09/03/08 06:53:51 ZbhhN5in0
ロック歌手で、現在はタレントとしても活動するダイアモンド☆ユカイが、今月5日に自伝
『成り下がり』(光文社)を出版。華やかな女性遍歴に加え、一時は「月収10万円」の
赤貧生活を送っていたことも告白し、波紋を呼んでいる。
「CDを数万枚程度売るバンドであっても、事務所から支払われる月給は10万円台が
普通。さらに売れてないバンドや新人では、数万円というケースさえもあります」(事務所関係者)
これは、ミュージシャンの収入源の多くが印税によることも大きい。CDをリリースすれば、
作詞作曲者には売上の3~5%、歌手や演奏者には1%程度の印税が入ってくる。
したがって、月給自体はサラリーマンクラスであっても、年間の収入は億単位ということは
あり得るのだ。
「先ごろ『某国民的バンドのリズム奏者の給与が30万円しかない』とのウワサが
音楽業界内を駆け巡りました。彼の場合、相当の印税が入っているはずですが、
事務所からの収入はその程度であってもおかしくはありません」(同前)
そうした収入構造となっているため、CDセールスの落ち込みが目立つ昨今、
ミュージシャンの懐事情はさらに寒くなっているというわけだ。
他方、コンサートやイベントには多くの観客が集まり、現在の音楽界は「ライブバブル」の
真っ只中にあるという。しかし、高コスト体質である日本の興行界では、当の
ミュージシャンには利益がほとんど還元されない構造となっている。そのため、ロックバンドが
CDリリースから演奏活動へと活動の軸足を移したとしても、「全国中を回ったとしても
収入はさほど増えない」(同前)のが現状であるそうだ。
なお、作詞作曲を手がけるミュージシャンにとって、もっとも確実な収入源はカラオケ
関連の印税である。たとえば"泣けるパンク"の草分けバンドBの元メンバーは、
誰もが知っているヒット曲を多数持っているため、年間で1,000万円を超える印税収入があるそうだ。
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