09/08/22 06:29:24
94条2項に関してです
真の権利者Aから土地の仮想売買によりBに登記移転がなされ、善意のCがBからそれを取得した場合で、その後にAが土地をDに売却したとします。登記は依然Bの下です。
この事例において、AC間とAD間のニ重譲渡と構成するのが判例通説ですが、これに対し、AB間とAD間の二重譲渡と構成し、Bが登記を備えている以上、Cは権利を承継取得すると考える反対説があります。
後者の考えによると94条2項でCが先に保護されることにより、Bの登記があたかも実質を備え、有効になることを前提にしてますよね。
そこで本題なんですが、、前述した事例をかえて、CがBから売却を受けるよりも前にDがAから土地を取得したと考えます。この場合、
判例の立場によれば、何ら構成は変わらないが、反対説の立場からはCよりもDへの譲渡が早い結果、真の権利者は既にAからDとなっており、CはDから94条2項(類推)により原始取得することとなって、Bから承継取得するわけではなくなる
という理解は正しいでしょうか?
長文駄文すいません