09/08/01 16:56:29
>>768
>1.急性異物反応では接種数時間後にはケモカイン・サイトカインの上昇が見られます。
>しかしながら、当該論文ではむしろ3日目以降の上昇が顕著だと見て取れます(Fig.3から)。
>また、ウイルス感染が成立しており(Fig.1&2から)、ウイルス感染に特徴的なISGs(たとえばMX1やOASLなど)が動いている(Fig.4から)ことは、この炎症反応がウイルス感染によるものであることを示しています。
>この点をどうお考えですか?
メディカルレビュー社 インフルエンザ 2008.4 Vol.9 No.2
DISCUSSION 再びH5N1ウイルスの流行に備えて
スレリンク(rikei板:10-12番)
>柏木:河岡先生はスペインかぜのウイルスで実験されておられますが、H5N1ウイルスとの共通点はやはり肺で増殖するということですか。
>河岡:やはり肺がメインのターゲットです。サルでの感染実験ではそうですね。
>柏木:スペインかぜのときんは若い人があっという間に亡くなったのですが、H5N1ウイルスとは少し違うような、よくわからない面がありますね。
>河岡:違いますね。ただ、スペインかぜではなぜ10代、20代の人たちが高い感受性を示したかということは、いまだにわかりません。
>柏木:しかし、先生方のデータをみるといわゆる自然免疫が過剰に反応したことが原因ではないかと思っていたのですが・・・。
>河岡:われわれの報告の仕方が悪かったというか、誤解だと思うのですが、スペインかぜのウイルスが感染したときに
>実際にはどういうことがおこっているかというと、普通のウイルスが感染したときと比較して、インターフェロンの産生が少ないのです。
>インターフェロンの産生が少ないとウイルスが増えます。
>ウイルスが増えるから、ほかのサイトカインやケモカインがたくさん出るわけです。
>インフルエンザウイルスの場合は、ウイルスのいないところにサイトカインとケモカインは出ていないのです。
>いわゆるサイトカインストームというほどの量は出ていなくて、ウイルスが増えているから出ている量だと思います。
>ですから、免疫抑制をしても個体は死ぬのです。なぜなら、ウイルスが増え続けているからです。
>ポイントは、なぜスペインかぜウイルスは感染初期にインターフェロンが出ないようにしているかということです。
>菅谷:では、サイトカインストームではないわけですね。
>河岡:サイトカインストームではありません。
>菅谷:サイトカインはウイルスが増え続けるから出ているだけなのですね。
>河岡:普通のインフルエンザウイルスを感染させた場合には、インターフェロンが出てきて感染が終ってしまうわけです。
>ところが、スペインかぜに感染したときにはその産生が少ないのです。
>そのためウイルスは増殖し続けます。
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【事象】
①スペイン風邪人工再現ヒトウイルス(A/H1N1) → 猿(カニクイザル) 攻撃実験により感染成立
②鳥インフルエンザウイルス(AIVH5N1) → 猿(カニクイザル) 攻撃実験により感染成立
【疑問と推測】
①‐1 それが本当にウイルス活性を有するのかという疑問。
①‐2 ウイルス活性を有したものではなく、核酸・タンパク質・脂質の塊としての単なる異物とした場合、
サイトカイン・ケモカインの増多反応は何を意味しているか。
(→顆粒球・NK細胞の活性化? →ステロイドホルモンもしくはカテコールアミンの意図的な投与?)
②‐1 猿細胞が鳥ウイルスに対する感受性を有していて感染が成立するかという疑問。
②‐2 それっぽい状態にするために、何らかの免疫抑制状態にする作為(事前処理の手順)が存在?
猿生体にとって、スペイン風邪再現ヒトウイルス様異物も、鳥H5N1ウイルスも、「全身遷延(感染?)」
あるいは「肺感染」様の状態を引き起こすためには、かなり作為的な免疫抑制状態にすることが必要
ではないだろうか?
本来自然で起こるとは考えづらい疾患病態を意図的におこすための処理手順があるのではないだろうか。
>インターフェロンの産生が少ない
が妙に引っかかる。通常のウイルス感染成立なら起こらないこと。
それが事実だとすれば、以下の因果の論理はさかさまになっているのではないか。
>ですから、免疫抑制をしても個体は死ぬのです。なぜなら、ウイルスが増え続けているからです。
>ポイントは、なぜスペインかぜウイルスは感染初期にインターフェロンが出ないようにしているかということです。