08/10/05 18:00:17 7lTEhNoI
・ 実力ばらつく司法修習生 新試験後、最高裁が分析
法科大学院修了者を対象とした新司法試験の合格者中心となった最近の司法修習生に
ついて、教官らが「実力にばらつきがあり、下位層が増加している」「(司法修習の修了
試験で)最低限の能力を修得しているとは認めがたい答案があった」などとみていること
が5日、最高裁作成の報告書で分かった。
報告書は修了試験不合格答案の例として、刑事裁判の「疑わしきは被告の利益に」
という基本原則さえ理解していなかったケースを挙げている。修習生の実力は法曹
(裁判官、検察官、弁護士)の「質」に直結するだけに、政府の法曹増員計画をめぐる
論議に大きな影響を与えそうだ。
司法修習は司法試験合格者に義務付けられ、期間は2006年開始の新司法試験合格
者は1年、従来の旧司法試験合格者は1年4カ月。修了試験に合格しないと、法曹資格は
得られない。
最高裁の報告書は、司法研修所教官らの感想や修了試験で不合格と判定された答案の
傾向などをまとめたもので「大多数は期待した成果を上げている」と評価。業の成果では
ないか」と長所を指摘した。
一方で、増加する「下位層」は「民法や刑法など基本法について表面的な知識だけで、理解
が十分でないため、事案の適切な分析検討ができない者が相当数含まれているのでは
ないか」としている。
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