものんきに綴っていればいい。日記のように。
保健はケガをした人を助けて先生に連絡するのだがまずケガをする人はいないだろう。
地図係は行く道を常に把握し、みんなを先導しなければならない。
効率よく各地を巡るためには、地図係の脳みそにかかってるというわけだ。
334:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/17 02:14:41 0
念のためヒロミに地図係でもいいか、と訪ねると「OK」とのこと。
ヒロミに確認したとき、なぜか敬語になってしまった俺をみて女子の一人が吹き出した。
「あんたらどーゆー関係なんだよwww」
やめてくれ、こういう気まずい時にそのノリでそんなこと言われても困る。
相変わらずヒロミの表情は暗く、ぽっちゃり男はナニカを見つめたまま動かない。
女子3人は約1ヵ月後に迫る日帰り旅行に胸を躍らせている。
女子はこういうときに変にハイテンションになるが、それがどうもよくわからない。
3学期冒頭にある旅行は楽しめないだろう、とため息をついた今日は
クリスマスの1週間前だった。
335:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/17 02:21:03 0
今回はここまでになってます。
今後の更新頻度を高くしたいと思います・・・。
毎度レスしてくれる方ありがとうございます。
七男はビクンビクンして喜んでます。
それではおやすみなさい。
336:夢見る名無しさん
09/12/17 02:22:26 0
おやすみ!
337:夢見る名無しさん
09/12/17 23:55:09 0
頻度が上がるのに期待して今日は起k・・・
寝よ。
338:夢見る名無しさん
09/12/18 01:04:55 O
今まで待ったけど、おやすみ!
339:夢見る名無しさん
09/12/18 20:11:23 O
わくわくてかてか
340:夢見る名無しさん
09/12/18 21:14:30 0
今日こそは!
341:夢見る名無しさん
09/12/18 22:10:45 0
支援
342:夢見る名無しさん
09/12/20 01:00:10 0
そして誰もいなくなった
343:夢見る名無しさん
09/12/20 01:03:15 0
いや、いるんだけどね・・・
344:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/20 02:24:24 0
>>337>>338>>339>>340お待たせしました。
>>341ありがとうございます>< >>342>>343いますよいますよ。
時は過ぎクリスマス。
終業式を追え、家に帰る。
中2にもなれば、周りのやつらはみんな彼女を作り
クリスマスデートなどと銘打って24日は恋人と一緒に遊んでるが
所詮は子供。デートとはいえ、夕方で解散がほとんどのようだった。
年頃の男女は特に「恋人」という関係に興味を持ち
自分も恋人と呼べる存在を作りたいと思いだす。
345:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/20 02:25:34 0
そういう人達
少しでも仲の良い異性に告白をされようものなら
二つ返事でOKを出し、すぐに付き合い始める。
結果、すぐ飽きて別れてしまうのがほとんど。
しかし宮崎は違かった。
知ってる限り、中学に入学してから1年と9ヶ月経った今日この日までに
宮崎に告白した男子は少なくとも3人はいた。
が、全部宮崎は断っていた。
なぜ彼氏を作らないのか、という俺の質問に
宮崎は毎回「好きな人と以外は付き合えないし」と答えた。
好きな人はいるのか、という俺の質問に宮崎は
「いない」とキッパリ答えた。
346:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/20 02:30:10 0
すいません。ちょっと内容とは違うことをお話しますが
今まで1レスにつき、必ず16行以内に収まるようにしてきました。
そうすれば【省略されました・・・全てを読むにはここを押してください】と表示されることなく
読みやすいと思ったからです。
ですが、そうすると投稿時間の間隔をあけなくてはならなくなり、面倒です。
16行を超える文章で、読みづらいかもしれませんが省略されるのを覚悟で
書き込みしてもよろしいでしょうか。
これを見ていただいてる皆さんの意見をお聞きしたいと思います。
とりあえず、次レスは今日の更新分を全部一気に書きます。
347:ジョジョ覇王 ◆.GOJOJO5Vo
09/12/20 02:33:04 0
いいよ
君の自由にやりなさい
348:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/20 02:36:57 0
恋愛に関する話題を振ると
必ず宮崎の機嫌がメールの文面だけでわかるほど悪くなるので
極力話したくは無かったが、聞きたいことは他にもたくさんあった。
宮崎から「好きな人はいない」という事を聞いて以来、
宮崎は他の男子を好きになっていないという安心感と
でも自分も好かれてない、というショックで
もやもやした毎日を過ごしていた。
349:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/20 02:39:10 0
クリスマスの夜。
うちはあまりお金持ちでは無いんだが
母が一人っ子の俺にすごく愛情を注いでくれていて
中学生になってからも毎年クリスマスの日にはケーキを買ってきて
母と俺の二人で美味しいご馳走をいただいてた。
ご馳走といっても、毎年ケンタッキーだったんだけれど。
でもすごく美味しかったんだよ。
父は毎日仕事で帰ってくるのが深夜だったので
毎晩俺は母と二人でのんびり過ごしてた。
そのゆったりとした空気をぶち壊すかのような
「メリークリトリス」とだけ書かれたメールがケインから届いたが
俺は返事をすることなく黙って携帯を閉じた。
ケインも中学生になってから彼女ができてなく、作る気も無かったようだった。
大好きな母さんと2人きりのクリスマスを過ごし
何事も無く一日が終わろうとしていた時
宮崎からメールが届いた。
350:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/20 02:40:18 0
頭は半分寝てたのでメールが届いてすぐ、内容を確かめたのだが
ハッキリを覚えられなく、その夜は返事をすることなく寝てしまった。
翌朝、急いでメールを再確認してみると、内容はこんな感じだった。
「こんばんわ。メリークリスマスだね。
今時間大丈夫?ちょっと話したいことがあるんだ。」
冬休み初日の朝から涙目になってる自分。
メールが届いたとき、ちゃんと応対していれば・・・
宮崎とたくさんメールができたのかと思うとやるせない気持ちになった。
まだ朝が早かったが宮崎にするメールをした。
「昨日はごめんね。寝ちゃってた。
話したいことって?今からなら大丈夫だよ!」
相手が好きな異性とはいえ朝からメールするのはちょっと萎えるが
それでも宮崎と話がしたかった。
1時間ほど経ってから返事が来た。
「朝弱いのに起こすなよぉー。話ね、もういいや。
なんかこっちから言っといてごめんね」
俺は「いいよいいよ、全然大丈夫!」と返事をしたが
全く大丈夫ではなかった。
351:七男 ◇RaOe7CTARw
09/12/20 02:42:19 0
なんか警察が地獄いき決定こういうのにかかわらない代議士のほうが多分いじめ代議士だからやめさせるべきは
こっちなんだよマジでこういう考え語って通用するでしょ?息気持ち悪いし体調も最悪だしねいつまでも私だけ
に責任擦り付けてそういう手法はなあいてがね通用しないんだよマジで百姓がそこまでな低次元になるひつ世湯
ないから一人の百姓画そこまで低次元になる必要がないでしょまじでそこまで自身の生活を引くめられる必要ない
同情されなくてももう忘れるこれをかわいそうこいつらがな別に味方じゃなかったんだよこういうことをわかって
ないから腐ってるな本当に電磁波のだからそれでいいんだよ馬路で今こいつに味方するにんげんなある時期から私
に味方しに来たこの辺が味方じゃないんだよおかねだけなwこれほらますこみのほうがかっこいいな
この私のまえにくるないそうでんじはのだからこれ名辞職すべき全部同情になってる うそつかなくても同情になら
ないんだよこいつら最悪だなこういうひょうかがたあしいんだおyどこまで国民いじめてるんだよ付きまとってる連中
がけっきょくいいたいのはそういう話は該当しないこういうのが正しいんだよいくらこの女が違うといっても該当し
ないこういうのが正しいんだよでしょこいつら最悪だなこういう評価が世間的にただしいだからいつまで返事してんだよ
そういう話はないううそだからこいつらな警察が地獄息とかなこういうこといいだすむきにかためるこいつらないじめ
政治家なんだよ馬路でこいつら最悪だな条件dがね絶対条件が最悪だな言って言われるのが正しいからはっきり私のほうが忘
れるときも邪魔しないこういうの条件で同情が決まるから何打尾3や11のやってること通常生活からしたらな最低だ
ねこういう評価多分正しいと思うんだよだからそのさいはあ電磁波が通用しないようにもうなこういう政治家がないじめ
政治家って言われるゆえんだろ?マジで
352:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/20 02:42:50 0
朝っぱらから声を抑えて泣いてるところを母に見つかり、激しく心配された。
それからというもの
冬休み中は宮崎とほとんどメールすることもなく
唯一したことといえば
元旦の「あけおめメール」だけだった。
宮崎からは年賀状がきた。
冬休み前に住所を交換してたので来るのが当たり前なんだが
かなり嬉しかった。
俺は中1の頃から毎年、今でも年賀状はオール手書きなので
宮崎に出す年賀状は特に気合を入れてイラストとメッセージを書いた。
ケインにも年賀状を送ったのだが、すごく適当なものにしといた。
たぶんめちゃくちゃリアルな巻きグソとか描いてたと思う。
相変わらずゆったりとした毎日を過ごし冬休みも終盤に近づいてきた頃
俺は急いで宿題を片付け始めた。
とはいうものの冬休みに出される課題の量などたかが知れてて
すぐに終わってしまうよな量だった。
353:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/20 02:45:33 0
冬休みが明け、3学期が始まった。
新学期の朝はあまり良い気分では無かった。
学校に行く事を楽しめなくなってたから。
ヒロミ達に何されるかわからない、オドオドしながらすごす学校生活はとても苦しかった。
クラスにケインも宮崎もいないとなると、普段の支えとなるものは
わずかに俺の周りに残る男子だけだった。
しかしそんな俺に転機が訪れた。
新学期1日目
朝に学校全体で大掃除があったのだが
その大掃除中にヒロミが俺に謝ってきた。
なんでも冬休み中に柴咲の浮気が発覚し別れたんだとか。
そこでやっと柴咲の性格の悪さに気付いて、急に俺に対し申し訳なくなったとのこと。
俺はヒロミに対してざまwwwといってやりたかったが
今まで自分事を嫌ってた人が仲良くしてくれるということで嬉しくなってしまい
「こっちこそごめん」とかワケのわからないことを言ってた。
とにかくそれを聞いてから 更に柴咲がキライになった。
それからというもの、ヒロミの周りの男子とも仲良くなり
毎日のように柴咲の愚痴を語り合ってた。
しかしいくら復縁したからといって
俺も少し警戒してたのと、保険ということで
ヒロミとそこまで親密な関係になろうとは思わなかった。
ほんのちょっと距離を置いて、付かず離れずの関係を保つつもりだった。
354:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/20 02:49:10 0
故に、俺が柴咲を脱がしたことなどは一切ヒロミ達には言わなかった。
それより柴咲本人がヒロミに何も言ってなかったことのほうが不思議だったけど。
その日 家に帰ってからすぐにケインに今日のことを報告すると
「良かったな、がんばれよ」と言ってくれた。
短く、クールな彼の言葉に 俺は心を打たれた。
----------
今日の更新分はここまでです。なんか改行規制かかってるので30行くらいが限界・・・かな?
>>346を読んでいただいて
今日のような更新方法と過去の更新方法どちらが読みやすいか言っていただけると嬉しいです。
できるだけ読んでいただいてる方の希望に沿うようにします。
>>347そう言っていただけると嬉しいです;ω;
それではおやすみなさい!
355:夢見る名無しさん
09/12/20 02:52:44 0
携帯の人に聞きな
PCはどうにでもなる
おやすみ!
356:夢見る名無しさん
09/12/20 07:09:40 O
もしもしだが、何の問題もありますん。
357:夢見る名無しさん
09/12/20 23:42:39 O
七男がやりやす方でいいよ
358:夢見る名無しさん
09/12/21 00:31:09 0
上に同じ
359:夢見る名無しさん
09/12/21 00:41:05 O
もしもしだけど、にちゃんブラウザ入れてるから
省略されましたってならないよ
なので長文でおけ
360:夢見る名無しさん
09/12/21 01:04:50 0
3つ上に同じ
361:夢見る名無しさん
09/12/21 03:17:39 O
更新乙
やっと追いついたぜ
しかし若い子らは過激だのぅ
362:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/21 22:40:41 0
>>355-360
返答ありがとうございます。ではやりやすいようにやりたいと思います。
1レスにつき、長文で書くとレス数も削減できるので・・・。
>>361 あ の 頃 は 若 か っ た 。
以後、毎回次回更新日を書きたいと思います。自分を追い込む意味でも。
というワケで 次回更新→12月22日23時頃
363:夢見る名無しさん
09/12/21 22:46:25 0
キターーと思ったら、番宣だよ TT
364:夢見る名無しさん
09/12/21 22:47:17 O
今日はないのか?
365:夢見る名無しさん
09/12/22 01:22:48 O
今日の夜かー楽しみ
366:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/22 23:23:03 0
迫る日帰り旅行に、もう不安も何もなかった。
初めは不運に感じてた「ヒロミと同じ班」という現実を
今なら快く受け入れることができる。
俺の心は躍ってた。
旅行前日の放課後
ヒロミがおやつの買出しに一緒に行かないか、と誘ってきたので
一緒に近くのスーパーまで行く事にした。
学校側で決められた「500円以内」なんてルールを
俺達は守るはずもなく
好き放題お菓子を買っていた。
お菓子を買いながら、俺はあることを思い出した。
「そういえば宮崎ってハイチュウが好きだったような気がする。」
俺はハイチュウが置いてある場所に行き、全種類のハイチュウを一つずつ買った。
確か4種類くらいだったかな。その時に買ったのは。
俺は明日の旅行にばっちり備え、寝た。
特別活動の前日ということで宮崎から何か一言メールくらいあるかな、と期待したが
案の定何もなかった。
367:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/22 23:27:14 0
日帰り浅草旅行当日。
2年生と先生達は学校の最寄駅に集合し、そこから全員で上野駅まで移動。
そこから班別で各自浅草に向かう。
ケインと影薄男と俺と女子3人
俺らの班は全員揃った。
先生のチェックを受け、上野駅を出発する。
女子3人はちょうど同じ電車の車両に乗り合わせた他の班の女子と
きゃっきゃ騒いでいる。一般の人もいるんだから静かにしなさい。
ヒロミも他の班の男子と喋ってる。
禁止されているが、ゲームを持ってきたらしく
男子達はゲームをして遊んでいた。
影薄男は車窓から景色をボーっと眺めてる。
俺は電車の中で
どうすれば宮崎にハイチュウを渡せるかを考えてた。
まず宮崎の班を探さなければならない。
浅草を巡るといっても範囲は限られているので
普通に歩いていればばったり宮崎と会える確立は高いが
運だけに懸けるというのは個人的に頂けなかった。
368:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/22 23:31:34 0
上野から浅草までは割りと近く
酔うかと心配してたが、全く酔うことはなかった。
だがゲームをしていたヒロミ達はかなり酔っているようで
電車を降りるなり、「休憩」と言って近くのベンチに座ってしまった。
他の班の男子は酔っているにも関わらず先に行ってしまった。強いやつらだ。
というわけで取り残されたのは俺たち6人。
女子は「仕方ないなー」と言いながら
これまた禁止されてるはずの携帯を取り出し弄りはじめた。
すると、女子達が話し始めた。
「あっ、●●ちゃんが次の電車で来るって!」
「ほんとに?じゃあ次の電車きたら●●ちゃんたちと合流できるねー」
「そしたら●●ちゃん達と一緒に浅草向かおうか」
「そうだね。ヒロミ、次の電車が来る頃にはもう行けそう?5分後なんだけど」
勝手に話を進めて行く女子。
しかし俺自身早く浅草に行って宮崎を探し出したかったので女子の意見には賛成だった。
少し怪訝そうな顔をしたあと、ヒロミは答えた。
「わかった。」
369:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/22 23:33:59 0
「よし、じゃあ決定!」
女子の一人が大声で叫ぶ。
誰もいない、地下鉄のホームに響く女子の声。
女子3人は自動販売機のほうでわいわい騒いでる。
ヒロミはベンチに横たわっている。
影薄男は自分の右手と左手でエンドレスじゃんけんをして遊んでいる。
そんな班員を見て俺は「悪くないな」と少しカッコつけて言った。厨二乙。
するとヒロミがガバッと起き上がり
「なんか言った?」と俺に聞く。
俺は慌てて「いや、何も」と言った。
運良くヒロミには聞かれてなかったらしく、ヒロミは「ふぅん」と言ってまた横になった。
370:ジョジョ覇王 ◆.GOJOJO5Vo
09/12/22 23:36:48 0
そういえばヒロミって今何やってんだろうな
371:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/22 23:37:02 0
電車が来た。
どうやらこの電車に乗ってる生徒は1班だけじゃなかったようだ。
いくつもの班の人が俺たちの次の電車に乗ってきた。
トビラが開き、同級生達が騒ぎながらホームへ降りてくる。
女子が寝ているヒロミに飛び掛り、起こしに掛かる。
ヒロミはまだ気分悪そうにしてたが嫌々立ち上がった。
電車から降りてきた生徒達の中には
地図を広げ、目的地への行き方を調べている人もいれば
のんきにジュースを買ってる人もいる。
そんな人達を眺めていたとき
ヒロミから「行くぞー」と声がかかったので振り向いてみると
階段の手前にヒロミがいて
その少し手前には
宮崎がいた。
372:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/22 23:42:12 0
>>370どっかで生きてると思います。
俺はきっと情けない顔をしていたと思う。
すごく驚いていたし。
宮崎は俺に気付いてくれた。
俺を見ながら少し微笑んでくれた。
俺も微笑み返した。
ヒロミが「どうした?」と聞いてきたので
「先にいってて。ちょっとジュース買ってくる」と言ってヒロミを先に行かせようとしたが
「なんだ。俺も買うわ」といってヒロミも一緒に自動販売機に来てしまった。
結局、俺は買いたくもない水をペットボトル一本買うハメになった。
ヒロミが何を買おうか迷っている間に、宮崎は階段を上って行ってしまった。
せっかくのチャンスを失ってしまった。
これからもう会えなかったらどうしようと思うと切なくなった。
それからしばらく元気が出なかった。
373:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/22 23:45:39 0
浅草といえば雷門。
初めてみたソレは予想以上に大きく、みんな圧倒されていた。
班員全員で記念写真を撮り、門をくぐって仲店をまわる。
女子達は店を一店一店まわって
品物を手に取り、はしゃぎ、写真を撮ったりしているので
時間がかかるったりゃありゃしない。
一番向こうに行くまでに日が暮れてしまうんじゃないか、と思うくらいだった。
影薄男は途中で買ったひょっとこのお面を顔に装備し
ヒロミはずっとゲームをいじりながら
なんとか一番奥までたどり着くことができた。
賽銭を投げ入れ、お願い事をし
引き返そうという時に影薄男が言った。
「あそこ、行きたい」
374:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/22 23:49:03 0
「あそこ、行きたい」
そう言いながら影薄男が指を指したのは
巻き上がる煙を自分の顔や体に擦り付け、健康を祈るアレだった。
アレ。名前がわからない・・・。
女子も賛成し、俺たちは煙の出るそこに向かった。
みんなでわーわーいいながら煙を手で自分の方に手繰り寄せる。
ヒロミがすごい勢いで煙を仰いでいたので、俺も負けじと煙を操った。
最終的には俺とヒロミがお互いに煙を掛け合う形になっていた。
周囲の人はだいぶ迷惑だっただろう。
すると俺の後ろで咳き込んでいる女の子がいた。
あー煙かったかな?と思い、謝ろうと後ろを向くと
そこにいたのは宮崎だった。
宮崎は「けむいよー」と言いながら俺の背中をぱんぱん叩く。
俺が調子に乗って「ごめんね。可愛いよ。」と言うと
宮崎は下を向いて「可愛くないもん」と小さい声で反論した。
375:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/22 23:51:27 0
俺が「何々?聞こえなーい」と言うと
宮崎が顔を上げて何か言おうとしたので
俺は煙を思いっきり宮崎の顔にかけてやった。
「うっ!」と言いながら顔を手で覆う宮崎を見てちょっとかわいそうになり
「ごめんね」と謝ると、すぐに「いいよ。」と言ってきた。なんて出来た子なんだ。
宮崎はもう少し煙と戯れたいとのことだったので
俺は宮崎と別れ、ヒロミ達班員を引き連れ、雷門に引き返した。
俺が宮崎にハイチュウを渡し忘れたことに気が付いたのは
雷門に着いてからのことだった。
376:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/22 23:53:07 0
今日の更新分はここまでです。
ペース早めろチキン野郎!というような要望がない限りは
このペースでやっていきたいと思います。
次回更新→12月24日 23時頃
377:夢見る名無しさん
09/12/22 23:56:42 0
おつー!
378:夢見る名無しさん
09/12/23 00:07:38 0
乙!次回も待ってる!!
379:夢見る名無しさん
09/12/23 00:24:09 O
ペース早めろチキン野郎!
380:夢見る名無しさん
09/12/23 01:00:48 O
やっと追い付いた!!
続きは明日かぁ(TωT)
381:夢見る名無しさん
09/12/23 03:45:31 0
更新乙です。
次回更新も楽しみに待ってますー
382:夢見る名無しさん
09/12/24 00:29:31 O
七男~??
383:夢見る名無しさん
09/12/24 00:41:26 O
24日の23時ってことは七男も独り身か・・と言ってる俺は受験組
384:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/24 22:11:04 0
>>378>>381ありがとうございます><
>>379あ・・・あんた一人のためだけには動かないんだからね!2,3人同じ意見の人がいたらペース早めるけど・・・
>>380今日ですぞ!
>>382はい!なんでしょう!
>>383うっさい勉強しろちくしょう・・・
もう少しお待ちを
385:夢見る名無しさん
09/12/24 23:04:31 O
щ(・ω・`щ) 七男カモォォンス
386:夢見る名無しさん
09/12/24 23:16:44 0
ペース早めろイケメン野郎
387:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/24 23:23:34 0
>>385やぁ。少し遅れてしまいました。ごめんなさい。
>>386イケ・・・メン・・・だと・・・?惑わされないぞ!あと1人同じ意見の人がいたら、の話だ
-更新再開します-
俺たちの班は順調に雷門に着く。
今回の日帰り浅草旅行は
実は2部構成となっていて
午前・午後を使い、クラス毎に浅草雷門と上野動物園を回るというものになっている。
1学年6組あるうちの学校では
1~3組が午前中に浅草、午後に上野。
4~6組が午後に上野、午前中に浅草という順でまわるようになっている。
俺は前半浅草組。もちろん宮崎も。
雷門に戻ってきてすぐ、女子が
「じゃあ上野駅に向かおー!」
と言い出したので、俺は咄嗟に
「もうちょっとここで休まない?」と言ってしまった。
女子はほんの数秒カタまって
「よし、上野行こー!」と言って歩き出してしまった。
俺はため息をつきながら仕方なく女子の後について行った。
388:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/24 23:25:07 0
俺が本気で休憩をとりたいと思ってるとでも思ったのか
影薄男がいらぬ心配をしてきた。
影「疲れた?」
俺「いや大丈夫。」
影「アメあるけど食べる?」
俺「いや大丈夫。」
影「そういえばあんぱんもあるよ」
俺「いや大丈夫。」
ヒロミ「七男冷たいなー」
俺「しぇいこらっ!」
こんな俺らのやりとりをみて女子達がクスクス笑ってた。悪い気はしない。
浅草駅に着き、女子達が確認する。
女「ヒロミー、1番線でいいんだよね?」
ヒロミ「うんうん。こっから電車一本で行けっからね」
女「もうゲームやんなよ!www」
ヒロミが「うるせぇ!」とか言いながらニヤニヤしてるのを見てて
俺はイライラしてた。リア充氏ね☆
ヒロミがあまりにも自信満々に「ここだ!」と言ってたので
俺は安心して何も確認せずに電車を待っていた。
389:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/24 23:29:21 0
浅草駅のホームで待っているとすぐに電車が来た。
ここは本数が多くて便利である。
ホームに着いてから電車が到着した今まで
どうも他の班が見当たらない。
女「他の班いないねー。先に行ったのかな?まだ来てないのかな?」
時間的に少し俺たちは早かった。
が、1クラス6班、3クラスで18班もあるので
どの班とも遭遇しないというのはおかしすぎる。
しかし女子達は早く動物園に行きたかったのか、そそくさと電車に乗ってしまう。
ヒロミも影薄男もノリノリだったので俺も止めることなく一緒に電車に乗った。
それが間違いだった。
浅草を出発し、初めに着いた駅。
蔵前・・・?
おかしい。
上野方面なら、一番初めに「田原町」という駅に着くはず。
俺「ねぇ、これ何線?」
390:夢見る名無しさん
09/12/24 23:34:40 0
ヒロミ「旅行のしおりには1番線に乗れば行けるって書いてあるから大丈夫だよ」
俺「そうじゃなくって!」
ヒロミ「だってこれ東京メトロでしょ?」
こいつは東京メトロという路線が一本しか無いと思ってるんだな。
旅行前日に下調べをしておいてよかった。
俺「上野に行くには、確か銀座線とかいうのに乗らなきゃいけないはずなんだけど・・・」
ヒロミ「あぁ、これ浅草線って書いてあるね。でもそんな変わんないよ!」
俺「変わるわ!」
というわけでそのまま浅草線に乗って人形町駅まで行って、そこから日比谷線で上野に行きました。
女「てか、よくわかったね!地図係、七男のほうがいいんじゃない?」
ヒロミ「そうだなー。班長兼地図係な、七男。」
女子が余計なことを言ったせいでなぜか俺が地図係を任されてしまった。
女子のいる前で「嫌だ!」とか駄々こねたくなかったのであっさり受け入れた。
俺「とりあえず時間に余裕はあったし、動物園行こ・・・」
浅草から上野まで、5分もあれば行けたところを
俺達は20分以上かかってしまい、大幅なロスとなった。
この間に宮崎たちの班が電車に乗り、先に動物園に行ってしまったという可能性も考えられるので
俺はまたテンションがガタ落ちした。
391:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/24 23:35:25 0
いつまでも悔やんでいても仕方ないので、先に行ってしまったであろう宮崎を探すためにも
早歩きで園内をまわるつもりだった。
動物園の入口に着く。
入場券を買おうとしている影薄男を必死に止めているヒロミをよそに
女子達がわいわい走って入場口に行く。
今回は特別なので
入場口の係員に「●●中です」と言って生徒手帳を見せれば、そのまま通してもらえる。
俺も女子を追い入場する。
影薄男とヒロミも遅れて入ってきた。
あれだけ威勢よく園内に突進していった女子だが
動物園に入った瞬間
「あ、ごめーんちょっとトイレ」
と言って3人揃ってトイレに行きやがった。
ヒロミが「あ、俺も~」とか言いながら女子トイレに入ろうとして
女子に引っぱたかれてニヤニヤしてる様子を見ると
これまたうらやましく思う。
あんなふうに女の子に引っぱたかれたい。
392:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/24 23:40:28 0
女子って男子に比べてトイレが近いというかガマンができないというか
まぁ生理現象だし仕方ないんだけど。
そしてなにより時間が長い。
入ってから出てくるまでの時間がとてつもなく長い。
あとで女子にそのことについて聞くと
「女子は男子と違って脱ぐのが面倒だったり・・・、色々あんの!」と
顔を真っ赤にして言ってたので、何か言えない女の子の事情でもあるのかなと当時の俺は解釈してた。
あまりの女子のトイレの長さにイライラを募らせてたが
そんなイライラもすっ飛ぶようなものを見てしまった。
次々と入口から入園してくる学生達の中に
宮崎を見つけた。
ちょうど腹が減ってきたお昼時の出来事だった。
393:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/24 23:42:48 0
なぜか>>390だけ名無しになってますが、私です。七男の投稿です。
今日の投稿分はここまでです。
いつも見てくださってる方のレスに励まされてます。本当にありがとうございます・・・。
過去を思い出しながら、なるべくリアルに綴る。やっていて楽しいです。
次回更新→12月26日23時頃
それではおやすみなさい><
394:夢見る名無しさん
09/12/25 00:02:43 O
おつかれ~
楽しみに待ってます!
395:夢見る名無しさん
09/12/25 00:19:22 0
乙!楽しみにしてるよ!
396:夢見る名無しさん
09/12/25 01:06:48 O
お疲れさん!
たのしみ
397:夢見る名無しさん
09/12/25 04:30:31 0
更新乙です!
焦らず七男のペースでいいですよー。
398:夢見る名無しさん
09/12/26 23:27:23 0
さて
399:夢見る名無しさん
09/12/26 23:36:22 0
まだか?
400:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/26 23:39:21 0
>>394>>395>396>>397>>398少し遅くなってしまいました。まぁ23時台ということで多めに見てやってください。
更新再開します。
-------------------------------
まだ宮崎はこちらに気付いてない。
俺の班員はみんな早く動物を見に行きたいようで
園内マップも見ずにただ真っ直ぐ走る。
俺は影薄男を引き止め「5人で先に行ってて。俺はあとから行くよ」と言っておいた。
影薄男は鼻息を荒くしながら「うん!」とうなずき、走っていってしまった。
これで俺は班員と別れ、独り。
自由である。
入場口近くのトイレのかげに隠れ、宮崎達の班を観察する。
宮崎がほんの少しだけ 10mだけでも班員と離れてくれれば
そのときに駆け寄って話すことができる。
だけど今のままじゃ、宮崎の周りの班員が邪魔でそばに寄れない。
宮崎とその班員達は男女ともに仲が良いようで
常に宮崎は女子とも男子とも楽しそうに話してる。
笑った口からのぞく八重歯が可愛いんだけど、それさえもこちらからだと確認できない。
でも笑ってると思われる宮崎を見てるだけで幸せだった。
401:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/26 23:43:17 0
>>399お待たせしました;ω;
-----------------------------
トイレの横で真昼間に中学生がコソコソしてるのだから
ただの不審者にしか見えないだろうけど
そんなのどうでもよかった。俺には宮崎しか見えてない。
たまに宮崎がこちらを向いたりするので
バレないように身を隠すのが大変だった。
宮崎たちの班が割りと遠くに行ってしまったので
俺も距離を保ちつつ、じりじりとストーキング。一歩間違えれば犯罪。
すると宮崎たちの班が何もないところで止まった。
どうやらマップを広げて次にいく場所を決めているようだった。
みんなで相談しているときも宮崎はニコニコしてて幸せそうだった。
そんな宮崎のキャラが、男子達から人気のある理由なんだろうが
それが俺にとっては良くもあり悪くもあった。
宮崎の班が女子と男子3人ずつに別れた。
どうやらここからは男子と女子が別行動をする、という結論になったらしい。
宮崎の周りにいる人間が減ったのでちょっと嬉しかったが
やはり女子だけになるとテンションが一段と上がるらしく
すごい勢いで動物園の奥のほうに走っていった。
402:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/26 23:47:31 0
俺も距離を置きながら走って追っていったが
いくらなんでもリュックを背負った学ランの子供が一人で動物園を走ってたら
一般のお客さんにもだが、なにより同級生に怪しまれるだろう。
しかしそんなの問題ではなかった。
意外と彼女達は早く、怪しまれないようにこちらもちょいちょい止まりながら追っていたので
見失わないか心配だった。
彼女達の足が止まる。
「あつーい」といいながら、まわりに合わせて短くしたスカートをぱさぱさとやる宮崎を見てちょっと興奮した。
かなり走っただろう。俺自身も疲れていた。
どうやら彼女達の目的地はここ。着いたようだ。
ここは上野動物園のだいぶ奥(だったハズ・・・)の
実際にウサギなどにエサをあげられるコーナーだ。
女子が嬉しそうに中に入っていくのをみて俺も急いで後を追った。
中は意外と広いようだ。
たくさんのお客さんが来ている。動物もウサギだけじゃない。これは楽しめそうだ。
俺は宮崎と二人っきりになれた時になんの話をしようか、など繰り返し脳内シュミレーションしてた。
俺も続けて入り口からはいろうとしたとき
中から走ってこちらに向かってくる女子がいた。
こちらに近づいてくるにつれ、はっきり見えてくる彼女が
宮崎だとわかるまでに時間はかからなかった。
403:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/26 23:52:17 0
宮「あっ、七男くん!」
俺「お・・・おう・・・」
宮崎が息を切らせながら走ってくる。
この勢いで俺に抱きついてくれるかな?とよからぬことを考えてしまったが
案の定宮崎は俺の手前で止まり大きく息をしてる
はぁ・・・はぁ・・・と言いながら呼吸をしてるのでちょっとエロかった。
俺「どうしたの?今入ったばかりなのに」
宮「え?なんで知ってるの?」
ここでどっしゃり冷や汗をかく俺。
あー、えーっとー、とか言いながら必死に言い訳を探してる俺
すんごくダサかったと思う。
宮「七男くんが ずっとついてきてるの 知ってたんだよー」
俺「え?」
宮「動物園入ったときからだよねー確か」
顔真っ赤になった。
もう宮崎になんていったらいいのかわからなくなった。
宮「あ、そうそう。でね、うちここの匂いだめなんだー」
404:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/26 23:54:54 0
宮「あ、そうそう。でね、うちここの匂いだめなんだー」
俺「ここの匂いって 動物の匂い?」
宮「そうなんだけど・・・動物ごとに匂いあるじゃん?」
俺「うん」
宮「このコーナーみたいな、うさぎとかヤギの匂いがダメなんだ。」
俺「そうだったんだ」
宮「牛さんとかなら大丈夫なんだけど・・・」
牛さん・・・だと・・・?
可愛いなおい。
立ち話もなんだから、と言って近くのベンチに座ろうと提案する俺。
しかし宮崎は「だめ!」といって近くのお土産やさんの裏に俺を引っ張っていき、
そこのちょっとした段差に腰掛けるように言った。
宮崎「ここなら誰もこないから」
---------------------------------------
今日の更新分はここまでです。
こんなものにお付き合いいただいてる皆さんにほんと感謝します。
書き込みはしませんが、予告日以外の日もちょこちょここのスレ見てるので
何かメッセージ等ありましたらいつでも受けてますし、答えられます。
では、おやすみなさい。
次回更新→12月28日(月) 23時頃
405:夢見る名無しさん
09/12/27 00:12:47 0
wktkがとまらん!
406:夢見る名無しさん
09/12/27 00:13:36 0
乙!次待ってる!
407:夢見る名無しさん
09/12/27 00:15:05 0
次期待
408:夢見る名無しさん
09/12/27 00:18:04 O
いつもいいとこで終わるなぁ~
409:夢見る名無しさん
09/12/27 00:25:49 0
またいいところでw
次回まってますー
乙です!
410:夢見る名無しさん
09/12/27 08:42:22 O
おいチキン!!!!www
続きが気になって気になってしょーがねぇだろ!!
411:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/27 12:13:14 0
>>410
以前苦情があって以来、なるべく続きが気にならないところで区切るようにはしてるのですが・・・
申し訳ないです・・・。
でも変なところで区切ると今度は「ここで終わり?」とか言われちゃいそうで('A`;)
ちなみに1日の更新で約100行づつ更新してます。
412:夢見る名無しさん
09/12/28 00:57:37 O
つか、いちいちうるせぇよ!
づつきくらわせるぞ?
キモオタめ。七男もさぁ
まぁそんなに気を遣うなよwwwww
ってか誰もよんでねぇしwwww
ルーラ
ぜんぜん面白くねぇしなwwww
413:夢見る名無しさん
09/12/28 23:19:48 0
俺は読んでる
414:夢見る名無しさん
09/12/28 23:44:06 0
縦読み、ずれてるぞー
415:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/29 00:17:13 0
>>412最初縦読みに気付かずビビッてしもうた。
>>413ありがとうございます・・・
>>414アナタノオカゲデタテヨミトキヅキマシタ
もう少し 時間ください><すいません
416:夢見る名無しさん
09/12/29 00:37:39 0
ではwktkしながら少し待ってます
417:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/29 01:24:07 0
>>416遅くなってしまってすいません。
お待ちしてくださってる皆さんには申し訳ないです。では投稿再開します。
----------------------------------
宮崎がその段に腰を下ろす。
それはほんの20cmほどの高さしかなく
座ってみるとまるで体操座りのような感じになる。
俺がもじもじしてると
可愛く足を折りたたんで座っている宮崎が
自分の横の空いてるスペースを手でぽんぽんと叩き
「早く早く!」と急かした。
きっと宮崎に対してはなんの効果もないだろうけど
クールキャラを装って静かに隣に座った。
座ったときは二人の距離はかなり離れていたが
俺は勇気を振り絞って宮崎にくっつくほど近くまで寄った。
宮「うわぁっ!」
俺「なに?」
宮「近い・・・です・・・。」
俺「離れてほしい?」
宮「・・・大丈夫。」
うほあ。
まさかの一発OKでした。
418:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/29 01:26:09 0
まさかの一発OKでした。
拒否されるかと思っていたのに。
すごくイイ匂いがする。
この宮崎の、今まで嗅いだことのない、ふわふわした匂いが好きだ。
しばらく沈黙が続いた。
何か話さなければ、と思い話題を探ってると
ハイチュウのことを思い出した。
俺「ねぇ」
宮「なーに」
俺「俺ハイチュウ持ってきたんだ。宮崎好きだよね?食べる?」
宮「何味?」
俺「確かイチゴとグレープと・・・」
俺はバックの中をあさりながらありったけのハイチュウを自分のヒザの上に出す。
宮「うわーいっぱい買ったんだね」
宮崎がニコニコしてくれたのでつられて俺もニヤニヤしてしまった。
419:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/29 01:41:03 0
宮「確か500円までだよね?w」
俺「しーらない☆」
この時だけは俺は宮崎の彼氏気取り。サーセン。
俺「どれ食べるー?」
宮崎「あのねぇー」
宮崎がすっごい甘えたような口調でニコニコしながらこう言った。
宮「うちもハイチュウたーっくさん持ってきたのー」
俺「え?」
宮崎自身がハイチュウを持ってくるだなんて考えもしなかった。
だけどハイチュウが大好きな宮崎がハイチュウを持ってきても不思議ではない。
俺は少々バカだった。たとえ超バカでも少々バカってことにしておいてくれ。
宮崎「ごめんねー。ほら、みんな持ってる。ww」
俺「ほんとだ・・・なんかごめん・・・」
宮「いいのいいのw。 じゃあこれ、食べさせてあげるぅー」
俺「あ、その味なら俺も持ってるし、いいよ」
宮「そーじゃなくてー あーんして」
俺のちんこの角度が10度ばかし上がった。
新婚の夫婦ですか。もう俺は有頂天だった。
420:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/29 01:44:09 0
俺「宮崎が食べさせてくれるの?」
宮「そういったじゃーん。」
俺「ほんとに?」
宮崎は「もっちろーん」と言って鼻歌を歌いながらハイチュウの包みを開ける。
裸になったハイチュウを、唇に触れないようにそっと自分の歯で挟む宮崎。
え?まさか今あなたが甘噛みしてるそのハイチュウをボクにくれるんですか?
宮崎は空いた両手で丁寧にハイチュウの包み紙を小さく折ってカバンのポケットにしまう。
こういう几帳面というか、ポイ捨てしたりしないマナーの良さとかも宮崎の魅力の一つだと思う。
包み紙をしまい終えた宮崎が歯ではさんでいたハイチュウをつまむ。
宮「あー。軽く噛んだつもりだったのに・・・。歯型ついちゃった。・・・これでもいい?」
俺「うん。」
どうも宮崎さん。大歓迎です。
宮「ほら、歯で噛んでただけだし、舌にも唇にもついてないからw」
俺「むしろ舌と唇についててくれたほうが嬉しいです。」
宮「なんか言った?」
俺「いえ別に。」
宮「そっか。はい、あーん」
俺「 (くぱぁ) 」
俺は宮崎の指を噛んでしまわないよう、慎重に上下の歯でハイチュウをキャッチした。
421:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/29 01:46:04 0
宮崎がハイチュウからそっと手を離す。
俺がハイチュウを口に含み、もぐもぐしてるのをみて
宮崎は「よくできましたー」といってニコニコしてくる。
可愛すぎて抱きしめたくなった。誰もいないし大丈夫じゃね?まぁでも抑えたよ。
俺「ねぇ。」
宮「ん?」
俺「これって間接キスになるの?」
宮「なってたらどうするの?」
ニコニコしながら聞いてくる。なんですかその質問。どう答えればいいんですか。
俺「いや・・・嬉しいっていうか・・・」
宮「え!?」
なんか宮崎がマジでびっくりしてたのでさすがに引かれたかなーと思ったら
「なんだぁ。良かったぁ」と、宮崎。
続けて宮崎が言う。
「じゃあ 今度は七男がうちに食べさせてー」
---------------------------------------------------
今日はここまでです・・・。更新頻度を早くしたせいで一回の更新量が少なくなってしまってますが
できるかぎり量も増やしたいと思ってます。それではお休みなさい。
次回更新→年内に、あと一回!
422:夢見る名無しさん
09/12/29 01:49:23 0
乙!次もwktkっすw
423:夢見る名無しさん
09/12/29 01:50:46 0
おつ!
なんか勃ってきたwww
424:夢見る名無しさん
09/12/29 14:35:14 O
だから!!
七男!!続きが気になる!!
でも七男のペースでいいよ。
でも気になるっ!!
でも七男には七男のペースってもんが…!!
でも…
でもでも…
でもデモDEMO………
あ~
ジレンマ。
いつも楽しみにしてるよ!!
425:夢見る名無しさん
09/12/29 21:06:27 0
更新は明日それとも明後日どっち?
できれば教えてほしかったりする
426:七男 ◆RaOe7CTARw
09/12/29 22:16:13 0
>>424のんびり待ってやって下さい・・・。
>>425
31日の夜に更新予定でしたが
23時頃になると年越しということもありかなりサーバー混みそうで
うまくカキコできないかもです・・・。
なにがともあれ
31日の23時かそれよりちょっと早いくらいを予定してます☆
427:夢見る名無しさん
09/12/31 22:47:39 0
今夜だな・・・
428:夢見る名無しさん
10/01/01 00:36:10 0
・・・。
429:夢見る名無しさん
10/01/01 02:59:57 0
・・・・・。
430:夢見る名無しさん
10/01/01 03:02:33 0
・・・・・・・。
431:夢見る名無しさん
10/01/01 03:11:27 0
まぁ・・・なんだ・・・
432:夢見る名無しさん
10/01/01 06:39:16 O
えっ!!!!
まだ書いてないの?
433:夢見る名無しさん
10/01/01 11:29:28 O
これからは予告無しで気まぐれで書けば?
そしたらみんな期待しないで待つよ。
434:夢見る名無しさん
10/01/06 17:19:38 0
飽きたw
435:夢見る名無しさん
10/01/07 03:35:44 O
同意w
436:夢見る名無しさん
10/01/07 03:43:27 0
規制だろ?
待ってやれよ
437:夢見る名無しさん
10/01/07 23:49:19 0
俺は、待ってるぜよ。
438:七男 ◆RaOe7CTARw
10/01/08 23:05:32 0
お久しぶりです。>>436さんの言うとおり、一時的に規制を食らっていましたが
期限を破ったことの言い訳にはなりません。年始が忙しかったので書き込むヒマがありませんでいした。
もう見てくれてる人はいないし、いいかな?と思いましたが>>437さんのような方が一人でもいるのであれば
自分で始めたことは最後まで責任持って完結させるつもりです。
今日からまた更新していきます。
今日まで見てくださっている方
本当にありがとうございます。
439:夢見る名無しさん
10/01/08 23:19:37 O
再開ktkr
楽しみにまってる!
440:七男 ◆RaOe7CTARw
10/01/08 23:24:40 0
俺「食べさせるって・・・?」
宮「あーん、ってしてよぉ」
俺「俺が?」
宮「うん。」
最初、その辺に友達が隠れてて、俺にドッキリでもしかけているのかと思った。
いろんな考えを巡らせ、疑ってばかりいたが、宮崎の「ねぇ!」という声で我に返った。
俺「え?」
宮「はいちゅう食べたいんだけど。」
見詰め合う俺たち。こんなとこ知り合いに見られたらたまったもんじゃない。
一番たまったもんじゃないのは宮崎だろうけど。
とりあえず俺は急いでハイチュウを一粒取り出し銀紙を剥ぐ。
何味がいいですか?と気を利かせて聞くことも出来ず必死に。
しっかし銀紙を剥いだと思ったのに、カケラがハイチュウにくっついてて
だけど爪の短い俺は思うようにそれがとれずあたふたしてしまった。
非常に格好悪い。
宮崎が「もう。」と言いながらほっぺたを膨らまして俺からハイチュウを奪い取る。
441:七男 ◆RaOe7CTARw
10/01/08 23:30:23 0
今まで気にしてなかった宮崎の長すぎず、キレイな爪が一瞬で銀紙のカケラを取り払う。
そんな小さな紙でさえも、宮崎は手にとって数秒ボーっと見つめた後
サッとバッグのポケットにしまった。
宮「はい。」
俺「あ・・・。」
すっげぇダセェ自分。
ハイチュウを渡され、固まってる俺。
宮崎が、口を閉じた状態だと常に出来ている可愛いえくぼのあたりを人差し指で指し、
トントンと軽く叩いて、俺の手元のハイチュウを口のほうに促す。
俺はそーっと宮崎の口元に自分の手を持っていく。
宮崎が少し笑いながら目を閉じ、口を控えめに開く。
宮崎の歯はとても綺麗で整っている。
俺は宮崎が目を瞑っていることをいい事に
宮崎の口内を覗き込む。
向かって右奥にある小さな八重歯
こんなに近くで見るのは初めてだったので、つい見入ってしまった。
唇もすっごい綺麗だ・・・ぷるんぷるんしよる・・・とか考えていると
なにやら天の声が。
天「あなたは何をしてるんですか。」
442:七男 ◆RaOe7CTARw
10/01/08 23:33:52 0
【間が空いて、*マーク以降より書き方が少し変わってます。どちらのほうが読みやすいでしょうか・・・】
その声は宮崎にそっくりだった。
俺「私は」
天「 あ な た は 何 を し て る ん で す か 。 」
その声は宮崎だった。
俺「すいません。」
宮「はやくたべたいー」
*
急かす宮崎をエスコートせねば、と俺は声をかけた。
「じゃあ口を開いて。」
宮崎は目を瞑ることなく、ただ口をまた控えめに開いた。
「はい、あーん」
「あーん」
俺の時と同様、宮崎は俺に気を使ってくれてるのか唇が俺の指につかないように
歯でハイチュウをキャッチした。俺はハイチュウからそっと手を離す。
「ふふっ、形が変わっちゃってるよぉ」
宮崎にそんなことを言われたので俺は照れた。
きっと緊張してたのですこし潰してしまったのだろう。
でも俺は宮崎にハイチュウをこんなカタチで食べさせることができて嬉しかった。
クラスの、いや学年のアイドルと言っても過言ではない宮崎と二人きりで話せるなんて。
443:七男 ◆RaOe7CTARw
10/01/08 23:40:03 0
男女分け隔てなく仲良くする宮崎の社交性故、男子が「俺のことを好きなんじゃないか」と
勘違いさせてしまうのも珍しいことではなく
その男子の中には俺も含まれていた。
だけど今、改めて自信がついた。
俺はこの学年の男子の中では一番宮崎と仲がいいだろう。
「七男くんがモタモタしてるから遅くなっちゃったじゃーん!」
「えっ?」
自分なりにおしゃれをしたが空回りしただけで終わった赤い腕時計を見ると
俺たちが二人きりになってからもう30分が経とうとしていた。
「じゃあそろそろ行こ?」
「あ、あぁ・・・そうだな」
もうすぐ別れる、ということになってから
なぜか名残惜しくなって、つい無茶なことをしてしまうのは
俺の子供の頃からの悪いクセで今も残っている。
「なぁ宮崎」
「なに?」
「俺もっと宮崎と仲良くなりたいんだ。」
444:七男 ◆RaOe7CTARw
10/01/08 23:42:40 0
この言葉を笑顔で言うべきか、真剣な顔でしっかり言うべきか迷ったが
俺は真剣に言った。
「もっと仲良くなりたいんだ。」
「ちょっと待って。」
「え?」
「七男くんにとって うちはなんなの?」
宮崎から投げかけられた意外な質問。
答えに詰まっていると宮崎が続けた。
「うちは七男くんのこと親友だと思ってた。迷惑だったらごめんね。
だから七男くんがもっと仲良くなりたい、なんて言ってくるから・・・親友以上に仲の良い友達ってわかんないし・・・」
俺は呆気にとられていた。口を半開きにして。
「もう!そんな顔しないでよ!恥ずかしいじゃん!」
「俺も宮崎のこと親友だと思ってるよ」
「・・・ほんとに?」
思い返せば、今まで女子と「親友」という仲まで発展したことがないので
あまり宮崎が親友ということに実感がわかなかった。
だからもしかしたら俺の言葉は嘘かもしれない。微塵にも親友だなんて思ってないのかもしれない。
親友の定義さえわからない。だけど俺は宮崎にそういった。