10/04/29 09:58:59
スレ立て＆テンプレ貼り乙です。
ギコ、この先生にすがったのかな？ｗ
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講師 榊原洋一 お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター教授
講義タイトル 「小児医学最前線(脳科学)」
質疑応答
Q 注意欠陥多動性障害の場合、薬物療法が有効とのお話だったが、自閉症やアスペル
ガー症候群についてはどうか。
A 一般には、行動療法や教育的介入が行われている。例えば、１つのことに集中することが
できない、たくさんの情報が入ってくると混乱してしまう自閉症の子どもに対しては、環境を
構造化して子どもが落ち着ける状態を作り、少しずつ新しい情報や刺激に慣らしていく、また
視覚教材を使用するといった方法が取られている。言語障害では、カードを使って代替コミュ
ニケーションをとる方法から、実際に短い言葉を交わしながら、言葉の裏にある人の気持ちを
読み取る練習など、障害の程度に応じて様々な教育を行っている。
Q アスペルガー症候群や自閉症は治るのか。
A 症状は改善するが、残念ながら完全に治ることはない。ただ、社会性を獲得し、日常生活が
送れるようにはなる。特に自閉症の場合、IQ の程度に左右され、知的水準が高い場合には
改善が期待できる。実際、アスペルガー症候群では、数学や芸術の分野で秀でた才能を発揮す
る者もいる。
Q 知的障害児に対する治療や教育的介入の適齢期はあるか。
A 早い方が効果的だ。早期発見と早期治療、統合教育が望ましいといえよう。２歳児の健康診断
で、自閉症やアスペルガー症候群、学習障害の発見ができないか検討中だ。日常的に大勢の
子どもと接して健康で正常な発達過程を理解している幼稚園教師や保育士こそが、子どもが抱え
る問題をいち早く察知し、専門家と協力しながら適切な指導を行っていかなければならない。
その意味で、こうした脳科学の知見を活用できるような現職教育にも力を入れていくべきだ。
URLﾘﾝｸ(www.ocha.ac.jp)