08/09/16 15:27:24
場所は変わって城の麓の静かな町。
その町ハズレにある大衆酒場「ミュンヘンの朝日」に2人の男女がいた。
女は年の頃は50前後、ほどよく脂ののった躯はいかにも重そうで
良い身なりはしていたが愚鈍と呼ぶに相応しいような怠惰な感じの女---
男は半端に禿げた頭がなんともイヤらしいいかにも欲の深そうな
カツミヒワイビッチその人であった。
女:~~~というワケなんですよ、マーサ妃のあまりのキツイおっしゃりよう。
長い事お仕えしましたが、もう私、情けなくて情けなくて。
ヒワイビッチ:それはそれは・・・災難でしたな (って、そりゃお前が愚図だろww)
女:でしょう? 何から何まで私がやらなくてはいけないなんて初めてお邸に
上がった時には言われませんでした。大体、そんな事まで この私が
マーサ妃の面倒を全て見なくてはならないんでしょうか?
ヒワイビッチ:んん?ぁあそうね (アッタリメ-だろボケ女めがw) それまで要求されたら
あなたも大変でしょうなぁwww
女:良かった・・・ ヒワイビッチさんはやっぱり解って下さるのね
ゴッキ公爵夫人の言った通りだわ、あなたなら理解してくれるって。
ヒワイビッチ:ほぉ?、公爵夫人がそんな事を?(あのアマ、余計な事を!)
まぁいい。・・・ ところで あなたフカヒレはお好きかな?
女:は? フ・・・カ・・ヒ レ? ぇえ好物ですけど・・・??
ヒワイビッチ:それは良かった。あ、ちょっとキミ!
年若い美しい給仕の青年がヒワイビッチの薄ら禿げた頭上をあざやかにジョッキを持って通り過ぎた時、
ヒワイビッチは慣れない指をゴキッと鳴らし給仕の男を呼び止めた。
給仕の青年:は!
ヒワイビッチ:キミ、こちらのご婦人にフカヒレヌードルを1つ!
給仕の青年:畏まりました。フカヒレヌードルを お2つ!
ヒワイビッチ:1つだよ、1つ。(オレの分まで経費じゃ落とせねっつーのw)
給仕の青年:は!フカヒレヌードルを お1つ! かしこまりました!