08/08/03 10:00:20
オレずっと『産経』読んでて、下記の傾向にうすうすは感づいていたが、
産経新聞はね、朝日新聞とちがって人権は売らないけど、オカルトを売ってるんです。
ウチは、記者も読者も低学歴だからと庶民性をアピールするまではいいんだけど(笑)、
オカルトを売っちゃショーバイとして拙くはないかねぇ。
私の恐怖のスクラップ帳から具体例を挙げて産経のオカルト汚染の実態を暴いてみましょう。 (p.236)
一九九一年夏、産経新聞の家庭・教育欄に「赤ちゃんはみんな天才」という
企画記事が連載されました。(略) 同年八月三十一日付の見出しは
「ESPを強化して創造力向上」ですよ(笑)。全国紙の教育欄が堂々と超能力教育を打ち出し、
しかもそれを長期連載しているとは。(略)執筆者を見たら、七田真センセですよ。
札付きのオカルト屋で、「と学会」でいつも笑い者になっている人物です。
サリン事件の直後に、産経の宗教欄では吉本隆明を起用し、麻原彰晃擁護の連載までやりました。
一九九九年五月、産経新聞事業部はある大展覧会を仕掛けたのです。
「一九九九年の“七の月”まで、あと六十余日」というアオリの「大予言展」(笑)。ノストラダムスですよ。
オウム事件の一九九五年には、阪神大震災も起きました。
さて、大地震はなぜ起きるのでしょう。大震災の直後に、そのメカニズムを産経新聞の文化欄では、
恵泉女学園大学の李基愛講師を使って実にわかりやすく解説してくれました。
「なぜ、地震が起こるのか」「地球は生き物で、すべてを育み、生かす愛の波動そのものである」(略)
「“エゴ”の毒素が、大地震という現象を産む」(95.2.19)
驚いたね。全国紙の文化欄がこれですよ。 (呉智英論 つづく)