10/07/21 19:40:23 csTc9EEa0
「てゆーかまい今日の下着カワイイね。ガーターと合ってるよ、超可愛い。」
「うん、カワイイ！」
ん？ 声の方を振り向くと、久々に見るオーナーだった。
「まい痩せたな～。胸もあるしくびれてるし、ほんといい体してるよな～。」
「オーナーに言われた５キロ痩せろ、は忘れてませんよ～。」
「ははは。ありすは太ったね。」
「食べ過ぎちゃいましたあ☆きゃは☆」
オーナーとありすのやり取りを横目に見ながら、たばこ吸いに行かない？というゆかのセリフに頷き、二人でキッチンに行った。
「今日寒いね。」
いつも吸ってるクールに火を付けながら、ゆかが言った。
「ライター、変わったね。」
会話がかみ合ってない事も気にせず、あたしは突っ込んだ。
「ああ。どっかになくしちゃった。気に入ってたのにな、あれ。」
「かずやが持ってたよ。」
一瞬、ゆかの顔がひきつった。
277:作者の都合により名無しです
10/07/21 19:41:16 csTc9EEa0
「いいけどね、別に。私は何も聞かないよ。まあありすがいると言えないからね、今言っただけだし。」
「………。」
「あいつあたしが元風俗なのが嫌なんだって。そんなどうにもならない事言われてもさ…しょうがないよね…。」
言いながら、自分の目から涙がこぼれ落ちるのを感じた。
「まい…。」
慰めようと伸びてきたゆかの手を払いのけ、綺麗にネイルされた指先で自分の涙を拭う。
「ごめん…。大丈夫だから。」
何とも言えない複雑な表情をしているゆかと目を合わせないようにして、私はキッチンを後にした。
278:作者の都合により名無しです
10/07/21 20:52:08 Mve2ZPpo0
ボンビー太の作者って背景のモブキャラまで自ら書いてるみたいだな