09/02/01 00:48:01 Z1kQZZhf0
■クラスでは長瀬純先生の熱血ぶりが話題!!おおむね好評のようですが、少しやりすぎの一面も…!?
悩みを聞いてもらうふりして電話で話しこむ男子多数、女子にも分け隔てなく相談に乗る純。
ただし、生徒からの評価は……決していいとは言えない。
一生懸命なのは素晴らしい。だけど…なぜか貴方が心配です… FLAG39 熱中時代
直接純を相手にしたのでは決して手は届かないが、二階堂を踏み台にして優位に立とうとする桂馬。
さてどうやって二階堂に近づくか。LCは気軽に言ってくれるが、二階堂に教師の"親しさ"は皆無。
二階堂「なんだ?」「お前と私にまだ接点があるのか?」
威圧感あふれる反応。とりあえず警戒心を解くことにする。
桂馬「先生…ボク最近悩んでるんです…」「ゲームばっかりやってて…このままでいいのか…」「って……」
二階堂「フン。」「そんなことお前が思う訳ないだろ。」「失せろ、気色悪い。」
三文芝居とはいえ振り向きすらしない。そこに純の大声が。
純「さっきの授業の怒り方、ヒドくないでしょうか…」「生徒を傷つけます!!」
児玉「ああ、なんだ―!?」「ダメなヤツをダメと言って何が悪い!!」
純「ダメな子をダメじゃない子にするのが教師ですよ!!」
児玉「わっはは、」「理想を言うねえ、若い人は!!」
「教師は大人だよ!!」「子供に現実を教えるのが大人の役目だ!!」
純(現実って、わざわざ授業で教えるものなの?)(どーしてこんな人が教師なのかしら…)
純は割り切れない思いを押さえ込み、無言で職員室をあとにする。それを気にする桂馬。その様子に二階堂も。
純が周囲とのギャップに苦しんでいるそのころ。桂馬は二階堂の小間使いにされていた。
桂馬「なんでボクがテストの採点やらないといけないんだ!!」
二階堂「要は没収されたゲームを返して欲しいんだろ?」「奉仕したら考えてやる。」
桂馬「違う!!」「余計な手順はもうなしだ!!」「長瀬の情報を教えろっ なんでもいい!!」
一瞬虚をつかれた表情を見せる二階堂。だがすぐにその口元がニヤつく。
「…ほう、」「お前も女に興味を持つのか?
桂馬「そ…そうゆうことじゃなく!!」「長瀬はお前の後輩だ。」「この学校じゃ一番あいつに近い!!」
二階堂「教えてやるぞ。」「なんでも。」「こんなところでどうだ?」
PRICE
・長瀬の誕生日 ……一生、教師を「お前」と呼ばない。
・長瀬のメアド ………一生、授業中にゲームしない。
・長瀬のスリーサイズ…一生、私の下僕。
桂馬(このルートも間違いだったか……?)
児玉に叱られた生徒に純がやる気を出させようとして逆にウザがられているそのころ。
桂馬はようやく二階堂という獄卒から解き放たれていた。一日中こき使われて情報ゼロ。
二階堂が生粋のSであることを思い知らされただけに終わった。
木陰で休んでいる桂馬の前をふらふらと帰途につく純。その顔に生気はまるでない。
桂馬「……エルシィ。長瀬の奴、」「ボクが見てない間、何かあったか?」
LC「いえ…そんな大事件は…」「時々みんなと食い違ってますけど…」
少し考えたあと。桂馬はまた職員室に入る。
二階堂「まだ用か?」「ちょっとしつこいぞ。」
桂馬「長瀬、」「落ち込んでたぞ。」
二階堂「大したことじゃないだろ。」「問題は報告されてないぞ。」
桂馬「その方が問題だ。」「小さなことで落ち込む方が根が深かったりするんだ…」
「そうか。」「長瀬の話を教えてくれないのは、」「話したくないことが含まれてるんだ。」
二階堂「なにがそうかだ。」「何を根拠に言ってんだ。」
桂馬「ゲームじゃ、」「よくある話ですよ。」
思わず二階堂も仕事の手を止めジト目を向けてくる。
「……不思議だ。」「あいつが落ち込むと……」「なぜか…気になるんだ……」
二階堂「あいつは…いつも落ち込んでる。」「コートにいた時から…」
コート?突然のキーワードに桂馬は不思議そうなそぶりを見せる。
すると手近の男性教師があれだ、と壁を指差す。数多くの賞状やトロフィー、記念写真が並んでいる。
その中に、二階堂と純が優勝トロフィーをはさんで写っていた。
ほかの部員たちと同様、ユニフォーム姿の上からメダルを首にかけて。
桂馬(この2人、同じ部活の先輩、後輩だったのか…)
??「バスケ部、最後の栄光だ……」
■一体何が……!?