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924 :可愛い奥様:2009/07/07(火) 13:34:34 ID:5dIL/GhW0
平成皇室論 87ページ部分抜粋 軽井沢篭城のあたりです。
「皇室も時代と共に存在し、各時代、伝統を継承しつつも変化しつつ、今日に
至っていると思います。
この変化の尺度を量れるのは、皇位の継承に連ねる方であり、配偶者や家族で
あってはならないと考えています。
伝統がそれぞれの時代に息づいて存続し続けるよう、各時代の天皇が願われ、
御心をくだいて・・・」(1994年、誕生日文書)
私は、「配偶者や家族であってはならない」という強い判断に注目する。
ご自分について解くならば、家族とは「正田家の人々」をも指すであろう。
「それぞれの時代」とは昭和天皇・香淳皇后から連綿と遡る天皇家の事跡であろう。
こうした考えの下、美智子皇后がご実家との間のけじめを定められてこられた経緯が
改めて納得できる言葉として印章深い。
妻の立場で天皇のご方針については余計な口出しをせず、常に発言を慎むよう厳しく
申し渡したお言葉と私は解釈している。