09/02/12 22:03:49 cjTCWbJD0
>>847
赤松バクマンの感想も書いてるね。
2月8日
バクマン1巻、ようやく買いました。面白いです。
それはいいとして、今週のバクマンで「○○はアンケート不利」とか名指し
で議論してて笑った。どこの赤松スタジオだそこは。(笑)
一般に、新人さんが集まると、もっと「こういう漫画が描きたい」とかいう
夢のある議論になるもので、主人公たちの精神年齢がすでに30~40才
クラスの成人であることが分かります。
そう言えば、竹熊健太郎氏がブログで、「主人公二人も原作の大場つぐみ
さんと小畑健さんの投影であることは明らか」と(サルマンになぞらえて)
書いていましたが、恐らくそれは違うと思いますよ。
サイコーの思考ルーチンは、一人になるとシュージンのそれと殆ど同一で、
あれはズバリどちらも大場つぐみさん本人でしょう。どうりで2人は気が
合うわけですよ。
つまり、
「真城最高=異常に絵が上手い、パラレルワールドの大場つぐみ氏」で、
「高木秋人=容姿的にも成績的にも、理想的な境遇の大場つぐみ氏」という
ことです。(もちろん川口たろう先生も大場つぐみ氏)
従って、これは原作者の願望充足漫画だというのが私の予想です。
(※願望という言葉が失礼にあたるならスミマセンm(_ _)m)
こういう現象は昔、西村しのぶ氏の「サードガール」で見たことがあります。
子犬のように可愛いヒロイン夜梨子(14)が、イケメンで優しい涼(22)に甘え
たりデートしたりしてもらうのですが、これは作者の、甘えたいとか可愛が
られたいという「少女」的な側面が具現化されたものと言えます。
もう一人のヒロイン美也(22)は、ブティックに勤める美女で、やはり同じ
涼(22)に淑女として扱われ、大人のデートを繰り返して同棲に至ります。
これは作者の「大人の女」的な側面。
しかし、どちらも同じ作者が持っているものなのです。女は、子供っぽい
(甘えたい)面と大人な(姫orレディとして扱われたい)面のどちらも
持っているのでしょう。そして、その思いが二つに割れて、一作品の中に
別キャラとして出てきたというわけです。
話をバクマンに戻すと、普通の漫画ではコンビを「新妻エイジ+高木秋人」
みたいな組み合わせにするのがセオリーなんですが、どちらも大場つぐみ氏
にしてしまったのが、この漫画の画期的な点だと私は思います。