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第44話「敵、新たなり」より
ディアナ 「黒歴史の真の意味をワタクシより先に知ったのなら、なぜギンガナム家が動くことを許したのです?」
アグリッパ 「ターンAの働きは、ターンXのデーターが取れたところで判明したものです。ギンガナム家の力がなければ呼び出せませんでした」
キエル 「グエン様、機械人形を使う戦いは究極の破壊しか生みません」
グエン 「戦場での戦いを鎮める事が私の責務です」
キエル 「ここは敵地ですよ」
グエン 「しかしディアナ・ソレル、あなたはお味方だ」
リリ 「グエン様?」
キエル 「何をお考えなのです?」
ディアナ 「月の統治者ディアナ・ソレルが、アグリッパ・メンテナーに命じます。今すぐ外の戦いをやめるよう、ギム・ギンガナムに命じなさい。そして、地球に降りているディアナ・カウンターのあなたの将兵達のスパイ行為もやめさせなさい」
アグリッパ 「それではディアナ・カウンターが解体しますぞ」
ディアナ 「ワタクシと貴公の名をもってディアナ・カウンターを解体すればよい」
アグリッパ 「ふふふふふふ、地球に降りた者達がその命令を聞きましょうか?」
ディアナ 「何?」
アグリッパ 「闘争本能に火のついた者達はそうなります」
グエン 「施政者としての義務を放棄するのですか?」
ディアナ 「いえ、アグリッパ卿の言う事は真実かもしれません」
グエン 「闘争本能と言われましたか」
アグリッパ 「自分はその問題を心配して、三百年前からディアナ様の地球帰還作戦を反対していたのです」
キエル 「三百年も前から?」
ディアナ 「それは、事実でした」
ディアナ・カウンター解体はディアナだけでは出来ない