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第249話 究極の選択
力ずくで石を壊そうとする伊澄。しかし咲夜が、スカートめくりならぬ「着物めくり」で制止する
咲夜は、大事な思い出の品かもしれないのだから、まずハヤテに事情を聞くべきだ、と伊澄を諭す
ハヤテに、ナギが遺産を失う事になる等、一連の状況を説明された咲夜は、帝に直接電話を掛けることに
某声優ラジオ番組に愚にもつかない葉書を書いている最中だった帝。ハヤテに電話を替わるよう求める
帝「ル-ルはだいたい把握したな」
ハヤテ「!! ・・・ルール?」
帝「そう。お前が三千院家の執事としてやっていけるかどうかの試験。
誰かを犠牲にしてでも主を守れるか という試験じゃ。
ハヤテ「!!」
帝「言っておくが、遺産相続の条件に もう変更はないぞ。後継者はいくらでもいる。
石をお前が失えば、本当にナギは三千院家の後継者としての資格を失う。
あの屋敷にも住めなくなる。三千院家の所有する、ミコノスや下田の別荘・・・
ヘリも飛行機も自由に使えなくなり、将来手にするであろう、何百兆円という金も、
すべて失う事となる。
それはナギがどれだけがんばろうと もう一生手にする事とができない金じゃ。
今のような法外な生活はもう一生できなくなるじゃろう。
あの 贅沢がしみつき、生まれてずっと金に守られてきたあの娘が、
金のない生活ができると思うか?
そのナギよりもアテネを選びたいならスキにしろ。
遺産をナギが失えば、ナギの執事は続けられなくても、アテネの執事にはなれるじゃろうて。
一億五千万の借金も・・・アテネが肩代わりしてくれることじゃろ?」
ハヤテ「・・・・・・なぜ? なぜ・・・こんな事を・・・?」
帝「・・・・・・なぜ・・・?」
【子供ハヤテに手を差し伸べるサンタの絵】
帝「ワシはサンタになろうとも・・・お前にプレゼントはやらんということじゃ・・・
ではスキな結末を選ぶがいい・・・ ただしこの事はナギやマリアには口外するなよ。
したらその時点で終りじゃ。」
電話は帝によって一方的に切られる