08/09/01 07:14:35
粘着婆に流されないようにコピペw
キャンディー・ド・ハゲ・ニッシーオは、毎晩自室で安酒をチビチビ舐めながら、
日々大量に届く手紙に目を通すのを日課としていました。
手紙の内容は、一様にマーサ妃を貶めるものでした。
それらはゴッキ公爵夫人とカツミ・ヒワイビッチが手下の者を使って大量に出した
ものでしたが、ニッシーオはこれこそが民衆の真の声だと信じていたのです。
「自分はこんなに民衆から支持されている…自分こそは、ルサンチマンを抱えた民衆を
先導する超人に違いない!」
ニッシーオは若き頃に学んだニーチェになぞらえ、満足に浸っていました。
ニッシーオは若き頃、ドイツ国に滞在していました。自分の学問こそはドイツ国でも熱狂的
に受け入れられるに違いないと、ニッシーオは期待に胸を膨らませました。
しかし、ニッシーオがドイツ国に受け入れられることはありませんでした。ニッシーオはろくに
ドイツ語ができなかったのです。ニッシーオはドイツ人は馬鹿だ、麗しい故国の民衆は偉大な
自分の学説を受け入れてくれるに違いないと信じ、帰国の途につきました。
久しぶりの故国でニッシーオが目にしたのは、若かりし日のスモールソーサー后でした。
「ああ!この方こそ神に違いない! 自分はこの方を守るために民衆を導くのだ!」
ニッシーオは心に誓いました。
スモールソーサー后の存在を脅かす者を許してはならない。ニッシーオがどうしてもマスター
できなかったドイツ語を易々と操り、カントを愛読書にし、男性と肩を並べてキャリアを積んだ
マーサ妃の存在を認めてはならない。ニッシーオは手紙の束を前に、決意を新たにしました。
ニッシーオは民衆を導くため、各方面に頼み込んで公開討論会に出させてもらうことになりまし
た。そこで、マーサ妃が仮病だと喧伝するのです。きっと、憧れのスモールソーサー后が
ニッシーオを招いて誉めてくれるに違いありません。
ニッシーオはそんな妄想に耽りつつ、眠りに落ちていきました。
ニッシーオこそがルサンチマンに駆られた愚かな民衆であることに、ニッシーオだけが気づか
なかったのです。