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確認遅れれば“強毒化”も
2月28日 19時5分 NHKニュース
愛知県豊橋市で飼育場のうずらから鳥インフルエンザウイルスが検出された問題で、
ウイルスの毒性は弱いことが確認されましたが、このウイルスはすでに変異を重ねて
いて、専門家は、感染の確認が遅れれば毒性の強いものに変化していたおそれがあ
ったと指摘しています。
これは、愛知県豊橋市にあるうずらの飼育場で定期的に行っているモニタリング検査
を実施したところ、飼われていたうずらから「H7型」の鳥インフルエンザウイルスが検
出されたもので、ウイルスの毒性は弱いものとわかりました。鳥インフルエンザウイル
スは毒性が弱くても、鳥から鳥に感染を繰り返すうちに毒性の強い「強毒」に変化する
場合があることが知られています。ウイルスの表面で、特定のアミノ酸が4個から5個
以上連続してつながるように変化すると「強毒」になるとされていますが、関係者により
ますと、今回検出されたウイルスは特定のアミノ酸が3個までつながっていることが確
認されたということです。毒性の弱いウイルスが強毒になる直前まで変化していたこと
から、専門家は「感染の確認が遅れれば毒性の強いウイルスに変化していたおそれが
あった。鳥に異常がみられなくても、飼育施設の検査を十分進める重要性が示された」
と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)