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名前:天皇家の財布・1 mailto:sage [2008/07/08(火) 11:37:08 ID:ZmJTAouJ0]
森暢平「天皇家の財布」より
・宮家皇族後方旅行では、交通費は宮廷費から出ず、代わりに招待者が払うケースがある(p160)
・皇族費については、「皇族としての品位保持の資に充てる」としか記していない。皇族費は、宮家皇族の
生活費のすべてをカバーする建前にはなっておらず、あくまで「品位保持」のため、生活費を補填するものと
位置づけられている。別の言い方をすれば、宮家の場合、皇族費以外の収入が想定されているのだ。(略)
皇族費の歴史は、支給額を増やし、内廷費並みの扱いに近づける歩みだったと言っていい(p161-2)
・家族の数に関係なくグロスで3億2400万円と決まっている内廷費と異なり、(皇族費)は家族構成が
算出の基となっているのだ(p164)
・初年度の定額20万円から、現在の3050万円まで、皇族費は152.5倍に増加している。内廷費は
800万円から3億2400万円まで40.5倍でしかない。皇族費の伸びがいかに大きいかが分かる(p169)
・宮内庁は1950年代後半から60年代に掛けて、金と人の手当てを厚くする努力を続けた。皇族費アップを
続ける他にも、宮家付の国家公務員を増員した。(略)宮内庁は徐々に増員し、宮家の人件費負担を減らして
いった。さらに68年、宮家皇族の住宅は国が提供する原則を決めた(p174)