09/04/03 01:48:35 z/iLYi5z0
月詠「……！！」
羽柴「美しくなったな 見違える程に だが…その魂は 醜くなった 無残な程」
月詠「きっ…貴様…一体…誰じゃ」
銀さんの首に手をかけて身体を持ち上げコンテナに打ち付ける羽柴
銀さん「ぐふっ」
月詠「銀時ィィィ！！」
羽柴「お前さんだろう 月を欠けさせたのは 美しかった俺の月を汚したのは」（銀さんの首絞めながら）
銀さん「かっ」
羽柴「お前さんだろう」
そのままクナイで止めを刺そうとする羽柴だが間一髪で逃れて木刀で応戦する銀さん
羽柴「…成程 その手負いでその身のこなし…流石は鳳仙を倒しただけはあるな」
銀さん「てめーは一体何者だァァ！！」
羽柴「背中を預けられる存在…護るだけではない 護ってくれる存在を初めて得て 捨てたはずの女が己の内に
蘇ったか それとも 惚れたか この男に」
場面変わって日輪や新八たち
晴太「……遅いなァ銀さんと月詠姉 もう帰ってきてもいい頃なのに」
日輪「何か変なことに巻きこまれてなきゃいいけど」
神楽「大丈夫アル 銀ちゃんも一緒ネ」
新八「銀さんが一緒だから心配な事もあるけどね」
日輪「ホントはね 麻薬云々なんかのことより 私はあの娘のことが心配だったのよ」
神楽「月詠（ツッキー）のことアルか」
日輪「フフ そう月詠（ツッキー） あの娘のことそんな風に呼んでくれるのはアナタ達だけね」
神楽「冴えないアルか」
日輪「ううん 素敵よ 私もこれから月詠（ツッキー）って呼ぶわ フフッ あの娘 なんでも一人で背負いこんで
しまうタチだからいつも心配しているのよ 女だてらにずっと私と吉原を護り続けてくれた でもあの娘自分は
何があっても何にも依りかかろうとしないの 人を護ることばかりで自分は誰にも護られようとしない 今回の件に
してもそう 一人で問題を抱えこんで考えこんで 自分の身を省みないで無茶ばっかりしようとして
困ったことがあったらもっと私にも頼って欲しいのに 私がこんな風にふがいないばっかりに…でもあなた達だけは
違うの あなた達の前ではあの子も荷を降ろして立ち止まる 対等に顔をつき合わせ 助けを乞い 助けになる
百華の頭であることを忘れて ただの一人の女の子の顔になる 不思議な人達ねあなた達 どんなに重たいものを
背負っていても どんなにブ厚い壁を作っていようと あなた達を前にするとふとそうしている自分がバカらしく
なってくる」
新八「日輪さん…それほめてんですか けなしてんですか」