09/09/12 19:37:58 Ol+JLeJD0
プロの漫画家(講談社打ち切り)も認めるバクマン
URLリンク(works.1525.boo.jp)
今更ですがバクマン。
いや、実際これ読んだのって5月の1日で、
買ったのも4月の末日、だいぶ前なんですけど。
面白いです。1~2巻分しか読んでいないので続きは
わからないですが、単行本を買い続けようと思いました。
漫画家漫画が好きです。バクマンも勿論ですが、
今バンチでやってる『少年リーダム』も面白い。
そういえばこれも土台は少年ジャンプの話ですね。
職業として漫画を描く人や、商業誌作家に登り詰める人の
(編集者さんの目線で見るとどう見えるのか分かりませんが)
平均的な現実が再現されている私にとっての三大漫画漫画は
『編集王』『少年リーダム』『バクマン。』です。
ジャンプ系列誌出身の私は、そもそも『バクマン。』の舞台に
なっているあの集英社のビル自体が懐かしいもので、
(私の場合ちょうど一ツ橋から神保町に編集部が移った時期が、
担当さんと受賞に向けて打ち合わせをしていた時期でした。)
ああ、この持込ブースで担当さんとサイコーたちと同じ話を
したなぁ、とか、同じこと担当さんに言われたなぁ、とか、
なんだか自分の卒業アルバムか、卒業文集を読んでいるような
(本当に、よくここまで忠実に再現されているもんだ、と思う)
私にとってはそんな漫画です。
他社の雑誌出身の方にとっては違うのかも知れませんが…。
ジャンプ編集部が入っているあのビルを見上げたときの
気持ちだとか、あとは(当たり前かも知れないんですが)、
見上げた時の角度、景色だとか、ああ同じなんだな皆…と
思って、読みました。
最近でこそ図々しく色んな編集部に御飯をごちそうして
貰うけど、あの頃は勿論何も出なくて、何度かネームを持って
通っているうちに「何飲む?」って言われるようになって、
コーヒーを出して貰えて、そのコーヒー1杯が本当に、
とんでもないものに思えて、なかなか口を付けられなかった。
モーニングの新人賞は担当さんが居ない状態で郵送で出したから
バクマンの状態とは違うんだけど(突然知らない編集さんから
「モーニングの○○と申しますが」って受賞内定の連絡が来る)
ヤングジャンプでは担当さん経由で新人賞に原稿を出したから、
審査終了の頃に絶対担当さんから電話が来るわけで、あの、
着信の画面に担当さんの名前が表示されて、その電話に
出るまでの気持ちだとか、今思えば些細なことでもあの頃
一喜一憂してたっけな、と、在り在りと思い出しました。
今、何の気なしに何十人分にもなった編集者さんの名刺だけど、
当時はそうそう貰う機会なんて無いもので、持ち込みに行った日、
「次はネームから見るから」「名刺いる?」って言われて貰った
初めての担当さんの名刺、ヤングジャンプのロゴが入った名刺が
もう、なんだろう、今では名刺って、お互いにご挨拶しながら
交換するものなんだけど当時はそうじゃなかったから
異世界の、なんだか凄い道具に見えていたような気がする。
私の担当さんは、バクマンに出てくる主人公たちの担当さんとも
通じるところがとてもあって、懐かしさに拍車が掛かりました。
あー…。
初心は忘れないようにしよう。