10/03/17 15:52:29 U+pS5YNs0
煽り 「四天王の一人、落つ!その背後には・・・!?」
第三百一訓
「若者の務めは老人の死を看とること 老人の務めは若者の生を看とること」
(華蛇の屋敷か賭博場)
平子「ご協力ありがとうございました~
これで四天王の一角は崩れ去った
次郎長一家と華蛇様で かぶき町を牛耳る日も近いですね~」
華蛇「世迷い言を 平子・・・そちは父の天下のためにわしを利用しただけであろうに」
平子「それは華蛇様も一緒でしょ~~~似た者同士、仲良くしましょうよう」
華蛇「・・・フン、まァよい・・・しかし驚いたぞ
まさか次郎長が本当にお登勢を手にかけるとは」
平子「うふふ~~オヤジはやればできる子なんですぅ わかってくれました~~~?」
華蛇「子はそちじゃろう」
平子「おかげ様でオヤジを縛り付けていた頚木(くびき)はキレイさっぱり取れました~
あのババァがオヤジからお花を奪ったんです
あのババァがオヤジから自由を奪っていたんです
これできっとオヤジも・・・」
華蛇「そちを見てくれるようになると?」
平子「・・・・・・」
華蛇「平子、わしには次郎長よりそちが頚木から解放されたがっているようにしか見えぬ
父を奪った女が消えてさぞうれしかろう」
平子「もォ・・・これだから女は嫌なんです~~~くだらない邪推ばかりしてェ
そんな事より西郷の子供の件、お願いしましたよぅ
あの男女 いつ裏切るかわかったものじゃないんで~~~
それじゃあ私はこれで」
華蛇「平子よ 次郎長の目にはそちの姿なぞうつっておらぬぞ
いくら邪魔者を消そうとも いくらその元でつくし天下を取らせようとも
奴の目にうつっているのは・・・」
平子「もォ・・・いい加減にしてくださいよう、華蛇様~~
(怖い顔で)その口止めやがらねーと 花が咲くことになるぞババア」
華蛇(クスッ と笑う)