10/02/15 18:46:30
「われわれは小さな会社ですから、普通にやっても生き残れないですよ」テレ東のある社員は自嘲気味に話す。
番組制作費は他社の半分以下、コスト削減の余地もほとんど無い。
強みを持つ経済やアニメ、旅行、演歌などと他社との差別化で勝負してきたが、視聴者層が50代以上に偏って
しまった。この世代はBSの視聴者層ともバッティングする。スポンサーニーズの高い若者の視聴者の少なさ
がスポット広告の低迷につながった。
「勝ち組」といえど大きな課題を抱えている。
フジ・メディア・ホールディングスは2009年度の営業利益予想を大きく引き下げた。子会社のフジテレビの
放送収入は順調なものの、ニッポン放送、ポニーキャニオン、扶桑社、ディノスなどの子会社は収支トントン
か赤字見込みと、足を引っ張っている。
さらにキー局は系列ローカル局の救済問題も迫られようとしている。
2008年の放送法改正で、認定持株会社になれば傘下に最大12局のテレビ局を持つことが可能となった。
ただキー局によるローカル局再編は進んでおらず、総務省では放送持株会社の形態をとらなくとも
33%までの出資を認める法案を今国会に提出する。
しかし「ローカル局の面倒を見る余裕などどこにもない」とキー局幹部は吐き捨てる。
民間の営利企業と免許事業の公共性との狭間で折り合いを付けることが今まで以上に難しくなっている。
週刊東洋経済2010年2月20日号(2月15日発売号)より
URLリンク(japanimate.com)
TBSに死期が近づいてる。