09/06/19 22:39:50
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この１年後に作られた『あれが港の灯だ』（１９６１）。
これは先日、韓 国 文 化 院 の 民 団主催の映画会で見て衝撃を受けた。
ビデオも出ているので、ぜひご覧いただきたい。同じ李ラインの問題を、
今度は現場の大人の漁師たちの関係から描く。漁民の中に、日本名を名乗る韓国人がいる。
彼の国籍がわかり、やはり日本人の同僚船員から冷たい目で見られてしまう。
この映画には、甘い感傷は一切なく、そのラストも非情だ。
当時の融和的な視点の映画から見ても異色だし、ハッピーエンドの
『日本の子どもたち』とは対極だ。
だがそれにも関わらず、李ラインを巡る日本国内での
在 日 コ リ ア ン の 差 別 の問題を描いている点で、
教育映画のほうが先行している。影響はなくはあるまい。