09/07/30 09:40:38
沖縄県警宜野湾署などが暴走族を「ダサイ族」と呼ぶ運動を始めた。カッコ悪い思いを
させて暴走族離れを促そうという作戦。さて、効果は期待できるのか。
沖縄県警には、暴走族に関する通報や苦情が昨年1年間で約3600件寄せられ、
今年も6月末までの半年間で約1600件に上った。特に宜野湾署管内の国道58号は
暴走族の出没地域として地元では有名だ。
全国的には暴走族は減少傾向にあるが、「沖縄にはカッコいいと思っている若者がまだ
大勢いる」と同署の宇良繁男副署長。そこで逆にカッコ悪い名前を今年初めに募集したところ、
685の案が寄せられた。同署幹部や住民の代表らによる5月下旬の最終選考会には、
「よわむし族」や「ゴキブリ族」も残ったが、よりインパクトが強いなどの理由から最後は
「ダサイ族」に決まった。
今月17日には地元住民らが「ダサイ族を許さない市民総決起大会」を開催。約600人が
集まった会場には「ダサイ族 みんなが見てる ダサイきみ」などの標語が入った立て看板も並び、
参加者は「出てけダサイ族」「ダサイ族かっこ悪う」などと書かれたプラカードを持って国道58号を練り歩いた。
インターネットの掲示板などでは暴走族を「珍走団」とやゆする動きもある。2000年頃からネット上の
会話で盛んに使われるようになり、03年に福岡県警が作製したポスターには「最近じゃ珍走団って
言うらしいよ」の文言も見える。だが、暴走族撲滅という明確な狙いを掲げて始めた今回のような
取り組みは、極めて異例。当の暴走族はどう受け止めるのだろう。
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