08/09/01 19:36:35
マリナ「いいですか?「殺す」っていうのはLOVEじゃなくてKILLなんですよ。普通は。」
リリーナ「え?どこがどう違うんですか?」
マリナ「……「殺す」は憎い相手に使う言葉であって、愛情表現には使わないのよ。分かりましたか?」
リリーナ「どんな言葉でも愛があれば必ず伝わります。マリナ姉さんもそう思いますよね?」
マリナ(だ……ダメよマリナ……!今ここで投げ出したら妹の未来は電波一直線よ……!)
「ええっと……私もそう思います。でもね、「殺す」なんて言葉は物騒だから、女の子が使ってはいけないんですよ。」
リリーナ「……そう……ですか……おかしい事なんですね……」
マリナ(ひ……光が見えたわ……!)
シャギア「私達の考えとは違うな。マリナ・イスマイール。」
オルバ「違うよ兄さん。ここではイスマイール姓ではないかもしれないよ。」
マリナ「あ…あなた達……お茶碗を持ってなにしているんですか……」
シャギア「たまには素朴ご飯を食べるのも悪くないと思ってな。それはさておき、「殺す」という言葉についてだな。」
リリーナ「でも…それは女の子らしくないと……」
シャギア「それは違うな。」
マリナ「え…」
シャギア「KILLREという言葉には「素敵なこと」等の意味もある。物騒な意味だけではない」
マリナ「あの……」
オルバ「男女間でのときめく言葉を「殺し文句」ともいうよね。兄さん。」
シャギア「そうだな。オルバよ。その威力は一瞬で砂糖の柱ができるくらいだからな。」
オルバ「まさに殺人的だよね。」
マリナ「その………」
リリーナ「では、「殺す」という言葉は……」
兄弟「「非常に恋愛的だ。積極的に使うべきだ。」」
リリーナ「やっぱりそうなんですね!ありがとうございます!殺しても殺したりないくらいです!」
シャギア「うむ。その意気だ。」
オルバ「これで悩める少女をまた一人救ったね。兄さん。」
シャギア「そうだな。オルバよ。……さて、おかわりをもらおうか、マリナ・イスマイール。」
オルバ「僕には多めで。」
マリナ「…………orz」