09/10/29 23:05:57 0
長年政権与党にいた自民党が制度疲労を起こしていたのは確かだ。
今の情けない姿を見れば重傷だったのがわかる。
ただ政治の空白、不安定な政局を仕掛けたのは小沢だよね。
小沢は何でも反対路線で、国会をストップさせる事ばかりやってた。
それというのも前原・岡田の対案路線が木っ端微塵・完膚無きまで叩きつぶされたからで、
だから若いモンは駄目だ、と言うことで小沢が出てきて民主党を乗っ取ったからだけど。
そして、何でも反対路線で国会が動かないことに不満を高めた国民の批判が
民主党にも向かい、何でも反対路線を続ける事が出来なくなった。
そのタイミングで与党に食い込もうと福田との大連立構想を持ちかけたのも小沢だった。
まあそれは失敗に終わるが、ここで執行部が小沢を切れなかった事が
現在の民主党で小沢院政と言われる強権を獲得するきっかけになった。
とにかく小沢は国民の不満を高め、政権交代をネガティブなエネルギーによって成し遂げた。
小沢は政治を不安定にして政局を作る能力がある。
これを政治手腕として評価する人間も多いだろうが、
そうやって出来る新政権は何でも反対だけで集結した奇形的な政権だ。
現に今の連立政権は自らが抱えた矛盾で身動きとれなくなっている。
つまりこういった小沢流の足引っ張り型の二大政党制では、一番被害を被るのは国民だ。
対案型の二大政党制の芽を潰した小沢は日本の政治の未来に大きな汚点を残したね。