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ところが、こうして熱心に打ち込んでいるナマズ研究にも、日本の外務省はじめ
政府関係者のなかには眉をひそめる者もいる。
「気に入ったナマズを見つけると、すぐに持って帰るといってきかない。
研究熱心なのは結構だが、あれほど自分を通されては、周囲は振り回されるばかりだ。
また、殿下は私的な調査旅行のつもりでも、タイ国では『国賓』としてもてなされるし、ナマズ調査も
外交の一環としてみなされるんです。タイに恋人がいるという噂が流れるのも、殿下の振る舞いを
快く思っていない人もいるからでしょうし、自重していただかないと困るのです」(前出・元重要閣僚)
いっぽう、紀子様は、どんな気持ちで殿下の「奔放な行動」を見つめているのか。
殿下と紀子様の関係を語る際にしばしば引き合いに出されるのは、宮内庁担当記者の複数が打ち明ける、
次のような有名な「伝説」である。
「92年の夏、赤坂御用地内のグラウンドで宮内庁職員と天皇家とで親善ソフトボール大会が
開かれたが、秋篠宮殿下は、ゲームに参加せずに、応援席で昼間からビールを次々に空けていた。
酔っぱらって、女性職員をからかう秋篠宮殿下を見て美智子皇后が一度たしなめたが、殿下は
やめない。皇太子殿下がみるに見かねて注意したら、秋篠宮殿下が、
『そんなに堅いことばっかりいって』と、皇太子殿下に言い返したというんです」(全国紙元宮内庁担当記者)
温厚な皇太子殿下の顔色がサッと変わり、その表情の険しさに周りは息を呑んだ、という。
すかさず紀宮様が「(お兄さん)やめなさいよ」と割って入り、なんとか収まった。
ところが、紀子様はすぐ横にいたにもかかわらず、秋篠宮殿下をたしなめるでもなく、
見ているだけだった、という。