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皇室:秋篠宮さま、石炭・歴史博物館を訪問 炭坑節の踊りも堪能 /福岡
「第35回全日本愛瓢(ひょう)会田川市大会」出席のため田川市を訪れていた秋篠宮さまは
4日、同市伊田の市石炭・歴史博物館を訪問し、炭鉱文化や考古資料などの展示物を視察された。
安龍生館長は「筑豊を知っていただくいい機会になった」と話した。
秋篠宮さまは故・山本作兵衛氏の炭鉱記録画に見入り、三井田川伊田坑のジオラマや採炭具などの展示物をじっくりと見学。
竪坑櫓(たてこうやぐら)前で地元保存団体が炭坑節の踊りを披露すると
「これは世界的な踊りになりましたね」と話したという。
国内最古級の馬型埴輪(はにわ)の前で「これは鞍(くら)がありましたか」、
昭和10年ごろの様子を復元した炭鉱住宅では室内をのぞき
「ほう、ラジオを持っていましたか」と 口 に し た 。
馬型埴輪は見た目では分からないが鞍があったと推定され、
ラジオも時代考証的には出回っていない時期。
「さりげなく口にされたが、どちらも鋭いご指摘」と館長をうならせた。
帰り際、館正面に飾られた珪化木(けいかぼく)(化石化した古代木)を見て
「いいものがありますね」。
館 長 が 贈 呈 を 申 し 出 る と 秋篠宮さまは「いいのですか」と笑顔を見せた。
館は近く宮内庁に炭坑から出土した別の珪化木を贈る。【林田雅浩】
〔筑豊版〕
毎日新聞 2010年6月5日 地方版