09/11/15 12:21:47 DcQsLF/y0
ハヤテ「切られちゃいました・・・」
咲夜「なんや じいさんもマジやなあ~」
ハヤテ「あと、この事はお嬢さまたちに口外するなと」
伊澄「それには私も賛成です。
石の事も理事長さんの事も・・・ちょっと私が色々調べてみますので・・・
あまり人に言わない方がいいでしょう。
ですがハヤテさまには、一両日中に決断をしていただきたい。」
ハヤテ「決断?」
伊澄「はい・・・ 石を破壊すれば・・・理事長さんと英霊を分離させ、理事長さんを救う事が
できるでしょう。しかしそうするとナギは三千院の後継者としての資格を失う。
ナギを不幸にしてしまう。石の破壊は・・・ナギとハヤテさまの・・・関係の破壊と同じと
言っていいでしょう・・・ 石を奪われたり渡したりすれば英霊の勝利。ナギは遺産を失い、
理事長さんも恐らく救えないでしょう。
そして最後の選択肢は、どうあれあと数日、何もせず石を守り切る事」
ハヤテ「あと数日・・・?」
伊澄によると、アテネと英霊との融合は加速度的に進んでおり、あと数日たてば、石を壊そうと
分離は不可能になるとのこと。だからといって、アテネが死ぬわけでも悪意を持った世界の敵に
なるわけでもないが、英霊との融合が果たされた後、その力が封じられると、アテネの魂は戻らない
―アテネの過去は失われ、誰にも気づかれず、違う何者かになってしまう、と言う
伊澄「石を守れば、理事長さんを傷つける事になるかもしれませんが・・・
ナギの笑顔を守ることはできます。 ハヤテさま―
ハヤテさまにとって― 一番守りたいものはなんですか?
一番大切な人は・・・誰ですか?
どの道を選ぼうと私は何も言いません。もしかしたら石を壊さず、英霊と理事長さんとを
分離する方法もあるかもしれません、それに関しては今から調べてみます。
他にも選択肢はあるのかもしれません。しかしどの道も選ぶのはハヤテさまです。
だからハヤテさまが決めてください。
明日の夜 結論を聞きます。それまでに・・・どうしたいのかを考えておいてください」
そして なんの考えもまとまらないまま、次に日の朝が来た。
この一日が終われば、翌日は日本へ帰国するだけ。
長かったGWの最後の一日が ―始まる
>>802に少し書き足しておきました