09/06/23 20:00:34
シャア:「仮に、日の出連邦がこの漂流アクシズの存在を知ったとしてだ。
普通、わざわざミサイルを撃ったり、壊滅を計ったりはしないだろう」
アムロ:「と言うと?」
シャア:「この漂流アクシズの住民が、わざわざ日の出連邦の出張所に対して攻撃を行った、と言う前例があるかな?
ない。
わざわざ出て行って攻撃をする理由が、われわれには一切ないからだ。」
アムロ:「だが、攻撃は来ているようだな。幸い、アクシズの装甲は十分に厚いようだが」
シャア:「いかにも攻撃は来ている。それは不思議な事だ。
何故、目立たない小惑星の、何もしていない住民を攻撃するのかな?
自分の家の中で何をしていようと、他の家の住民がそれを咎める筋合いはない。
何故、他人の家の中で起きている事にまで首を突っ込むのかな?」
アムロ:「お前、分かってて言ってるだろ?」
シャア:「いかにもな(苦笑)。ある種の人間と言うものは、ほんのわずかでも自分の意見に反するものを見つけたら、
それを叩き潰さずにはいられんのだ。
何故なら、反対者が居ると言う事自体、自分の存在を否定する事と捉えるからだ」
アムロ:「つまり、大声で叫ぶ者ほど、実は怯えていると言う奴かな」
シャア:「臆病な犬ほど良く吠えるものだ」