神のみぞ知るセカイ ネタバレスレ Part2at WCOMIC
神のみぞ知るセカイ ネタバレスレ Part2 - 暇つぶし2ch496:名無しさんの次レスにご期待下さい
09/03/22 00:34:20 4XxUQcQY0
■アクシデント発生!!バッドエンドの可能性も?
責任のなすりつけあいなんぞしてる場合ではない。
月夜はまだ部室に…いない。通風孔をつたい逃げ出した跡がある。桂馬たちは後を追う。

FLAG46 Mr.ムーンライト

ホコリだらけの孔を通り、他の教室に出る月夜。
絶対許さない!!の一念で清掃ロッカーを伝い床に…降りられない。
服が留め金に引っかかる。そこに巨大な獣のうなり声が。

月夜の悲鳴を聞き、桂馬がとある教室に駆け込むと。中にいたのは猫一匹。
くわえていたのは何かの布切れ…月夜の衣装の一部。

Gの大群にカッターナイフで身構え、本をソリにして階段を滑り降り、
衣服をロープ代わりに窓枠を伝い…月夜は屋上に出た。
   (私、どうして…)(逃げてるのかな…)
元がヒラヒラだったためか、柵のネジに服が引っかかる。
引きちぎろうとした勢いで床に後頭部をぶつける。
   「あ――――!!」
   「桂馬のバカバカバカ―」「死ね!!死ね死ね!!」「バカ!バカ!」「バカバカバカバカバカバカバカ」
   (何なの…この気持ち…)(グチャグチャしてる…)(美しくない…)(パパとママと同じ…同じになってる…)
   (いやだ…)(私は…私は…人形なの!!)
眼下には渡り廊下の屋根がある。反射した月が映っている。
その無垢な光に、吸い込まれようとしている。
桂馬「そのまま、」「飛び降りるとかはナシだぞ!!」
月夜「…する訳ないのですね。」「激情にかられた行動なんて…美しくない。」
桂馬「じゃあ帰ろう!!」「落ちたらどーすんだ!!」
言うと同時に手を伸ばしてくるが、月夜はそれを避ける。
月夜「近づかないでほしいのですね!!」「このサギ師。」
   「どーして来たの…」「私は…ルナと一緒にいられればよかったのに…」
   「桂馬なんて来ないでよかった!!」「大嫌い!!」
桂馬「だからって、お前を放っておいていい訳ないだろ!!」
月夜「いいのですね!!」「人間同士が一緒にいても…」「いいことなんて な い !! な い !! な い !!」
   「私は人形でいい……」「醜い世界は嫌なの!!」
桂馬「醜くない!!」
目線を月夜に合わせ、続ける。
   「2人でいれば…」「1人より美しいものが見られる!!」
月夜が言い返そうと向き直る。それを桂馬は勢いで押し切る。
   「月夜だってわかってる!!」「人といることは、醜いことばかりじゃない…」「だから昨日、ルナよりボクを呼んだんだ!!」
月夜「そ…」「そんなことない…」
動揺し、逃れようと後退する…が、月夜の足は空を切る。
転落。その刹那、桂馬は即座に身を投げ月夜をかばう。
   「け、桂馬!!」「な、何考えてるの!!」「死んじゃうよ、桂馬!!」
桂馬「行かせないよ。」「セカイには美しいものが沢山ある!!」「ボクら一緒に探そう!!」
   「  お  前  を  月  に  は  ―  」「  行  か  せ  な  い  !!  」
桂馬の意志が、月夜に届いた。
月夜「桂馬!!」「桂馬…ゴメンね!!」「桂馬…本当は私、桂馬のこと…」「桂馬のこと…!!」
月夜からあふれ出す想いを、穏やかな笑みで受け止める。
桂馬「帰ろうよ。」
満月を背に交差する二人の姿。重なり合う二人の気持ちと唇。
激突寸前。間一髪で桂馬たちはLCに助けられた。
このときLCは気が動転して駆け魂を捕まえ損ねた…はずが、駆け魂もカエル姿でのびていた。

翌日。相変わらず月夜は望遠鏡を覗いている。ただしベンチに敷物がない。
たったそれだけ?とLCは愚痴るが、自他を隔絶する結界の象徴がないのは大きな一歩。
桂馬「あいつならまた探せるよ。」「新しい「美しいもの」を…」
LC「神様、一緒に探してはどーですか~」「神様と月夜さん、少し似てますから…」
桂馬「え!?」「い、いいよ……」「仲間ならここにいるから……」
望遠鏡は月ではなく、よっきゅんのいるPFPを手に顔を赤らめる桂馬を捉えている。月夜の顔も赤い。
■リアルに興味が出てきたのは月夜だけじゃないはずです…


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