09/05/10 00:12:46 +1dNXyau0
FLAG51 TOUCH
■中等部の井駒みなみが出会った謎の少年(笑) その正体を探るべく友人に相談しましたが!?
友人の持ってた騎士団名簿に該当はなく、みなみ本人よりも躍起になる友人たち。
証言を元にメールで聞きまわった結果…出てきたのは有名な 最 悪 キ モ 男 。
授業中ゲームばかりやってるとか屋上に住んでてUFO呼んでるとか留年して妹と同じクラスとか
自ら神を名乗り宗教開いてるとか黒魔術で人を殺したとかどこまでが本当かわからない噂だらけ。
そんな変な男でも、みなみが好きだというんなら…応援するしかないでしょ!!と悪ノリはどこまでも。
相談したのを後悔するみなみであります。
その頃"高等部じゃ有名な最悪キモ男"はといえば、筋肉痛にうならされていた。
いくら羽衣の力を借りたとはいえ限界以上の動きに全身が悲鳴をあげるのも当然。
ならなぜ、そんな苦労をしてまで泳ぎを見せたのかといえば。
先輩は、 タダでもらえる ホレ薬。 けいま
ゲームにおける絶対的優位を利用しない手はない。
"理想の先輩像"を相手に焼き付け、あとはただひたすら時が過ぎるのを待つ。
翌日。水泳から離れたみなみにとって、ボサボサ髪はひたすら困り者でしかない。
鏡を前に苦闘するのをボーズ頭の弟がからかう。いつもの日課である。
変わり映えもせずバスに揺られ。こんな感じで、今年の夏は過ぎるのかな…
ふと、高等部の校舎が目に入る。
桂木先輩って、本当にそんな悪く言われるような人なのかなぁ…?
そんな風には見えなかったけど…と思いながら中をのぞく。
それっぽい後姿の男子を見つけたところで悪友どもに呼びかけられる。
ぎゃーぎゃー騒いだせいで相手に気付かれる。が、別人だった。
悪友「あれ…あんなんだっけ?」「メガネは?」
みなみ「別人!!」
悪友「なーんだ~~~~」「やー残念だったの―」「せっかく見に行ったのにね―」
みなみ「ちがう―!!」
悪友「まーみなみは「カツタン」だからさー。」
みなみ「?」「な、なに?カツタンって…」
悪友「「桂木担当」。」
心底から後悔するみなみであります。それでも、さっきの人よりはいいと思いはじめてたりして。
放課後。本当に何もしない桂馬に、LCはどうしても心配してしまうのだが。
問題児として知れ渡る桂馬のイメージと一瞬だけ見せたポジティブな一面。
イメージ戦略で求められるのはみなみの想像力のみ。余計な情報は足を引っ張るだけ。
あれ…? なんだろ今の… 今…胸がきゅ…とした…… なんだろ……
家路を急ぐ人達でごった返すバスに乗る。混み合う車内で、みなみは2度目の出会いを果たす。
■鮮やかな神の御技。早くもみなみに変化が!?