09/09/17 21:43:49
オランダ経済相:「日本、EUはFTA締結の交渉開始を」
【ハーグ(オランダ西部)福島良典】オランダのファンデルフーフェン経済相は26日、
日蘭通商400周年にあたり毎日新聞などのインタビューに応じ、欧州連合(EU、加盟27カ国)と
日本が自由貿易協定(FTA)を締結するための交渉を開始すべきだとの考えを強調した。
経済相は「(EUの行政府)欧州委員会が対日FTA交渉の開始を加盟国に提案すれば、
オランダは前向きに取り組む。日EUの経済統合を強化し、欧州における日本企業の
拡大に寄与するだろう」と述べた。
世界貿易機関(WTO)のドーハ・ラウンド交渉との関係では
「(多国間と2国・地域間の)双方の取り組みが必要だ。2国・地域間の方がうまく行く場合もある」と指摘した。
EU加盟国中、保護主義の傾向が残る大国と比べ、オランダは自由貿易志向が強く、
日本企業の欧州拠点国のひとつになっている。通商400周年を記念してバルケネンデ首相が
10月に訪日する予定で、経済相は電気自動車などの先端技術や研究開発で対日協力を進める意向を示した。
EUは韓国とのFTAで最終合意に達しており、総選挙の政権公約で民主党は
FTA交渉の推進などEUとの連携強化を掲げている。
URLリンク(mainichi.jp)
毎日新聞 2009年8月27日 18時54分(最終更新 8月27日 19時34分)