【本郷】文京学院大学【ふじみ野】 Part 24at STUDENT
【本郷】文京学院大学【ふじみ野】 Part 24 - 暇つぶし2ch377:学籍番号:774 氏名:_____
09/04/09 10:52:46
文京学院大学HP担当職員に贈る
荒らし君対策講座

~象徴~
80年代のニューヨークの治安は、年平均で2000件以上の殺人事件、60万件以上の
重犯罪が起きるという最悪の状態だった。特に地下鉄は治安の悪さの象徴として悪名高く、
落書きだらけの構内や車内で襲われたり脅迫されたりするのは日常茶飯事だった。

~無秩序の空気~
ニューヨーク地下鉄公団は、この無秩序状態を克服すべく、
1980年代半ばに犯罪学者ジョージ・ケリング氏を顧問として雇った。
ケリング氏は「割れた窓理論」の提唱者で、
ささやかな犯罪を放置することこそが深刻な犯罪を招く引き金になっていると主張する。
窓の割れた建物をほったらかしにしてると、直す人もいなければ気にする人もいないんだなという雰囲気が漂いだす。
そうすると、付近の建物の窓も割れ出し、付近全体に「何をやってもいいんだな」という無秩序の空気が立ち込めだす。
これが、大きな犯罪が起き始める原因だという理論だ。

~落書き撲滅~
地下鉄公団の顧問となったケリング氏はこの理論を実践すべく、
「何でもあり」の無秩序空気を放っている、さささやかだけど諸悪の根源たる落書きを撲滅することから着手した。
清掃基地に戻ってきた車両に1台でも落書きがあれば、その車両を外すか落書きを塗り消す。
または悪ガキたちが操車場に入り込んで落書きをしていく場合は、落書きが完成するのを待ってから塗りつぶす。
こうして、イタチゴッコのようにやられては塗りつぶすという作業を徹底し
不潔な車両がニューヨークを走り回ることがないよう全力を投じた。

~そして今に至る~
落書き撲滅作戦は、犯罪率が減少しはじめた1990年まで7年間にわたって行われた。
もちろん、落書き撲滅だけで治安が回復したわけではないが
この動きが治安回復に貢献したことは間違いないだろう。

~参考文献~
地下鉄落書き撲滅作戦等の取り組みについては
マルコム・グラッドウェル著『なぜあの商品は急に売れ出したのか』に詳しく書かれている。


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