09/07/18 13:54:32
>>735
ああ、「ご自分で焼かれたクッキー」...はからずも涙が出ました。
インチキな所得で贅沢している人間が幅を利かせる、この嫌な世の中で
そんなささやかな、そして心のこもったご馳走があるでしょうか?
みわさんが少年時代に終戦直後の東京をおなかをすかせて彷徨っていたとき
通りがかった大学生が「君、僕のうちに着たまえ」といって粗末なアパートへ招き
ガスもなかったのでアルコールランプで焼いたハムエッグをご馳走してくれたのだそうです。
涙が流れてよく味がわからなかったものの
「人生の中であんなに美味しかったものはなかった。いまあのときに戻れるなら、
あのハムエッグを食べてそのまま死んじゃいたい」といっておられました。