アンチ【範馬刃牙R611】スレat WCOMIC
アンチ【範馬刃牙R611】スレ - 暇つぶし2ch97:名無しさんの次レスにご期待下さい
09/02/07 23:38:02 5ONRQS/N0
バレ

第148話/無何有の郷
静まり返る地下闘技場。
唖然とした顔で、闘場の様子を見ているバキとみっちゃんと烈とペイン。真っ白。
バキの鼻の穴から液体が流れる。と思ったら、固まる。
ピクルが動かない、ジャックも。二人は凍り付いていた。
「あっ! ピクルもジャックも氷になった!!」驚くみっちゃん。
ペイン、震えながら「わしの仮説はあたったようだな・・・」と語り出す。
「人間サイズの生物が、T-REXを圧倒するために必要なパワー、それを換算するとどうなると思う?」とペイン。
「ざっと、ガソリンドラム缶6個分!」と得意げにペイン。「それが一体?」尋ねるみっちゃん。
「エネルギーとは熱、気温が下がるということはつまり、周囲の熱を奪ったということ・・・」
「まさか・・・」バキ、動揺する。
「そう、ピクルとは、周囲のエネルギーを吸収し、自らのパワーとすることが出来るのだ!」怒涛の勢いのペイン。
「そ・・・それでは・・・」何かに感づいた烈。「左様、ピクルはREXを打ち砕くあの一撃と引き替えに、氷の棺に・・・」
「う・・・ううう・・・」烈、あまりの信じられぬ事実に、ただひたすら困惑し、そして打ち震えていた。
「・・・お・・・おおお・・・」最初に行動に起こしたのはみっちゃん。
闘場に飛び降りたみっちゃんは、凍りついたピクルに近づくと、その前に屈みこむ。
「・・・ジャ・・・ジャパニーズ・・・ド・ゲ・ザ!」ペイン、みっちゃんに続き、ピクルの元に駆け寄り、土下座する。
「れ、烈さん・・・」バキ傍らの烈に目を遣る。いない。ハッとするバキ。
既に烈は駆け出していた。そして華麗に飛び上がり、土下座する。
「世界最大の富と、人類最大の叡智、そして中国4000年までもが、白亜紀ファイターに土下座した!」
もうどうしていいかわからないバキもまた、おぼつかない足取りでピクルの膝元に歩み寄ろうとしていた。
「うう・・・」超えたいのに、あのピクルに。抗いたいのに、しかしバキもまたピクルの圧倒的戦力の前に跪こうとしていた。
数日後、どっかのお嬢様学校。
「おーほっほっほ」なんか凄いお嬢様っぽいお嬢様が高笑いしている、周囲には凄い取り巻きの数。
「お姉さま、今日は転入生が来るらしいですわよ・・・」と側近の一人。
「それは気になりますわね、相応しい淑女であるようならこの私の傍に置いてあげてもよろしくてよ、おーほっほ」
校門の前に、セーラー服姿の人影。
「聞くところによりますと、なんでも朱沢財閥の後継者という話で・・・」お嬢様に耳打ちする側近。
校門の前のセーラー服姿の人影の隣に立つ男、なんと栗谷川。その前に男が二人。
「よろしくお願いします、烈・・・先生と、克己先生」丁寧に挨拶する栗谷川。
「ここでの生活は私達が責任をもって面倒見ますよ」と背広を着た烈と克己。
その頃、今日の転校生について盛り上がっているお嬢様軍団の前に貫禄のある男が現れる。
「キミたち、もうすぐ授業開始時間ですよ」現れたのは寂海王。「わかりましたわ、学園長先生」とお嬢様。
聖ジャクリーヌ女学院の華麗なる一日が始まる・・・。

巻末コメント 俺の一押しキャラは第9位だった。(板垣)


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