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2009/05/04, 日経産業新聞
エイベックス・グループ・ホールディングスは一日、二〇〇九年三月期の連結業績を下方修正した。最終損益は十億円の赤字(前の期は九億円の黒字)になったもようで、
最終赤字は一九八八年の創業以来初めて。従来予想は三十億円の黒字だった。中国の関連会社の株式評価損計上のほか、利益率の高い音楽CDの販売が落ち込んだ。
昨年はヒット作が目立った一年だったが、市場の低迷が響いた格好だ。
連結売上高は前の期比一三%増の千百七十八億円。音楽CDの構成比が落ちたことで、全体の利益率が悪化し、営業利益は二六%減の六十三億円にとどまった。
日本レコード協会によると、〇八年に国内で百万枚以上を売り上げたCDは七作品で、エイベックスはそのうち三作品を占めた。だが前年比八%減となったパッケージ市場
全体の落ち込みには逆らえなかったようだ。