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アテナ神殿で教皇の前にひざまずいているカルディナーレ
「教皇、あなたが地上の支配者となられた時には……」
「分かっておる。ハーデス様にはお前のこともお話し、私の片腕として働いてもらおう」
「フッ、そうですか。ハーデス様に……」
「だがその前にアテナの亡骸をハーデス様にご覧いただかねばな……うっ！？」
血まみれの産着の中には何もない。
「ば、バカな！アテナは……アテナはどこだーーーっ！？」
バリバリバリと産着を破る教皇。
「フッ、教皇。どうなされた。まさかアテナが亡くなられたとでも思っておいでか」（ピキィィィン）
「な、何ぃ！？貴様は……乙女座のシジマ！！！！」（ドン！）
無傷のシジマが登場
「むぅ～～～っ、私は悪い夢でも見ているのか。貴様は確かに先ほどカルディナーレに倒されたはず……」
「フッ、それこそ悪い夢というもの。おおかたカルディナーレの薔薇の香にでも酔っていたのでしょう」
「で、ではまさか！」
「礼を言うぞ。カルディナーレよ。お前のおかげでアテナを安全な場所までお移し申し上げることが出来た」
「フッ、シジマよ、礼には及ばん。アテナをお守りするのが我ら黄金聖闘士の役目」
「お、おのれ～～～っ！」
「さあ教皇、お覚悟めされよ！」
「我ら黄金聖闘士ふたりを相手どってはいかに貴方といえども勝ち目はあるまい」
「うっ！」（カッ！）
「うぎゃぁぁぁぁぁぁ～～～～っ！」
攻撃を受けて黒焦げになる教皇
「な、なんだ今の攻撃は……シジマ、君か」
「い、いや、これは……」
「フッ。教皇などしょせんは聖闘士ごときの長。アテにするだけ無駄だったな」（ザッ）
「な、なにぃ、貴様は！」
ふたたび白羊宮
「うう……っ、こ、この小宇宙は……」
「ど、どうしたの天馬」
「そうだ。間違いない。この覚えのある小宇宙は確かに……」
神殿の方を見ているシオン
『ガルーダの水鏡！！！』
三巨頭が聖域へ侵攻！いよいよ聖戦の幕が開く！！